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個人情報を非接触で読み出すのは難しい

顔認証ゲートではパスポートのICチップに格納された情報を使うということを紹介した。

他にもICチップが埋め込まれた本人確認書類はあるけど、似たようなことはできるのだろうか?

と考えてみたが、意外と難しい。


身近なICチップが内蔵された本人確認書類にはパスポート以外に 住民基本台帳カード、マイナンバーカード、運転免許証、在留カード がある。

いずれも氏名・生年月日・住所の基本情報と顔写真が記載されている点では共通している。

パスポートは漢字氏名と住所は入ってないけどね。(そもそも最終ページに手書きで記載する事項)

ICチップは、記載事項が正しいことを確認する機能を持っていること、データを読み出すには何らかの事前情報が必要になることも共通している。


ところが、細部においてはけっこう差がある。

住民基本台帳カードでは、データの読み出しには カードの有効期限・生年月日 が必要で、氏名と住所は画像データとして格納されている。

そう、画像データなんですね。おそらく文字コードに登録されていない漢字などを取り扱うことも考慮してるんだろう。

在留カードは、データの読み出しにはカード番号が必要で、表面の情報は一括して画像データで、裏面の追記事項は文字で格納されている。

運転免許証は、データの読み出しには暗証番号が必要で、これは免許証には記載されていないので、本人に入力してもらう必要がある。

1つ目の暗証番号で氏名・生年月日・住所と運転免許証の番号・有効期限などが取得できる。2つ目の暗証番号で顔写真と本籍情報が取得できる。

運転免許証は顔写真以外は全て文字データで格納されている。


複雑なのがマイナンバーカードで、「券面事項確認AP」と「券面事項入力補助AP」の2機能があって、

なおかつマイナンバーという使える人が限られる情報がある都合、マイナンバー以外とマイナンバーを分けて取り扱えるようになっている。

マイナンバー以外の券面事項確認には、生年月日・有効期限・セキュリティコード が必要で、少なくとも顔写真・氏名・住所は画像データとして格納されている。

マイナンバーの券面事項確認には、マイナンバーが必要で、マイナンバーは画像データとして格納されているらしい。

マイナンバーを入力するとマイナンバーの画像データが得られるって何の意味があるんだよと思うけど、偽造防止には意味があるのかな。

これに対して、券面事項入力補助APは画像データではなく、文字データで格納されている。

すなわち、生年月日・有効期限・セキュリティコード を入力すると、氏名・住所・生年月日・性別の文字データが、

マイナンバーを入力するとマイナンバーの文字データが得られる。マイナンバーはこっちが券面確認APでよかったのでは?

