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やたらハッシュタグを付けていた

昨日、「シブヤノオト」のAqours特番のことを紹介した。

公共放送の追ったAqours

番組を見ながら、Twitterに感想を書き込みつつ、一方で感想を拾っていた。


昔から、ラジオやテレビの感想をTwitterに書き込む時には、放送局や番組に関するハッシュタグを付けていた。

超!A&G+で放送されているFIVE STARSの感想を書き込む時は #agqr #ag_5stars のように。

昔からそうしてたようなと思ったけど、ここ2年ぐらいの話だったようだ。

超!A&G+はインターネットの放送局だけあって、#agqrというハッシュタグの検索結果が視聴画面に表示されている。

番組でも公式に言っている場合もあって、FIVE STARSの #ag_5stars もそう。

シブヤノオトについては、公式Twitterでも #シブヤノオト と付けているからこれが公式だろう。

これを使ってTwitterの感想を追っていた。


一方で、自分のTwitterのタイムラインを見ていると、

特に何も付けてないけど同じ番組見てるんだろうなという人が何人か見受けられた。

なるほど、こうしてなんとなく見たことをつぶやく人もいるんだなと。

確かに公式にハッシュタグ付けてねと促しているわけでもないし、生放送でもないから双方向要素はない。

あまり意味はないのかなと思いつつも、やっぱり生放送のラジオ番組のようにやりたくなるのは、いつもの癖か。


以前、かつてのクラスメイトに「やたらとハッシュタグをつけて実況している」と言われたが、

自分ではあまりそうでもないつもりだったが、よくよく振り返ってみると、確かにそうだった。

周りにはラジオ番組の実況をしたりする人が多いように見えていたから錯覚していたけどね。

そういうラジオ番組で鍛えられた人には当たり前でも、そうでない人はあえてやらないと。


結局、検索されないと意味はないんですよね。

その点では双方向性のあるラジオ番組とかじゃなければあまり意味は無いのかもしれない。

あるいは、生放送でなくても、出演者が「エゴサーチ」していることを公言している場合もある。

すなわち、ハッシュタグをつけることで感想を出演者に伝えることができるわけである。

でも、ラジオやテレビを見聞きしながら、検索してみると、他の人はこんなこと考えてるのかとか発見があっておもしろいけどね。

ラジオはともかく、テレビでは目が足りないのが悩みだけど。そういうところも含めてラジオの文化かもしれないね。


Author : hidemaro
Date : 2019/01/16(Wed) 22:42
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OGP対応しようと思ってやっていない

前々からやろうと思って思ってやっていないのが、

TwitterやfacebookなどにこのBlogのURLを貼られたときに表示内容を定義できるOpen Graph protocol(OGP)への対応。

設定しないままではイマイチな表示になる場合があるのは知ってるんだけど、

一方で画像がほとんどないこのサイトで対応してもなという考えもあって、進んでいない。


OGPはSNSへのWebページの統一的な引用方法を定義するものだが、

やはりポイントはWebページを代表する画像を決められること。

Instagramであれば投稿された画像がまさにそれに該当する。

もっともInstagramはTwitterでの表示はできないようだけど。

どうもTwitterはOGPに対して拡張した設定を要求しているようだ。


OGPはHTMLのmeta要素で、表示に必要な情報を定義する。

タイトル、タイプ、画像、URLの4つが基本要素で、あとは必要に応じていろいろ。

サイトのタイトルを定義できるsite_nameとか、概要を記述できるdesctiptionとかは有用そう。

タイプというのはコンテンツの種類で、music, videoはさらに細かく細分化され、他はarticle, book, profile, websiteがある。

こういう一般的なページの場合は、トップがwebsiteで、各記事はarticleに該当するようだ。

あえてmovieとかmusicとかbookとか定義するのはあまり多くないかもしれない。


これに加えてTwitterではTwitter Cardという機能に対応した記述を要求している。

Optimize Tweets with Cards (Twitter)

最低限、meta要素でtwitter:cardを定義すれば良い。

これはTwitter上での表示方法を決めるもので、画像を大きく表示するならsummary_large_image、それ以外ならsummaryでしょう。

これに加えてTwitterのユーザー名を定義できるが、用途は不明。必須ではないと書かれているが。


ただ、画像がないとあまり面白みがない。というか一応は必須要素ですからね。

ここがOGPの根本的な目的で、そこで見栄えする画像がなければ、そこまで意味は無い。

とはいえ、OGP対応しておかないとヘンテコな表示になる場合があるんだよね。特にfacebookだよね。

TwitterはTwitter Card用の設定をしなければ、ただのURLが表示されるだけなので、見栄えはしないが害もない。

というわけで、なにがしか設定しておくべきかとおもいつつ、どうせ引用する人なんてそうそうおらんだろと。


裏返せば画像が多いサイトなら、ぜひとも対応しておきたい機能である。

各ページに画像はなくても、扉絵があれば、それを統一して設定しても良い。

設定自体はmeta要素を追加するだけなので、そんなに難しい話ではない。

設定するべき要素が揃っていれば、そんなに難しくはないんですよ。

そう、気乗りしないのは画像が皆無だから。そういうこと。


Author : hidemaro
Date : 2019/01/14(Mon) 22:35
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インターネットのおよそ30年間

