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同着なんてアリ?

先週、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」のことを話題にした。

かつては出ようもなかったレース

エルコンドルパサーが日本ダービーへの参戦を宣言し、主人公、スペシャルウィークらとの対決になったという話。

ウマ娘のキャラクターは実在した競走馬がモデルとなっているが、

現実のエルコンドルパサー号は外国産馬ということで当時、日本ダービーには出られなかった。

でも、作中では外国産馬に対する制限が全くなくなった現代の日本ダービーに準じて参戦を選んだという話。


そんな対決が描かれたのは今週放送の第5話、

そんな対決は……というと、スペシャルウィーク と エルコンドルパサー が同着という結果になった。

すなわち、2人がともに日本ダービーで優勝するという結果になったと。

え!? そんな結果ありかよと思ったけど、競馬で同着というのは稀にあることらしい。


同着というのは、どちらの馬が先にゴールしたか分からないということ。

当然、きわどい勝負であれば写真判定を行うわけだけど、それでも判定がつかないことが稀にあるらしい。

人間の陸上競技でも稀にあって、1/1000秒未満の差の場合は同着にするルールになったらしい。

競馬の場合、同着にする基準は明確ではないが、少しでも差があることがわかれば準位を付ける方針ではある。

にもかかわらず同着ということが時々発生するらしいんだよね。

中央競馬で年間80レース前後発生しているらしい。週末ごとにどこかの競馬場で1~2回程度発生している計算になる。(ただし馬券に関係があるとは限らない)


なんで競馬で同着がそれなりに発生するのか?

明確な理由はわからないけど、きわどい差の場合「首の上げ下げの差」なんて要因で言われることもあるらしい。

競馬では体のどこかがゴールラインを横切れば、それでゴールということになる。

陸上競技だと胸がゴールラインを横切ったときにゴールだから、ゴール付近で手を伸ばしても無駄で、胸を突き出すような姿勢で入ることが普通で。

馬の場合、体のどこが最初にゴールを横切るかというと首なのだが、走っている間、常に動き続けている首の上げ下げの影響が見えてしまうと。

そういう事情を鑑みると、人間の陸上競技に比べると、ゆらぎが大きいのかなという気はする。

写真判定に使う決勝写真は複数の角度から撮影しているようだが、ゆらぎがあるとどちらが先とも判別が付かないことも起きるのかも。


それにしても、なぜ同着という描き方をしたのか。

モチーフとなったとされる1998年の日本ダービーはスペシャルウィーク号が2着と5馬身差を付けて優勝している。

一方で後にエルコンドルパサー号とスペシャルウィーク号は同じ東京競馬場の芝2400mのコースで対決し、こちらはエルコンドルパサー号が勝利している。

このときの勝ち負けを単純にあてはめれば、スペシャルウィークはエルコンドルパサーに負けるとなりそうなものだが、

タイムを見てみると、実は日本ダービーでスペシャルウィーク号が優勝したタイムと、エルコンドルパサー号がスペシャルウィーク号を負かしたタイムはほぼ同じ。

どっちかというとスペシャルウィーク号の方がわずかに早かったぐらいらしく、最善の勝負をすれば、どっちが勝つかもわからない。

とはいえ、どちらが勝つと描いても、今後の作劇上、不都合があるのでは? とは第4話が終わった時点で言われていたことだ。

この時点で「同着になるのでは」と読んでいた人は鋭いというか、よく当てたなと思うけど。


かといって同着というのはちょっと都合が良すぎないか? とも思う。

でも、現実にそれなりに起きることではあり、過去にも一度だけ GIレース で同着が発生している。

それが、2010年のオークスだそう。

このオークスというのは 牝馬(メスの馬)のダービー という位置づけのレースだそう。コースも同じだし、3歳馬だけが出場できるというのも同じ。

牝馬がモチーフでも、牡馬(オスの馬)がモチーフでも女の子に描かれるウマ娘でオークスは題材になりにくそうだし。

実際、同着になる前後の描写は2010年のオークスを参考にしたであろう点が見受けられるらしい。

フィクションだからこそ描ける話ではあるんだけど、その下敷きとして現実の出来事が考慮されていたということだ。


ところで同着が発生した場合、馬券はどうなるのだろう?

ウマ娘の作中では トゥインクル・シリーズ(現実の中央競馬に相当)はギャンブルではないらしいが、現実の競馬だと気になるよね。

実は馬券の払戻金の計算方法はそこまで考慮されたものになっている。

払戻金の計算方法について (JRA)

この計算式には「勝馬の数」というのが入っている。

というのも普段から複勝(1~3着いずれかの馬を当てる)、ワイド(1~3着の馬を2頭の組み合わせを当てる)は当たりが3通りはあるから。

この考え方は同着があったときにも応用できるというわけ。


1着に2頭同着の場合、影響を受けるのは 単勝(1着を当てる)、馬単(1着・2着の順番を当てる)、三連単(1着・2着・3着の順番を当てる)の3種類だ。

単勝が一番顕著だろうから、これを例にして計算する。

Aが単勝3.3倍(得票率24%相当)、Bが単勝6.0倍(得票率13%相当)で、A・Bが1着同着だったとする。

まず外れ馬券の割合が全体の63%、これをAとBで分ける。

全売上をXと置くと、Aにかけた馬券100円あたりの払戻金は (0.24X+0.63X/2)×80%×(100/0.24X)=180円(10円未満切捨)となる。

Bにかけた馬券100円あたりの払戻金は(0.13X+0.63X/2)×80%×(100/0.13X)=270円(10円未満切捨)となる。


この先も史実をなぞる部分と、創作を織り交ぜながら話が進んでいくんでしょうね。

時代を超えた勝負なんていうのもありそうな気がしているんだけどね。

これこそどうやって描くかって話はあるんだけど。そんなところも楽しみかなと。


Author : Hidemaro
Date : 2018/04/25(Wed) 22:54
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