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市場のターレのナンバープレートはなに?

朝にテレビで豊洲市場のターレの整備をする人が紹介されていた。

ターレというのは市場内で荷物の運搬に使われる運搬車、ターレットトラックの略ですね。

卸売市場や倉庫などで一般的に使われるものらしい。


豊洲市場と書いたが、東京都中央卸売市場を構成する11場の1つで、旧築地市場の機能を引き継いで昨年開場した。

大規模な市場の引越というのはなかなか大変なものだが、そこで1つ話題となったのはターレやフォークリフトの引越だ。

これらの車両は自走して引っ越していった。移動距離は2km、これらの車両の大半は公道を走れる車両だから、これが一番手っ取り早かった。

ただ、公道を走れるといっても、速度が出ないので、これらの車両の引越の時間は車両規制を行ったのだった。

こうして、これらの車両は豊洲市場でも活躍しているわけである。


ところで、市場で使われているターレは公道を走れると書いたが、小型特殊自動車としてのナンバープレートが取り付けられているから。

ただ、ナンバープレートを付けている目的は必ずしも道路を走行するためではない。

どうも道路を走行しない軽自動車・小型特殊自動車も軽自動車税の課税対象らしく、必ず申告する必要がある。

申告するとナンバープレートが交付されるので、自賠責保険に入れば公道を走ることはできる。

もっとも、軽自動車税が課税されないとすると、償却資産として固定資産税を納める必要がある。

固定資産税の税率は償却資産の評価額の年1.4%なので、農耕用以外の小型特殊自動車の軽自動車税(年4700円または5900円)の方が安いだろう。

実はその点では軽自動車税というのは作業用車両にとってはありがたい税金で、

小型特殊自動車の範囲を出て、大型特殊自動車になると軽自動車税も自動車税も対象外なので、ナンバープレートの有無によらず固定資産税が課税される。


映像に映っていたターレには緑色のナンバープレートが取り付けられていたのだが、変なのが「中央区」と書かれていたこと。

中央区は旧築地市場の所在地である。だから築地市場で使われているターレに中央区のナンバープレートが付いているのは不思議ではない。

ところが、引っ越したことで使用場所が豊洲市場の所在地の江東区に変わったので、本当は江東区のナンバープレートを付けなければならない。

使用場所が変わった場合、速やかに申告を行って、ナンバープレートの交換を行う必要がある。

申告しないまま放置されると、軽自動車税の納付先が変わってしまう。特に軽自動車税は市町村単位ですからね。

撮影されたのが引越直後で間に合っていなかっただけかもしれない。猶予は15日しかないけど。


あと、もう1つ、あれ? と思ったのがナンバープレートに「中央区」としか書いてなかったこと。

「中央区」というのは行政区には他にあるけど、市町村相当の中央区は東京都にしかないので問題ないのかな。

政令指定都市で発行されるナンバープレートは「さいたま市 中央区」のように行政区の名前を入れたものある。

ただ、根本的には市町村の名前が書いてあればよいので、指定都市でも単に「札幌市」のようなものもある。


そもそも同じ名前の市町村のナンバープレートってどうなってるんだろう。

そこで調べてみたところ、東京都府中市と広島県府中市のナンバープレートが見つかった。

オリジナルナンバープレート製作発表会が行われました (東京都府中市)

広島 府中市の 原付ご当地ナンバーデザイン決定!オオムラサキがモチーフ (食べタインジャー)

どっちも単に「府中市」って書いてあるね。てっきり「東-府中市」「広-府中市」とか書いてあると思ったんだけど。

なんで、こう思ったのかというと、茨木市のナンバープレートで「大-茨木市」と書いてあるのを見たからかもしれない。

大阪府ご当地ナンバープレート紹介・一覧#茨木市 (原付のご当地ナンバー)

かつてはお隣の高槻市も「大-高槻市」という表記を採用していたらしい。茨木市も高槻市も大阪府以外にはないのだが。


ってことは原付のナンバープレートって一意性がない可能性があるのでは?

と思って調べたところ、わかったのは原動機付自転車・小型特殊自動車のナンバープレートは「課税標識」とも呼ばれ、

市町村が軽自動車税の課税のために発行しているものに過ぎないということ。

「課税標識」は各市町村が条例で定めて発行しているので、市町村ごとにデザインが違ってよい。(だから絵入りのナンバープレートが多くある)

50cc以下が白色、90cc以下が黄色、125cc以下が赤色、ミニカーが水色、小型特殊自動車は緑色というのも全国的なルールではなく、違う市町村もあり得るらしい。

こんなことすら全国的なルールではないことからしてわかるが、全国で一意であることは必ずしも期待されていないようだ。

現実問題として、東京都府中市で登録された車両が、広島県を走ることは極めて稀だろう。

同じ地域圏で同じ町村があれば考慮されたことはあるようで、かつて群馬県に3つの東村があったときには、郡名で識別できるようにしていたらしい。

あれこれ・原付#同名市町村 (ナンバープレート情報局)


なんか変なことだらけだけど、小型特殊自動車ってそういうもんなんだね。

ナンバープレートに全国的なルールはないというのは衝撃だったが。


Author : hidemaro
Date : 2019/01/12(Sat) 00:59
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