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交通費に費やすよりチケットに費やす方が

今日は東京に出かけていた。

Android One S3を売ったり、指紋認証器を買ってきたり(その話はまた改めて)、

そして夕方からはコンサートへ。

実はこの歌手のコンサート、去年行こうか考えたのだが予定が合わず(イベ被りというやつ)、

これは悔しかったのだが、およそ1年経って、たいへんパワーアップして開催されるということで、ぜひともと。

フェスなどでパフォーマンスを見ることはあったが、やはりワンマンでというと少し印象は変わるよね。


今年のコンサートなどのイベントへの参加はこれで終わりのはず。

数で言うと20公演、多くはコンサートだが、トークイベントもちらほら。

けっこう多いなぁとは思うんだけど、ほとんどもれなくチケットが用意されたというのは大きいよね。

振り返ってみると、2016年は3公演参加したようだが、チケットがさっぱり用意されなかったような記録がある。


今年、これまでに参加したイベントのチケット代・諸費用(システム使用料やライブハウスのドリンク代など)・交通費を過去にさかのぼって記録した。

交通費には宿代を含んでいるが、外食したときの食費などは含んでいない。

2017年のデータを打ち込んでいるときに、そういえばこの年の遠征はえらく高く付いたなぁと思い出した。

最悪だったのが北九州とんぼ返りですよ。(cf. 北九州でも新幹線はよい)

2017年のイベント参加に要した チケット代・諸費用・交通費 それぞれの割合を見てみると、交通費が56%を占めていたという。

とはいえ、満足感はありましたけどね。


それで今年はどうだったんだろうと集計してみたところ、チケット代・諸費用・交通費の合計は2017年と同程度だった。

しかしながら2017年は15公演だから、数は増えている。

それでも合計があまり変わらないのは、交通費の割合が30%ほどで済んでいるから。

その分、チケット代という本質に費やす費用は増えている。

概ね正当な対価だとは思いますけどね。ちょっと高いなと思ったこともないとは言わないが。(cf. 素直にチケットを高くする)


交通費が2017年に比べて大幅に下がったのは、遠征が減ったからかと思ったかも知れないが、

泊まりがけとなる遠征は2017年も2019年も5回だから、相変わらず遠征してるんですね。

とはいえ、細工もあって、ここで集計している交通費は、イベント以外の目的地があれば、目的地の数で割っている。

例えば、今年6月末~7月頭にかけて、福岡で行われるコンサートに遠征したが、前日は大阪、翌日は阿蘇に出かけたので、

目的地が3箇所あるということで、3泊4日の日程でかかった交通費を1/3に割って積算している。

こういう細工がけっこう効いているのはあろうかと思う。

ただし、年間に要した交通費(仕事は除いて)全体で見ても、2017年よりも数万円は少なくなる見込みである。

旅行に要する交通費全体の効率化に成功したという見方もできるんじゃないかなと。


関東地方で行われるイベントが多いのだから、他の地域の人に比べれば交通費は安上がりだろう。

という指摘は当たっていて、そこをうまく生かして、あれこれと参加して楽しんできたのは事実である。

確かにこれは遠征してまでは行かなかっただろうなとか、近い時期に何回も遠征できないなとか、振り返るとそういうところはありましたね。

逆に10月と12月に関西で行われるイベントの参加を考えたが、計画から消えたというのがあって、

これは同時期に関西へのお出かけが続いていたことが要因ではあって、そこから熟慮した結果、こう落ち着いた。

節操もなく参加するのはよくないが、機会に恵まれればという思いもある。


来年はどうなるんだろうかなとは思うけど、すでにいくつか計画しているものはあるので。

チケットが取れるかとか、そもそも予定が合うかとか、いろいろ課題はありますがね。


Author : Hidemaro
Date : 2019/12/14(Sat) 23:47
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大嘗祭はなにが特別か

昨日から今日にかけて大嘗祭が行われていた。

皇室の行事として毎年行われている新嘗祭の特別なもので、天皇の在位中に一度だけ行われる。

大嘗祭にあたっては全国各地から米とアワ、そして各地の農水産品が「庭積の机代物」として納入された。

大嘗祭の供え物を納入 都道府県の特産物 (時事通信)