年明けにNHK Eテレで「平成ネット史(仮)」という番組を放送していた。

Eテレでやるってことは教養番組なのかな。一応、歴史なのかなぁ。

昨日の再放送とあわせて、前後編、計2時間見た。


平成というのは偶然にもインターネットを語るにはよい区切りだった。

1989年はインターネットというのは基本的になかった。(研究機関の間では存在していたらしいが)

一方でこの時代はパソコン通信があった時代でもある。だから、インターネット前史から始まる。

まもなく、インターネット元年とも呼ばれたWindows 95発売の1995年を迎え、

ここから、モバイルインターネットへ、ブロードバンドへ発展していき、2010年頃にはインフラ的にはほぼ完成を迎えたと思っている。

そうして完成したインフラでできることがいろいろ見えてきたのが2018年だったということではないだろうか。

偶然にも1989年~2019年のおよそ30年間の間に、そういうのが全て詰まっていたということである。


2010年頃にインターネットのインフラがほぼ完成を迎えたというのは、僕の理解である。

家庭のインターネットは、電話線から始まり、ADSLまたはCATVのメタルのブロードバンドインターネットが普及し、今の主流はもはや光である。

家庭に光回線を引き込むFTTHは、2001年にはサービスを開始していたが、当時は工事費が高かった。

なので、2000年代前半は電話線があれば工事がいらないADSL、同軸ケーブルを引き込むだけのCATVが重宝された。

その後、ADSLは2006年にピークを迎え、光回線への転換が進んだ。CATVもFTTH化が進んで、地域によってはメタル回線を巻き取って光回線への統一が進んでいる。

かつてはブロードバンドインターネットにありつけない地域もあったが、2011年のアナログ放送終了に向けて、CATVの整備が進んだ。

CATVが整備されるということは、ブロードバンドがやってくるということでもある。ということで、2010年代前半で完成かなと。


モバイルインターネットは、デジタル化された第2世代(2G)の携帯電話(PDC)を使って、1999年にiモードが始まったところから、各社始まった。

モバイルインターネット前史として、ポケットベルのことも取り上げられていた。

そこから、2001年にW-CDMAを使った第3世代(3G)の携帯電話サービスが本格的に始まったわけである。(KDDIは少し違うが)

さらなる高速化・大容量化のため、2009年にLTEが標準化された。これは結果的に第4世代(4G)の携帯電話サービスになった。

次は5Gだと言っているけど、LTEの高速化・大容量化というところで考えられているのが実情で、インフラの基礎は2010年代を迎える頃には決まったのかなと。

デバイスとしても、この頃にiPhoneが日本にやってきたり、スマートフォン時代が到来したわけですからね。


インフラ的にはそうだけど、インターネットのサービスや文化というのは、まだ変化が大きい時期かもしれない。

2010年代はナローバンドの時代、モバイルインターネットが閉じていた時代のインターネット文化が少しずつ終わりを迎えている。

平成ネット史の番組Twitterでも「インターネット老人会」という言葉を使っていたが、

インターネットの世界に10年以上前からいれば、もはやインターネットの世界では老人なのだ。

2010年代になって、インターネットを使って真っ当に商売できる時代になってきたなと思っていて、最近では電子書籍を買うことも増えた。

でも、そういえば昔は書籍の違法ダウンロードがはびこっていたよなぁと。そういうことを言い出すのがインターネット老人会なんだが。

あと、インターネット世界で育ったクリエーターが表舞台に出てくる時代になっていて、この番組の出演者でもヒャダインさんとかそうだよね。

昨年末の紅白歌合戦で鳴門から参戦していた 米津玄師さんもそうだ。そういう時代なんだよね。


というわけで、この番組のイベントが東京・渋谷ヒカリエでこの週末に行われている。

せっかくだしと足を運んでみた。入場無料だったしね。

会場に行くとなんか行列が出来ているが、「ログイン」する人の列だったらしい。ログインするとインタラクティブな展示が楽しめるらしい。

年表の中にインタラクティブな要素があって、それぞれで顔認証して、その人にあわせていろいろ表示されるらしい。NHKも変なところで凝り性だ。

年表は1995年のWindows 95発売から始まり、1999年の「2ちゃんねる」開設、2008年のiPhone発売が大きなターニングポイントとして書かれていた。

番組でも言ってたし、こうして年表にまとめられたのを見ると、2000年代のインターネットは黒歴史が多かったなと思う。

ただ、この時代に発祥したサービスが発展し、今日のインターネットを作っているのも確か。YouTubeとかまさにそうですよ。


世界的IT企業による寡占や、SNSとの付き合い方など、新たな時代の課題もあるわけだけど、

インターネットが生活を豊かにしてくれるということが、やっと実感出来る時代が来たのかなと。

その道のりを振り返るのが「平成ネット史(仮)」という番組なんじゃないでしょうか。

後の時代に見返したら、そのときにはどう思うんだろう。そんなタイムカプセルなんじゃないですかね。

実は、番組名の「(仮)」というのも、そういう意図があったらしい。(cf. NHK_PR/Windows95からSNSまで!時代を駆け抜けたネットの歴史をひも解く! (NHK))


Author : hidemaro
Date : 2019/01/13(Sun) 23:10
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ゲーム会社が土管屋をする

昨日・今日と幕張メッセで「CygamesFes2018」をやっている。

6ホール借りているが、そのうち4ホールはグラブルフェスということで、グランブルーファンタジーのイベント。

ここは入場料がかかり、アトラクションやステージが楽しめるようになっている。

1ホールはShadowverseの世界大会を行っている。オンラインのカードゲームだね。

残る1ホールはオールコンテンツエリアということで、その他Cygames関係のコンテンツのステージや展示が行われている。

ちなみにオールコンテンツエリアのステージはAbemaTVによる中継が行われている。


どんなことやってるんだろうとWebサイトを見たら「LinksMateブース」というのが書いてある。

ゲームでの通信料がおトクになるSIMカードや、充電器のレンタルができます。もしものときに立ち寄ろう!