あと登録した暗証番号を使うと、それでマイナンバーもマイナンバー以外も一括して取得できるよう。

マイナンバーカードには4つの暗証番号があって、その1つが券面事項入力補助用らしい。そんなのあるのね。


総合すると、文字データとして氏名・生年月日・住所が得られるのは運転免許証とマイナンバーカードの2つ、

顔写真はいずれも独立したデータとして取得できる。顔写真の取得という用途だけなら、いずれでもよい。

ICチップへのアクセスに必要な情報が券面から取得できないのは運転免許証、

それ以外は券面から取得できるが、機械での読み取りを考慮しているのはパスポートだけ。

マイナンバーカードはマイナンバーを格納したQRコードがあるが、マイナンバーは定められた目的以外で使えない。

ただ、調べた限りではマイナンバーカード・在留カードのICチップ読み出しに必要な情報をOCRで取得するシステムもあるようだ。


ICチップからの情報取得という観点ではマイナンバーカードがよさそう。内容も充実しているし。

ただ、ICチップ読み出し用の情報を拾うのがめんどくさい。人間にとってもちょっと難しいが、機械がやるのはもっと難しいだろう。

一番難しいのが生年月日を拾うところじゃないかなぁ。元年は”01”と入力するとか、外国人は西暦表記の下2桁を拾うとか。

どうせなら、OCR向きの文字を用意しとけばよかったのにと思うんだけどね。

というか、読み出しに使うパスワードは 生年月日(8桁)+有効期限(年のみ4桁)+セキュリティコード(4桁)の計16桁なんだけど、

セキュリティコードは独立して左下に記載しているわけで、じゃあ16桁全部を左下に書いてもよかったのでは? とも思う。

まとめて書いておけば人間が読むにもOCRで読むにも好都合だし、OCR文字で書けばなおよし。


せっかくの非接触ICカードなのに、目視で文字を拾ったり、OCRで文字認識したりというのは変な気もするけど、それだけ重要な情報を持っているからこそ。

重要な情報をICチップ内でも持っているからこそ、本人確認にも役立つ。

理屈はわかるんだけど、もうちょっとなんとかならないのかなぁとは思うんだよね。

通信範囲がとても狭ければこういう対策も考えなくてよかったんだろうけど、半径10cmだと財布の外からでも取れちゃうので要対策なんだよね。

クレジットカード・キャッシュカードのように接触式ICチップにするというのは解決策ではあるが、それはそれでめんどくさい。

それならOCRの方が楽なのかなと。OCRなら表裏だけあわせて置くだけだし。カメラとICカードリーダーが一体になった装置はけっこうあるし。


ただし、マイナンバーカードは個人情報と切り離して識別情報を読み取れる仕組みがあるらしい。

マイナンバーカードには2種類の電子証明書がある。

署名用電子証明書は電子的な実印と印鑑証明書に相当するもので、e-Taxのような公的な手続きで使う。

こちらは氏名・生年月日・性別・住所などの個人情報が入っている。署名には6~16文字の英数字のパスワードが必要。

もう1つの利用者証明用電子証明書はシリアルナンバーだけで個人情報が入っていない。

こちらはインターネットサービスのログインなどでの使用が想定されていて、広く使えるようにかパスワードは4桁の数字だけ。

で、どうもこのシリアルナンバーの読み出しはパスワードが不要だそうで、本人確認目的でなければタッチだけで使えるということ。

それを図書館の利用証に使っている市町村もあるようで。民間でも手続きを踏めば使えるようで。

それなりに考えられてるんですね。


Author : hidemaro
Date : 2018/10/04(Thu) 22:59
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バイオメトリクスパスポートってこと

日本でICパスポートが導入されたのは2006年から。

長くてもパスポートの有効期間は10年だから、一部の特殊なケースを除けば日本人のパスポートは全てICチップ内蔵だ。

そうはいっても、ICチップって偽造防止に役立つぐらいでしょ?

って思ってたら、いつのまにやら、こんなものが登場していた。

顔認証ゲートの本格導入について(お知らせ)(法務省)


実はパスポートへのICチップの埋込はバイオメトリクス情報を埋め込むためだとされている。

もちろん、一般的なパスポートの記載事項もICチップに格納されているんだけどね。

このバイオメトリクス情報としては指紋・虹彩といった情報も格納できるようだが、

日本のICパスポートは、必須のバイオメトリクス情報とされている顔写真の情報だけを格納している。

って、結局それってパスポートの記載事項と一緒じゃないのって。まぁそうだよね。


従来からパスポートの最初のページをOCRで文字認識することで、

国籍・氏名・パスポート番号・生年月日・性別・有効期限などの基本情報を読み出すことはできた。

ただ、顔写真は画像としてスキャンするぐらいしか方法がなく、鮮明なデータを得るのは難しかったはず。

これがICチップに顔写真がデータが格納されたことで、鮮明な画像データとして得られるようになった。

このデータを使うことで顔認証で出国・帰国の認証ができる程度の信頼性が得られたということだ。


従来から自動化ゲートというのはあったけど、これはあらかじめ入国管理局で指紋の登録をした日本人・再入国許可を受けた外国人が対象だ。

指紋を使うことで信頼性が高まるが、事前の登録が必要という難点があった。

ただ、事前登録が必要な代わり、パスポート自体は必ずしも機械読み取り可能でなくてもいいみたい。

(有効なパスポートを持たない人に発行される冊子状の再入国許可書すら可)

今後は日本人があえて自動化ゲートを使うことは少なくなると思うけど、外国人については今後も残るんじゃないだろうか。


ところでICチップから顔写真のデータを読み出すのだが、使い方の説明には

青色のLEDが点滅している旅券リーダに,IC旅券の顔写真のページを開き,裏返して置くと,機械が自動的にIC旅券の情報を読み取ります。

と、顔写真のページを開いて、機械に置く必要があるとなっている。

どうせICチップから読み出すなら、閉じたままでもいいんじゃないの? と思うかも知れないが、そうもいかないのだ。

というのも、非接触で知らないうちに個人情報が読み出せてしまっては困るから。

カードが見えなければICチップも見えない

パスポートではパスポート番号・生年月日・有効期限とチェックディジットから生成されるキーがないとアクセス出来ない。

だから、ICチップから情報を読み出すとしてもOCRは必須だと。めんどくさいけど、個人情報を守るためには必要なことだ。


やっと、当初、ICパスポートが導入されたときに言っていたことが実現してきたって感じですね。

今回、日本人向けということで、比較的リスクは低いというのがポイントの1つではあったと思うけど、将来的には外国人の出国への拡大も想定しているとのこと。

最初に書いたとおり、顔写真はICパスポートで必須のバイオメトリクス情報、すでに外国人でも大半の旅行者は使えるはず。

入国審査は本人確認だけで済まないので慎重にやるべきだけど、出国審査は本人確認さえできればOKなので、

日本人で実績を積んで、外国人にも拡大というストーリーは十分成り立つ。

そう考えると出国審査はずいぶん人が少なくなりそう。


もっとも外国人は自動化ゲートでも再入国カードの回収を職員がやっているので、自動化ゲートというわりには人手がかかっている。

日本人の入出国カードと、外国人の出国カードは廃止されている。(外国人の入国カードはある)

でも、外国人の再入国の入出国カードは相変わらずあるんだよね。

なんか、ここだけは人手がかかるままなのかなぁという気もしなくはない。うまく回避出来ればいいんですけどね。


Author : hidemaro
Date : 2018/10/03(Wed) 23:58
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有効なパスポートとは?

