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大都市圏もいろいろ

日本の3大都市圏というと、関東圏・近畿圏・中京圏の3つだが、

実は都市圏の統計っていろんな種類があって、それぞれであまり差がないこともあるし、差があることもある。


都市圏の定義もいろいろあるものの、統計データが充実しているものとしては雇用都市圏がある。

雇用都市圏は国勢調査で調べた通勤・通学先のデータから作られる。

10%雇用都市圏は日本全国で調査されていて、その求め方はシステマティックに決まっている。

夜間人口を上回る昼間人口があるなどの条件を満たす市町村を中心都市候補として、

その中心都市への通勤・通学者が10%を超える市町村の範囲を調べて……とやって10%雇用都市圏のデータが形成されている。

都市雇用圏-Urban Employment Area-


これに加えて、一部の大都市圏については1.5%雇用都市圏のデータが集計されている。

国勢調査/地域区分に関する用語 (総務省統計局)

札幌大都市圏、仙台大都市圏、関東大都市圏(東京・千葉・横浜・川崎・さいたま)、新潟大都市圏、静岡・浜松大都市圏、中京大都市圏(名古屋)、近畿大都市圏(大阪・京都・神戸・堺)、広島大都市圏、福岡・北九州大都市圏のデータが集計されている。

10%雇用都市圏のデータと1.5%雇用都市圏のデータを比較すると、それぞれの都市圏の姿が見えてくることもある。


1.5%雇用都市圏の関東大都市圏と10%雇用都市圏の東京都市圏を比べると、その範囲にはあまり差がない。

2010年のデータでそれぞれの都市圏人口は、関東大都市圏が3682万人、東京都市圏が3450万人となっている。

10%雇用都市圏だと独立した都市圏だけど、関東大都市圏に含まれる都市は成田市 や つくば市 とその周辺程度で、あまり差はない。

水戸市や宇都宮市などの周辺都市圏は関東大都市圏には含まれていないので、かなり独立性が高いようである。

関東平野の広さと、その広さゆえに北関東には高い拠点性を持った都市がぽつぽつとあるということだ。

逆に横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市は東京から近いがゆえにほとんど飲み込まれてしまっている。

重要な都市ではあるんだけど、東京への流出の方が大というのが実情だ。


中京大都市圏は10%雇用都市圏の名古屋都市圏とはかなり差がある。

10%雇用都市圏の名古屋都市圏は549万人なのだが、中京大都市圏は911万人もいる。

この差分は何なのかというと、岐阜市、四日市市、豊田市、岡崎市などを中心とした地域が入るかどうかの差なんだよね。

名古屋周辺には多くの工業都市を抱え、その地域内での通勤者というのがかなり多いわけだ。

ところが当然のことながら、名古屋との行き来は少なくないわけで、1.5%雇用都市圏を調べるとかなり範囲が広がると。

なお、中京大都市圏には愛知県で名古屋と並んで主要な都市である豊橋市は入ってない。

浜松大都市圏の影響なのかな? と思ったけど、そっちにも入ってないから単純に通勤・通学者数が1.5%いないってだけなんだろう。


3大都市圏の残り1つ、近畿大都市圏もユニークだ。

京阪神大都市圏ということもあるけど、その名の通り、大阪・京都・神戸の3都市を中心とした都市圏である。

10%雇用都市圏では大阪市・京都市・神戸市はそれぞれ独立した都市圏になっている。

実際のところは阪神地域など大阪へも神戸へも10%以上の通勤・通学者のいる市町村もあるのだが、その場合はどちらか多い方に属する。

だから独立してるとは言いがたいんだけど、大阪市・京都市・神戸市の全てで夜間人口を上回る昼間人口がいるので個別に集計されていると。

大阪都市圏が1224万人、京都都市圏が268万人、神戸都市圏が234万人、

大阪都市圏が圧倒的だが、京都都市圏は日本では4番目の人口を抱える都市圏であるなど、それぞれの規模はかなり大きい部類にあたる。

これに姫路都市圏、和歌山都市圏といった周辺都市圏も加わり、近畿大都市圏は1934万人となる。

近畿2府4県の人口が2255万人だから、かなり近しいものがある。人口の多い地域はほぼ網羅できていると言えるのでは?


3大都市圏以外で卓越して人口が多いのが福岡・北九州大都市圏である。

単純に福岡と北九州という2つの中心都市があるからってのもあるのだが、551万人の都市圏人口を抱えている。

それ以外は200万人台とかだから、3大都市圏に準じて多いとまで言えるのは福岡・北九州大都市圏ぐらいだ。

実は福岡都市圏と北九州都市圏の重なりはさほど多くないようで、ほぼ独立した都市圏だそう。

この点では大阪・京都・神戸の都市圏が重なり合う近畿大都市圏とはかなり差がある。

とはいえ、どちらも同じ福岡県で、通勤・通学は少なくても人の往来自体は多い。

福岡・北九州大都市圏の範囲は福岡県のほとんど、佐賀県の一部、下関市となっている。

佐賀県と山口県の一部を含むとはいえ、ほとんど福岡県みたいなもんだね。


ここに書いた4つの大都市圏、中心都市と周辺都市、中心都市同士の関係性にはかなりの差がある。

とはいえ、人の行き来がまとまった地域であることに違いはない。

関東大都市圏は人の行き来がほとんど同じ向きを向いているし、近畿大都市圏は3つの大きな極を持っているというだけの違いである。

人の行き来のある地域の人口規模というのは、都市圏でなり立つ商売の範囲とよく対応するような気はする。

その点でこの4つの大都市圏はかなりなり立つ商売の範囲が広い地域であろうと思っている。

まぁ関東大都市圏と福岡・北九州大都市圏だと都市圏人口が1桁違うので、全く一緒ではないけど、総じて豊かな地域ではあろうと。


Author : Hidemaro
Date : 2017/04/27(Thu) 23:55
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