LinksMateといえば、アイドルマスター シンデレラガールズのライブにもブースを出したり、開演前にCMを流したりしていた。

目的はLinksMateという通信サービスの宣伝なのだが、それに関連して来場者への充電サービスをやっていたりする。(契約者向けというわけでもない)

ただの通信サービスならこういうイベントに出てくる理由はなさそうだが、

特徴として特定のゲームなどの通信量を通信制限から除外する「カウントフリーオプション」を提供していること。

アイドルマスターシリーズもこの対象に入っていて、Cygames関係のゲームなどもいくつか入っている。

なお、このサービスはNTTドコモの回線を借り受け、MVNOとして提供している。


それにしてもLinksMateって何者なんだろうと、運営会社を調べてみるとLogicLinksと言うそうだ。

LogicLinks社の会社概要を見てみると、すぐに謎が解けた。

代表取締役社長が春田康一、取締役に木村唯人、ってこれCygamesじゃねーか。

ちなみに木村さんは神撃のバハムートなどのプロデューサーで、Cygamesの取締役、

春田さんはかつてグランブルーファンタジーのプロデューサーだったが、現在はその役目を木村さんに引き継いでいる。

よくも悪くもファンからよく知られた人で、KMRとかHRTとか書かれてることもしばしば。


実は春田さんはグランブルーファンタジーから退いてから、LogicLinks社を立ち上げたのだという。Cygamesの関連会社である。

LogicLinks社の事業は2つ、1つはゲームの開発支援、データ分析をもとにゲーム開発の支援を行っているようだ。

もう1つが通信サービス「LinksMate」なのだが、モバイルゲームプレイヤーのための通信サービスということに尽きる。

LogicLinksの新サービスはなんとMVNO事業! 事業参入の思惑を春田康一氏に訊いた!!【超会議2017】 (ファミ通.com)

この背景としてはグランブルーファンタジーでの経験があったようだ。

ユーザーにとって、この手のモバイルゲームというのは通信量が1つの問題で、ブラウザゲームのグランブルーファンタジーは相当な通信量だったようだ。

ところが、作り手としては通信量の圧縮を行うためにコンテンツの品質を落とすのは本意ではない。

この問題を解決するためにLinksMateという通信サービスを立ち上げ、Cygamesに限らず広く各社のコンテンツと提携していきたいと。

ちなみにゲーム以外でもAbemaTVとAWA(音楽の定額配信サービス)も入っている。いずれもサイバーエージェント関係のサービスだね。


こういう形でゲーム会社が通信インフラ、すなわち土管屋をやるっていうのはちょっとした驚きである。

土管屋といえば、土管屋に抗うNTTドコモと、土管屋まっしぐらのソフトバンクという話を書いた。

dアニメストアにNTTドコモの行く先を思う

かつてNTTドコモはiモードを囲い込んでいたわけだけど、そういう時代ではなくなっている。そこで土管屋に抗ってサービスの開発を進めている。

その1つが、この記事で書いたdアニメストアだったのだが、後にNTTドコモの契約者以外にも開放している。

ソフトバンクグループはYahoo!をはじめとしたWebサービスをやってきたが、そこにアクセスする手段がなければどうにもならない。

そこで、Yahoo!BBを始めたり、Vodafoneを買収したり、日本テレコムを買収したり、WILLCOMのスポンサーになったり、EMOBILEを買収したわけである。

そこからグループ内のサービスへ誘導したり(Y!mobile加入者は自動的にYahoo!プレミアム会員になるなど)しているわけだけど、それはそれである。

LinksMateの立場はソフトバンクが通信事業に参入したときと似ている。

背景にCygamesはあるけど、Cygames以外のコンテンツもカウントフリー対象になるものがあるわけだから。


これがうまくいくかって話はあるけど、着眼点としてはなかなかいい気がするな。

LinksMateブース自体はただの充電所なんだけど、そこをきっかけに知名度を高めていきたいということで。

ちなみに春田さんもブースに行っているらしくTwitterで調べてみると「HRTとツーショット撮れた」とか出てくる。

グランブルーファンタジーのプレイヤーにとってはなじみ深い人で、もともとこういう形でファンサービスをする人だったらしい。

根本的には裏方の人なんですけどね。まして今はゲーム開発の一線から退いた人なのだけどね。


Author : hidemaro
Date : 2018/12/16(Sun) 15:17
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ヘビーユーザーには痛いかもしれない

一部のTwitterで使われていたUserStreamという機能が今日以降順次廃止となる。

UserStreamというのは、Twitterのタイムラインがリアルタイムに受信できる機能で、

クライアント側からタイムライン取得を行わなくても、タイムラインが取り逃しなく取得できて、

API制限も回避出来るということで、ヘビーユーザーには人気が高い機能だった。


まぁUserStreamが廃止になったところで、従来からのAPIは基本的に使える。

ただ、タイムライン取得は15分間で15回、すなわち平均1分に1回しか取得できない。

従来のUserStreamはリアルタイムだったから、比較にならないぐらい遅い。

でも、よく考えたら1分に1回でもそこまで問題はないか。

1回のAPI発行で取得できるのは最大100件なので、1分で100件以上流れると取り逃すことになる。

投稿数の多いユーザーを大量にフォローしてると問題だろうが、そうでもなければ許容できるのでは?