都道府県ごとの特色が出ていて、おもしろい。


奈良県の「柿」「緑茶」「吉野葛」というのはブランド力の高いものを3つ選んだのだろうと。

香川県の納入物は、「干しシイタケ」はあまりおもしろくもないが(シイタケは26都府県から納入されている)、

「オリーブ」「キウイフルーツ」というのは瀬戸内らしいし、「小麦」「煮干しイワシ」は うどん だな。

東京都からは「キャベツ」「大根」「ウド」「シイタケ」「テングサ」が納入されたとある。

テングサは伊豆諸島が日本有数の漁獲量を誇っており、ウドは多摩地域が一大産地で「東京ウド」としてブランド化されている。

あとはそんなに面白くない気がするが、大根は日野市の伝統品種「東光寺大根」だとか。(cf. 伝統受け継ぐ 大嘗祭に都内の特産品 (東京新聞))


大嘗祭は新嘗祭の特別なものだとは書いたが、仮設の大嘗宮を建てたり、装束・調度など、大変大がかりなものである。

当然のことながら、相応の費用がかかり、その費用は宮廷費によってまかなわれている。

儀式,国賓・公賓等の接遇,行幸啓,外国ご訪問など皇室の公的ご活動等に必要な経費,皇室用財産の管理に必要な経費,皇居等の施設の整備に必要な経費などで,平成31年度は,111億4,903万円です。宮廷費は,宮内庁の経理する公金です。

(予算(宮内庁))

儀式にかかる費用といえばそうなのだが、宗教色の強い行事の費用には通常使わないと言う。

普段の宮中祭祀は天皇家の私的な行事という位置づけになっていて、その費用には内廷費を充てるという。

天皇・上皇・内廷にある皇族の日常の費用その他内廷諸費に充てるもので,法律により定額が定められ,平成31年度は,3億2,400万円です。

内廷費として支出されたものは,御手元金となり,宮内庁の経理する公金ではありません。

どちらも国費なのだが、内廷費は渡し切り、宮廷費は宮内庁の支出というところに違いがある。


大嘗祭の費用は27億円ほどとのこと。年間の内廷費より1桁多い。

内廷費は毎年定額と決まっているので、特別な儀式に対応することは出来ない。

とはいえ、天皇の即位にあわせて伝統的に行われてきた儀式で重要性が高いということで、

宮廷費を充てるという対応が1990年に行われた大嘗祭からとられている。

日本国憲法の政教分離の原則に反するのではという訴えもあったが、いずれも斥けられた。

今回の大嘗祭にあたって、異議をとなえる団体もあったのは確かだが、前回ほどではなかったという。

大嘗祭「政教分離に違反」 キリスト教系、なぜ孤軍奮闘 (朝日新聞デジタル)


大嘗祭の費用が特別に高額だからあれこれ言われるんであって、

普段から国費で宗教的な活動をしているのは事実なんだよね。

内廷費はそういう儀式も行われることを前提に金額が決まっているわけですから。

内廷費でまかなえる範囲で大嘗祭をやるべきではという話もあるようだが、国費であることに違いはない。

大嘗宮の建設や装束・調度の調達に費用がかかっているのは事実だが、伝統文化の継承というところに一役買っているのも確か。

伝統的に行われている儀式だからというところで、正当化できる部分は多いのかなと。


こうして作られた仮設の大嘗宮だが、11/21~12/8の期間で一般公開されるそうだ。

大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開について (宮内庁)

伝統文化の継承に一役買っているであろうと書いたが、やはりそのことが広く理解されてこそ意義がある。

一体、どの程度のものが見られるのかはよくわからないが、都合を付けて見に行きたいな。


あと、大嘗宮の木材については、何らかの方法で再利用を図ることが検討されているそうだ。

建材としての再利用は難しいようだが、公園などで活用できるだろうと考えているようである。

意外にも木材の再利用というのは新しい試みだそうだ。

儀式ごとに新しく作るというコンセプトは残しつつ、省資源化の要求に応えたとも言える。

膳屋と斎庫という儀式の周辺の建物でプレハブが使われたようだが、

費用もそうだけど、調理場と倉庫ということで機能性も考慮したものなのかなと。省資源化にも貢献するものですしね。


Author : Hidemaro
Date : 2019/11/15(Fri) 23:10
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分割されたことにはわけがある

先日、京都に行った時に京博に行き、特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を見に行った。

見に行ったのは京都に行ったからなんとなく。

実はよくわかっていなかったのだが、予想以上に学びが多かった。


その昔「佐竹本三十六歌仙絵」と呼ばれることになる絵巻物があった。

鎌倉時代に作られた36人の歌人と略歴・代表作を書いた絵巻物だった。

ところが1919年、この絵巻物は1人ずつに分割され、掛け軸に作り替えられた。

そして散り散りになったのだった。特別展のタイトルの「流転100年」はこのことを表している。

時が経ち、所有者も移り変わったが、できる限り集めて展示したのがこの展覧会だった。

多くは重要文化財に指定され、博物館所有になっていたり、国が買い上げて文化庁蔵になっているものも多い。

とはいえ、所有者空欄、おそらく個人蔵という意味だろうが、そうなっているのも未だにあるのは確か。


どうして、絵巻物を分割するに至ったのか?

