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どうやって系統番号付ければいいの?

バスの系統番号というのは、地域・事業者によってある場合とない場合がある。

あったとしてもその形式はまちまちだし、同じ地域、同じ会社で系統番号が重複することも珍しくない。

それが不都合かというと必ずしもそうとは言えないのだが、系統番号に不便を感じている例は決して少なくない。

そんな中で、国土交通省は「バス系統ナンバリング検討会」というのを立ち上げて、検討を進めていたようだが、

そのガイドラインが決まって、今後、バス事業者はこれを参考にすることになるのだろう。


バスの系統番号の形式は数字だけのところが多いと思うが、アルファベット+数字だとか、漢字+数字だとかいろいろある。

さらに系統番号の意義も事業者によって異なる。

  • 概ねルートが同じなら発着地違いでも同じ系統番号にまとめる (例: 京都市バス206系統は東山通だけの区間便も、循環便も同じ206系統)
  • 行き先番号として出発地によらず同じ目的地に行くバスは同じ番号を使う (例: 八戸市では発地によらずラピア行きのバスは P8 を掲げる)
  • 方向ごとに系統番号を変える (例: 奈良交通の市内循環線は内回りが1系統、外回りが2系統)
  • 基本ルートから分岐していくバスも同じ系統番号にまとめたり枝番にする
    (例:都営バスの東京駅~晴海通り~晴海埠頭が都05-1系統、東京駅~晴海通り~東京ビックサイトが都05-2系統、以前は両方とも都05系統だった)

どれも目的があるんだけど、それぞれ一長一短ある。


ガイドラインでは次のようなことが書かれている。

  • 行政区域・運行主体によらず、生活圏・交通圏単位で系統番号を設定することが望ましい
  • 一般路線バスに限らず、空港アクセスバスやコミュニティバスも系統番号を付けることが望ましい
  • 系統番号と行先番号では系統番号の方が好ましいが、実情によっては行先番号を採用することもよい
  • アルファベットと数字の組み合わせ または 数字のみ で系統番号を表現することが望ましい
  • 「-」で枝番を付けるのは誤読の原因になる(20-1 が 201 に見えるなど)ので避ける方が好ましい
  • アルファベット+数字では4桁以内、数字だけなら3桁以内が望ましい
  • 起点・経由・終点バス停のいずれかが異なる場合は異なる番号を付与する。急行バスも停車するバス停が異なるので異なる番号を付与する。

