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大型機を食う中型機

飛行機の分類として小型機・中型機・大型機というのがある。

小型機の定義は明確で、客室内の通路が1本の飛行機を指す。

ATR 42(48人乗り)もボーイング787-800(165人乗りなど)も小型機だ。

一方で中型機と大型機の境界はわかりにくい。

通路が2本あれば大型機という話もありますけどね。小型機・大型機と2分するならそれでよい。


かつての日本では中型機の代表例がボーイング767で、大型機の代表例がボーイング747だった。

767-300が国際線仕様で220人乗りぐらい、国内線仕様で250人乗りぐらい、

747-400が国際線仕様が430人乗りぐらい、国内線仕様が550人乗りぐらい、ということで倍ぐらいの差があった。

飛行できる距離にも差があって、767-300ERが11000km、747-400ERだと14000kmほどということで、日本からアメリカ・ヨーロッパだと747が使われていた。

747の国内線仕様というのは世界的に見ても異例で、それだけ当時の羽田空港に余裕がなかったことを表している。

ただ、それを抜きにしても、長距離国際線を飛ばすなら747だということで、かつては多くの航空会社が飛ばしていた。

しかし、時代が移り変わっていく中で、747は大きすぎてコストがかさむということもあって数を減らしていった。(747シリーズはまだ現役だし生産中なのだが)


747がいなくなる中で、大型機といえば日本ではボーイング777を指すようになった。

777-300だと、国際線仕様で250人乗りぐらい、国内線仕様で500人乗りぐらい。

国際線仕様の定員が少なすぎる気がするが、メーカー標準仕様で3クラス365席だそうだから、長距離線用に席数を減らしているのだろう。

747が引退していく中で長距離国際線の主役は777に移り変わったって話ですね。

そんな中で2つの中型機が長距離国際線の世界に現れた。ボーイング787とエアバスA350 XWBである。

787については、関空~ロサンゼルス線の再開のときに紹介している。(cf. ロサンゼルスに行くと60、関空に帰ってくると69)

燃費がよくて太平洋横断できるということで、手堅い需要はあるが、大型機では割に合わないこの路線にはピッタリだったのだ。

ボーイングのロードマップとしては767の後継機という位置づけなので、従来の767の後継にも使われているが、長距離国際線に使えるのは787ならでは。


一方のA350 XWBだが、超大型機A380で開発した新技術を応用した新世代の中型機ということなのかな。

発想としてはボーイング787と同じである。巨大すぎていまいち売れないA380で開発した新技術をうまく生かそうとしたわけだ。

エアバスの中型機としてはA330もあるが、こちらは併売している。

当初はA350として開発されてきたが、買い手がつかないもんだから方向転換して、少し大きくしたA350 XWB(Extra Wide Body)に移行した。

そしたら、これにはかなり買い手が付いた。ここでA350 XWBを買う航空会社の1つが JAL だった。

今までボーイング機ばかり買ってきたJALがエアバス機を買うということで驚かれたものだが。


長距離国際線の世界に現れた2つの中型機とは書いたが、大きいのだと大型機並みなんだよね。

同じシリーズで長さ違いの飛行機が展開されるのが通常で、

787は787-8, 787-9, 787-10の3タイプ、A350 XWBは A350-800, A350-900, A350-1000 の3タイプある。数字が大きいほど長い。

787-10は、シンガポール航空が先日、シンガポール~大阪線に投入した。世界初の定期便とのこと。

定員は337人、従来使っていたA330-300に比べて2割弱定員が多いということで、大阪線への期待がわかる。

A350-1000はまだ納入されていないが、メーカー標準仕様で3クラス366席とのこと。

どちらも現在の大型機の主力、ボーイング777並の大きさである。これ中型機なの?


どうも、ボーイング787もエアバスA350 XWBも大型機の領域も狙う中型機らしい。

小さい方は従来からの中型機と同程度だが、胴体を伸ばすと大型機の領域を狙えるんですね。

実際、JALは大型機の新型機としてA350-900, A350-1000を選んだとされている。

ボーイング767をボーイング787-8で、ボーイング777をエアバスA350-900, A350-1000で置き換える算段とのこと。

ANAもボーイング767をボーイング787-8で置き換えるのは一緒で、ボーイング777の置き換え用に787-9が納入済み、787-10が今後納入予定とのこと。

ただし、ボーイング777の一部は同シリーズの新型機777-9で置き換える予定で、こちらも注文しているとのこと。

多少考え方には差があるが、大型機を中型機で置き換えるという傾向は似ている。


エアバスにしてみれば、A380こそ本当の大型機という考えもあるのだろうし、ボーイングにとっても747は現役のシリーズだ。

ただし、デカくて売れないともっぱらの評判だけど。

それと比べればボーイング777でさえ小さいよね。大型機とは言われているけど、本当はこれが中型機なのかもしれない。

ボーイングにとっての787も、エアバスにとってのA350 XWBもこの領域を下から狙ってきたわけだけど、

上から狙うよりは下から狙う方がよい領域なのは間違いない。A380とか747で拾う領域ではないことは確かか。

以前は長距離飛べるか飛べないかというところに明確な差があったわけだけど、

中型機でも大型機でも遠くに飛べるとなれば、あまり気にならなくなったってのもありそうだけど。


Author : hidemaro
Date : 2018/05/16(Wed) 23:49
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