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東京にある阪急

最近は東海道新幹線で東京駅で乗り降りすることはあまりないけど、

東海道新幹線で東京駅に近づくと、「阪急」と書いたビルが見える。

このビル、有楽町マリオンというビルなんだけど、今日用事があって行っていた。

車窓からは何度か見たビルだが、入るのは初めてである。


入ったときになんとなく阪急梅田駅の面影を感じた。

本当の阪急梅田駅は最近きれいになってしまったけど、それ以前の姿になんとなく似ている気がする。

サイン、装飾、照明、広告の配置、そんなところに面影が感じられる。

そしてこのビルに入っている「阪急」とは 阪急メンズ東京、すなわち阪急百貨店である。

なんでこんなところに阪急百貨店があるんだろ? と思った人もいるかもしれない。

そこにたどりつくために重要なキーワードが東京宝塚劇場である。


東京宝塚劇場は東京における宝塚歌劇団の拠点として作られた劇場である。

有楽町にあり、有楽町マリオンよりちょっと南にある。

1934年にでき、戦時中には天井の高さを生かして風船爆弾工場に使われたというエピソードもある歴史ある劇場である。

宝塚歌劇団というと阪急が宝塚のリゾート開発のために作った少女歌劇団だから阪急そのものであり、

その宝塚歌劇団の劇場のある有楽町という土地は阪急にとってもなじみ深い土地である。


ただ、それだけの理由で有楽町マリオンに阪急百貨店があるわけではない。

東京宝塚劇場は宝塚歌劇団のための劇場だが、その運営会社は映画興行もやっていた。

ある時期に分社されたが、この映画興行を行っていた会社は現存していて、この会社を 東宝 という。

東宝といえば日本最大の映画配給会社だけど、そのルーツは 塚劇場 にあったのだ。

このことを知ったときにはかなり驚いた覚えがある。


そして東宝の映画興行の拠点の1つが現在の有楽町マリオンの場所にあった 日本劇場 だった。

日本劇場は1981年に取り壊され、1984年に有楽町マリオン内に改めて日本劇場を開館した。

東宝の興業部門をTOHOシネマズに集約したときに、TOHOシネマズ日劇 と名前を改めたが、東宝の拠点であることに代わりは無い。

ちょっとおもしろいのは、この有楽町マリオンにはもう1つ映画館があって、それが丸の内ピカデリー、

こちらは松竹の映画館なのだが、この丸の内ピカデリーも有楽町マリオンの建設時に取り壊された映画館だった。

同じビルに東宝の映画館と松竹の映画館が向かい合っているのだ。


そして向かい合っているのは映画館だけでなく百貨店もそうなのだ。

このビルは東宝、松竹、朝日新聞社の3社で所有しているのだが、

阪急百貨店が入ってるのは地下1階~8階の西半分、9~11階の西半分にTOHOシネマズがあるから、西半分が東宝の持分なのだろう。

逆に東半分が松竹、朝日新聞社の持分で、上層階には丸の内ピカデリー、有楽町朝日ホールなどが入っている。

そして低層階には当初、西武百貨店がいた。ところが2010年に閉店してしまい、現在はルミネが入居している。

当初は低層階全てを西武百貨店にするという案もあったらしい。

ところがせっかく東宝が半分所有しているのだからと、半分は阪急百貨店、半分は西武百貨店になったらしい。


2つの百貨店が同居していたのも珍しいが、「阪急メンズ東京」ということで男性向けにフォーカスした百貨店とは珍しい。

ただ、最初からそうだったわけではなく、西武百貨店が閉店するまでは、婦人服を中心としたよくある百貨店だったらしい。

ところが西武百貨店が撤退してしまったのを見て、この土地で婦人服を中心として戦っていくのは厳しいと感じたのだろう。

そこで男性向けに特化するという思い切った選択をしたわけである。

折しも2008年、大阪・梅田でメンズファッションに特化した別館、メンズ館を開業させ、手応えを感じていたのだろう。

そして2011年に生まれたのが日本では珍しいメンズファッション専門の百貨店、阪急メンズ東京 だったってわけ。

開業時には年商120億円ぐらいが目標だと言ってたそうだが、近年の実績もその程度で推移しており、この作戦はうまく行ったように見える。


あの新幹線から見えた「阪急」って書いたビルには、いろいろなエピソードがあったのだ。

確かに阪急百貨店があることは知ってたけど、まさか映画館があるとは思ってなかったし、

ましては阪急百貨店が半分しかないとか、松竹の映画館と同居してるとか、そんなことは全く思いも寄らないことだった。

全てをつなぐのは東京宝塚劇場だったって話ですね。


Author : hidemaro
Date : 2017/02/12(Sun) 23:57
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