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会場のまわりも

昨晩は名古屋で宿をとるのが難しく、いろいろ考えた結果、岡崎に宿を取った。
東岡崎駅にいく途中に岡崎公園に寄った。僕が岡崎公園といえば京都だけど、岡崎城跡の岡崎公園もある。
ちょうど紅葉がきれいな時期で、得した気分だった。
岡崎の名産品が八丁味噌、岡崎市内の一地区で作られる味噌のブランドである。
東岡崎駅の売店で八丁味噌の調味料を買ったので、家で味わってみよう。
さて、岡崎から電車に乗ってたどり着いたのが名鉄名古屋駅、どうしてもここに寄って見るべきものがあった。
それが名鉄百貨店のナナちゃん、ご存知の方も多いと思うが巨大マネキンで、よくお着替えしてる。
とはいえ、名古屋駅をなんとなくつかってるだけだとあまり見るものでもないかもしれない。
近鉄名古屋駅の地上改札から近いのは知ってたが、実は名鉄から行くより近かったらしい。名鉄からだと意外と離れている。
名鉄の駅を出て、近鉄を目指していくと、近鉄の先にナナちゃんがいた。
実は今、ナナちゃんはシンデレラガールズの安部菜々の衣装を着ている。
周辺の広告含めて、今回のシンデレラガールズ6thライブに合わせて、ジャックしてしまったわけだ。
ナナちゃんが菜々ちゃんになってしまったというのはダジャレのような話だが、話題作りにはなった。
意外と真面目な広告で、というのも会場のチケットはあらかた売ってしまったがライブビューイングもある。
その宣伝とあとはグッズ販売の宣伝ですね。
こういう大型広告って過去にもいろいろやっている。
先日の西武ドームのときは、その玄関口になる西武池袋駅のデジタルサイネージをジャックしたらしい。
千葉市の幕張メッセで行われた3rdライブのときは、こちらも玄関口の京葉線東京駅への通路をジャックしている。
これは名目上はゲーム・音楽・アニメの広告を並べたものではあったが。
本質的な宣伝効果がいかほどかって話はあるんだけど、ファンサービスもあるよね。
ナゴヤドームの向かいにはイオンモールがある。僕も飲み物買いに行ったけど。
そしたら、一階に長い行列がある。その先にあるのは抽選会場?
実はこれ、臨時のアイドルマスターオフィシャルショップだ。
エスカレーター横のスペースに臨時で店を出しているが、ほとんど一番くじなんだよね。
モール内のナムコのゲームセンターの出張販売という扱いみたいだけどね。
ライブグッズ販売とは別枠でショッピングモールを使ってこういう商売もやる。
過去にもさいたま新都心のコクーンシティで類似のことをやっている。
あと、これは便乗してるだけだけど……
会場にいく前にいくつか寄り道しているが、その1つが大須商店街。
大須商店街は広いから使える駅も多いが、まぁ上前津駅ですかね。
というわけで、駅をでるといかにもという人が近くのビルに入っていく。
なんだ?と思って看板を見てみると、どうもペンライトやサイリウムを売ってる店のようだ。
アイドルマスターのライブ前は各所で特に短時間発光のケミカルライトが大量に売れると聞いていて、そういうことだよね。
名古屋でこんなに売ることはそうそうなさそう。便乗と書いたが、もはや巻き添え食らっているレベルかもしれない。
Author : hidemaro
Date : 2018/12/02(Sun) 23:03
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ナゴヤドームにやってきた

