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二大政党制は投げ捨てた

台風で投票繰り上げとか、開票延期とか混乱もあったが、衆議院議員選挙は無事に完了した。

自民党: 284議席(218+66)
公明党: 34議席(8+21)
希望の党 50議席(18+32)
日本維新の会: 11議席(3+8)
立憲民主党: 55議席(18+37)
共産党: 12議席(1+11)

小選挙区比例代表並立制の事情を考慮するとこんなもんかねぇという感じだけど。


今回の選挙は直前に新しい政党が2つでき、既存の政党2つが届出政党にならないという劇的な動きがあった。

その上でこういう予想を立てていた。

  1. 結局は自民党・公明党が多くの議席を取るだろう
  2. 希望の党は結局、東京のローカル政党に留まるのではないか

1は当たったんだけど、2は大はずれでしたね。

2の予想を立てたのは、日本維新の会が大阪府中心なんだから、それと同じ流れだろうと予想したから。

ただ、日本維新の会も議席を減らしたと言うし、この予想はほとんど外れたようだ。

むしろ南関東の小選挙区では立憲民主党の活躍が目立ったぐらい。


「野党候補が一本化していれば――」という話も聞くけど、その仮定はおかしいと思っている。

今回、新しい政党が2つできた大きなきっかけは、民進党が届出政党にならないというのが引き金だった。

民進党の代表の前原さんが選挙期間中も、選挙終了後も言ってるけど、

多分、民進党のままだと希望の党への流出が多くて、民進党が選挙で戦うのは難しかっただろうと。確かにそれは当たってそう。

一方で単純に希望の党に合流するというのも現実的ではなかった。主張に共通点はあったが、隔たりもあったから。

そこで、希望の党に近い人は合流し、遠い人は立憲民主党を設立するという流れになったことは必然だったと思うんだよね。


前原さんは二大政党制であるべきという主張で、こういう選択をしたと言っているんだけど、

実際に政権を取ることを考えると、寄せ集めで政権を取っても長続きしないのでは? となる。

2003年に民主党が二大政党制を掲げて自由党と合併して、日本は二大政党制になるんだと言ってやってきた。

確かにそれは一時うまくいったんだけど、2009年にみんなの党ができたあたりから第三極というものが出てきた。

大阪府のローカル政党、大阪維新の会が2010年にでき、2012年には国政進出を果たした。(このとき日本維新の会に改名している)

第三極は集散を繰り返して、一部は民主党(→民進党)との合流を選ぶものもいたが、

その民進党が分裂したので、もともと民主党にいた人を含めて、希望の党と立憲民主党に分かれて、二大政党制は完全に終わりを迎えたのかなと。


今回の衆議院議員選挙は、下記の3グループに分けて考えることができる。

  • 自民党・公明党グループ(赤組?)
  • 希望の党・日本維新の会グループ(緑組?)
  • 立憲民主党・社民党・共産党グループ(青組?)

なにぶん急な選挙だったので、同一グループから2人立候補している選挙区もあったが。

でも、立憲民主党・社民党・共産党はなんやかんやいって調整できたみたいですけどね。民進党のときは調整に苦労してたので。

共産党の議席数が減った(前回21議席、うち比例20議席だったのが、今回12議席、うち比例11議席)という副作用はあったけど。


その上で各グループの比例代表での得票率を見ると、

  • 自民党(33.3%)+公明党(12.5%)=45.8%
  • 希望の党(17.4%)+日本維新の会(6.1%)=23.5%
  • 立憲民主党(19.9%)+社民党(1.7%)+共産党(7.9%)=29.5%

この得票率で自民党・公明党で2/3をわずかに超えるほどの議席を取るのはおかしい気はするけど、

3グループの中で圧倒している自民党・公明党が政権を取るという結論自体は妥当であることがわかる。

二大政党制を前提とすれば事情は変わってくるけど、そうではないわけですから。

候補者調整の余地は残されていたが、それでも大きくは変わらなかったのかなぁと。


二大政党制にならないって言うんだと、小選挙区制のデメリットが目立ってくるよね。

公明党と共産党は小選挙区制よりは大選挙区制のほうがよいとずっと主張していた気がする。

この2党は現在、小選挙区ではさほど議員を出せていなくて、主に比例代表で議席を取っている。

そんな中で、大選挙区制なら自分たちも議席が取れるのでは? と考えていると。

特に公明党は小選挙区制に対する妥協として、自民党と小選挙区のすみ分けをしている面もあるのだろう。

これがなくなるといろいろ前提が変わってくるんで、自民党はやりたくないだろうが。

ただ、大選挙区制だと票の取り過ぎ問題というのがあって、それが原因で小選挙区比例代表並立制に移行したという経緯もある。

比例代表の議席割りあてで工夫する(cf. 小選挙区比例代表連用制で全体的に比例を得よう)というのも選択肢ではあるんだけど。

いずれにせよ解決すべき課題は多いし、なにより自民党がやりたくなさそうと考えると厳しい。


決まってしまったものは仕方ないし、小選挙区比例代表並立制のもとでは妥当な結果ではあろう。

その上でどうすんだという話だが、とりあえずは会派の構成ですかね。

今回、民進党所属・自由党所属だが無所属で立候補して当選した人が21人ほどいるよう。

希望の党に合流するか、立憲民主党に合流するか、民進党・自由党のまま立憲民主党と統一会派を組むか、どれかでしょうかね。

希望の党と立憲民主党が統一会派を組むことがないのは確からしいので、おそらくこの通りになるのでは?


その上で、選挙が3グループに分かれて進んだように、国会での議論も3グループで協力して進めていくのだろう。

日本維新の会からすれば希望の党はかつての民進党より組みやすいだろうし、

社民党・共産党からすれば、立憲民主党はかつての民進党より組みやすいでしょうから。

この通りになるかは急ごしらえの2政党が組織力を上げていけるかにかかっているのだろうが。

他のシナリオも十分想定されるけど、二大政党制を投げ捨てたとすれば、こうなるべきではと僕は思っている。

ただ、急ごしらえの政党というのが問題にならないかというのが心配ではある。

立憲民主党は民進党と連帯してやっていけそうだが、希望の党は本当に急ごしらえですからね。まだまだ伸ばす余地はあるとも言えるのだが。


Author : hidemaro
Date : 2017/10/24(Tue) 22:02
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