朝にはすっかり台風は去ったが、関東圏の交通機関は点検や支障物で運休が出ていたようだ。

今日は休暇だったからそんなのは全く関係なくて(そもそも通勤に電車使わないけど)、

買い物に行こうと自転車を取りに行くと、風で倒れていた。それ自体はよくあることだけど、なぜかタイヤの空気が抜けている。

どうも倒れたときに他の自転車に当たって、バルブが緩んでしまったらしい。そんなことあるんだなぁって。

タイヤ・チューブ自体がやられたわけではないので、駐輪場に転がっていた空気入れで空気を入れ直して、買い物に出かけたとさ。


2012年から日本に3ヶ月滞在する外国人に在留カード・特別永住者証明書が発行されるようになって、外国人も住民基本台帳法の対象になった。

このとき国籍等の欄に「台湾」と「パレスチナ」が採用された。

台湾は中国の一部、パレスチナはイスラエルの一部というのが日本政府の見解だが(パレスチナは将来の国家承認を想定しているそうだが)、

一方でこれらの地域の権威ある機関が発行するパスポートは有効なものとして認めている。

すなわち、中華民国を国として認めたつもりはないが、台湾の権威ある機関であることは認めるので、中華民国のパスポートは有効だと。

その中華民国のパスポートを呈示した外国人については、在留カード・住民票の国籍等の表記は「台湾」になるという理屈らしい。


中華民国のパスポートが日本において有効になったのは1998年のこと。パレスチナはやや遅れて2002年から。

これ以前から日本は両地域に事実上の大使館・領事館を置いてきて、ビザの発給も行っていた。

ただ、パスポートは有効なものと認められないので、ビザとともに渡航証明書も発行する対応を行っていた。

渡航証明書は日本政府の発行するパスポート相当のものということで、これとビザのセットで日本に入国できると。

現在は台湾・パレスチナではこのような対応を行うことはなくなった。それどころか台湾についてはビザ免除の対象になっている。


ただ、現在も有効なパスポートを持たない人に特別の対応を行う事例は残っている。

その最たる物が朝鮮民主主義人民共和国、すなわち北朝鮮ですね。国として認めていないですから。

とはいえ、今は北朝鮮籍の人へのビザの新規発給は原則禁止になっているようだから、問題はすでに日本国内にいる人。

朝鮮籍で大韓民国のパスポートが取れない人で、日本から外国へ旅行に行く人。

このようなケースでは、入国管理局から冊子状の再入国許可書が発行され、これがパスポート相当になる。

実はこれは日本以外の国でもパスポート相当として認められて、ビザを受ければ、外国へ入出国するための証明書として使えるケースが多いらしい。

ちょっと変な気がするけど、日本も承認している国の発行する渡航証明書はパスポート相当として認めているので、それと同じことらしい。


さて、日本では中華人民共和国の発行するパスポートも、中華民国が発行するパスポートも、どちらも有効なものとして扱っているけど、

さすがに両岸同士ではそうもいかない。(といいつつ、参考書類としてパスポートを提出させているのも実情らしいが)