今日・明日は名古屋である。
それで想像できる人もいるかもしれないが、シンデレラガールズの6thライブである。
去年の5thライブツアーではやってこなかった名古屋(比較的近くだと遠州までは来ていた)、
そのときの名古屋飛ばしの代替というにはあまりに大きいナゴヤドームという会場。
日本のドーム球場の中でも屈指の大きさを誇るが、それは集客に自信がなければ使えないということでもある。
先月の公演の会場となった西武ドームと比べればそのハードルは明らかに高い。
まずは名古屋に行かないと。
というわけで、最近はおなじみのこだま号グリーン車でびゅーんと。
そうして名古屋駅に到着して昼食を食べるために地下街に。
いつもより飲食店が混んでる気もするが、休日だからかなぁ。
そう思ったが、どうも店の人の認識としても普段より混んでいるようだ。
そもそもの人の数が多いので、そこまで目立っていないがやっぱり西から東から数万と人がやってくると影響があるようだ。
そして地下鉄に乗ってナゴヤドームへ向かった。
ナゴヤドームに到着して思ったのはデカいということだが、
よく考えたら西武ドームは屋根部分しか見えていない(スタンド部の一部は埋没している)ので、
屋根部分だけみれば同じぐらいかなぁとも思ったけど、高さは圧倒的にナゴヤドームの方が高い。
もっとも西武ドームはむやみに高く積んでいないので野球観戦にはとてもいいんですけどね。外野席が芝生なのはどうかと思うが。
この点はコンサートでも同じでしょうね。
ともあれ、入場して、指定の座席へ向かう。
たどりついて驚いたが、これ野球だとバックネット裏で、年間シート限定の非常にお高い席なんですね。
今回のステージでは花道の終点の目の前で、どのステージでもよく楽しめる席だった。
ただ、この位置からでもメインステージはかなり遠い。
お供の8倍の双眼鏡を使ってみても、メインステージの人の表情までは見えない。
本当にドーム球場って広いなぁと感じた瞬間だった。
取り回しのよさを考えれば野球観戦ならこれが最適でしょうけど。観劇目的だともっと倍率が高くてもよいかも。
でも、こんなに広い会場なんてくることはそうそうないぞと思えば、8倍というチョイスは正しかった気がする。
メインステージは遠いけど、花道であったりセンターステージは楽しみやすかった。これはよいこと。
会場をみわたしてみると、外野スタンドがあるところまで埋まっていて、そこからしばらく空席なのだが、さらに先に少し人がいるように見える。
外野側に大きなメインステージをおいたので、外野席の一部は使用できない。
それでも、できるだけ多くの人が来られるように外野席のうち、メインステージの一部が見えない席を「ステージサイド席」として売っている。
ここまではすべて売り切ってしまったのだが、実はさらに「完全見切れ席」というのを売っている。
「完全見切れ席」についてはメインステージが全く見えないので、ライブビューイング用の映像を流すスクリーンを設けている。
もっとも見えないのはメインステージだけで、それ以外のステージは案外見やすかったようだが。
実はこの飛び地になっているエリアが完全見切れ席で、専用スクリーンの設置場所の都合で飛び地になっているようだ。
この完全見切れ席は当日券もでていたようだ。
西武ドームだと外野席はかなり狭いし、さらに芝生席だから、売っても高々知れているが、
ナゴヤドームは多目的ドームなので、野球の時はルール上、座席にできないバックスクリーンすら座席がある。
外野側にメインステージを置くと、つぶれる席は西武ドームに比べればはるかに多い。
そこをなんとか有効活用できないかということだったんだろうが、難しいもんですね。
ナゴヤドームを声優のコンサートで使うのは初めてとみたが、
そもそもそういう用途で使われるドーム球場をたいていの場合は西武ドームなんだよね。
ドーム球場の中では使用料が安く、集客もそれなりによい。かの水樹奈々さんがよく使っているという実績もある。
西武ドームってのがドーム球場の中では別格に手が出しやすいと。天候の影響を受けやすいという難点はあるが。
シンデレラガールズならほかの選択肢もあるぞってことではあるけど、それがナゴヤドームってのがおもしろい。
去年の名古屋飛ばしの代替っていうストーリーは本当にあったのかもしれない。
終演後は大曽根駅まで歩いてJRに乗ったが、想像よりはるかにスムーズに乗れてしまった。
金山から名鉄に乗り換えるので、これだと地下鉄というよりはJRだというのが理由だが、
そもそもこのルートはスムーズな帰り道だったようだ。明日も使うかも。
Author : hidemaro
Date : 2018/12/01(Sat) 23:51
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シンデレラガールズはドームへ行く

昨日は京都に行っていたが、今日は所沢に行っていた。こちらもコンサート。

ちょっと欲張りすぎた感もあるが、できれば外したくないという意図はあったので。

別に京都と所沢をまっすぐ移動するだけなら大した問題は無いが、そう簡単でもない事情もある。


所沢というのは西武ドームのこと。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」ということで、

アイドルマスターシンデレラガールズがとうとうドーム球場を使ってコンサートをやるという。

今回は西武ドームだが、来月にナゴヤドームでも行う。

いろいろ実績のある西武ドームはさておき、ナゴヤドームというのは声優のコンサートで使うのは初めてじゃないかとのこと。

一方で、アイドルマスターとドーム球場といえば、2015年7月に同じく西武ドームでアイドルマスター10周年ライブ(M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015)があった。

