なぜかバスが安く走ってる

今日は用事があって、東京の臨海部、青海に出かけていた。

青海って言われてもわからないという人もいるかもしれないが、

お台場と呼ばれている13号地の江東区側のことですね。(cf. 芝公園と台場公園に行く)


往路は諸事情考慮して、大井町駅からりんかい線で行こうと思った。

それで電車の時間をポチポチと探していたら、りんかい線よりも安い選択肢がある。

なんだ? と思って見ると、大井町駅から台場・青海方面のバスが走っているらしい。

そんな りんかい線 とモロ被りのバスが走っていること自体が驚きだが、それがりんかい線より安いというのも驚きだ。


ただし、そんな路線なので本数はそこまで多いわけではなく、1時間に1~2本。

大井町駅(西口)  系統:井30 台場駅・船の科学館ゆき (京急バス)

運賃は216円、品川区内の他の京急バスの路線と同じ運賃になっている。

りんかい線だと大井町~東京テレポートで267円だから、確かに安い。


というわけで大井町駅のバス乗り場に行くと、バスが停まっていたので乗り込む。

青物横丁駅で客を拾うと、バスはほとんど停まらず、首都高速湾岸線に入る。

青物横丁駅から乗れるというのがりんかい線との差なのかな。京急からりんかい線に直接乗換はできないので。(品川シーサイド駅が比較的近いが)

そう、東京港トンネルの1区間だけ首都高速を使うんですね。(だからかシートベルト付きの車両だった)

もっとも東京港トンネルには一般道区間ができる計画があって、東行きは一般道が開通しているので、こちらは一般道利用に切り替えているよう。

東京港トンネルを抜けて最初の停留所はフジテレビ前、ここで降りたら目的地が近いということなので、ここで降りたら目的地はすぐそこ。

この後、このバスは台場駅を経て、東京テレポート駅のロータリーに入り、テレコムセンター、船の科学館、大場駅を経て、また東京テレポート駅のロータリーに入って、そこから東京港トンネルで戻るとなっている。複雑だな。


昔は都営バスがレインボーブリッジ経由の虹01系統を走らせていたが、継承したkmフラワーバス含め廃止されてしまった。

ただ、廃止の引き金を引いたとされている、港区のコミュニティバス、お台場レインボーバスは今も走っている。

お台場レインボーバス/路線図 (kmバス)

品川駅・田町駅と台場を結んでいるバスで、運賃は210円、Suica・PASMOは非対応だが、iDは使えるらしい。

バス停は全て港区内にあるが、青海・東八潮へのアクセスにも使えそうなバス停はいくつかある。

港区方面と結ぶ交通手段としては ゆりかもめ があるが、ゆりかもめで 新橋~台場は319円なので、バスは安い。

都心側の発着地が違うというのが明確な差としてあるんですけどね。


あと、これは都営交通が頻発してるけど、門前仲町・豊洲駅からの海01系統だよね。

ルートはゆりかもめと似ているんだけど、門前仲町から乗れるというのは明確な差だ。

それもそうなんだけど、運賃面でのメリットがあるのは明らかで、

ゆりかもめで 豊洲~青海で247円、豊洲~海の科学館で319円のところ、都営バスは206円ですからね。


バスがあるって言っても、鉄道と似たようなルートを走るんだから、バリエーションはさほど増えないのが悩み所。

多分、東京湾の埋立地を走るバスで、鉄道とは明確に別のルートを走ってるのって、東京駅~東京ビックサイトのバスぐらいなんだよね。

あとは本質的な部分では鉄道と同じようなルートなので、さほどメリットはないと考えていた。

でも、運賃面ではメリットがあることが多いし、多少の発着地の差がメリットになることもありうる。

それでもやっぱり鉄道を選ぶわという人が大半だと思うんですけどね。

やっぱり りんかい線 便利だからね。