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悪臭は雨水の通り道からやってくる

市内の商店街で飲食店の建ち並ぶ一つの通りが下水臭いことがあるのは以前から気になっていた。

時に客引きもはびこるような通りだし、歩行者が多い通りにもかかわらず歩行者に優しくない事情もある。

とはいえ、いくら臭くても、客引きが煩わしくても、交通安全上の課題を抱えていても、

うちから最寄り駅の1つに行く合理的ルートだから、仕方なく通るんだけど。


悪臭対策は市も対策に取り組んでいるようで、広報でも時々特集がされていたが、

どうしてこういう問題が起きるのか、明確な理由がやっとわかった。

ビルピット/臭気対策についてビルピットとは (東京都下水局)

地下階から下水を排出するのに ビルピット と呼ばれる貯水槽を使うことが一般的なようである。

このビルピットから下水への排出はポンプで間欠的に行われるのが通常だそうだが、

下水の滞留時間が長すぎると下水が腐敗してしまい、それが悪臭の原因になると。

さらに厄介なことに、この地域は合流式下水道なので、道路に設けられた雨水ますも下水管につながっている。

腐敗した下水を下水管に出したら、その腐敗臭が雨水が流れ込むルートで公共空間に放出されてしまう。

だから、分流式下水道の地域では問題は顕在化しにくいのかもしれない。(それでもマンホールなど放出されうるところはあるが)


対策としては、下水の滞留時間を短くするということが考えられる。

排水周期が長くなりすぎないようにする、低い水位まで排水できるようにする、下水量に対して適正なサイズに貯水量を減らすなど。

あと、設備のメンテナンスを適正に行うだけで改善されることもあるようだ。

厨房排水など、油分が多すぎる排水はグリストラップなど、前処理を行う設備を設けなければならない。

本来はここでトラップされた固形物や油分は、定期的に清掃して取り除く必要があるが、

メンテナンスが行き届かず、ここで腐敗が進んでしまうこともあるようだ。

ビルピットも定期的な清掃が必要だが、実情によっては清掃回数を増やすなどの対応が必要になる。


合流式下水道の下水管と道路に設けられた雨水ますがつながっているというのは、

原理的には当たり前のことだけど、言われるまで気づかなかった。

とはいえ、新鮮な汚水であれば、ここから臭気が上がって来ることはあまりないよう。

より下水の質が問われるということだけのようだ。

別に分流式なら許されるとかそんなことはないんですけどね。ただ、合流式よりは条件はよいので。


原因となる建物の特定はなかなか難しいらしく、行政も手を焼いているのが実情なんだとか。

商店街と市が一丸となって対策を進めた結果、地域によってはかなりの改善効果が出ているようである。

問題の通りもゆくゆくは改善されるのかも知れないが、原因によっては大がかりな対策が必要で時間がかかるかもしれない。

なにしろ行政側が直接対策できるわけではなく、建物所有者がやらないといけないことなので。


Author : Hidemaro
Date : 2019/08/30(Fri) 00:05
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