広い広いドームで迎える10周年

このときもシンデレラガールズは出演しているが、今度はシンデレラガールズ単独ということで、いかに成長したかがわかる。


というわけで、昨日は京都から親元まで戻ってきて1泊したわけだけど、そこから所沢に直行するわけにはいかなかった。

というのも西武ドームから帰ってくると夜遅くなることが想定されるので、あまり遠回りして帰りたくない。

家から西武ドームまでの最短ルートは西武の駅まで自転車で行くルートなのだが、帰りはどうしてもこのルートにしたい。

とすると、一旦帰宅して、自転車で行く必要がある。所沢へ行くルートとしてはちょっと遠回りになる。

時間に余裕がたくさんあれば、いずれにせよ一旦帰宅すればよいのだが、今回は本当は直行したいとおもいつつも一旦帰宅した。

そして昼食を食べて支度をしたら、1時間半ほどで家を出て、西武ドームへ向かった。


西武ドームにたどり着いたのは開演1時間半前、すでに開場している。やたら人が多い。

入場するかなぁと思っていたら、グッズ販売・展示エリアにたどりついたが、ここも人だらけ。

2015年のとき、こんなに人溢れてたかなぁとおもいつつも、動員数は同程度だろうから、あのときもこんなんだったかもしれない。

早めに入場するかとゲートをくぐって会場に入ったが、やっぱり広い。

2015年に来たときとはステージ構成が全く違って、外野側にエンドステージがあって、花道がまっすぐ伸びているという構成。

西武ドームをコンサート用途で使う場合によく使われる構成らしい。

ただし、この構成では外野席がステージの側面・裏側となって使えない。西武ドームの外野席は芝生席だし使わないのは妥当なのだが。

それでも少しでも多くの人が見られるようにと、芝生席は見切れ席などとして売り、スクリーンまで設置したという。そういうこともできる。


シンデレラガールズの6thライブというが、実際にはナンバリング外でも大型ライブはやっている。

ただ、全てを通して思うのは、円形の会場というのがとても特徴的で、1stライブの舞浜アンフィシアター以来だと思う。

今回、円形であることを生かして、アリーナ外縁にレールを敷いて、メリーゴーランドのようなものを用意した。

シンデレラガールズではおなじみの「馬車」、一般にはトロッコというが、これをさらに発展させたものと考えると良い。

多分、これをやりたかったんだろうなと。大スケールの会場だからこそできることである。

逆に今までのシンデレラガールズでは映像演出がかなり凝っていたが、こちらはステージ構成の都合、普段よりもずいぶん控えめだった。


あと、もう1つ特徴的だったのが衣装で、これは4thライブ埼玉公演と同様のキャラクタ個別の衣装を着ていた。(cf. 派手な布を縫い合わせれば)

このとき出演していた人は、このときの衣装に少し手を加えて使っていたんだと思う。

このとき出演していなかった人は新しくキャラクタにちなんだ衣装を作った。

これはドームという広い会場ではとても効果的で、遠目にも誰がいるかよくわかる。

以前から衣装の色や、アクセサリなどでわかりやすくしてはいたんだけど、ドームの広さには追いつかなかっただろう。

そこで、あえてそろいの衣装でやらないというところが、シンデレラガールズらしい選択である。


シンデレラガールズももう7周年ということで、もうそんなになるのかと驚くばかり。

初期にはコンプガチャ騒動なんていうのもあったが、それも乗り越えて今日まで来ている。

今でこそ、スマートフォン向けゲームには普通に声が付いているし、そこから音楽を展開していくことは増えたが、

当時はポチポチゲーと言われていたわけで、当初はボイスすらなかったという状況。(今もシンデレラガールズは声のないアイドルが多数いる)

いろいろな経緯をたどりつつも、結果的には先駆者として今日までやってきたんじゃないかなと。

長きにわたり積み上げてきたものをうまく組み合わせて出せたんじゃないかなと思っている。

今までテーマを持ってライブをすることも多かったけど、今回は自由な構成になっていて、バラエティ豊かだった。


終演は意外と早く19時半ごろ、正味3時間半ぐらいだった。

トークとか切り詰めて、できるだけ早く終わらせるようにしたのだろう。

同じ曲数でももうちょっとゆったりできればとも思うのだが、多分これは来場者の帰り道を考えてのことだろう。

というのも、ここから電車に乗って西武ドームを去ることができたのは1時間後だから。

いくら8両編成とか10両編成の電車を満員にして5分間隔ぐらいで出しても、3万人以上いるだろうから時間かかるんだよね。

そこからはスムーズに帰宅できたけど、道中食べるところもないので、帰宅してあらかじめ買っておいた餃子を食べたのだった。


Author : hidemaro
Date : 2018/11/11(Sun) 23:20
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京都でやるのは不思議な気もしたが

今回の関西行きの目的は京都であるコンサートのため。

京都ってのも珍しいなと思ったが、京都ならわりと気軽に行けるし。


会場は岡崎公園のロームシアター京都、かつては京都会館と言っていた。

オーケストラのコンサートとかオペラなどの演劇をしたりという感じで、

今日行って貼られているポスターを見ても、ポピュラー音楽というだけで浮いている気がするほど。

実際には多目的に使われているんだけど、会場の印象としてはそう。

そんな会場をアニメ・ゲーム音楽のコンサートで使うというのは、ちょっと違和感がある。

そして、もう1つ違和感があったのがコンサートの名前だ。

京(みやこ)Premium Live」という名前なのだが、一体何がPremiumなんだろう。


調べた結果わかったのは、実質的な前身が「FANJ Premium Live」というもので、これまで何度かやられている。

このFANJというのは京都の北の方、宝ヶ池あたりにあるライブハウスを指している。

FANJが主催して、FANJで実施した音楽フェス、それがFANJ Premium Liveだったのだ。

わりと一般的なライブハウスだと思うのだが、アニメ・ゲーム音楽に興味を持っていることはなんとなく見える。

FANJ Premium Liveを何度かやる中で、手応えを感じてきたのだろうか。

せいぜい600人ほどのライブハウスを飛び出て、京都を代表するコンサートホール、ロームシアター京都を使い、

名前ももはやFANJじゃないから、じゃあ「京 Premium Live」だね、となったんだろうか。


というわけでこんな会場だけど、やることは音楽フェスですね。

出演者が9人いるけど、7割ぐらいは興味がある人なので、じゃあ行くかとなったわけ。

本格的にパフォーマンスを見るのは初めてという人が多かったけど、それも含めて楽しみだった。


座席は2階席だった。

といっても、ロームシアター京都のメインホールは2階席以上はかなり薄く作られていて、2階席だと4列しかない。

それが4階まで積まれているわけだから、上の方の人は大変かもね。

ただ、2階席ならそんなにステージから遠いという印象はなかった。実はよく考えられているのだろう。

Premiumという割にはステージは質素だった。本当にライブハウスが飛び出てきたような感じ。

ステージこそ質素だが、歌はとても充実していて、出演者が9人いるとはいえ4時間ちょっとやっていた。

これには大満足。なかなかじっくりと聞くことが出来た。


このような取り組みを京都でしているというのが絶妙ですね。

京都というのはいろいろやりたがる都市ではあると思っていて、そういう挑戦的なところが現れているのかなと。

FANJというライブハウスの立地が、京都でも都心ではなく郊外というのも野心的な取り組みの背景にあるのかもしれない。

交通の便はそんなに悪くなさそうだけどね。叡電も烏丸線も使えるし。中身さえあれば十分集客できるんだろう。

そうしてニッチな路線で積み重ねてきた結果が結実したのがこれだというと納得感はある。

真相は不明だけどね。


Author : hidemaro
Date : 2018/11/10(Sat) 23:59
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長い工事が終わった奈良

