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バニラエアのA320にもすがる思い

昨日をもってバニラエアは運航を停止した。

機材と路線網の一部はPeach Aviationに継承され、今日からPeachは成田空港では第3ターミナルに移転となった。

バニラエアは旧エアアジア・ジャパンの法人格を継承しており、そこから数えれば実に7年の歴史があった。

わずか1年ほどでエアアジアとの提携関係が切れ、果たしてどうなるかと思ったら「バニラエア」という新しいブランド名を付けることになった。

でも、これが案外長続きして、かれこれ6年弱続いた。エアアジア・ジャパン時代よりはるかに長かった。


バニラエアは15機のエアバスA320を使用していた。

最初に書いたように機材の一部はPeachに継承されることになった。

A320はPeachも使用しているが、多少の差異があるようで、改修を行った上での転用となった。

PeachのA320の機体記号は JA803P のようにPで終わるが、

バニラエアから継承した機材は JA04VA のようにVAで終わるバニラエア時代の番号を継承している。

どうも一度日本国籍になった飛行機は、最初に決めた機体記号をずっと使い続けることになっているそうで、

JA04VAは改修時に一旦フランス籍になったが、また日本籍に戻ったときには同じJA04VAになってたそうだ。


こうしてバニラからPeachに移籍する飛行機は15機中12機とのこと。

残る3機は? というと、親会社のANAに移籍となる。

ANAにとってもA320は多く使用しているので、不思議なことではないような気がするが。

ただ、問題はその機材をどうやってANAで使うかということである。

ANA、180席仕様のA320型機を来年1月から投入へ バニラ返却の3機 (TRAICY)

そのままの座席配置で転用されるということである。


ANAのA320は普通席166席が入っているが、バニラエアから転用されるものは180席となっている。

その分、座席間隔を詰めてるんですね。

180席のA320の存在はもう少し前に知られていた。

一体これは? と話題になっていたようだ。

まぁバニラエアのA320だろうとその時点で見破られてましたがね。


座席間隔を調整して、既存のA320と同程度のサービスが提供できるようにするのも考えられるが……

ANAによると、機体仕様をANAが運航するエアバスA320型機と同様の166席構成とする場合、設計や配線変更など大幅な改修を要するため、当局からの承認から改修まで最長で2年程度を要し、リース会社への返却整備期間を考慮すると、運航できる期間がほとんどない

座席配置を変えるのは飛行機にとっては大改修らしい。

それなら、現状のまま、あまり手を付けずに転用した方がよいだろうという判断のようだ。

さすがに全く手を入れずにというわけにはいかないんだろうけど。

なお、ANAに移籍したとしても、JA01VAのような機体記号は引き継ぐことになる。先ほど書いたように日本籍である以上は変えられないので。


この背景にはANAにとって切実な問題があるようだ。

実はANAの導入予定・導入中の新機材はことごとく問題が続いている。

  • ボーイング787に搭載されたエンジンの不具合による改修
  • MRJ あらため 三菱スペースジェット の納入遅れ (初号機が2013年から2020年予定まで延期)
  • ボーイング737MAXの安全上の欠陥 (ANAは2021年ごろから導入予定だが、おそらく遅れる)

当初の予定なら、今頃はMRJが順次納入されて、老朽化した小型機の置き換えが進んでいたのだろう。

ところが置き換えは進まないばかりか、787のエンジン改修の穴埋めに酷使されてしまった。

将来的にもMRJは初号機が来年というのが本当でも、数が揃うまでには時間がかかる。

737MAXも生産が止まっている状態ですから、問題が解決して再開したとして遅れるのは必至だろう。


というわけで、詰め込みがなんだと言われても、使えるものは使うしかないと。

バニラエアのA320で代替が想定される機材としてはボーイング737-500がある

現在、日本の国内線の主力として大活躍している737-800/700より古い設計の737で737クラシックと呼ばれている。

2000年製造中止ということで、飛行機の寿命を考えると、もうさすがに引退させないといけない。

737-500のシートピッチとバニラエアのA320はシートピッチ同じぐらいだという情報もあるし、

サービスレベルに劣るところがあっても737-500より悪くなるわけではないのでは? という話もある。


それにしても、さすがにこれはANAにとっては辛い話である。

決してANAが無計画なわけでもなく、ただことごとく新型機に苦しめられているだけで。

確かにANAとJALを比べると、新型機のチョイスはJALの方が手堅いとは言われていたが、

まさかANAがここまでの苦境に追い込まれることになるとはまさか。

ここはバニラエアのA320で乗りきったとはいえ、737-500の先にも、まだ老朽化機材は待っている。

ANAの苦境はまだ続く。


ところで座席配置の変更は難しいと書いたが、あらかじめ座席配置の変更を想定しているものもある。

※なお、繁忙期における多くのお客さまのご利用にお応えするため、座席数の変更を短期間で実施可能な仕様としております。詳細は確定次第、別途お知らせします。

(エアバス A350-900型機 国内線新客室仕様について (JAL))

国内線用A350-900は定員の1/4がクラスJで占められている。これはかなり多い部類に見える。

おそらくはこれを削って、普通席に置き換えて定員を増やすってことなんだろうと。

ボーイング777-300に比べると、かなりの定員減になるが、そこを普通席増で補おうということらしい。

このあたりも新型機らしいですよね。


Author : Hidemaro
Date : 2019/10/27(Sun) 23:43
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