日記帳だ! with Tux on Libserver

二度目の大改造!! 日記帳…か?を継承し、より柔軟でパワフルなBlogに変身しました。

RSSに対応しています。リンク・コメント・トラックバックは自由にしていただいてほぼ問題ありません。
RSS購読方法、僕のリンク・コメント・トラックバックについての考えを読むことをおすすめします。

<< 過去

未来 >>

燃料油の選び方

夏の営業が始まってから初めて市内のプールに出かけていた。

屋外プールが開放されていて、今日は曇ってるから寒いかなと思ったけど、屋外プールでちょうどいいぐらいだった。

そろそろ小中学校は夏休みですから、プールに来る人も増えるでしょうね。


石油製品というとちょっと広いけど、燃料油という観点では大きくは ガソリン、灯油、軽油、重油と分けられる。

制度上はガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、B・C重油と分けられている。(B重油は生産量は少ないようだが)

ガソリンは小型自動車の燃料として多く使用されている。

ナフサは主に石油化学の原料に使われるが、性質はガソリンに似ている、というかナフサがガソリンの原料ですね。

ジェット燃料油は飛行機のジェット燃料として、灯油は主に家庭の燃料として使われている。

実は灯油とジェット燃料は基本的な成分は同じ、ロケットの燃料としても使われることもある。(ソユーズロケットなど)

ただし、家庭用の灯油そのままだと低温で凍るなどの問題があるので、ジェット燃料は特別な精製方法が必要になる。

軽油はディーゼルエンジンの燃料として主に大型自動車で使用されている。

A重油は名前こそ重油だが、実態としては軽油で、陸上輸送以外の用途で軽油引取税がかからない軽油として販売されている。

陸上輸送以外の用途で使用するということから、暖房・給湯や自動車以外のディーゼルエンジン、比較的小型の船の燃料に使われている。

C重油は安価であることから大型船舶の燃料に使われているが、常温では固まるので加熱して、遠心分離器などを使って不純物を取り除いて……

そこまでして使うかという感じだが、本当に安いんですね。アスファルトほどではないが石油精製の残り物みたいなもんなので。


日本国内で生産される燃料油としては、

ガソリン・ナフサが37%、灯油(ジェット燃料含む)が17%、軽油(A重油含む)が35%、B・C重油は12%となっている。

灯油と軽油は性質が似ていて、あわせて中間留分と呼ばれているが、合計すると51%にもなる。

経済性の高いディーゼルエンジンの燃料として使いやすく、熱源としても使いやすいということで主力なんじゃないだろうか。

一方で日本国内では軽油が余剰気味で、外国への輸出に回されている分が2割程度あったり、

逆にナフサは国内では石油化学の需要を満たせず、6割ほどが外国からの輸入になっているというギャップはある。

そこを考慮すると、国内消費で見るとガソリン・ナフサで52%になるんだけどね。

(ただし、国内で給油されても国際輸送用のジェット燃料やC重油は輸出扱いで、国内消費としてカウントされないことに注意)

ナフサは主には石油化学の原料なのでエネルギとして見るべきかという話はあるが、燃料としても使われているのは確かなので。


それぞれの燃料油の特徴を考慮して、用途が決まっている。

ガソリンは揮発性が高く、引火点(空気と混合して燃焼できるようになる最低温度)は-40℃と極めて低い。

このことから火花点火エンジン(一般的にはガソリンエンジンという)の燃料に適している。

ガソリンエンジンは小型で高速回転するエンジンに適していて、小型自動車で使われているのはそういうこと。


灯油は引火点が40~60℃で、引火点が常温より高いのでガソリンよりも安全に取り扱える。

軽油も灯油と性質が似ているが、よりディーゼルエンジンの燃料に適した成分になっている。

これが家庭用の燃料として使われている理由だし、航空機の燃料に使われている理由でもある。

ジェットエンジンの燃料というのは原理的にはいろいろ選べるそうだが、安全性と経済性から灯油が選ばれているとのこと。

ジェットエンジンから回転エネルギーを取り出すとガスタービンと呼ばれるが(原理的には同じもの)、

地上では天然ガスを燃料とすることが多いが、灯油も使える。(例えば、関西空港内の発電所は普段は天然ガスで発電しているが、緊急時は灯油で発電できるなど)

ディーゼルエンジンは圧縮させることで点火させるエンジンなので、そのためには自己着火性が高い燃料が必要で、それが軽油である。

ディーゼルエンジンは熱効率が高くて大型化しやすいが、高速回転には向かず、小型化も難しいので、船や大型自動車のエンジンとして使われている。


こうやって比べてみると、ガソリンというのは引火点の低さが特徴だが、それゆえの難しさがある。

引火点が低いということは、常温でも爆発的な火災を起こし、大変な危険が伴う。

ガソリンのほとんどは自動車をはじめとするエンジンの燃料として使われるが、

熱源としても、引火点の低さを生かして、野外活動用の燃料として使われることがある。

この場合はホワイトガソリンということで、制度上の分類はナフサになると思うが、基本的な性質は似ているので。

安全性が高く、燃料が安価なことからすれば灯油のほうが無難そうだし、灯油も野外活動用に使われてはいるのだが、

灯油は引火点が常温より高いので、点火前に予熱など必要なのに対して、引火点が常温以下のガソリン(ナフサ)ならば容易に点火できる。


家庭用の燃料として灯油が主に使われているのは、ポリタンクで安全に輸送できるというところも大きな理由だろう。

法令では灯油はプラスチック容器で30Lまで運搬できる。軽油も基本的には同じである。(ただし灯油用と軽油用は分けて売られているが)

寒冷地では大きな灯油タンクを持っていることがあるけど、家庭で多く備蓄するのも比較的容易である。

一方でガソリンの携行缶は基本的には金属容器でなければならない。(10L以下でガソリン用の基準を満たしたポリタンクは使用できるが一般的ではない)

あと静電気でも容易に点火されてしまうので、移し替えのときには静電気対策が重要である。

セルフ式のガソリンスタンドでも静電気除去シートに触れてから給油するけど、それは携行缶からの移し替えでも同じこと。


引火点の低さを生かした用途でガソリンは重要な役目を果たしているが、危険性が高いのがガソリンである。

もちろん、普通に自動車の燃料タンクに給油して使えば、大きな自動車事故でもなければ安全に使えるけどね。

それ以外の用途では特に安全面に気を払わなければならないが……


Author : hidemaro
Date : 2019/07/20(Sat) 23:54
買い物・消費 | Comment | trackback (0)
blog comments powered by Disqus

トラックバック

トラックバックURL取得

Tools