今日は奈良へ行くために、まずは東京駅へ。

平日朝の東京行きなんてまさに通勤電車、といってもピークよりは早い時間帯なんだけどね。

最近よく使うこだま号グリーン車でのんびりと京都まで。

京都に着いたのが昼頃なので昼食を食べて、近鉄に乗り込んで奈良へ向かった。


この時期の奈良はやはり人が多い。平日なんだけどね。

さっそく、多くの人のお目当てであり、僕のお目当てでもある正倉院展に向かった。

待ち時間は10分となってるので、そんなにひどい混雑ではないが、それなりの行列はあると。

以前ならパスポート見せれば入れたけど、今の東博のプレミアムパスでは団体料金相当になるだけ。

そんなわけで入場券売り場に並んで、パスを出して買うんだけど、100円引きにしかならないんだね。


今年の正倉院展は見応えのある展示物が多かった。

正倉院宝物には入れ物がたくさんあって、それは宝物を保存するための入れ物であったり、献納品を入れる物であったり。

豪華に装飾された献納品を入れる箱から、ただ展示されている宝物を入れていただけの実用本位の袋まで、いろいろ展示されている。

入れ物というのは現代でも普遍性があるからわかりやすいんですかね。

あと、今回は金属製の道具がいくつか展示されていて、東大寺の儀式とかで使ってたんだろうけど。

金属製のものは1200年前のものでもよく残ってるよね。木製のものもそれなりかなぁ。

問題は布物で、ボロボロになっちゃうので、説明がないと価値がわかりにくいけど。

でも布物でも、きれいに残ってるものは残っていて、山水図とか麻布に書いてあるだけだけど、きれいなもんだなと。


本館

さて、この秋は奈良にとって大きな変化があった。それは興福寺中金堂の再建が完了したということである。

興福寺はもともととても大きな寺で、県庁も国立博物館も奈良ホテルももとは興福寺の敷地だった。

これが明治の廃仏毀釈の時代に大きく衰退した結果、奈良公園の中に寺が紛れてしまうということになった。

東大寺だって公園の中にあるようなもんだけど、興福寺はなおさら境界がわからない。

そんな興福寺では長らく工事が行われていた。どうも1998年ごろには工事に着手していたらしい。

目的は江戸時代に焼けたままだった中金堂を再建すること。中心的なお堂だが、これまで再建できずじまいだったのだ。

再建するといっても、まずはどんな建物だったか解明する必要があるので、発掘調査から始まったらしい。

発掘結果を基に建てるにしても、あまりに大きな建物なので木材の確保にも苦心したという。

そして今年10月に落慶と相成ったよう。構想から数えると30年、発掘に着手してからでも20年だった。

まだ工事の片付けが終わりきっていないのだけど、それもそのうち片付くでしょう。


そんな興福寺中金堂だが、今は夜間にライトアップをやっていて、

普段17時で閉めるところ、その後に拝観できるようになっている。

そんなわけで中金堂の夜間拝観に行って見た。

ライトアップだが、単に照明で照らされているだけかとおもいきや、色を変えながらやっているので、怪しく青色に光っていることもある。

参拝者はLEDを入れた提灯を持たされ、これをもって拝観できる。

中には複数の仏像が安置されている。建物は新しいけど、仏像は移設しているので、歴史の重さを感じる。

「吉祥天」と書いてあるところには箱が置いてあって「あれ?」と思ったけど、これ秘仏ですね。正月だけ公開しているよう。


ライトアップの影響か、日が落ちても人が多くて驚いた。

そのまま奈良で泊まる人がどれぐらいいるかって話はあるんだけどさ。

そんな僕も親元に厄介になるために電車に乗って奈良を去ったのだった。


Author : hidemaro
Date : 2018/11/08(Thu) 23:20
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「マウスどうぶつえん」とは?

