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東京都選挙区は広いが

市議会議員選挙のようなポスター掲示板には、退勤時にすでにポスターが貼られていた。

けど、スカスカ、市議会議員選挙なら当日夕方で7割ぐらいは貼ってそうなもんだが。

まぁ東京都選挙区も広いですからね。


そう、東京都選挙区は日本で一番、選挙区の端から端までの距離が長い。なんと1000kmほどある。

1000kmというと青森県から和歌山県が収まるぐらいの距離がある。すごく長い。

といってもこれは小笠原村が東京都であるからのことであり、

島しょ部を入れたとしても青ヶ島村までならば400kmほどで済むし、本州だけならば狭すぎるぐらいだ。

しかし、小笠原村のポスター掲示板とか30枠とか用意したとしても、貼りに来る候補者ってどれぐらいいるんだろうね?

選挙区のポスターは特に証紙を貼る必要もないから、1週間前ぐらいにおがさわら丸に積み込んでおけば、海が荒れ続けない限り大丈夫そうだけど。


伊豆諸島・小笠原諸島が東京都に属しているのは海路の都合という点が大きい。

特に伊豆諸島は静岡県だった時期があったのだが、メインの航路が東京との航路だったので東京都を選んだ経緯がある。

ただ、よりによって人口があまりに多い東京都に、わずかな人口しかいない伊豆諸島・小笠原諸島、ということで都議会議員選挙からして相当におかしい。

なにしろ127人の議会で島しょ部に議員定数1人しかいないのだから。

伊豆諸島も小笠原諸島も1つの選挙区、日本一長い都道府県議会の選挙区に違いない。

一般的には都道府県議員って生活圏ごとに選挙区があって、1人以上は議員がいるものだが、そういうわけにはいかないのだ。

これでも多摩地方だと10万人ほどの市で1議席なのに、26000人ほどしかいない島しょ部で1議席はかなり盛ってるんだけど、そうはいってもねぇ。

市町村議会議員ほどではなくとも、ある程度は身近であって欲しい都道府県議会議員ですらこの有様である。

現在、島しょ部で選出されている議員は大島町に本拠地を置いているようだけど。


現在、日本の国会議員の選挙では離島であるということを理由に特別扱いを受けている地域はない。

離島だけで1つの選挙区になっているところはなく、人口が最も多い離島、淡路島ですら明石市とあわせて1つの衆議院議員の選挙区になっている。

ただし、過去にはそういう特別扱いを受けた例もあるにはあって、それが1992年まで衆議院議員選挙であった奄美群島選挙区である。

当時の衆議院議員選挙は1選挙区3~5人の大選挙区制(これを中選挙区制と言っていた)でやっていたそうだが、

奄美群島については1953年の日本統治下への復帰時にとりあえず奄美で1つの選挙区として定数1人を割りあてた。

当時の衆議院議員選挙で唯一の小選挙区ということで熾烈な争いが繰り広げられたようだ。

ただ、1票の格差の観点では問題があったので、鹿児島市と同じ鹿児島県第1区に編入され、以来、奄美単独の選挙区は設けられたことはない。


日本ではすべての有人島がいずれかの市区町村に属し、全ての市町村はいずれかの都道府県に属しており、

選挙区割り振りの基本単位である都道府県で見ても、離島であるから極端に人口が少ないというところはない。

ゆえに特別扱いする理由はなしという判断なのだろう。実際、そこまで違和感がある話でもない。

ただ、もしも小笠原諸島がいずれの都道府県にも属していないとか、そういうことになっていたとすれば、

小笠原諸島で1議席というのもやむなしと判断されていたかも知れない。

明治政府の方針で全ての地域をいずれかの府県に所属させることにしたから、そういうことにはならなかったわけだけど。(明治初期は市町村が制度化されていなくて、府県が統治機構の中心だったという事情もあるのだが)


世界的に見ると海外領土なんてものがあったりして、特別扱いせざるを得ない地域を有する国というのはけっこうある。

ちょっと調べたらスペインは基本的に県単位で比例代表で議員を選ぶところ、

アフリカ大陸にあるセウタとメリリャが市相当でありながらそれぞれ単独の選挙区になっているなどあった。

逆に特別扱いされて議席がないのがアメリカのワシントンD.C.である。議員の議席の割り当てがない。(オブザーバーは送っている)、

連邦政府直轄なので連邦を構成するいずれの州にも含まれないのでこうなるらしいのだが、理屈に合わない話である。

日本にそういう特別扱いがないのはわかりやすいし、1票の格差の観点からも評価できるのだが、選挙区の広さばかりは気になる。


Author : hidemaro
Date : 2016/06/22(Wed) 23:48
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