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海を飛ぶのはやめた

今日、前の社宅の近くに行く用事があったので、少し様子を見てきたら残りの住人は3人のようだ。

退去期限は今月いっぱい、すなわちあさってには退去しないといけない。本当にギリギリだよね。

先週、僕が退去する時点ではまだ十数人いた覚えがあるからね。

さっさと引っ越したい人から、できるだけ残りたい人まで、思惑はいろいろって話だけど。


日本には韓国航路を中心に国際フェリーがいくつかあるが、

そんな中で純客船かつ高速船が運航している博多~プサン航路は異彩を放っている。

日本と韓国をわずか3時間で結ぶというのは、異次元の存在だ。

厳密に言えば、対馬~プサンを同じ高速船で1時間で結ぶ航路があって、これが日本~韓国の最短だが、対馬だしね。

この高速船を運航しているのは日本の JR九州高速船 と韓国の未来高速 の2社、

もっとも最近は未来高速は対馬航路に注力しているようだから、博多~プサンの高速船はJR九州高速船がほとんどのようだが。


JR九州高速船は、新しい船の名前を「クイーンビートル」に決定したと発表した。

博多と釜山結ぶ新型高速船 その名はクイーンビートル (朝日新聞)

現在、運航されているのが「ビートル」なので、その名前を引き継いだわけだが、船の構造は全く違う。

現在のビートル号はジェットフォイルという水中翼船だったのだが、

新しいクイーンビートル号はトリマラン(三胴船)という、日本の旅客船では初導入となるタイプの船だ。

いずれも通常のフェリーよりは速いという点では同じだが、かなり差は大きい。


船の速度は kt(ノット) という単位で書かれることが多い。

1ktは 時速1海里(1.85km) という意味だ。明らかに非SI単位だが、慣例的によく使われている。

通常のフェリーの速度は22kt程度となっている。コンテナ船もその程度らしい。

一方でフェリーでも新日本海フェリーの舞鶴・敦賀~小樽・苫小牧航路は運航の効率化と鉄道貨物との競争上の都合、

特別に速いフェリーを導入しているが、これだと 30kt ぐらい出る。大型カーフェリーとしてはかなりの俊足だ。

とはいえ、日本にはカーフェリーは数あれど、ここまでの俊足は新日本海フェリーの4隻と、佐渡汽船の あかね(直江津~小木航路) に留まるのを見ると、

ここまでのスピードを出すのは経済性に難があるようで、普通の船は22kt前後のスピードにならざるを得ないのかなと。


そんな中、ビートル号は43ktも出るのだという。普通のフェリーのほぼ倍速だね。

これだけのスピードを出せる船は普通の船ではなくて、水中に翼を出して、船体自体は浮かしながら航行するのだという。

船体を浮かせるのは水の抵抗を小さくするため、水中に翼を出すのは浮力を得るため。

ここまで速いと、推進方式はプロペラじゃなくてウォータージェットになる。

こうなってくると、空気を水に置き換えた飛行機みたいなもので、実際、ジェットフォイルを開発したのはボーイングだという。

それゆえにコストも高く、メンテナンスも大変、JR九州以外にもジェットフォイルを導入した船会社はあるが、代替には苦心している。


そこで、スピードは落ちるが、それなりのスピードが出る 双胴船 に移行する例もある。

双胴船は2つの胴体をつないだ船で、通常の船に比べると水との接触を減らせる。水中翼船と同じく水の抵抗を抑える手段の1つだ。

ジェットフォイルは浮くために特別な装備が多数必要だが、双胴船は一般的な船に近い。

多くは30kt程度のようだが、特別に速いものだと36ktぐらい出せるようだ。

JR九州高速船もこの考えだが、導入したのはトリマラン(三胴船)、3つの胴体をくっつけた船だ。

スピードは37kt、従来のジェットフォイルより遅くなるので、博多~プサン間は現在より35分長い3時間40分になるとのこと。

しかし、メリットもある。それは船が大型化できること。なんと現在のジェットフォイルの2.6倍にもなる502席もある。

ジェットフォイルでは着席中はシートベルトを着用することになっているが、トリマランではシートベルトは不要。

船内の免税店を充実させるなど、従来より快適な船旅になることが期待される。


JR九州が遅くなることを許容したのは、飛行機は圧倒的に速いから、速さで勝負しても無駄という考えがあったのかもしれない。

佐渡島など航空路線のない離島では、船でスピードを追求する意味があるが、福岡~プサンは飛行機もありますからね。

それならば船としてのメリットを追求した方がよいだろうと。遅くなるって言っても、35分増だし許容できるよね。

大型化されたことで、修学旅行など団体旅行での利用も期待しているようだ。

ジェットフォイルの新造は難しいので、どうやっても遅くなるが、トリマランにすると大型化できて新しい需要を取り込めるというのはメリットだと。


なお、ジェットフォイルの置き換えをジェットフォイルでやりたいと考えている会社もあるようだ。

伊豆諸島への航路を営む東海汽船がジェットフォイルの新造を決めて発注したようだ。

東海汽船はJR九州高速船の中古のジェットフォイルを買ったり、ジェットフォイルに積極的な会社のようだ。

といっても、ある程度の生産数がないと、継続的な生産はできないようで、実情は厳しい。

JR九州は、ジェットフォイルを辞めるという決断をしたわけだから、1社仲間が減ってしまったわけだし。


Author : hidemaro
Date : 2018/08/29(Wed) 23:20
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