徳島2日目、徳島市内に泊まっていると朝の整理券配布も楽だな。
朝8時ごろに新町川沿いの公園に整理券を取りに行き、また宿に戻ってということができる。
そうやって列に並び、抽選の結果得たのが「マウスどうぶつえん生オーディオコメンタリ付き一挙上映会」の整理券だった。
たぶん集まった人数に対してちょっとだけ席数が少なかったようで、そこまで厳しい抽選ではなかった。
ただ、実は5月の同種の上映会では、確か2倍ぐらいの競争率だった覚えがあって、外したのだ。
登壇者の違いもあるんだろうけどね。
というわけで半年越しのチャンスを見事に手にしたのだった。
さて、「マウスどうぶつえん」については以前紹介している。
芸能事務所だけど他もある
芸能事務所「マウスプロモーション」がつくっているショートアニメ(30秒)で、
所属する声優をモチーフにした動物たちを描いている。
もう100話を超えており、いかに1話30秒でも1時間で全部は流しきれないという状況。
最初はなんだこれはと言われていたが、気づけば100名以上いる所属声優のほぼ全員のキャラクタが決まり、
もうそろそろ全員のお披露目が終わり、2周目に入りそうという状況らしい。
キャラクターグッズも売れてるのかな?
少なくともマチ★アソビの徳島ではゲーム会社などと肩を並べて商売できるほどだけど。
上映しながら登壇者が解説や感想を言ってくれるわけだけど、
印象的だったのが、「お芝居してるのを初めて見たって人もいる」ということだった。
というのも、ナレーションの仕事を専らしている人もいて、そうすると普段やっているのは芝居ではないと。
マウスどうぶつえんでは、全員をモチーフにしたキャラクタを作り、その声を当ててもらうということで、
そういう人もここでは芝居をするわけで、その人にとっては挑戦的なんだということらしい。
普段、アニメではみないような人もマウスどうぶつえんには出演してるようで。知らないのは僕だけでもないと。
「新人にとってみれば、所属している人を学ぶ教科書ですね」という感想も言っていたが。
デフォルメされすぎではあるけど、この人こんな趣味とかあるんだというのを知るきっかけにはなるんじゃないのって。
その後、結局閉会式までいて、19時45分発のバスに乗り、
さすがにこんな時間だと阪神高速も空いていて、何の迂回もなく大阪まで走りOCATには15分早着。
四国からの帰りに全く迂回なしって初めてじゃないかな。
Author : hidemaro
Date : 2018/10/08(Mon) 23:16
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台風はもう去った徳島

昨日は運休が続いた徳島行きのバスだが、今日は始発から平常運行。
というわけで三宮から始発のバスに乗り、徳島を目指す。
明石海峡大橋をわたるところでオレンジのファンネルマークの船が橋の下をくぐるのを見た。
さんふらわあ?と思ったけどちょっと時間が違う気がする。
調べたら、にっぽん丸だったらしい。これも商船三井か。そしてこの船の次の目的地は小松島港、徳島だね。
バスの車窓からはほかにもいろいろ船が見えて、淡路島の西側に大きな船が見えた。
双眼鏡で見てみると、知らないファンネルマークだなと思って調べてみたところ、オーシャンフェリーだったらしい。
北九州から徳島経由で東京へ行くんですね。これから明石海峡大橋をくぐって徳島へ行くと。
ただ、後で冷静になって考えてみると、本当は北九州~徳島は太平洋経由なんだよね。
台風の影響で瀬戸内経由にしたんだろうかね。時間的には同程度らしいけど。
そんなわけで2時間弱で徳島に到着した。
昨日は台風の影響を避けるために会場変更をしたり、出演者の手配がつかなくなって変更したり、
いろいろ大変だったようだけど、今日は予定通り実施、空も晴れと言っていいだろう。
スケジュールを確認すると最初の目的地は眉山山頂、混み出す前にロープウェイに乗るかと。
混む前にといいつつ30分待ちぐらいだったんだけど。
それで山頂に着くと、ステージへ至る階段で待たされた。もうステージ開いてるころかと思ったんだが。
昨日の台風の影響で、本来昨日終わっているべき準備作業を今日になってから始めたようで、それで遅れているようだ。
それでも全体的には15分遅れぐらいで進んで行ってたから、そこまで悪くなかったのかな。
今日だけ見ればいつもどおりのマチ★アソビだが、昨日はいろいろ大変だったようで。
出演者の一人が「昨日は高知経由で来たので8時間かかった」とか「高知から徳島までのタクシー代がすごかった」とか。
タクシー代については「ユーザーの体験の為に費やした費用だから」とも言ってたが。
ゲーム会社の人らしい言い方である。(ゲーム制作でもっととんでもない無駄遣いを告白されていたしね)
一般の参加者はあきらめるかとか延期するかとかで済む話だけど、出演者・スタッフともなればそうともいかない。
その人によって最善は違うけど、この人にとっての最善の策はそうだったということ。
今回の宿は徳島市内で取れた。おかげで会場と随時行き来ができて便利だ。
今更わかってきたんだけど、マチ★アソビ期間、1~2日目の間よりも2~3日目の間の方がはるかに宿が取りやすい。
意外と3日目にお目当てがあったりするんだよね。(といってもイベントのスケジュールがわかるのは旅行のスケジュールを引いてからだけど)
なにを選び、なにを捨てるかという話ではあるんだけど、旅行全体のスケジュールの引きやすさは大切だ。
うまくいくと3日目の復路にフェリー使えるんじゃないかとか考えるんだけど、今回も無理でしたね。
というか明日は大阪行きJRバスの最終で徳島を去る予定だし。(大阪行き全体の最終は1時間後だけど)
Author : hidemaro
Date : 2018/10/07(Sun) 21:53
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寄り道して難を逃れる

