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携帯電話と固定電話の番号逼迫対策

電話番号の逼迫対策、というのは固定電話でも携帯電話でも行われている。

ちょうど最近、携帯電話の電話番号逼迫対策に020番号が導入されるという話が出ていた。

M2M等専用番号の創設 (総務省)

090・080と拡張され、現在は070のPHS番号帯との統合で凌いでいる状況だが、

それも厳しいのは分かっているからとM2M等専用番号という名目で020番号が導入されることになった。


これまで携帯電話の電話番号は 090-xxxx-xxxx という11桁の番号だった。

固定電話は 042-xxx-xxxx と10桁だから、これと比べると1桁多い。

新しく導入される020番号は従来の携帯電話より2桁多い13桁というのが大きな特色である。

従来、090・080・070で 9000万×3=2億7000万番号確保できていた。(0x0の次に0が来る番号以外全て使うと9000万番号になる)

なお、ここで言う携帯電話には従来070を占有していたPHSも含む。

それに対して、020番号は桁数を2桁増やしたということで、新規に確保できる番号は80億番号となる。

そんなわけですから、020番号は電話番号逼迫対策の切り札になるという話なのだ。


ところで020番号は従来、ポケベル用の番号として使われていた。

現在ポケベルをやっている会社は東京テレメッセージ・沖縄テレメッセージの1グループしかない。減ったが一応は生き残っている。

なので、現在使われている020番号については今後もこれまでどおり使うから、現状使っている020-4…はM2M等専用番号には使わない。

M2M等専用番号は 020の次に0と4以外が来る13桁の番号と定義され、これが80億番号ってわけだ。

ちなみに13桁となったのは、これがシステムの大改修なしに対応できる桁数だったかららしい。

14桁になると現状のPHSのシステムでは対応できないんだそうで。

携帯電話のSIMカードも14桁までしか対応できないそうだから、まぁここら辺が限界なんだろうね。


こんなM2M等専用番号だが、人間が打ち込むことがない携帯電話番号に使うと決められている。

M2MってのはMachine to Machine って意味ですから、人間が関与しないような回線を想定しているのだ。

データ通信専用回線は必ず該当する。データ通信だけなら本来電話番号は要りませんから。

利用者認証のために電話番号を割りあてているんだよね。確かにY!mobileのPocket WiFiも電話番号があった。

SMSを使う場合は、そのSMSが人間とやりとりしないものならM2M等専用番号が使える。

音声通話を使う場合は基本的には該当しないが、コールセンターとの接続だけに使うようなケースには使ってもよいとのこと。

ボタンを押すとコールセンターとの通話ができるような機器での利用を想定しているとのこと。

上記のような条件に当てはまる場合でも、従来通り090・080・070番号を使うことを妨げてはいないが、

020番号はユニバーサルサービス料の徴収対象外なので、条件があてはまるなら多少なりとも負担が軽減できる020番号を選ぶだろうとのこと。


一方で固定電話の電話番号逼迫対策というのは、携帯電話に比べれば地味なものである。

携帯電話ほど急激には伸びないのだが、その一方で市外局番などで地域ごとにグルーピングしてるから、そんなに劇的には増えない。

対策の1つとして、電話番号を1桁増やすという対策が行われていた時期があった。昔は9桁だったのが10桁に増えたと。

例えば大阪市周辺では 06-633-1234 → 06-6633-1234 という変更が1999年に行われている。

これにより 06-4xxx-xxxx という電話番号も使うようになってきた。06の次が6じゃない番号は歴史が浅いかもってね。

桁数を増やすと画期的に使える番号数が増えるのだが、なかなか大変である。

そこで行われるのが市外局番と市内局番の区切りを変えるという対策である。


東京都多摩地域には 立川・国分寺・武蔵野三鷹・八王子・青梅 の5つの料金区域がある。

同一料金区域内で市外局番が同じ場合は市外局番を省略できるというのがポイントである。

で、これらの料金区域の市外局番はというと、立川MA・国分寺MA・八王子MAはいずれも042、武蔵野三鷹MAは0422と042を併用、青梅MAは0428となっている。

ここで不思議に思った人がいるかもしれないが、042という市外局番が4つの料金区域で使われているのである。

実は各料金区域の市外局番だが、かつてはこうだった。

立川MA 1997年変更 0425-xx-xxxx → 042-5xx-xxxx

国分寺MA 1998年変更 0423-xx-xxxx → 042-3xx-xxxx

八王子MA 2006年変更 0426-xx-xxxx → 042-6xx-xxxx

武蔵野三鷹MA 2006年変更 0424-xx-xxxx → 042-4xx-xxxx (0422区域は変更なし)

(市外局番変更履歴 (NTT東日本))