まず、中華民国側の対応だが、大陸・香港・マカオの人が台湾に来るにはビザを取る必要があり、

この手続きを行うと「中華民国台湾地区入出境許可証」(入台証)という1枚ペラの紙が発行される。

ビザと渡航証明書を兼ねた書類で、これを提出すると、この紙に入出国のスタンプが押される。

特別な対応はそのぐらいで、逆に中華民国パスポートは大陸に行くための出国手続きにも使える。

当たり前じゃないの? と思うかも知れないけど、そうとも言えない。


中華人民共和国側の対応だが、台湾籍の人が大陸に来る場合は「台湾居民来往大陸通行証」(台胞証)の発行を受ける必要がある。

これは香港籍・マカオ籍に発行している「港澳居民来往内地通行証」に似たカードで、これがあれば大陸には自由に出入りできる。

香港・マカオもそうだけど、大陸籍の人が両地域に渡航するには許可が必要だけど、逆に大陸に来るのは自由なんだよね。

先ほど書いた通り、台湾から出るのはパスポートでよいので、パスポート+台胞証で大陸に行くことができる。

一方で、香港・マカオは中華民国のパスポートを有効なパスポートを認めているので、

これにビザを受けるか、ビザ免除条件にあたれば入出国できるが、台胞証を呈示する方がビザ免除の条件が有利になっているよう。


逆に大陸籍の人が台湾に行く場合だが、これはパスポートではなく、大陸から出るのに「往来台湾通行証」(大通証)というカードが必要になる。

これもまた大陸籍の人が香港・マカオに行くのに必要な「往来港澳通行証」に似ているが、こちらは進入許可も兼ねているはず。

ただ、大通証は大陸を出るためだけの証明書で、日本に住んでいる大陸籍の人が台湾に行く場合にはパスポートでよい。

この違いはなに? と思うかも知れないけど、国内の旅行でパスポートを使ってはならないというポリシーがあるからでしょう。

日本に住んでいる大陸籍の人が香港に行く場合はパスポートに進入許可を受けるようだし、問題になるのは大陸を出るときだけらしい。

これは日本でも過去にあった話で、沖縄がアメリカ統治下にあったとき、沖縄への旅行には総理府発行の「身分証明書」が必要だったそう。

役割はパスポートとそう変わらないんだけどね。目的が違うということ。


原則は承認している国のパスポートが必要なんだけど、なんやかんやいって回避策があるということ。

変わったところでは国連本部では中華民国のパスポートは有効な証明書とは認められないが、

台胞証は中華人民共和国の発行する証明書ということで認められる、というちょっと奇妙な話があるらしい。

その回避策が妥当かという問題はあるんだけど、パスポートだからって無条件に認められるわけではないという一例ですね。


Author : hidemaro
Date : 2018/10/01(Mon) 22:19
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郵便貯金のホールだったもの

今日はトークイベントのために東京に出かけていた。

トークか? ちょっと歌ってたじゃないか?

ほんの少しだからトークイベントが相応じゃないかと。


その会場がメルパルクホール、芝公園近くにある。

ちょうど文化放送の局舎から近いこともあってか、ラジオのイベントで使われているのを聞いたことがある。

少し調べた限りではダンスとトークで使われていることが多いようだ。

コンサートホールとして十分な機能を備えているとは思うし、そういう用途でも使われてはいるんだけどね。


メルパルクと聞いて気づいた人もいるだろうが、この施設の所有者は日本郵政だ。

そもそも、このホールはホテル「メルパルク東京」の付属施設だ。といっても建物は分かれてるんですけどね。

かつて、郵政公社は簡易保険加入者向けの保養施設と、郵便貯金の普及宣伝施設を多く持っていた。

ただ、会社化の前にだいぶ整理が行われて、市町村や民間企業に譲渡された。

一例として、志摩市にあった メルパール伊勢志摩 は、近鉄グループの手に渡り、現在は アクアヴィラ伊勢志摩 となっている。

それでも全てがなくなったわけではなく、残った分は持株会社の日本郵政が継承している。(かんぽ生命・ゆうちょ銀行ではない)


別にそんな経緯を知っていたところで大した意味はなさそうだが、

ホテルフロント脇の駐車場の表示が、郵便局の駐車場の表示でよく使われているものと同じなんだよね。

そういうところに名残があるのかもしれない。

他のメルパルクだと郵便局を併設しているところもあるらしい。


ところで、日本郵政は施設を保有しているが、メルパルクについては運営はメルパルク株式会社が行っているらしい。

最初調べたとき、もう日本郵政の手を離れたのかと思ったが、そういうわけではないらしい。

同種の施設でも、かんぽの宿 については日本郵政の運営で残っている。


ホテルはともかく、コンサートホールというのは公的な機関が整備しないと整備されないもので、

そういう意味ではメルパルクに併設されたホールはなかなか重要なものだろう。

普通に考えたらホテルにホールなんて併設しないもんなぁ。郵便貯金の普及宣伝という目的があったからこそできたことだ。

似たようなものに厚生年金会館があって、これは全て手放して、大半はホテルではなくなったが、ホールがあった場合は比較的残っている。

大阪厚生年金会館はオリックス不動産が取得して、ホテル部分はマンションにしてしまったが、ホールは「オリックス劇場」として現存している。

今どき、国の機関がホールを整備するのはなかなか難しいが、かつてはそういうことができて、今もその名残があると。


Author : hidemaro
Date : 2018/09/24(Mon) 23:51
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パスポートのコピーでOK?