明日、あさってで徳島に行くのだが、その前に神戸まで行く。明日、始発バスで徳島入りするので。
どうせ新幹線で行くなら、京都にも寄ろう、当然大阪も通る。といった具合。
というわけで東京駅、新幹線はのきなみ満席が続いている。
今回は特別な割引もなく、普通のEX-IC、というわけでJ-WESTカードエクスプレスが本当の意味で役立っている。
新大阪行きだったこともあり、京都駅で乗客の半分ぐらいが降りるという。
京都駅で降りて思ったのは蒸し暑いということ。台風の影響で暑くなった地域が多かったようだ。
あまり天気が悪くないのはいいけど、こうも暑いとちょっとつらい。
地下鉄に乗り換えて東山三条へ向かった。
このあたりに来ると知恩院の様子でも見ていくかとなるんだけど、
もう工事も大詰め、作業用の素屋根は撤去し終わっていたが、まだ付随する足場はたくさん残っていて、
まだもうちょっとかかるのかなぁという感じ。終わりは見えてきているんだけどね。
そして岡崎公園に入り、国立近代美術館へ、なかなかの混雑だ。
特別展「東山魁夷展」の入口で「第二会場もあるので日付を記載します」と友の会会員証にスタンプを押してから日付を書いてくれた。
普通は3階が特別展、4階がコレクション展なのだが、どうも展示スペースが足りなくて特別展が4階まではみでたようだ。
その原因は唐招提寺御影堂障壁画を広々と展示していたからだろう。
建物が修理中なので運び出して展示できるんですね。
一方でコレクション展もやっていて、しかも単独での入場もできる。
特別展第2会場とコレクション展単独の区別をしているとは思えなかったが。
まぁ特別展の抱き合わせでしか常設展がみられない京都国立博物館よりましか。(工事中の暫定措置)
まぁ京都に寄り道した目的はそんなもんで、京阪電車で大阪へ。
途中、屋根が壊れてブルーシートで養生してある家がたくさんあった。1ヶ月経ってもこれか。
そして大阪での用事が終わったら阪神電車で神戸へ。
どっちも僕にとっては定番ルートですね。
さて、京都・大阪・神戸は天気は多少不安定だが、おおむね曇り、時々雨という感じでこれといったことはなかったが、徳島は大変だったようだ。
まず、東京からの飛行機に欠航がでて、徳島行きをあきらめた関係者もいたり、
じゃあ陸路だと思ったら、大鳴門橋が強風で通行止めになり、神戸・大阪からのバスが止まり、
わざわざ岡山回りで瀬戸大橋から四国入りして徳島なんていう、とんでもない方法による必要があったり。
まぁ天気は大荒れという感じでもなかったようだが、アクセスという点ではいろいろ問題があったようだ。
明日はきっと大丈夫だと思うけど、なんというか今日に徳島行きを考えていた人は散々だったようだ。
Author : hidemaro
Date : 2018/10/06(Sat) 22:35
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函館で山登り