背景としてはTwitterをWebや公式クライアントで閲覧してくれれば、広告など差し込めるが、

非公式クライアントを使って閲覧されたところで、Twitterとしては収益を上げにくいという事情があるようだ。

1つのAPIキーで10万アカウントが上限になる規制が導入され、一部の非公式クライアントでは新規登録を中止している。

そういう事情を考えると、非公式クライアントの存在は経過措置のような感じはある。

一気に廃止するとユーザーが離れてしまうが、かといって、非公式クライアントを利する気はないという感じかね。


じゃあ、公式クライアントを使う方向へ向かうべきではないだろうか?

という話もあるのだが、納得できない点が多い。

WebでTwitterにアクセスしたときに困るんだけど、1つが時系列順じゃないこと、1つが希望しないTweetが表示されること。

時系列順にならないことについては「重要な新着ツイートをトップに表示」を無効化することで解除できる。

時系列順ではないというのは、Twitterが判断した過去の重要そうなTweetを優先表示する仕組みがあるから。

これが的外れであると感じることが多いので、じゃあ素直に時系列順でくれという話。

希望しないTweetというのは主にプロモーションが主だが、それ以外にもタイムラインとは差異があるようだ。


設定次第で不都合は軽減できるが、やはり慣れたクライアントに比べると使いにくいと感じるもので。

UserStreamは廃止されたとしても、それ以外は従来通り使えるなら、今まで通りのクライアント使うかとなる。

公式クライアントに比べて対応する機能がやや限定されるなどの制約はあるのだが、

それでも慣れてるクライアントを使える方がメリットあるなと。

特にWindowsのデスクトップアプリとしては公式クライアントないしね


もうTwitterはダメだという話もあるけど、極端に流速が速くない僕にとってはあまり変わらないなと。

そもそもTwitterはミニブログですからね。更新を1分間隔でポーリングするのはやり過ぎ感もある。

未読が100件超えると抜けることが問題だから1分間隔でポーリングするけど、というのが実情かなと。

世の中でTwitterを広報手段として活用しているのは変わらないわけで、今後もうまく利用して行くのがよいのかなと。


Author : hidemaro
Date : 2018/08/17(Fri) 22:28
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ダイアルアップの名残がないフレッツ光

引越にあたって、フレッツ光の回線を新しく引いてもらう必要はあるが、

回線さえ引ければ、プロバイダーには特段の手続きをしてもらわなくてもインターネットに接続できる。

というのも、PPPoE接続の場合は、プロバイダーはユーザーがどの回線を使っているか特定する必要はないから。


情報処理技術者試験の勉強をしていて、PPPoEの意味を知ったんだけど。

そもそも、ダイアルアップ接続の方式としてPPPという方式がある。

もともとは電話線で使っていた方式だが、ユーザーを認証する仕組みとしては、光回線でも有用なので、

電話線ではなくEthernetにPPPフレームと同等のデータを流す方式としてPPPoEという方式が作られたらしい。

フレッツ光はNGN網への接続を提供するサービスで、もともとNTTは法律の規定により都道府県を越える通信サービスが提供できなかった。

現在は都道府県を越えることもできるのだが、インターネットとの接続はNTTは行っていない。

そこでNGN網に設けられた相互接続点(POI)に対して、NGN網のEthernetを介してPPPのフレームを送ると、POIからインターネットに出られる仕組みになっている。