長らく秋田の久保田藩の佐竹氏に伝来した絵巻物だったが、明治維新後に手放すことになった。

フルセットだと非常に高価なので買える人はごく限られ、所有者が移り変わる中で売るに売れない状態になってしまった。

そこで、1人ずつに分割して掛け軸にして、抽選販売することにしたのだった。

こうすると実業家や美術商にとっては現実的に届く価格になり、掛け軸になったことで茶会などで活用しやすくなった。


ただ、これによって絵巻物ではなくなり、所有者もバラバラになってしまった。

今回、できるだけ集めたものの、京博に集まったのは37点中31点に留まった。

おそらく、こういう懸念は当初からあったんだろう。

だからか、分割前に木版で模本を作成するということをやっていたのだろう。

分割前の状態を忠実に残す模本ということで重要なものである。


現在は分割されたものの多くが重要文化財に指定されている。

これが絵巻物の時点で重要文化財に指定されていたら、分割は許されなかったんじゃないか。

とはいえ、こういう巻物を分割して作り替えると言うこと自体は、歴史的によく行われてきた。

手鑑といって、古筆の断簡を集めてアルバム状にしたものが、かつては古筆の鑑賞、あるいは鑑定に重宝されたという。

大きな巻物などを数行単位で切り取ることで、名筆を現実的に入手できるようにして、多くの人が活用できるようにした。

文化財を破壊する行為ではあるが、文化財を活用するという点では、理にかなったものと考えられてきた時代は長かったんじゃないだろうか。


でも、今にしてみれば、わざわざ切り刻む必要はないよね。

高精細写真を撮影すれば、画面で表示したり、あるいはそこから複製することもできる。

複製するときに、巻物から掛け軸への作り替えというのも可能かも知れない。


とはいえ、容易に複製が作れてしまうとなると、ありがたみがないという話はあるでしょうけどね。

そもそも、佐竹本三十六歌仙絵について言えば、絵巻物まるごと買える人がいなかったというのが問題だったわけだし。

掛け軸にして使いやすくしましたというのは付随的な話で、分割とはいえ本物を入手できることが価値だったんじゃないだろうか。

絵巻物の権利を買い取って、その写真や複製品でIPビジネスをやるんだとか、そういう発想は現代でもなかなかないと思う。

でも、案外おもしろい取り組みかもしれない。限定生産の複製品とかそれなりにプレミアも付くのでは?


こういうことを言えるのは平面物だからってのもあるけど、

最近は3Dプリンタで彫刻の文化財を複製するようなこともやっているよね。

主には仏像など、文化財として価値が認められているが、地域の寺社や自治会で保管していては盗難など不安が多いので、

本物は博物館に保管して、適宜展示して、複製は地域で引き続き活用していくということが行われている。

さっき書いたのとはちょっと観点は違うけど、複製技術が文化財の保存・活用に貢献している一例だよね。

本物を使い続けることが好ましい場合もあるだろうが、現状の活用しにくさを複製技術で解決するのはアリだよね。


Author : Hidemaro
Date : 2019/11/14(Thu) 23:08
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野球の世界ランキングを見てみると

現在、野球の国際大会「WBSCプレミア12」が開催されている。

メキシコ・台湾・韓国でのオープニングラウンドが終わり、

今日からは東京ドーム・千葉マリンスタジアムでスーパーラウンド、そして決勝・3位決定戦が行われる。


WSBCというのは世界野球ソフトボール連盟のこと。

元々野球とソフトボールはそれぞれに国際団体があったのだが、

オリンピック競技からの除外を受けて、野球・ソフトボールの地位向上のために1つの団体になったそうだ。

オリンピックでは、男子競技の野球と女子競技のソフトボールをセットにするというやり方をしていたからね。

同団体では男子野球・女子野球・男子ソフトボール・女子ソフトボールのそれぞれについて国際大会を行っている。

それぞれ2年に1回の開催になっているのだが、男子野球は2つの国際大会をあわせて2年に1度になっている。

その2つの国際大会というのが ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) と プレミア12 ということ。