今朝の函館は雨、だけど天気は快方へ向かうようだ。
というわけで、午前は五稜郭公園へ行くことにした。
湯の川温泉からは市電で行くわけだけど、実は函館市電・函館バスはnimocaを導入している。
nimocaは西鉄のICカード、福岡周辺で広く使われているが、なぜか函館にnimocaエリアがある。
これは函館市が全国のICカードが共通利用できることという条件でICカード導入の公募をしたら西鉄が手をあげたからだそう。
nimoca自体は福岡のICカードだけど、Suicaを含む他のICカードも使えますからね。
函館で発行されているnimocaはICAS nimocaと呼ばれている。
磁気カードの名前が「イカすカード」だったそうで、そこから取ったらしい。イカって海のイカか。
ただ乗車するだけならどのICカードでもよいが、バスとの乗り継ぎ割引はnimoca限定らしい。
福岡からnimocaを持ってくれば地元の人と同じように特典があるが、札幌からKitacaを持ってきてもダメと。
ただし現金でも乗り継ぎ割引は可だ。割引額はなんと160円、そのかわりに2時間以内に乗り換えることとなっているが。
さて、五稜郭公園駅から少し歩くと五稜郭公園にたどりつく。
五稜郭というと星形の独特な形の城郭で知られているが、これはヨーロッパの城郭を参考にしたよう。
ただ、その一方で作り方は日本の城そのもので、歩いている分にはそこまで違和感はない。
確かに堀の形は複雑ですけどね。
五稜郭の中には函館奉行所がおかれていた。この箱館奉行所は2010年に復元された。
この展示の中で知ったんだけど、実は箱館奉行所ってできてから7年後に壊されてしまったんだよね。
というのもできたのが江戸時代末期で、蝦夷地の拠点にするつもりが、明治政府は札幌に拠点を持って行ってしまったからだ。
箱館戦争で建物が破損してしまったこともあって、用済みと解体されてしまったのだという。
もしも札幌に拠点を動かさなければ、五稜郭に北海道庁に相当する役所があったのかもしれない。
ということは、2010年に復元された箱館奉行所は築8年で、すでに元の箱館奉行所より長い期間存在している。
このあたりは大阪城でもっとも長命な天守が現在の博物館建築の天守というのに通じるものがある。
平和な時代だからこそ存在し続けられているということですね。
函館駅付近にやってきて、列車に乗るまで荷物を置くことに。
この頃にはすでに雨は上がっており、晴れ間も見えてきている。函館山を見ると展望台も見えている。
すなわち展望台から街が見えるということだ。
というわけで、まずは立待岬に行くかと電車に乗り込んだ。
立待岬は函館山の東側にある岬、意外にも坂を登った先にあった。
こちらから海を見ると向こうには湯の川温泉がある。
ということは空港もこっちか、と双眼鏡で観察していると飛行機が。でも尾翼が黄色いな。
その飛行機は離陸してぐんぐんあがって雲の中に消えていった。
どの航空会社だったんだ?と函館空港の時刻表と見比べると、Tigerairの台北行きだったらしい。なるほどね。
海を見てみると、なぜか津軽海峡フェリーがいる。青森ってこっち行かないと思うんだけど。
と思って地図と見比べたところ、大間航路っぽい。ただ、時刻表とはあわない部分もあるので本当にそうかはわからない。
さて、函館山に登るかと思って、引き返そうと思ったら、登山道の地図が目に入った。
それで見てみたら、立待岬付近から登山道があって、せいぜい2時間ぐらいで展望台までいけるらしい。
引き返してロープウェイでは無駄が多いなと思っていたので、おもしろそうだと登山道から行くことに。
ただ、立待岬~千畳敷までの登山道は整備度が低く、上り坂もきつく、行き違いも苦労しそうな狭さ。(誰ともすれ違わなかったが)
おもしろいルートだとは思うんだけど、なかなかおすすめできない登山ルートだ。
登り切って千畳敷に着くと眺めがよい。
ここからはダートだが自動車も走れるような道で、稜線に沿って進むからアップダウンも少ない。
舗装された自動車道と合流すると、そこからは階段を上がると展望台。
実は函館山、冬季以外は自動車で上がれて、夜以外は自家用車でも上がれるようだ。
展望台は函館市街方面を一望でき、独特な地形も含めてよく観察できる。
本当は夜景が有名だが、昨日は夜景なんて無理な天候だったし。
あと案内していたタクシー運転手が客に「夜はすさまじい混雑だ」と言っていたし。まぁ悪くはないのかな。
やや霞んでいるが、それなりに景色は見える。ちょうど五稜郭公園のあたりはずっと雲がかかっていたけど。
下りはロープウェイで、片道運賃も設定されているので。すぐに麓にたどりついた。
麓にはキリスト教の教会がいくつかある。
その1つにハリストス正教会がある。正教会っていうとロシアで信仰している人が多くて、実際、ロシアから函館に伝来してきた。
外から見ていると、どうも中に入れるよう。「献金にご協力を」という書き方がキリスト教っぽいが。
小さいながらによくできた聖堂らしく、確かに聖陣も丁寧に作られていることがわかる。
さて、函館駅へ戻ってきて、八戸へ向かうことにする。
新函館北斗駅との間にはシャトル列車「はこだてライナー」が走っている。
新幹線開通にあわせて電化して、札幌で使っているのと同型の通勤電車を専用車として用意したようだ。
基本は新幹線にあわせて走るシャトル列車だが、一部は新幹線と接続しないのもあり、短距離だが普通の通勤電車としても活躍しているようだ。
これで新函館北斗駅にたどりつくと、なんと平面移動で新幹線に乗り換えられた。
逆は跨線橋通るみたいだけど、青森方面への乗り換えはできるだけ平面移動で済むようにしてあるらしい。
青函トンネルを通って青森へ向かう。25分もずっとトンネルを走り続ける。
途中にかつての海底駅が蛍光灯の明かりを放っている。万が一の時の避難所である。
なんとなくトンネルを走れば本州・青森県なわけで、あまり海を渡った実感はない。
新幹線ということもあって、17時ごろに函館を出ても、まだ1時間後に東京行きがくるというから驚きだ。
なお、乗ったのは八戸を通過するので新青森で十数分後に出る後続の列車に乗り換えが必要だった。
八戸通過便なんてあるのかと驚いたが少しだけあるみたい。基本的には停車なんだけど。
そして八戸に到着したら、宿のある中心街へのバスに乗り換え。バスが頻発しているので。
そしたら「七夕祭りのため迂回します」と放送が、降りようと思っていたバス停は迂回対象じゃなかったが、
それはそうとしてバスを降りたら街は大賑わいで、とてつもなくうるさい。
全く予期していなかったが、こんなこともあるのね。まぁさしたる影響はなかったけど。
というわけで明日は旅行最終日、八戸を散策したら、夕方には大宮着という具合。
寄り道しながらの旅もとうとう最終目的地だ。
Author : hidemaro
Date : 2018/07/13(Fri) 23:41
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ウソをつかない山と北海道の玄関口