結局は電話線がNGN網に変わっただけで、やってることはあまり変わっていないとも言える。

電話線の時代はプロバイダーと契約していれば、そのプロバイダーのいずれかのアクセスポイントに電話をかければインターネットに接続できた。

それと同じことができてしまうと。


NTTと違って回線とプロバイダーが一体化されているCATVインターネットはもっとシンプルな仕組みだ。

引越前に使っていたCATV会社では、モデムにルーターまたはPCを接続すると、DHCPでIPアドレスが付与される。

IPアドレスは1回線につき1つだけ割りあてられるが、グローバルIPアドレスだった。ここから直接インターネットに通じているということだ。

1回線につき1台しかIPアドレスが与えられないので、2台以上のPCを接続する場合はルーターが必要だが、1台ならばなにもいらない。

とはいえ、PCが直接インターネットにつながるとセキュリティ上の懸念があるのだけど、

Windows共有が他の契約者との間で通じないようにVLANで契約者ごとに独立したセグメントにするぐらいの対策はやっていたはずだが。


明らかにフレッツ光の接続方式は複雑だが、それゆえの問題があって、それがPOIの混雑。

フレッツ光とはなんぞやと

引越前に調べてましたね。2014年ごろまで、Bフレッツからフレッツ光への移行期にはこの混雑が大きな問題になった。

現在はある程度落ち着いたとされているが、全く問題が無くなったというわけでもない。

こういう問題はCATVインターネットでは発生しないはず。光でもeo光のようなプロバイダー一体のサービスでは起きないはず。


といっても、それがフレッツ光のやり方だしね。と思っていたら、どうもPPPoEを使わない方式もあるらしい。

excite MEC光

exciteはIIJの回線を卸で買って、大した付加機能を付けずに小売してるんだけど、

これもそうでIIJが提供しているサービスを、シンプルに売っているだけのものだ。

IIJ IPv6 FiberAccess/Fサービス タイプIPoE

PPPoEに対してIPoEと呼ばれている方式だが、IPoEって普通のEthernetじゃねーか。つまりそういうこと。

NGN網にPPPフレームではなく、普通にIPフレームを流すことができる方式なのだ。

ただし、IPv6に限る。これが難点である。


そもそもNGN網はIPv6で構成されていて、ひかりTV や ひかり電話 はIPv6でNGN網に接続している。

これをそのままインターネット接続に使うのだが、ただフレッツ光と契約しただけではそれはできない。

すでにフレッツ光を使っているユーザーがIPoE方式を使うための手順は次の通り。

  1. フレッツ・v6オプションに登録する(無料)
  2. NTTに回線とVNE事業者(IIJの場合はインターネットマルチフィード)の紐付けをしてもらう
  3. 24時間以内にIPv6でインターネットに接続できるようになる
  4. IPv4のアクセスが必要な場合はDS-Lite方式でIPv4のパケットをカプセル化して送受信する

これを見てみるとわかるけど、回線とインターネット接続が紐付けられるという点ではCATVインターネットと似ている。

ちなみにインターネットマルチフィードはNTTとIIJが主になって設立された会社で、実質、IIJみたいなものだ。

VNE事業者の数に限りがあるので、集約することが求められたので、NTTとIIJはIPoE方式でのNGN網とインターネットの接続をこの会社に託したわけだ。

もっとも後にNTTコミュニケーションズがVNE事業者になったので、現在はNTT系の OCN や ぷらら はそちらに移行しているらしいが。


ただし、フレッツ光のIPoEでは IPv6 でしかインターネットに接続できない。

この問題を解決するために、インターネットマルチフィードはDS-Lite方式を使ったTransixというサービスを提供している。

transixサービス

IPv4のパケットをカプセル化して、インターネットマルチフィードのゲートウェイでIPv4にするわけだ。

DS-LiteはIPv4 over IPv6と呼ばれる技術の1つだが、この方式では複数人で1つのIPv4アドレスを共有する。

IPv4アドレスの枯渇には強いが、従来は1回線に1つIPv4のグローバルIPアドレスが割りあてられていたのと比べると不都合という話もある。

IPv6アドレスは少なくとも /64 は割りあてられますけどね。すなわち何台でもIPv6のインターネットに直接接続できるということ。

かといって、宅内にL2スイッチだけ置いて、複数台のPCを接続すると、外からPCにアクセスし放題になってしまうので、

結局はファイヤーウォールを置くなりしないといけないんですけどね。

DS-Liteに対応したルーターを買って置くという話なんでしょうね。


ところで、IPoEを使う手順にフレッツ・v6オプションに登録すると書いた。

実際はプロバイダーが勝手にやってくれるという話もあるが、何らかの形で登録される。

これ、何なのかというとNGN網折り返し通信が可能になるサービスらしい。

これに登録しなければ、NGN網はPPPoEの接続や、ひかりTV・ひかり電話の接続にしか使えない。

これに登録すると、NGN網に接続されている他のユーザーとも通信が出来る。

会社だとA事業所・B事業所でともにフレッツ光を契約して、v6オプションの登録を行うと、

A事業所・B事業所間でインターネットを介せずに通信ができる。

最初にNTTが都道府県を越えるサービスを提供できるようになったというのはこのことで、

NGN網内なら都道府県はおろか東日本・西日本の会社の別を越えて、インターネットに出ずに通信ができる。


IPv4だと必然的にこういうネットワーク構成になるしかないという面が強かったが、

IPv6になるとネットワークの構成や設定もいろいろな選択肢があって、なかなか難しいなとは思う。

家庭のネットワークでさえ、まずインターネットでのIPv4とIPv6の共存というところでいろいろ選択肢がある。

実はIPv6はIPoE、IPv4はPPPoEというのも選択肢の1つとしてはある。まぁPOIの混雑を回避するという目的にはかなわないけど。

IPv6の通信をどうやって取り扱うかというのも、ひかりTV や ひかり電話 の機器をネットワーク上のどこに配置するかとか。

セキュリティをどうやって確保するか、外との通信をどうやって確保するかというのも選択肢が多い。

あまり考えなくてもいいようにNTTもルーターをパッケージ化したりしてやってるみたいですけどね。


Author : hidemaro
Date : 2018/08/13(Mon) 21:48
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Google Chromeも可になったが

