復旧しつつあるけど

昨日はイトーヨーカドーに、今日は市内の商店街に買い物に行ったけど、

昼間にいくつもりがどっちも暑すぎて、夕方にならないと出られなかった。

というか洗濯物を干すために外に出ただけでも暑くて暑くて。

夕方になって比較的マシになったから買い物に出たというけど、

近くのアメダス観測点の数字を見ると、気温が31℃というのだから十分暑い。


西日本での豪雨から1週間ほどが経過した。

直後は近畿圏・中国地方の鉄道・高速道路が軒並み通行止めになるような状況だったが、

1週間でかなり開通が進み、特に高速道路では山陽自動車道・中国自動車道ともに復旧した。

関門海峡の先の九州自動車道では一部通行止め区間が残っているが、北九州高速で迂回可とのこと。

というわけで広域では人は新幹線で、車は高速道路で移動可能になった。

ただ、未だ深刻な状況が続いている地域も多いようだ。


特に深刻なのがJR呉線、全線にわたり1ヶ月以上の運休が宣言されており、平行する道路も軒並み被災。

国道は暫定的に開通したものの、ひどい渋滞が続いているとのこと。

広島呉道路(クレアライン)という高速道路があるが、これも被害が大きく、復旧には時間を要するとされている。

有効な迂回手段に乏しく、唯一時間が読めそうなのが広島~呉~松山のフェリー、海路という手段があるのはまだ幸いとも言えるが。


そんな中で、明日から限定的だが代行輸送のバス・船が運行されるとのこと。

限定的というのは朝に呉駅→広島駅、夕方に広島駅→呉駅と一方向きしかないということ。

ただ、一方で広電バスが呉~広島の路線バスを再開させている。

この路線バスも本来はクレアライン経由なので迂回しての運行ではあるのだけど。

国道の渋滞がひどいため、一部区間でクレアラインの不通区間を特例的に使うとのことで、多少は渋滞の影響を軽減できる。

さらに、渋滞の影響を全く回避出来るように船も朝に1本限定でJR代行船として運航されるとある。

なんとJRの宮島航路で使っている船を持ってくるのだという。車両甲板まで開放して550人一気に運べるようだ。

まだ十分とは言いがたいのだろうが、長期戦に向けた体制は整いつつあるようだ。


呉線が特に深刻だと書いたけど、JRが1ヶ月以上の運休を宣言している路線が他にも多数ある。

ただ、三原~広島、岩国~徳山については新幹線での代行輸送が効果を上げている。

車両変更・臨時停車・増発などを行い沿線の足を確保している。

岡山~津山を結ぶ津山線は、一部区間を除いて明日に運転再開、一部は1ヶ月以上運休だが、代行バスの設定も行われる。

当該区間は過去にも長期不通になっており、よくも悪くも代行輸送の実績はある。

主要路線で代行輸送のアテがついていないのは岡山~米子を結ぶ伯備線ですかね。

ただ、一方で都市間の高速バスは走っているし、市町村が通学バスを走らせるなどの対応も行われているようだ。

JRも代行輸送を検討中とは書いてあるが、ちょっと準備に時間がかかりそう。


ライフラインという点では水道も復旧しつつあるのだが、復旧のめどが立たない地域があるよう。

というのも、愛媛県宇和島市の一部地域に水を供給している浄水場が被災したのだが、なんと現地での復旧が不可という状況で、

代替の浄水場を整備しなおすまで本格的な復旧はできないようだ。

さすがに断水がずっと続くと衛生面でも影響が大きいので、暫定的に通水しようとしているようだけど、なかなか厳しい。


長期戦を覚悟しないといけない地域もいくつも出てきているようだが、うまく工夫しながらやっていくしかない。

大変なことだけど、いつまでも何も出来ないままというわけにもいかないのだから。