朝から洞爺湖畔を散歩していたが、本当に不思議な地形だ、
大きな湖の中に島があるという地形は火山活動によって形作られたものだ。
その火山というのが洞爺湖温泉の背後にある有珠山である。
最近では2000年に噴火しており、日本でも活動が活発な火山の1つだ。
いくら景色がよくて温泉が出るといっても、よくこんなところで観光業をやっているなという気もするが、
そこは噴火を繰り返してきた山だからこその自信もある。
2000年の噴火で熱泥流にやられた地域を災害遺構散策路という形で残してある。
川の規模の割にあまりに大きな砂防ダムを乗り越えた先にあるのだが、
建物に火山灰が流れ込み、特に桜ヶ丘団地は1階が完全に埋まっている部分もあり、2階もボロボロ。
このあたりは災害遺構であるとともに、次以降の噴火時に火山灰の泥が流れ込んだときにに引き受ける、遊泥地でもある。
川の規模の割に大きすぎる砂防ダムは、万が一のときに泥をせき止め、災害遺構を含む一帯に流れ込ませるためのものだそう。
そこから15分程度歩けば、そのときの火口も観察できる。火口はくぼんでおり、水がたまっていた。
洞爺湖もこのように火口にできた湖なのだが、相応の大噴火が遠い遠い昔に起きたということだ。
ところでこの遊歩道、ぬかるんでいる部分があるが、すごく滑る。火山灰の泥だからだろう。
それで下り道ですってんと転んでしまった。おかげでズボンがどろどろになってしまった。
この有珠山については火山科学館でくわしく紹介されている。
実は2000年の噴火、とんでもない被害を出したが、実は人的被害は全くなかった。
え?と思ったのだが、実は有珠山は世界で初めて噴火を予測して避難に成功した火山なのだ。
というのも有珠山の噴火時には火山性地震という前兆がある。
火山性地震が起きれば、いつかわからないけど噴火が起きることだけは確実なのだ。
初めて避難に成功したのは1910年の噴火のときの話で、ただならぬ状況に警察署長が避難指示を出したのだった。
現在は気象庁・大学などが継続的に観察を行っており、噴火が多いだけにデータも多く蓄積されている。
2000年の噴火では、未明に火山性地震を観測すれば、その日のうちに洞爺湖温泉付近を含む一帯で全員避難、
噴火する時期も、被害範囲もわからない、それでも避難を行ったのだ。
結果的に4日後に噴火して、火山活動の収束まで5ヶ月の避難をしいられたのだった。
ひとたび噴火となれば被害は甚大だが、早期に避難できれば助かる。このことを科学館では「ウソをつかない山」「やさしい山」と書いてあった。
バスに乗り洞爺駅へ。有珠山一帯を挟んで少しのところがもう海なんだよね。
室蘭本線も有珠山噴火で被害を受けており、北海道の輸送に大きな影響を与えてきた。
北海道新幹線は倶知安・小樽経由の函館本線ルートで建設される予定だが、
その要因の1つが有珠山噴火時の代替ルート確保のためというのもあるらしい。
今はこの函館本線が土砂災害でやられてるんだけどね。
新幹線はトンネルが多いし、在来線に比べれば災害に強いだろうけど。
そして、スーパー北斗号で函館まで乗ったのだが、途中、全く車内改札がないってどういうこっちゃ。
自由席だからチェックしないとなにもわからないはずなんだけど。
函館駅は連絡船時代の名残かえらく広い。
市電に乗ろうかとおもったが、えらく混んでるので、海沿いを散歩することにした。
すると、すぐに保存されている連絡船が見えてきた。博物館になっているようだ。
青函連絡船は本州・北海道を結ぶメインルートだった時代が長く続いた。
末期は飛行機の普及で利用者は減っていたが、貨車の輸送では引き続き重要な役割を担った。
この青函連絡船、なんと港の停泊時間が55分しかなく、この時間で客や貨車の入れ替えをしてたのだという。
なぜそんなに急ぐ?と思ったけど、3時間50分+55分って1隻の船で1日5便運航できるってことなのよね。
青函連絡船は接岸を早く行うため、特殊な工夫がされており、さらにタグボートも併用していたとのこと。
津軽丸形の連絡船は「海の新幹線」とも呼ばれたようだが、両岸を短時間で結ぶ工夫が随所に見られる。
船内は椅子席もあったがカーペット席の方が多く、なんとカーペット敷きのグリーン座席なんてのもあったようだ。
というわけで、カーフェリーとは異なる点も多く、鉄道連絡船らしさが実感できた。
函館山を見てみると雲がかかっている。小雨がパラパラ、散策する分にはそこまで問題はないが、またしても夜景どころではない。
その函館山の麓の高台には、歴史的な建物もいろいろあるが、旧函館区公会堂もその1つ。
高台の上にあり、バルコニーからの眺めはなかなかのものとのことで、
視界はよくないが、函館湾沿いを中心にあれこれと観察していた。
かつて皇族が来られたときに宿泊場所として使われたこともあり、そのことも紹介されていた。
函館は開港地ということで、それに応じていろいろ施設があったわけだけど、
外国人墓地というのも開港地ならではのものである。
その向こうに旧函館消毒所の建物がある。とんでもない名前の役所だが、今の検疫所のこと。
感染症予防という役割は同じで、感染症患者の隔離・治療を行ってきた。なので墓地のある町外れにあったわけ。
函館検疫所は小樽検疫所に集約されている。その小樽検疫所も今の最前線は新千歳空港でしょうけど。
そこから宿へ行くために市電に、乗り込んだのは函館どつく駅。
なんとなくわかるけど違和感があるが、これで はこだてドック と読む。造船所ですね。
市電に端まで乗ってたどりついたのが湯の川温泉だ。
ところでこのあたりは函館空港の近くなので、飛行機が通ると大きな音がする。
驚いたけど地図を見れば当然のこと。
湯の川温泉を歩いていて思ったけど、函館って北海道では特異な生い立ちの街なのよね。
江戸時代から松前藩の城下町でしたから。
それだけに街の雰囲気も他の北海道とは違って、むしろ本州の方に近いのかなと。
後の時代になっても、本州との行き来がひときわ多かったというし、北海道らしくないって話なのかもしれない。
そんな函館だが、明日もゆっくり回れるので、じっくり見ていこうと思う。
Author : hidemaro
Date : 2018/07/12(Thu) 22:21
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