クルーズ客船の入出国は飛行機や定期旅客船とはいろいろ違うらしい。

特に寄港は短時間で大勢の客を捌く必要がある。

もともと設備的に余裕がある大空港ならそれでもなんとかなるかもしれないが、

国際定期航路のない港に発着することの方が多いわけだし。


地上側の設備が不十分な場合、入出国手続きを行う場所を仮設する必要がある。

それなら船の中に設備を持ち込んで入出国手続きを行う方が都合がよいという考えもある。

地上で行うか、船内で行うかは、地上側の設備と乗客数次第ですかね。

ちなみに定期航路でも、かつて存在した那覇~基隆(台湾)の航路では船内で入出国手続きをしていたそうな。


あと、もう1つの特徴として、パスポートを持たないまま入国させるというのがある。

本来はパスポートにスタンプ(外国人の上陸許可はシールみたいだけど)をして、そのパスポートを滞在中は携行する必要がある。

ところが、クルーズ客船の乗客は紛失防止と手続きの円滑化のために、パスポートを最初に船に預けている。

原則に従えば、入国前に返却して、パスポートを呈示して上陸許可を受けて、それを滞在中は携行するべきなのだが、それは不便だ。

そこで、かつては仮上陸許可書を発行して、これをパスポートの代わりに携帯させていたらしい。

現在は制度が多少変わって、船舶観光上陸許可書をパスポートのコピーの裏面に貼ったものを携帯することになったようだ。

この方式を取るメリットとしては、パスポートを船で預かりっぱなしでよいというのもあるが、

許可書を回収するだけで出国手続きが完了するというのもあるらしい。そうなんですね。


あらかじめ船会社が乗客の情報を入国管理局に通知することにより、手続きが簡略化されている。

どうしても入国審査官が対面で実施しないといけないのは指紋採取ぐらいになったらしい。

2007年以降、日本人と特別永住者以外の入国者は指紋採取と写真撮影が行われるようになった。

この写真撮影については省略可としたが、指紋採取についてはクルーズ客船の乗客でも必須としている。

指紋採取と写真撮影は犯罪歴がある人や過去に退去になった人が入国することを防ぐためにやっているのだが、

特に指紋採取は効果的なようで(主目的が過去に退去になった人の再入国防止なので、対象者の指紋データがしっかり存在するのもある)、

これさえしっかりやっておけば、とりあえずはOKと言う考えなんだろうと思う。


ところで、船舶観光上陸許可 ってあんまり聞き覚えのない制度だけど、2015年から始まった新しい制度だそうで。

もともと寄港地上陸許可という制度があって、これも活用していたようだが、クルーズ客船に必ずしもマッチした制度ではなかった。

これが適用できないと原則通りの入国審査を行う必要があり、これでは時間がかかる。

そこで、クルーズ客船であらかじめ船会社が情報提供してくれるのなら、もうちょっと広く簡略化した手続きをできるようにしたということだそう。

特に中国人など、本来であればビザの取得から必要な場合でも、クルーズ客船で船舶観光上陸許可を使える場合はビザが不要になる。

最近では中国を母港にするクルーズ客船も増えており、近国である日本に寄港することも増えている。

別にそれだけのために作った制度ではないんだけど、そういうメリットもあると。


パスポートを使わず入出国する人には、船の乗員もある。

船の乗員は船員手帳というのを持っていて、船員手帳がパスポートの代わりになる場合があるから。

先ほどまで書いた客船の乗客と制度は似ていて、滞在中は乗員上陸許可書をパスポートの代わりに携帯すればよい。

ただし、補足資料として船員手帳も携帯する必要があるようだけど。

これは飛行機の乗務員にも言えるのだが、飛行機の乗務員は船員手帳がないので、必ずパスポートを使うことになる。

ただ、それにしても乗員上陸許可書を使うことに差はないようで。だから、パスポートにスタンプは押さず、許可書の回収で出国する。

なお、これは外国人の話で、日本人は普通に出国・帰国の手続きをすることになると思うけど、スタンプはどうかしらない。


Author : hidemaro
Date : 2018/09/23(Sun) 23:22
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ブランド名が変わらないわけ

勤務先の業種を問われれば、製造業 とか 電気機器製造 とか答えるし、

自分自身はまさにそれに関わる仕事をしているのだけど、本当にそうかな? と思うこともある。

というのも、職場の属する事業部門の売上のうち、自社製品の割合って低いらしいんだよね。

なぜこうなるのかというと、自社のハードウェア・ソフトウェア、他社のハードウェア・ソフトウェアを用途に応じてカスタマイズして、

セット売りすることが多いからで、このような商売をシステムインテグレータという。(ハードウェアのインテグレータは分類上は製造業になりそうだけど)

製造業であるとともに、システムインテグレータでもあるというのが、勤務先の率直な理解かなと思っている。


そんな中、数年前にとある会社を買収したのだが、よく考えたらこの会社ってかなり業種が違うんだよね。

製造業ではなく、広い意味ではサービス業ですね。詳細は書かないけど。

ただ、1つ重要な共通点があって、それは主な客の業種が同じということ。

すなわち、同じ客に違ったアプローチで近づけて、切れ目なく製品・サービスを売ることができる。

お互いのノウハウを交換することで、営業・製品開発などにも影響が出てきているようだ。

なかなか、自分の職場では変化を感じていないものの、それを使うところでは少しずつ変化が出てきているということで、

新シリーズから取り入れられた機能がさらに活用されるようになるか? とか期待してるんですけどね。


それはそうとして、この買収した会社は社名変更もしていないし、ブランドも基本的には変わっていない。

これまで、この会社に買収されてなくなったり、残っていても存在感が薄れてしまったブランドは数多くある。

1つのブランドに統合されて、製品もトータルのラインナップに組み込まれていくのが普通だ。

そんな中で、この会社については、買収してまもないとはいえ頑なにブランドが変わらないんだよね。


買収といって印象的なのが MacromediaのAdobeによる買収(2000年)と、ATIのAMDによる買収(2006年)と、ALTERAのIntelによる買収(2015年)ですかね。