この変更が電話番号逼迫対策と言われてもあまり信じられないかも知れないが、実は対策になっている。

ポイントは市外局番は省略することもあるというところである。


立川MAの電話番号が0425-xx-xxxx だった頃、この区域で使える電話番号は80万番号だった。

6桁あれば100万番号じゃないの? と思ったかも知れないが、市外局番を省略するときのことを考えると0と1から始まる番号は使えない。

0から始まると市外通話と区別がつかないし、1から始まると116のような特殊な電話番号と被ってしまう。

そこで市外局番と市内局番の区切りを動かしたわけである。

すると、従来は使えなかった 042-50x-xxxx、042-51x-xxxx というのもほとんど使える。(天気予報177との兼ね合いで一部使えないものも残る)

これだけの対策で立川MAは約20万番号の新しい電話番号を使えるようになった。

市内通話で市外局番を省略する場合は5を足す必要があるが、その一方で市外からかけるときの電話番号は変わらないのでその点でも好都合だ。

その他、頭3桁が共通するのなら他の地域の余ってる番号を分けてもらって、042-80x-xxxx を立川MAに組み込むという対策もしている。

0428から始まる電話番号は青梅MAで使っているが、0428-0x-xxxxはあり得ないから立川MAがもらっても困らないと。

市外局番一覧(03・04:南関東地方)(でんぱでーたどっと混むannex)

けっこう複雑なことしてるんですね。

これを見てみると042-20xは国分寺MAが使っていると書かれているが、これは武蔵野三鷹MAの0422区域の拡張余地を奪ったってことだよね。

2006年に0424区域は042への市外局番変更をしたが、0422区域はそのままになったのは、拡張余地がないから変えないとしたんだろうな。


関東地方ではさらに驚くべき変更が行われた地域がある。

例えば柏MA、2002年に 0471-xx-xxxx → 04-71xx-xxxx という変更が行われている。

市外局番4桁→2桁というのはこれまでになかった変更だ。

なぜ3桁を飛ばして2桁になったのか。それは047-1xx-xxxxとすると、市外局番を省略したとき1から始まり、特殊な電話番号と被ってしまう。

だから3桁を飛ばして一気に2桁になったってわけ。

これにより柏MAでは 04-710x-xxxx、04-711x-xxxx の約20万番号を新たに使えるようになったのだ。結果は上と一緒なんだけどね。


以後、2桁の市外局番が新しく発生した地域には所沢MA、鴨川MAがある。

鴨川MAは 0470-9x-xxxx を使っていた(さらに昔は04709という市外局番だったのだろう)のだが、これで足りなくなってしまった。

ところが 0470の次は2~9が全て他の地域で使われてしまっていたので、0470に留まる限りは使えない。

そこで0470から始まり、従来使われていなかった 0470-0x、0470-1x を使うことを考えたのだが、

そこで市外局番3桁化すると 047-09x-xxxx となってしまい市内局番からかけると、0から始まるので市外通話と区別がつかなくなってしまう。

なので、この番号を使うために 0470-9x-xxxx→04-709x-xxxx の変更を行い、新たに 04-700x-xxxx の10万番号が使えるようになったと。

所沢MAは3桁にしようとおもったら2桁にせざるを得なかったという話ではなく、

1998年に 0429-xx-xxxx → 042-9xx-xxxx という変更を行っている。これで 042-90x-xxxx の10万番号を追加できた。

(042-91x-xxxxは同様に 0429→042への市外局番変更を行った飯能MAが使った)

しかし、それでも足りなくなってしまった所沢MAは042から始まる他の空き番号を探して 042-0xxx-xxxx を使おうとした。

そしたら、新しく追加する番号は市内局番からかけると、0から始まるので市外通話と区別がつかなくなってしまう。

そこで2004年に 042-9xx-xxxx → 04-29xx-xxxx の変更を行い、新たに 04-200x-xxxx を追加できたのだ。


携帯電話に比べると地味な変更だが、1料金区域で10万番号でも増えればけっこうなインパクトはあるよね。

固定電話の電話番号ってけっこう無駄な領域がたくさん残されてるんだよね。

鴨川MAや所沢MAにはものすごい無理をさせてしまったが、探せば10万番号ぐらいはひねり出せるのだ。

一方の携帯電話番号というのは、もともと番号を敷き詰めているということもあって、新しい番号帯を増やすぐらいしか対策がない。

しかも伸びが早いですから10万番号とか生み出せたとしてもすぐに蒸発してしまう。(年1400万番号ほどのペースで払い出されている)

020番号を導入することで、070番号の払い出しスピードが落ちるとか、すでに割りあてたデータ回線の090・080・070番号を020番号に移し替えて音声端末用に再利用できるとか期待はできる。

かなり効果的な対策だろうと思っているけど、それで090・080・070をどこまで延命できるかはよくわからない。

まぁこれがなくなれば060だろうと言われてるけどね。(060は現在は全て未使用) そこまでに収まれば許容範囲なのかな?


Author : hidemaro
Date : 2017/01/20(Fri) 23:54
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