先日、勤務先の全社で標準アプリケーションとしてGoogle Chromeが追加された。

用途は社外のWebサイトの閲覧のため。

従来は標準アプリケーションのWebブラウザとしては Internet Explorer しかなかったのだが、

社外のWebサイトの閲覧に支障をきたすことがあるという理由で、代替策としてGoogle Chromeが追加されたのだという。

もっともそれ以前から職場単位でGoogle Chromeを使えるようにしているところも多かったようだけど。


社外のWebサイトの閲覧に支障をきたすことがあるというのは、

特定のWebサイトを見るとしばらくフリーズするような問題が発生するから。

どういう条件で発生するのかは調べてないんだけど、特定のWebサイトでは必ず発生するんだよね。

この問題に対する対策として、他のブラウザで社内での利用実績もある Google Chrome を使うことにしたようだ。

確かにChromeを使えばこのような問題は起きない。


一方で 社外のWebサイトの閲覧用となっているのは、社内のWebサイトの一部はInternet Explorerでしか使えないから。

基本的にChromeでの動作は保証されていない。

問題なく使えるページもそれなりにあるし、見た目が多少崩れる程度なら許容できるが、全く機能しないページも多い。

傾向を調べてみると 認証機能が対応していない、JavaScriptがActiveXに依存している、Microsoft製のシステム というところ。

認証機能が対応していないのは、おそらく回避策がありそう。同種の認証でもChromeで使えるページもあるわけだし。

JavaScriptがActiveXに依存しているのは、ActiveXに依存しないJavaScriptへの書き換えは可能だろう。

今後、社内のWebサイトでもChrome対応をすると書かれていたから、このあたりの問題も解決していくのだろう。

一方で、Microsoft製のシステムは、Internet Explorerの使用を前提として、Windowsと調和性の高いものを作ってるんだろうし、代替できないのでは? とも思う。


個人的には Mozilla Firefox をずっとメインで使ってるけど、あまりこだわりがないのならGoogle Chromeは無難でよい選択肢だと思う。

一方で職場で使っている限りにおいては Internet Explorerもそこまで悪くないのでは? とも思っていた。

特定のサイトでフリーズする問題は致命的なので、そこは問題だったのだが、

ただ、Windowsとの親和性という点ではメリットがあったことも確かで、それなりにメリットはあったと思う。

一般的にはOSやブラウザに依存するWebサイトはよくないけど、社内で使う限りにおいては許容できるし。


というわけで、最近はInternet ExplorerとGoogle Chromeで2窓して仕事をしている。

社内の設計資料を見るのはInternet Explorer、メーカーの資料を見るときはGoogle Chromeと言った具合。

本当はこの2つを1つのブラウザで両立できればよいのだが。


Author : hidemaro
Date : 2018/06/07(Thu) 21:49
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上位64ビットと下位64ビット

往復のバスで、ネットワークスペシャリスト試験の本を見ながら勉強をしていた。

名前は知ってても中身はよく知らなかった技術、名前も知らなかった技術、いろいろあるんだなぁと。


IPv6のIPアドレスは128ビットと非常に長い。

IPv4ではグローバルIPアドレスを個々のクライアントに割りあてることは難しく、

各クライアントにはプライベートアドレスを割り当て、家で1つのグローバルアドレスを共有するとかやっていたが、

IPv6ではアドレス空間が広いので、全ての機器にグローバルアドレスを割りあてることができる。


ところで、このIPv6のIPアドレスの割り当て方だが、

上位48bitはルーティングプレフィックス、それに続く16bitがサブネットID、最後64bitはインターフェース識別子というのが標準らしい。

ルーティングプレフィックスはIPアドレスの割り当てを受けた会社などを表し、

サブネットIDはその中で細分化されたセグメントを表す。

すなわちA社がIPv6のアドレスの割り当てを受けると、2001:db8:1234::/48 のように割りあてられる。

そして、社内のネットワークセグメントに対して 2001:db8:1234:abcd::/64 のように割りあてていく。

その上で最後の64bitのインターフェース識別子だが、MACアドレスから生成する方法が標準的らしい。

例えばMACアドレスが00:00:5E:00:53:00の機器が、2001:db8:1234:abcd::/64 のネットワークにいる場合は、

2001:db8:1234:abcd:0000:5EFF:FE00:5300 というIPアドレスを使うという具合に。

だから、IPv6の場合はDHCPなしでも自動的にIPアドレスを割りあてられるとされている。(DHCPを使うこともできる)


ここで、あれ? と思った。

それはMACアドレスというだけで世界中で一意なはずなのに、

なんでIPv6は48bitのMACアドレスよりはるかに長い128bitのアドレス空間を持っているのだろうと。

MACアドレスはネットワークの第2層(データリンク層)で重要な役目を果たしている。

このレベルではパケットのあて先をMACアドレスで表している。

その役割からすればMACアドレスは同一セグメント内で被らなければよいが、原則として世界中で被らないようになっている。

なぜ、その48bitでは全く足りないのだろうか?