現在の系統番号はこうなっていないケースが散見されるということだ。


同じ地域で事業者が違えば系統番号が違うというのはよくあって、

京都市では 市バス・京都バス・京阪バス で系統番号が平気で重複している。

四条河原町バス停では市バスと京都バスの17系統、市バスと京阪バスの86系統が重複している。

あと、京都市ではJRバスが系統番号なしで走っている。JRバスに限れば系統は限られているとはいえ。


系統番号がアルファベットと数字で構成するようにと書いたのは、関東地方の広い地域で漢字+数字の系統番号を使っていることも念頭に置いているのだろう。

なぜ、関東地方でこのようなことになったかというと、系統数が多い上に、バスのネットワークが切れ目なくつながっているからだという。

境界部では複数のバス会社の路線がガッツリ混在していることも多く、どこからどこまでを一意にすれば悩む。

そこで、ターミナルを表す漢字+数字2桁という系統番号をつけることで、ターミナル単位で一意な番号を決めれば良い。

1つのターミナルで複数のバス会社が混在することは珍しくないが、その程度ならば簡単に調整できる。

ただ、漢字というのは外国人にはわかりにくいし、日本人でもこの方式の系統番号になれていないとわかりにくい。

都営バスではこの問題を漢字部分をアルファベットに置き換えることで対策しようとしているようだが、どうなることやら。


あと、難しいのが起点・経由・終点バス停のいずれかが異なる場合は異なる番号を付与するということ。

単純な運行系統では問題が少ないのだが、複雑な系統でこれを徹底すると難しい。

例えば、奈良交通の学園前地区、その中でも本数の多い学園前駅~真弓~北生駒駅の区間の路線図を見ると、

  • 学園前駅~北生駒駅を西登美ヶ丘五丁目経由 → 各停:128系統(昼間と深夜)、急行:127系統(朝の北生駒駅行き)
  • 学園前駅~北生駒駅を西登美ヶ丘五丁目経由せず → 各停:126系統(朝の一部)、急行:125系統(朝のメイン)
  • 学園前駅~北生駒駅~高山サイエンスタウンを西登美ヶ丘五丁目経由 → 各停:138系統
  • 学園前駅~北生駒駅~高山サイエンスタウンを西登美ヶ丘五丁目経由せず → 各停:136系統、急行:135系統

と7系統もあるが、こんなに細かいともはや系統番号はあてにならないような気がする。

奈良交通は起点・経由・終点が違うごとに系統番号を振っているようだけど、さほど体系化されているわけでもなく、行き当たりばったりという印象はある。

さっき挙げた系統の区間便とも言うべき 学園前駅~西登美ヶ丘五丁目 は8系統だから、全然違う番号であることからもわかるけど。


と、各地域、いろいろな問題を抱えているのが実情である。

なかなかここで書いたようなことを一気に実現するのは難しいので段階的にということなんだけど、

そういう意味では京都市バスは、あまり大きく手を付けずに、段階的にうまくやってきた方かもしれない。

京都市は国内外から多くの観光客が押し寄せ、観光地へのアクセスにはバスが欠かせないことが多いが、京都のバスは複雑だ。

そこで、2005年に100・101・102の3系統を外国人向け観光推奨バス路線として定めて、「洛バス」という愛称を付けて、外国語の案内を充実させた。

今でこそ他の系統でも外国語案内は増えたけど、当時は案内設備も貧弱だったから、洛バスは画期的だったんだろう。

ターミナルと観光地をつないでいるわかりやすさから、国内外問わず観光客からの人気は高い。特に100系統は1時間8本出しても満員で走るぐらい。


時代が進んで2014年、京都市バスでは南北方向の主要な6つの通りにラインカラーを導入し、通り名を軸にした案内を充実させた。

京都市バスでは循環系統という200番台の系統が本数も多いわけだけど、不慣れな人が系統番号だけ見て逆方向に乗ってしまうということもあったようだ。

例えば206系統だと京都駅から東山通から北大路方面と千本・大宮通から北大路方面の2つがあって、逆向きに乗ると1時間ぐらい余計にかかるのでは?

ここで東山通方面のバスは赤色を掲げ、千本・大宮通方面のバスは紫色を掲げ、路線図・乗り場・行き先表示などで一貫して使い、

不慣れな人にとっても通りを意識してバスを選べるようにしたのだという。

色が付いたのは縦方向の通りだけだし、複雑にぐねぐね曲がるバスもあるし、完璧とは言えないが、比較的利用機会の多いバスはわかりやすくなったのかな?


あと、京都市バスは北ブロック・西ブロック・南ブロックということで、郊外完結(?)の系統は 北1系統 のような系統番号を付けていることがある。

ところが、外国人にとっては漢字が読めなくて、北1系統と1系統を間違える(どちらも北大路バスターミナルに入る)というような問題もあったらしい。

根本的な解決はしていないが、現在は北が付く系統にNorth、南が付く系統にSouthを併記するなどの対策はしているらしい。

ただ、西ブロックはこれといった対策はしていないようだ。洛西エリアの生活路線だから外国人の利用は少ないでしょうしね。

京都市のバス案内には、さっきまで書いた通り、課題を挙げればキリはないが、できるところからちゃんと手を打っているとは言えそう。


Author : hidemaro
Date : 2018/10/19(Fri) 23:53
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