折り返し設備は客を救う

研究室で研究のネタ探しをして、17時すぎにいつものように研究室を出て電車に乗って帰りはじめた。

それで電車に乗ってしばらくして、乗り換え先の路線が人身事故でダイヤが乱れていると放送が入った。

「えー」と思ったけど、よく考えたらこれまで他線の情報って放送されることなかったよな。

車掌が連絡用携帯電話を持つようになったからか。(参考 : 近鉄電車の車掌が運行情報確認用の携帯電話を携行します(近鉄) (pdf))


ここで振替輸送に逃げるというのも手なのかもしれないが、どうせ近鉄じゃないと帰れないので。

ダイヤは乱れてるが動いているとも放送されてたし、たいしたことないで、と乗り換え駅に到着。

案内表示もなんしか表示されてるし大丈夫や。

とおもってホームに行くと「現場検証のため事故地点付近では全く電車が動いていません」と放送が流れている。

一旦運転再開しても警察に止められるってことはよくあることらしいけど。


ともかく電車が来ないんだからホームで待つしかないが、人がたまって大変だ。

都心のターミナルで運転再開のめどが立たない時に改札止めされたとか聞いたことあるけど、そりゃ改札止めもあるわな。

向かい側のホームでは事故地点に進入できないので、事故地点より先に行く人に迂回乗車を勧める放送が流れたりしていた。

先に列車が進めないと詰まってしまうから、この駅で運転打ち切りになって車庫かどっかに走っていく車両もあった。


どうせ先に進めないなら、そこにいる車両折り返して反対向きに走らせてよと念じていた。

駅到着後、10分ほどして、車庫から列車を出して走らせるよと放送が流れた。

幸いなことに事故地点と駅の間に車庫があったので、なんとかここから出してこれたらしい。

もしかすると、事故地点に進めない電車を打ちきりにして折り返させたのかも知れない。

とりあえず各停が1本走ってきて、これで無事に帰宅することが出来た。

予定よりも40分遅れぐらいで帰れた。まぁこの程度で済んで幸いか。


以前もこうして途中駅から車両を出してくれたことがあって、このときも助けられた。

このことからも折り返し拠点って緊急時に役立つよねって感じる。

ただ、車庫の駅と事故現場の間では事故現場での運転が再開されるまで電車が来ないのかもしれないと考えると、

うーんと思った。実際にはどうだったか知らんけど。


今年9月、JR西日本がいくつかの駅に折り返し設備を設置すると発表していた。

9月定例社長会見 (JR西日本)

尼崎・吹田・灘の3駅に折り返し設備を設けるという内容。

現在、吹田~京都で事故が発生した場合、そこより西で折り返し出来る駅は大阪駅しかない。

しかし大阪駅1つで折り返しできる本数は限られるため、普通・快速を優先して、新快速は全線運休にするという措置が執られているらしい。

それを普通・快速を吹田で、新快速を大阪で、と分担することで、大阪~吹田の各停と全区間の新快速の運行が確保できると。

灘駅の折り返し設備は灘~大阪で事故が発生した時、現在は西では西明石で折り返しを行っていて、西明石~灘は全く運転できなかった。

これを普通は灘で折り返すことで神戸市内までJRで往来できるようになるということだそう。

事故は起きないのが望ましいが、発生することは避けられない。そんなときの備え、あることはよいことだと思う。