日常生活に例えてみると、例えば「山田太郎」という名前の人は世界中に1人しかいなかったとする。

世界中で1人しかいないので、職場にも1人しかいない。というわけで、職場で山田太郎さんを呼べば必ず一意に決まる。

これがデータリンク層でのMACアドレスの役割。

とはいえ、世界中で一意だからっていって、世界中どこかにいる山田太郎さんを探すのは現実的にはできない。やはり住所が必要だ。

IPv6のアドレスは、前半64bitが住所相当、後半64bitが名前相当ってことですね。

前半64bitの住所相当でネットワーク上のどこにいるか特定して、あとは後半64bitでネットワーク内の誰か一意に特定するってわけですね。

これがIPv4のときはグローバルアドレスでは上で言うところの住所相当しか表せなかったと考えるとよい。

そこから具体的に誰と通信するかというのは、ネットワークアドレス変換(NAT)任せだった。

IPv6ではどこの誰かというのが全てアドレスに収まるから、全クライアントがグローバルアドレスを持てるってわけ。


ちなみにIPv6ではプロバイダーには原則として/32単位でアドレスを払い出しているそう。

プロバイダーはユーザーに/48単位またはそれより細かい単位で払い出す。

そして各ネットワークセグメントには原則/64単位で割りあてるというわけだ。

別に/64より細かく割り振ってもよいのだろうが、MACアドレスからの自動生成の都合も考えるとこれがよいということらしい。

なんでIPv6は/64が最小単位なんだろ? って思ってたんだけどそういう意味だったんですね。

かなり荒っぽい割り振り方に見えるけど、アドレス空間が非常に広いので問題なしということらしい。


確かにIPv6のアドレス空間が広いことは知ってたけど、具体的なところはあまり知らんもんだなと。

他にもIPv6関係でいろいろな技術が紹介されたけど、いやはや。


Author : hidemaro
Date : 2018/03/06(Tue) 23:50
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新gTLDだから取れたドメイン

金曜に出勤したら、勤務先のグループ会社が新しいWebサイトに移行するということが発表されていた。

複数のドメインに分散していた情報を1つに集約するという意図もあるようだ。

そのドメインを見て驚いたんだけど、最近増えたgTLDだったんだよね。


ドメインというのは大きく、generic top-level domain(gTLD) と country code top-level domain(ccTLD) に大別される。

gTLDは .org のように地域によらず(.govのような例外もあるが)使われるドメイン、

ccTLD は .jp のように国・地域ごとに割りあてられたドメインを指している。

伝統的には gTLD というのは .com, .net, .org, .gov, .edu, .mil の6種類だった。

ところが2000年以降、.info, .biz などのgTLDが少しずつ増えてきた。

そんな中で2012年、条件を満たせばgTLDの新設ができるようになった。


具体的にはこういうこと。

いよいよ始まる、東京のドメイン「.tokyo」各ドメイン登録サービス提供事業者で先行登録受付開始~ インターネットを通じて東京を世界へ ~ (GMOインターネット)

トップレベルドメインに「.canon」を採用 本日よりグローバルサイトを刷新  (Canon)

新しいgTLDはドメイン業者が申請して取る場合、業界団体が申請して取る場合、自ら使用するために企業が申請して取る場合などある。

GMOはドメイン業者として.tokyoドメインの新設を申し出ている。目的は .tokyo ドメインを売って儲けることでしょうね。

一方で企業が自ら使うために新gTLDを取得する例もあって、確か .canon はその世界初の事例だったはず。

まだ .canon の使用例はそこまで多くないが、将来的にはグループ内のドメインをここに集約したいんだろうな。


なぜ、新しいWebサイトで新gTLDが選択されたか?

その理由はおそらく3文字のドメインを取りたかったからだろう。

3文字のドメインというのは歴史のあるドメインではまず取れない。そんなに短いのは取り尽くされてるから。

.info や .biz も登場当初はそういうことができたが、今となってはそれも難しい。

そんな中、新gTLDはものすごい数があるから、そんな短いドメインも取れる可能性がかなり高くなった。

用途に適した新gTLDで空いているかは分からないけどね。そう考えるとうまいこと見つけたなぁと思うんだけど。


ただし、せっかく3文字のドメイン取ってもそこまで短くはないんだけどね。

元々、5文字+.com で計9文字のドメインだったが、新しいドメインは 3文字+6文字のgTLDだから、.入れて計10文字、1文字増えてんだよなぁ。

この会社、もともと3文字の会社で、なんとかそこを生かしたかったんだろう。確かに前より直感的ではある。

でも、旧ドメインも悪くはなかったと思うんだよなぁ。2文字を足して.comを取ってたわけだけど、それはそれで字面よかったしね。

どうしてもこの文字列でドメインを取りたいというなら、新gTLDに飛びつく価値もあるんだろうけど、

多少は変えてもいいよっていうのなら、無難なところから選ぶ方が総合的にはいいような気はするな。


新gTLDが新たな選択肢を増やすことに役立つならよいのだけど、こういう困った話もある。

アダルトサイトからブランド保護 (お名前.com)

.xxxドメインはアダルトサイト向けに2011年に追加されたgTLDだ。(なので一般的に申請でgTLD取れるようになる少し前のこと)

