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なにもない人工島の割には

2025年に大阪で国際博覧会を行うことが決まったが、

その会場、舞洲は大半が未完成の埋立地である。航空写真で見ると水たまりも多く見えている。

道路はすでに通じているし、すでに一部は港湾地区として岸壁や倉庫が整備されている。

とはいえ、こんなところで万博やるの? という見た目である。


舞洲はもともと2008年の大阪オリンピック構想では選手村になる予定だった。

選手村は後で住宅に転用されるのが普通だから、これが実現していたら第二のポートタウンになっていたのかもしれない。

とはいえ、この計画は実現しなかった。

それでも夢洲の開発は遅れながら進み、2009年には咲洲と夢洲を結ぶ夢咲トンネルが開通、コンテナターミナルも開業した。

もっともコンテナターミナルに使われたのは夢洲の一部だけなのだけど。


物流基地としての機能を強化してきた夢洲だが、その流れが変わったのが統合型リゾート(IR)構想だった。

IR構想自体は大阪に限らず、いろいろな地域にあるけど、もっとも早期に具体化したのが大阪だったような気がする。

いろいろは背景はあるだろうけど、ほとんど未使用のままの夢洲が使えるというのは大きな動機だったに違いない。

IRに乗っかれば、カジノの金で未開発の人工島を開発し、観光客であったり、国際会議や展示会の誘致をしていきたいと。

大阪は国際会議や展示会などの会場としてポテンシャルはあると思うんだが、施設面ではあまり充実していないように見える。(これでも日本では充実している方だが)

カジノをはじめとするエンターテイメントの充実も1つの目的だけど、ビジネスの舞台としての期待も大きな目的と理解している。


さらに、夢洲の街開きにあわせて万博を開こうというのは、これまで2度の国際博覧会をやってきた大阪らしい発想かもしれない。

そんなわけで、2024年にIR開業、2025年に万博開催というシナリオが立てられたのだろう。

ちなみに、博覧会と言うのはうまくやれば黒字を出せるイベントで、日本で開催された国際博覧会は全て黒字で終わっている。

補助金や寄付金あっての黒字ではあるんだけど、万博そのものはお金が垂れ流しになるようなイベントでもない。

博覧会のために整備した施設の一部は、今後も活用できるだろうから、その点でもメリットはある。


そうはいっても、今は何にもないじゃないかという話である。

今回の万博誘致が決定したことで、この3つを行うことは確定した。

  • 夢洲の埋立を完成させる
  • 地下鉄中央線をコスモスクエアから夢洲まで延長する
  • 此花大橋・夢舞大橋(現状4車線)を6車線化する

夢洲だが、北側の一部は廃棄物、残る大半は浚渫土や建設残土を埋め立てている。

廃棄物を埋め立てたところは公園ぐらいにしかならず、現在は一部をメガソーラーとして使っている。

万博やIRに使用するのは浚渫土・建設残土というきれいな土を埋めているエリアで、ここを完成させるということだろう。

中央線の延伸はもともとあった計画で、夢咲トンネルには鉄道用の空間もすでに確保されている。なので、比較的容易に完成できる。

此花大橋・夢舞大橋も当初構想は6車線なので、これを完成させると言っているだけである。


ただ、これ以外に決まっていることはあんまりないんだよね。

構想路線としては、京阪中之島線に中之島~西九条~新桜島(現在のJR桜島駅とは別)、中央線にコスモスクエア~夢洲~新桜島というのがある。

それをつないで京阪が夢洲に来るという説もあるのだが、京阪は計画を変更して九条駅で中央線と接続することで夢洲へのアクセスを考えているそう。

一方で、JRの構想ではゆめ咲線を桜島駅から夢洲に延長するというものもある。

直感的にはこちらの方が実現は容易そうだが、ゆめ咲線はUSJの利用者で混雑している。

いずれにしても2025年までに実現できる計画かという問題はあって、万博の計画には特段記載されていない。

実際にはバスに頼る部分が多くなりそうだと思っている。

幸いなことに、阪神高速 淀川左岸線が2020年度に豊崎まで開通予定(本当に2020年度かは怪しいけど、万博には間に合うとして)で、

これを使えば梅田や新大阪から夢洲へのアクセスはかなりよくなる。なにしろ高速を出たら、そのまま舞洲・夢洲に渡れますから。

ちょうど2024年が うめきた2期の街開きなので、梅田に万博行きの暫定ターミナルでも作ってそうだけど。


本当にできるんかよという話はある一方で、なにもない空き地の割には準備は進んでいたし、いろいろ構想があったんですね。

それもこれも2008年のオリンピック構想があったからである。

とはいえ、完成しているものは道路ぐらいで、このままでは万博どころではない。

あと、IR構想も国内の他の候補地に比べれば進んでいるとはいえ、そこまで多くのことが決まっているわけでもない。

だいたい具体的な事業者も決まってないしね。国外の数社が興味を持っていることは明らかになっているが。

今着手して2024年完成予定ならともかく、着手できるのは2020年頃なのではと言われているのだから厳しい。


万博をやるのはよいことだし、IR構想も基本的にはよいと思うのだが、

もっとも懐疑的なのは、カジノが儲かるという前提で、それが一番うさんくさい。

夢洲に対する投資が報われるか否かはその1点にかかっていると思うんだけど、そこがうーんって。

全て計画通りに進めば、夢洲に多少お金を費やしたとしても、それ以上のものは得られると思うが、これが崩れるとね。

現実味のない話でもないんだけど、懸念はいくらでもあるということ。


Author : Hidemaro
Date : 2018/11/26(Mon) 22:50
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