旧Macromedia製品 と 旧Adobe製品の境目なんて、さっぱりわからなくなっちゃったね。

ATIのブランド名はしばらく残っていた覚えがある。AMDがCPU、ATIがGPUと事業領域を明確に分けることができたから。

とはいえ、かつてATIがやってたIntel向けチップセットは廃止になったし、AMDと一緒になったことで失うものもあった。

2010年にATIブランドは廃止となり、AMD APUのようなCPU・GPU統合製品も増えてきた。

ATIブランドはなくなっても、GPUのブランドのRadeonは今も変わってないので、そこまで変わった印象はない。

ALTERAは今も現存する会社のはずなので、僕は未だにALTERAって言ってるけど、

Webサイトに行くと「インテルFPGA」と書いてあり、ALTERAのブランド名は見えにくくなっている。

違和感はあるけど、そのうちCycloneシリーズなどがALTERA製品だったことも忘れられてしまうのかもしれない。


買収した会社は、もともと他のベンダーなどと独立しているのが特色の1つではあったらしい。

グループ内で製品・サービスが切れ目なくつながるようにはなったのは、この会社にとってもメリットだと思うけど、

一方で独立の立場で製品・サービスを提供することも続けていきたいんだと思うんだよね。

そう考えると、ブランド名や事業体制を変えずにやっていくべきなのかなと思うけど、

大半の事業は重ならないとはいえ、一部に重複があって煩雑になっているという実情もあるらしい。

将来的な行方は気になるところだけど、とりあえずこの体制でもかなり手応えを感じているようだ。


Author : hidemaro
Date : 2018/09/13(Thu) 23:09
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なんで「毛」?

両毛線であったり、東武の特急「りょうもう」であったり、両毛という地域名を見ることがある。

両毛の指す地域は? と言われれば、これは群馬県・栃木県である。

群馬県にいくと 上毛新聞であったり、上毛電鉄であったり、上毛というのを見ることがあり、

両毛の一方はこれなのだろうがとは思うが、「毛」ってなんだ?


そもそも、両毛というのは群馬県・栃木県と書いたが、

ルーツからすれば上野国(かみつけのくに)と下野国(しもつけのくに)をあわせた地域を指す。

群馬県は上野国、栃木県は下野国に相当する。だから群馬県・栃木県でも正しい。

ただ、これをもってしても、何が「毛」なのかという疑問は残る。


さらに調べてみると、上野国と下野国は、もともと1つの地域で 毛野国 だったようだ。

厳密に言うと、下野国には、もともと那須国だった地域も含んでいるようだが。

この毛野国が広かったからか、2つに分離されることになった。

分離されたら 上毛野国 と 下毛野国 にしようと思ったのかも知れないが、3字では都合が悪い。

そこで、上野国と下野国になったのだが、読みには かみつ、しもつ と「毛」が残ってしまった。

上野では上毛という別名が残り、両地域をあわせた地域は 両毛 となったのだった。


両毛のルーツを知って思ったのは、丹波・丹後・但馬をあわせた「三たん」と似ているなということだ。

もともと丹波・丹後・但馬は、もともと1つの丹波国だった。

ところが現在の兵庫県北部・京都府北部をあわせた広大な地域で、山深く、地理的な断絶も多い。

そんなこともあって、丹後国と但馬国が分離されたのだという。

現在は兵庫県と京都府の一部に過ぎない地域だが、府県界を超えてゆるやかなつながりは残っている。


今日も前橋は盛況だったようで。

今日は前橋駅周辺でイベントをやってたようで、それと8000人も来たのがぶつかって(偶然だろうけど)、大変なにぎわいだったようだ。

普段の前橋駅は寂しいので(昨日の感想)、前橋の玄関口がこうして賑わうイベントがあるのはよかったんじゃないのかなぁ。

昨日だったのが本当に惜しい。(といってもチケットが買えたのが昨日だったから、それはどうしょうもないけど)


Author : hidemaro
Date : 2018/09/09(Sun) 22:36
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なぜこの名前が付いたんだろう

もう、かれこれ2週間ほどずっと異常な暑さが続いている。

熊谷では最高気温41.1℃を叩き出し、日本での最高気温の記録を更新する有様。

水曜ぐらいには少し落ち着くと言われても、予想最高気温は平気で30℃を超えている。


もう7年ほど前の話になるが、2011年9月、台風12号が大変な被害を残していった、

特に奈良県十津川村では村を出入りする全ての道路が通行止めになり、

土砂崩れにより川がせきとめられ、複数の土砂ダムができ、大変危険な状態が続いた。

翌年の夏に熊野三山と十津川村に行っているが、土砂崩れの跡がたくさん残されていた。

和歌山から那智山へ新宮へ, 十津川バス横断の旅

当時、住んでいた地域の近くで起きた大災害ということで、とても記憶に残っている。


その 2011年台風12号 だが、後に紀伊半島大水害と呼ばれている。

といっても、この名前を付けたのは誰なんだろうか?