.xxxはアダルトサイト専用なので、ゾーニングに役立つという触れ込みで導入が認められた経緯があったようだが、

アダルトサイトが必ず.xxxを使ってくれる保証はないわけで、実態としては何の役にも立っていない。

その一方で自社の商標が.xxxと組み合わせて使われるのを不都合と考える人のために、保護用にドメインを取るということもできる。

お名前.comは保護用に.xxxなどアダルトサイト向けドメインの取扱を行っている。実用目的で使える.xxxドメインは取り扱っていない。

そんな商売ありかよって思うんだけど、新ドメインには原野商法のような側面もある。


ちなみに新gTLDと国際化ドメインの組み合わせというのもある。

例えば .xn—q9jyb4c 、これを見ても意味不明だが「.みんな」ってことですね。

はじめよう.みんな

なかなか国際化ドメインも使い所が難しいところだが、日本語ドメインならトップレベルまで日本語にしたいという話はあろうと思う。

日本語.jp のように日本語+ローマ字では中途半端じゃないかという話。

そう考えると国際化ドメインの新gTLDというのもニーズがあるのかなとは。

まぁそもそも日本語ドメインってのがどうなのよって話はありますけどね。


Author : hidemaro
Date : 2018/01/06(Sat) 23:55
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リモートアクセスのどれを選ぶか

今度、連日出張の予定がある。毎日通うので日帰り出張なんだが。

問題はこの出張期間と月末が被ること。どうしても月末にはやらないといけない処理がいくつかある。

どうしても月末処理ができない場合は課長に代理入力してもらうとか、代替策がなくはないのだが、正直めんどくさい。

これがきっかけになってリモートアクセスの準備をすることにした。


リモートアクセスはもともと出張先から会社にアクセスするという用途で、最近は在宅勤務という用途でも使われている。

在宅勤務向けに機能強化が行われ、現在は3種類のリモートアクセス方式が提供されている。

アプリ画面転送方式、VPN方式、シンクライアント方式の3種類だ。(社内での呼び名はこんな名前じゃないけど)

一体どの方式を選ぶとよいのだろうかと困ってしまった。


アプリ画面転送方式はおそらくこの中では一番利用者が多い方式だ。

もともと社外でのE-mail送受信のために、メーラーの画面を転送して表示する機能があった。

ただ、最近まではメーラーしか使うことが出来ず、添付ファイルの表示すらままならない状況だった。

これが在宅勤務対応として機能強化され、現在はブラウザやオフィススイートも一通り使えるようになった。

在宅勤務で使った人の感想を聞くと、「普通の事務作業ならば社内にいるのとほぼ同じように使える」とのこと。

アプリ画面転送方式は私物のPCでも使えるので、在宅勤務のために会社からPCを持ち帰りとやる必要が無いと。


VPN方式は、社外から社内のネットワークにアクセス出来るようにする方式だ。

この方式はPCが直接社内のネットワークにつながるので、社内のネットワークに接続できるPCであることが前提になる。

会社所有のPCを持ち出して、VPNで社内のネットワークに接続すると、ほとんど社内にいるのと同じようにPCが使えると。

機能的には最強なのだが、必ず会社所有のPCを持ち出す必要があるのが難点だ。

あと、使ったことある人に聞くと、VPNを導入する手順がめんどくさいらしい。確かに説明を見る限りはめんどくさい。


シンクライアント方式は、仮想PCの画面を転送する方式だ。

物理的なPCをレンタルする(基本的には業務用PCはレンタル)のと同じように、仮想PCをレンタルする。

するとその仮想PCは自分でカスタマイズでき、一定の範囲でアプリをインストールすることもできる。

画面を転送すること、私物のPCでも利用可なところはアプリ画面転送方式と同じなのだが、

カスタマイズ性が高く、社内でも社外でも仮想PCを使うことにすれば、全く社内・社外で使い勝手が変わらないことになる。

ただし、この方式は仮想PCをレンタルするという都合、他の方式よりもお金がかかる方式とされている。


今回はPCを持ち出す前提で考えたので、アプリ画面転送方式かVPN方式のどちらかだろう。

在宅勤務向けの機能強化が行われる以前だと、VPN方式にならざるを得なかったのだが、今はどちらでもやりたいことはできる。

持ち出し前提ならばVPN方式が一番高機能だが、導入手順がめんどくさいのが難点。

今回の用途はアプリ画面転送方式で対応でき、なおかつこちらは導入手順がとても簡単。

他の用途として、在宅勤務(といっても今は新人扱いで在宅勤務の対象外だが)などを想定しても、アプリ画面転送方式の方が好都合そう。


というわけでアプリ画面転送方式でリモートアクセスを使いたいと課長に言うと、

よろしいということで手続きが進み、即日利用できる状態になった。

シンクライアント方式は仮想PCのレンタルと言うことで重いけど、あとの2方式は部署負担が安いか無料かなのであまり気にしないようで。

初期設定も多少あるが、それもパスワードの設定ぐらいで、クライアント側はほぼ準備いらずだった。


あと、さっき試してたんだけど、実は自分のノートPCでも問題なく使えた。

もう最近はタブレットばっかり使ってノートPCを使う機会も減ってはいたが、久々に掘りだしてきた。

意外とサクサクと動くので、これならあえて会社のPCを持ち出さなくてもよいのでは? と思った。

このPCって今となってみればあまり性能がよくないんだけど(cf. Windows 10にしたかった)、それが想像以上に影響しない仕組みのようだ。

画面転送方式ってことは、このPC自体の性能にはあまり依存しない。その一方でオーバーヘッドもそう大きくない。

PC持ち出しのための手続きを進めて、承認はもらったけど、結局、必要なかったのかもね。

あんな腐ったノートPCで仕事にならんだろと思ったんだけど、意外とそうでもなさそうだった。


Author : hidemaro
Date : 2017/11/22(Wed) 23:33
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