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UQはMNOではあるけど

昨日、Blogにこんなことを書いた。

というわけで、通信サービスと端末販売を分離するというのは、iPhoneのような高価な端末を売るには、実情として難しいのでY!mobile以外は抗っているという話ですね。

(半額サポート+とは?)

NTTドコモ, au, SoftBank, Y!mobile の4つの通信サービスのうち、Y!mobile以外はということなのだが、

ちょっと悩んだのがあって、それがUQコミュニケーションズである。


MNO(Mobile Network Operator)とMVNO(Mobile Virtual Network Operator)という言い方があるが、

MNOは自社回線を使って無線サービスを提供する会社、MVNOは他社から回線を借りて無線サービスを提供する会社である。

MNOの典型が電電公社→NTTドコモで、ポケットベル・自動車電話の時代から自社回線でサービスを提供していた。

MVNOの典型が日本通信(b-mobile)で現在はNTTドコモとソフトバンクから回線を借りている。

一方で、KDDIとソフトバンクはMNOであるともにMVNOでもある。

というのもKDDIはUQコミュニケーションズからWiMAX回線を、ソフトバンクはWireless City Planning(WCP)からAXGP回線を借りているから。

UQはKDDIの関連会社、WCPはソフトバンクの関連会社で、ほとんど自社回線みたいなもんなのだが。


MVNOを入れると無数にあるが、事業規模などを考えればMNOだけ考えればよいだろうと思ったのだが、

NTTドコモ, KDDI(au), ソフトバンク(SoftBank, Y!mobile)以外にもMNOは2社あるのだ。

1社は東京テレメッセージだが、もともとポケットベル事業者で、今月末にサービスを廃止するので無視してよい。

問題はもう1社で、それこそがUQコミュニケーションズである。

UQはWiMAX回線をKDDIなどに貸し出すとともに、自社回線を使って「UQ WiMAX」のサービスを提供している。

間違いなくMNOなのだが、UQ WiMAXはデータ通信のみなので、スマートフォンについて考える必要はないと考えた。


でも、UQは「UQ mobile」のブランド名でスマートフォンのサービスを提供しているのだ。

確かにそうなんだよね。ただ、UQ mobileはKDDIのMVNOとされている。

というわけで、基本的にauのサービスレベルに準ずるものとなっている。ただし、3Gは除外されている。

そして、UQが借用しているLTE回線というのは、KDDIがUQから借りているWiMAX2+も含まれている。

実はそうなんだよね。間接的に自社回線を使ってるんだよね。

そういう経緯もあってか、KDDIから回線を借りる他のMVNOに比べると、回線品質が安定していると言われている。

(KDDIはUQ含めて全てのMVNOに対して公平な条件で回線を貸し出していると言っているが)


実は、EMOBILE→Y!mobileもUQと似たようなことをやっていた時期があった。

EMOBILEは2012年にソフトバンクモバイル(当時)と業務提携を行うことになった。後に関連会社になっている。

この背景には、SoftBankでiPhone利用者が増え、FDD-LTE回線が逼迫していたことがある。

手っ取り早くiPhone向けの回線を増強するために、EMOBILEの1.7GHz FDD-LTE回線を借りることにしたわけである。

その一方で、EMOBILEもSoftBankの3G回線とWCPのAXGP回線を借用するようになった。


ところが、スマートフォンについては、2013年以降は「EMOBILE 4G-S」のブランド名で、ソフトバンクのMVNOとしてサービス提供するようになった。

これは、WILLCOM合併後のY!mobileでも引き継がれ、2015年にソフトバンクモバイルに合併されるまではMVNOだった。

すなわち、2013~2015年のEMOBILE→Y!mobileは、今のUQと似ていて、データはMNO、スマートフォンはMVNOという体制だったということ。

EMOBILEはそれなりに頑張っていたけど、やっぱりカバレッジ面では他社に劣る部分が多かった。

SoftBankの回線を補完的に使うという考えもあったと思うが、もはやまるごと借りた方がよいと考えたのだろう。

一部には自社の1.7GHz FDD-LTEも又貸しされていたので、そこも現在のUQと似ている。

もっとも、EMOBILEはMNOとしてスマートフォンのサービスを提供していて、2018年の1.7GHz 3G廃止までは、この頃のサービスは継続していた。

スマートフォン分野については、MNOから、自社回線を又貸しされるMVNOに移行したということである。


今後、楽天モバイルが自社回線を整備してMNOとしてサービスを開始する予定だが、

現在、KDDIとNTTドコモから回線を借用しているMVNOとして多くのユーザーを持っている一方で、

回線整備には時間がかかることから、2026年まではKDDIへのローミングでカバレッジを確保する予定である。

すなわち、当初はMVNOも同然の状態からスタートするということである。


楽天モバイルのように他社回線でカバレッジの多くを稼ぐMNOも、

Y!mobileのように既存の通信会社の一部門としてサービスを提供したブランドも前例がある。それがツーカーである。

元々、ツーカーはデジタルホンと連合を組んで、関東・東海・関西では両社がネットワークを持つが、それ以外の地域ではデジタルツーカーという合弁会社がやっていた。

ところが、1999年にデジタルホンとデジタルツーカーは共にJ-Phoneとなり、後にVodafone、SoftBankとなっている。

そして、ツーカーは関東・東海・関西は自社回線、他の地域ではJ-Phone回線へのローミングということになった。

その後、2005年にツーカーはKDDIの合併し、auと並ぶ2つ目の携帯電話ブランドとなった。

通信方式が違うので両ネットワークはつながってなかったし、エリア外でVodafone→SoftBankへのローミングをするのも相変わらずだった。

実際のところは、2Gサービス廃止に向けて、ツーカーのユーザーをauに移行させるのが目的だったのだが、2008年までサービスは継続した。


Y!mobile, UQ, 楽天モバイル を NTTドコモ, au, SoftBankと並べて書くことができるかというと、悩ましいところだ。

とりあえずはY!mobileだけかなと考えたんだけど、UQも事情としては似ているのは確か。

異なることはSoftBank提携以前からスマートフォンをやっていたことと、ソフトバンクモバイルと合併してしまったこと。

サービスレベルとしてUQはMVNOとしては抜きん出たところはありますからね。

楽天モバイルは今の時点では違うが、エリアは限られるが、そのうちMNOとしての体裁が整う。

無視できないなと思いつつ、とりあえずは昨日は他のMVNOと一緒くたに無視したのだった。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/14(Sat) 23:32
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