少なくとも国が命名したものではないはず。国がこの災害を言うときは「平成23年台風第12号」と呼んでいる。

ただ、被害の大きかった和歌山県・奈良県・三重県はいずれもこの災害を「紀伊半島大水害」と呼んでおり、この名前は広く使われていることがわかる。

何の疑問も思っていなかったけど、確かにどこで命名されたのかというのは気になるところ。

明治に起きた、類似した被害を及ぼした災害を「十津川大水害」などと呼んでいたのも踏まえた呼び名なんだろうか。


先日の豪雨、台風によるものではなく、梅雨前線によるものなので、自動的に名前が付くものではない。

ただ、被害の甚大さから、国は早々にこの豪雨に「平成30年7月豪雨」と名前を付けた。

過去にも台風由来ではない豪雨にはこのような名前を付けている。

去年7月に福岡県・大分県で大きな被害を出した豪雨には「平成29年7月九州北部豪雨」と命名している。

ただ、今回は地域名が入っていないのよね。かなり広い範囲に影響が出た豪雨だったのもあるんだろうか。


でも、ニュースとか見ていると、すでに「西日本豪雨」という呼び名に収束しつつあるような気がする。

岐阜県~九州にかけての広い地域で記録的な大雨をもたらし、

特に被害が大きかった地域を列挙しても 広島県・岡山県・愛媛県 の3県にまたがっていることも考慮しているのだろう。

まだ、定着しきったとは言えないが、特に問題視されている様子もない。


災害の呼び名で混乱があったといえば、2011年の東北地方太平洋沖地震だ。

地震の名前は震源地からある程度機械的に決まるが、直下型地震でもなければ震源地と被害の出る場所は必ずしも一致しない。

宮城県・福島県・岩手県の太平洋沿岸の被害が特に大きかった一方で、茨城県・千葉県などの関東地方の被害も大きかった。

そんなわけで、この地震による一連の災害を一体どうやって呼べばよいのか困ってしまった。

NHKは「東北関東大震災」と呼んでいたのを覚えているが、東北大震災と呼んではちょっと実態に合わないという思いが透けて見える名前である。

最終的には国が「東日本大震災」という名前で呼ぶことを決定して収束していったが、少し時間がかかった覚えがある。


今は「先日の豪雨」とでも言っておけばいいけど、それがそのうち通じなくなるのは言うまでもない。

豪雨の被害にあった地域では、復興にしても、将来の教訓としても今回の豪雨の話をしなければならない機会も多いだろう。

そうなったときにわかりやすい呼び名というのは必要になってくるんだよね。

実際、十津川村の歴史を見てみると明治の十津川大水害と、2011年の紀伊半島大水害というのは、村の歴史の中でも特に大きく扱われている。

山深い土地でどう生きていくべきかという教訓を与えているものということだろう。


Author : hidemaro
Date : 2018/07/23(Mon) 23:16
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確かに熊谷は暑いんだけど

ひどい暑さが続いており、今日も最高気温39℃近くに達する地点が出ている。

しばらくはひどい暑さが続くようで注意が必要である。


暑いといって思い浮かぶところはいろいろあるだろうが、関東地方では熊谷が暑いことで有名だ。

あまりの暑さに「あついぞ! 熊谷」なんてキャンペーンをやっていた時期もあったほど。

でも、なんで熊谷が暑いと言われるのだろう?

