小選挙区の戦いは厳しい

先日、衆議院が解散したもんだから衆議院議員総選挙が行われることになっている。

もうすぐ告示日が来るようでポスター掲示板が設置されつつある。


そのポスター掲示板を見て思ったのは枠数が多いなということ。

普段だと衆議院小選挙区も参議院選挙区も定数1ということもあってか6枠の掲示板を設置していた。

県議会議員選挙も定数2だけど、確か6枠の掲示板でやってたような気がする。

ところが今回の選挙で設置された掲示板は8枠、市議会議員選挙のアホみたいに枠数の多い掲示板を別とすれば一番多い気がする。


なんでこうなったのかはよくわからないが、候補者数が多いことが見込まれたのではないだろうか。

実際に立候補を予定しており説明会に来た人数を元に決めたのか、見切り発車なのか、

よくわからないが、大は小を兼ねる。枠数にゆとりがあるのはよいことだろう。


そうはいっても小選挙区、定数は1である。

定数1に対して3人以上立候補者がいたところで、3人以上で拮抗し合うということはほとんどないだろう。

1人が圧勝するか、2人が拮抗するかどっちかだろう。

もちろん拮抗する2人以外も票は取れるだろうが、残念ながら小選挙区制は1位でなければ投じた票はほとんど役立たない。

比例代表の同一順位の候補者の順位を決めるのは小選挙区での惜敗率だから、

民主党のように基本的に重複立候補の候補者を同一順位にしている政党の候補者なら、投じた票も少しは役に立つ。

しかしそれだって政党の方針による。


いずれにしても言えるのは小選挙区制では候補者が乱立しても結局は当選できないということなのよね。

だからこそ自民党と公明党、民主党と国民新党のようなところは、

小選挙区ではどちらかの候補者だけ立てて、お互いに推薦し合うというシステムを取っている。

そうしないととても持たない。

もちろんそのことは乱立した新しい政党も理解していて、急速に統合が進んでいる。

小選挙区への候補者の立て方がどうなるかは知らんが、主張の似た政党の候補者同士が食い合えば、両方落選するだけだ。

だから今のうちに主張が似ている政党同士で統合するということが行われているのだろう。


比例代表はそこまで政党が乱立することは問題にならない。

全く問題が無いわけでもないけどね。衆議院は比例区もブロック制だから事実上の足きりがあるし。(参考 : 衆議院比例区のブロック制のデメリット)

その点でも統合を進めておくのはメリットがあるが、小選挙区ほど切実な問題があるというわけでもない。

小選挙区のことを考えるとさらに統合を進めたいようだが果たしてどうなることやら。


ところで今回の衆議院議員総選挙の投票日は12月16日、

この日は学位授与の小論文試験の日だ。

まぁ午前中だけだから、地元に帰ってきてから投票所に行ってもいいのだが。

不在者投票か期日前投票することになるかなぁ……

地元の市役所に出向かないといけないがそれぐらいの時間はあるし期日前投票かなぁ。

正直、小選挙区はあまり期待してないのだけど、比例区もあるしちゃんと投票に行くわ。