日記帳だ! with Tux on Libserver

二度目の大改造!! 日記帳…か?を継承し、より柔軟でパワフルなBlogに変身しました。

RSSに対応しています。リンク・コメント・トラックバックは自由にしていただいてほぼ問題ありません。
RSS購読方法、僕のリンク・コメント・トラックバックについての考えを読むことをおすすめします。

<< 過去

未来 >>

均一区間が拡大すると起きること

来年3月から京都市バス・京都バスの均一区間(230円)が拡大するそうだ。

【広報資料】「岩倉,修学院地域」への均一運賃区間拡大等に関する協定について (京都市交通局)

こうすると京都市内の観光で必要な市バス路線はほぼ均一区間に収まるな。

いや、高雄はやっぱり無理か。


そもそも、京都市バスは条例で運賃は230円均一と定めている。

けど、実際に京都市バスを使ったことがある人なら気付いているかも知れないけど、整理券を取って230円以外の運賃を払う路線はいくらでもある。

四条烏丸~太秦天神川駅~高雄のバスだと、四条烏丸から高雄は520円、太秦天神川駅から高雄は410円かかる。

もう1つ例を挙げると、洛西ニュータウン周辺のバスは全て整理券系統で、桂駅~洛西ニュータウン内の運賃はだいたい240円のはず。

そりゃ四条烏丸から高雄まで乗っても230円だったら安すぎるけど、それにしてもなぜ均一にならないんでしょうね。

実は条例ではこうも定義されている。

第4条 他の一般乗合旅客自動車運送事業の路線と競合する路線で管理者が定めるもの,有料道路を運行する路線その他均一制の旅客運賃によることが適当でないと管理者が認める路線(以下「調整路線」という。)に係る普通券又は定期券による旅客運賃の額(次項の規定により管理者が定める普通券による旅客運賃の額を除く。)は,第3条の2第1項及び前条の規定にかかわらず,当該他の一般乗合旅客自動車運送事業の運賃,当該有料道路の料金等を勘案して,管理者が定める。

(京都市乗合自動車旅客運賃条例)

他のバス会社との競合路線はそのバス会社に合わせた運賃を定めてもいいと決めているわけですね。

これにより京都市バスは高雄までバスを走らせても、JRバスの運賃に応じた距離相応の運賃を頂くことができているわけだ。

もし、京都市バスが競合路線のないところに長距離路線を走らせたとしても、基本的には230円しか運賃を取れない。そういうものなのだ。

そこは市バスと民営バスの役割分担もあるんだろうけどね。


今回の均一運賃区間の拡大部はもともと京都バスの運賃に合わせていた区間だった。

一番わかりやすいのが京都駅~四条河原町~銀閣寺道~岩倉操車場前の市バス5号系統だが、

京都駅から銀閣寺道の3つ先の上終町京都造形芸大前までが均一区間で、その先は均一区間外となっていた。

上終町~岩倉操車場前の京都バスの運賃は160円均一、京都バスはさらに先に行く路線もあるから運賃上がるけど、市バスはそこまで。

均一区間内からこの区間にまたがる場合は230円以上で区間により異なり、例えば四条河原町~修学院道は250円、京都駅~修学院道は320円とかなる。

今回、京都バスが一部区間で市バスの均一運賃に合わせることで、その区間に平行していた市バスも均一運賃になるということで、

市バス・京都バスとも、上終町~岩倉操車場と乗っても四条河原町~修学院道と乗っても230円となるわけだ。前者は値上げ、後者は値下げとなる。

なお、国際会館駅前~岩倉地域内のような均一区間外完結の利用、今後も均一区間外の区間から均一区間内の間の運賃は今までと変わらない。

なので、この運賃変更だけなら京都バスへの影響はさほど大きくないのかなと。もともと市バス平行区間は市バスの利用者の方が多かっただろうし。


実は京都市バスは去年3月にも京都バスとともに均一運賃区間を拡大させている。

京都市域におけるバス均一運賃区間の拡大について (京都市交通局)

このときの拡大対象は嵯峨・嵐山地域で、このエリアのほぼ全路線を均一区間に変更している。

だから、このときの影響範囲はかなり大きくて、値下げも多いが、値上げも多かった。

消費税率変更前なので均一運賃が220円であったときの運賃で書くけれど、

均一区間拡大前は京都駅~大覚寺が250円、阪急嵐山駅前~大覚寺は190円だった。これがいずれも220円になったわけだ。

そこそこ値上げになった区間も多くて、京都バスとしてもそこら辺でバランスが取れるという読みはあったのかもしれない。

ただ、それ以上に大きな変化が、市バス均一区間で使えた市バス1日乗車券カード(通称 500円カード)が、

拡大された均一区間でも使えるようになるばかりか、京都バスでも均一区間内では使えるようになったということだ。

だから今は500円カードのことは市バス・京都バス1日乗車券カードと言わないといけないのよね。

さっき500円カードと書いたけど、500円というのは均一区間乗車2回ちょっとなので、とても安い。

こればかりに頼ると渋滞に苦しめられるはめになるが、手軽にバスであちこち行けるのは便利で、そこに嵯峨・嵐山地域も含まれるのは便利だ。


今回の拡大エリアで観光利用というと、修学院離宮とかですかね。

あとは国際会館駅まで均一区間になることでルートの多様性は増えそう。

市バス5系統ってアホみたいに混むけど、国際会館駅側は空いているので、その点では便利かなと。

もっとも、元々国際会館駅~上終町は160円だったので、フリー乗車券なければ値上げなんだけどね。

あと、市バスにとってのメリットとして考えられるのは、利用者のとても多い5系統が均一系統になることで、

均一車で増発できるなど車両繰りが楽になるとか、運賃の精算が楽になることですかね。

500円カードやスルッとKANSAIなどのカード乗車券を乗車時にカードリーダーに通さないと降車時にエラーが起きるのよね。

いちいち運転手がどこからか確認して対応しなければならない。

あまりにめんどくさすぎるので、500円カードは日付だけ見せればよろしいという対応をすることもあるとか。

どうせ大半は銀閣寺や岡崎公園あたりからの利用なわけで、均一区間内なのでそのまま降りてよろしいとしか対応できないわけだし。

まぁ5系統にはそういう困った話もあるのですよ。一番喜んでるのは市バスの運転手かもね。


Author : Hidemaro
Date : 2015/12/06(Sun) 12:53
交通 | Comment | trackback (0)
blog comments powered by Disqus

トラックバック

トラックバックURL取得

Tools