そりゃ内陸性の気候でフェーン現象の影響を受けやすいから……という話もあるけど、なぜそもそも熊谷がピックアップされるのだろうか。


実は埼玉県で唯一の気象台が熊谷地方気象台なのだ。

一般的に気象台は県庁所在地に置かれるものだが、埼玉県については熊谷に置かれている。

理由は埼玉県庁が東京からあまりに近いからと言われている。

県庁所在地の都市に気象台がないのは埼玉県だけではなく、千葉県(銚子地方気象台)と滋賀県(彦根地方気象台)がある。

千葉は東京、大津は京都から近いということが考慮されているのだろう。


一方で複数の気象台がある都道府県もある。

1つは北海道、札幌・函館・旭川・室蘭・釧路・網走・稚内と7箇所ある。

もう1つが沖縄県、那覇・宮古島・石垣・南大東と4箇所ある。

沖縄県の気象台の配置は海の観測も考慮したものになっているらしい。

南大東島地方気象台は唯一村にある気象台だ。さいたま市になくて、南大東村にある役所、それが気象台だ。

あと、以前は京都府にも京都地方気象台の他に舞鶴海洋気象台の2つの気象台があった。

海洋って付いてるけど地上観測もやっていたので、完全に2気象台体制だったが、地上観測は集約され、舞鶴での観測は無人化された。

特殊な気象台として成田・東京・中部・関西・福岡と航空地方気象台というのがあるが、こちらは航空向けに特化しているので他の気象台とは違う。


最高気温のランキングに出てくるのは、気象台だけではなく、それ以外の気象官署(大半は無人)もある。

ただ、アメダス観測点ほどは数がないので、関東平野内陸の観測点も限られていて、熊谷、前橋、宇都宮ぐらいでしょうね。

前橋も熊谷とともに最高気温の記録で見ることは多いかな。

いずれにせよ、熊谷が特異的に暑い都市というわけではなくて、

たまたまこの地域の観測所が熊谷に置かれたから、熊谷で記録が出るってだけのこと。

この近くでもっと暑い都市は他にあるのかも知れない。


こういう話は他にもあって、餃子とか納豆の消費が日本一の都市なんていうのも、

家計調査のデータが出るのが県庁所在地の都市と政令指定都市だけだからという話で、

確かに宇都宮市とか浜松市は餃子の消費額が多いのかも知れないけど、もっと多い都市がある可能性は否定できない。

家計調査自体はそれ以外の地域でも行われているが、都市単位の統計データとして出せるのは主要な都市に限られるということ。

かといって都道府県とかという単位ではなく都市単位というのがちょっと不思議ですけどね。


Author : hidemaro
Date : 2018/07/17(Tue) 22:28
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復旧しつつあるけど

昨日はイトーヨーカドーに、今日は市内の商店街に買い物に行ったけど、

昼間にいくつもりがどっちも暑すぎて、夕方にならないと出られなかった。

というか洗濯物を干すために外に出ただけでも暑くて暑くて。

夕方になって比較的マシになったから買い物に出たというけど、

近くのアメダス観測点の数字を見ると、気温が31℃というのだから十分暑い。


西日本での豪雨から1週間ほどが経過した。

直後は近畿圏・中国地方の鉄道・高速道路が軒並み通行止めになるような状況だったが、

1週間でかなり開通が進み、特に高速道路では山陽自動車道・中国自動車道ともに復旧した。

関門海峡の先の九州自動車道では一部通行止め区間が残っているが、北九州高速で迂回可とのこと。

というわけで広域では人は新幹線で、車は高速道路で移動可能になった。

ただ、未だ深刻な状況が続いている地域も多いようだ。


特に深刻なのがJR呉線、全線にわたり1ヶ月以上の運休が宣言されており、平行する道路も軒並み被災。

国道は暫定的に開通したものの、ひどい渋滞が続いているとのこと。

広島呉道路(クレアライン)という高速道路があるが、これも被害が大きく、復旧には時間を要するとされている。

有効な迂回手段に乏しく、唯一時間が読めそうなのが広島~呉~松山のフェリー、海路という手段があるのはまだ幸いとも言えるが。


そんな中で、明日から限定的だが代行輸送のバス・船が運行されるとのこと。

限定的というのは朝に呉駅→広島駅、夕方に広島駅→呉駅と一方向きしかないということ。

ただ、一方で広電バスが呉~広島の路線バスを再開させている。

この路線バスも本来はクレアライン経由なので迂回しての運行ではあるのだけど。

国道の渋滞がひどいため、一部区間でクレアラインの不通区間を特例的に使うとのことで、多少は渋滞の影響を軽減できる。

さらに、渋滞の影響を全く回避出来るように船も朝に1本限定でJR代行船として運航されるとある。

なんとJRの宮島航路で使っている船を持ってくるのだという。車両甲板まで開放して550人一気に運べるようだ。

まだ十分とは言いがたいのだろうが、長期戦に向けた体制は整いつつあるようだ。


呉線が特に深刻だと書いたけど、JRが1ヶ月以上の運休を宣言している路線が他にも多数ある。

ただ、三原~広島、岩国~徳山については新幹線での代行輸送が効果を上げている。

車両変更・臨時停車・増発などを行い沿線の足を確保している。

岡山~津山を結ぶ津山線は、一部区間を除いて明日に運転再開、一部は1ヶ月以上運休だが、代行バスの設定も行われる。

当該区間は過去にも長期不通になっており、よくも悪くも代行輸送の実績はある。

主要路線で代行輸送のアテがついていないのは岡山~米子を結ぶ伯備線ですかね。

ただ、一方で都市間の高速バスは走っているし、市町村が通学バスを走らせるなどの対応も行われているようだ。

JRも代行輸送を検討中とは書いてあるが、ちょっと準備に時間がかかりそう。


ライフラインという点では水道も復旧しつつあるのだが、復旧のめどが立たない地域があるよう。

というのも、愛媛県宇和島市の一部地域に水を供給している浄水場が被災したのだが、なんと現地での復旧が不可という状況で、

代替の浄水場を整備しなおすまで本格的な復旧はできないようだ。

さすがに断水がずっと続くと衛生面でも影響が大きいので、暫定的に通水しようとしているようだけど、なかなか厳しい。


長期戦を覚悟しないといけない地域もいくつも出てきているようだが、うまく工夫しながらやっていくしかない。

大変なことだけど、いつまでも何も出来ないままというわけにもいかないのだから。


Author : hidemaro
Date : 2018/07/16(Mon) 23:16
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