全3章の映画の第1章

来週末に映画を見に行く計画を立てている。

先々週、徳島でお披露目があり、この前の週末から各地の映画館で上映している、「Fate/stay night[Heaven’s feel]」なんだけど。

実は国際アニメ映画祭


僕が聞いた話では、「Fate/stay night」の原作のゲームのシナリオの中では、今回映画になるHeaven’s feelってのが一番長いシナリオらしい。

ここまでTVアニメシリーズで放映された2つのシナリオはいずれも24話だった。

24話ってことは、だいたい24分×24話=9.6時間だった。(実際には1話で1時間枠とかもあったけど)

もとはそれより長いシナリオ、TVアニメと映画では構成に差はあるだろうが、そうは言っても映画1本で収まるか?

そんなことを思ってたら、全3章で順次放映していくということで、やっぱりそうなるのかと。


昔は休憩時間が入る映画というのもぽつぽつあったらしい。

かつてはフィルムの長さという技術的な問題で行われていたそうだが、

その制約がなくなれば単純に長いかどうかだけで、3時間を超えるかどうかが目安ですかね?

まれに6時間超というとんでもない作品もあったらしく、そりゃ休憩なしではどうしょうもないよね。

ただ、休憩時間が入るほど上映時間が長い映画でも、上映時間90分程度の映画でも料金には差が付かない。

だから現在は長い映画は2時間前後を目安に分割して公開することが通常になっているようだ。

休憩時間を挟むほどに長い映画を作るぐらいなら、分ければ2回分の料金が取れるとそういう算段である。


分割した作品同士の公開タイミングをどうするかは作品による。

公開日を数週間ずらして、前後編を入れ替わりで公開するような場合もあるし、

年をまたぐぐらい時間を空けて公開されるような場合もある。

Fate/stay night[Heaven’s feel] の場合は、かなり長い間隔が空くことになっていて、

第2章の公開は来年とのこと。(細かい日時はまだ公開されていない)

おそらく第2章はまだ完成しきっていないのだろう。


ただ、Fate/stay night[Heaven’s feel] の場合、ここまでものすごい期間待たされてるのよね。

前のTVアニメシリーズ [Unlimited Blade Works] の放送完了が2015年6月。

もうこの時点ではとっくに [Heaven’s feel] の映画が作られることは決まっていたが、

その放送完了から今回の映画第1章の公開まで2年ちょっとかかっている。(映画制作を発表してからだと3年とのこと)

しかも、この時点では1/3だけで、残り2/3はまだ先となれば、ずいぶん待たされるなぁという話だ。

それだけ時間をかけて作らないといけない作品だったって話なんでしょうけどね。


果たしてファンはそんなに気長に待っていたのだろうかね?

僕もTVアニメシリーズに引き続き、映画をやると聞いたときには、1年ぐらいのスパンのことかなと思っていた。

でも、実際は上に書いたとおり。かなり待たされたなぁというのが正直な感想だ。(事情を考慮すれば納得できる話だが)

もっとも、この2年の間にFateシリーズに触れる人も増えてきた。

というのも、スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order」が大人気だからだ。

このゲームはFate/stay nightの外伝的作品で、登場人物も基本的には違うのだけど、似たような世界観の話ではある。

これをきっかけにFateシリーズを知った人もいるはずで、じゃあ映画見てみる? TVアニメシリーズの再放送見てみる? という人もいるかな。

長い期間を空けたことはデメリットばかりではないかな? って話だけど、現実はどうだか。