2つの大会にはいろいろな差があるが、一番わかりやすいのが出場チームだよね。

WBCは28か国が参加しており、野球の国際大会としては裾野が広い。

一方でプレミア12は世界ランキングの上位12か国を招待するということで、レベルの高い勝負が期待されている。

世界ランキングってこんな感じ。

WBSC Rankings

日本はランキング1位でプレミア12に参加している。


このWBSC世界ランキングを見てみると、いろいろ発見がある。

世界ランキングには数字が書いてあるが、これは国際大会の結果を積算したポイントで、これでランキングが決まっている。

男子野球については、日本とアメリカが僅差で競っていて、3位が韓国、4~6位がチャイニーズタイペイ、キューバ、メキシコが僅差で競っている。

韓国のポイントはアメリカの9割程度だが、チャイニーズタイペイは韓国のポイントの7割程度、7位オーストラリアはメキシコの7割程度と、明確な段差が見えている。

女子ソフトボールはさほど大きな段差はなくて、強いていえば1位アメリカ、2位日本が競っている、そこから3位カナダまで2割ほど差があるぐらい。

男子ソフトボールは1~4位がニュージーランド、カナダ、日本、オーストラリアで競っていて、5位アルゼンチンに2割ほどの差がある。


こうやって見てみると、野球・ソフトボールの国別の実力差はけっこうなもんだなと思うが、

もっともすさまじいのが女子野球、1位は日本だが、2位のカナダは日本の65%のポイントである。

実際、女子野球ワールドカップでは6回連続優勝ということで、日本チームの圧倒的な強さが読み取れる。


オリンピック種目であえて、男子の野球に対応して、女子はソフトボールをやるというところからも類推できたが、

女子競技の野球というのは世界的にはほとんど行われていないようである。

日本においては男子の野球に比べれば歴史は浅いが、高校・大学・社会人と大会が行われ、プロリーグもある。

女子プロ野球については、やはりプロリーグとしての経営は厳しく、こんなニュースも流れたほど。

選手の半分以上が退団、女子プロ野球リーグに一体何が? (朝日新聞デジタル)

とはいえ、女子野球の地位向上には貢献してますよね。


男子野球や女子ソフトボールに比べて、女子野球の広がりが薄いのは、オリンピック種目でなかったというのもあるんだろう。

オリンピックでは基本的に男女両方の種目をやることになっていて、現在でも男女どちらか欠けている種目は追加が進んでいる。

野球をオリンピックでやるなら、男子競技だけでなく女子競技もやるのが筋だが、そうはいっても女子野球はほとんど行われていない。

ソフトボールはレクリエーションスポーツとして普及した面が大きいようで、ソフトボールは比較的女性でもやる人がいたようだ。

それなら、男子競技の野球に対応する女子競技としてソフトボールをやればよいという判断があったんじゃないだろうか。

もっとも、長期的な構想を立てて、男女どちらか欠けている競技を埋めようとしているのもあって、

アーティスティックスイミングの男子競技が2015年から世界選手権に採用されているのは、その典型かと。

もし、オリンピックで野球の女子競技をやるんだと決断していたら、時間をかけて女子野球の普及に取り組んだのかも知れない。


それでも日本で女子野球がそれなりに行われているのは、野球人気の高さなんだろうなと。

人気のあるスポーツなら見るだけじゃなくてやってみたいと思う人がいるのは自然なこと。

男のスポーツという印象も強いのはそうだが、やってやれないもんでもない。

それを支える団体もあって、日本の女子野球ってのは成り立ってるんじゃないだろうか。

そこは男女問わず野球に関わる人は誇っていいんじゃないでしょうか。

世界的な広がりはほとんどないけど、やはり楽しんでできることが一番じゃないでしょうか。


Author : Hidemaro
Date : 2019/11/11(Mon) 23:38
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夜の東京で正倉院宝物

今日はけっこう寝坊をしてしまい、大したことも出来ないまま夕方になってしまったが、

そういえばと思い、東京・上野公園に向かった。

今日は土曜日、東京国立博物館も21時までの開館、

そして、どう考えても混雑しそうな特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」をやっている。


正倉院宝物と東博のコレクション(法隆寺献納宝物を含む)と正倉院宝物の模造品を並べた展覧会で、

奈良博の正倉院展なら、基本的には正倉院宝物しか並ばないところだが、

ここではいろいろ混在しているので所有者に「正倉院」と書かれているのが新鮮だった。

一方で模造品の所有者は「正倉院事務所」という記載。

この微妙な表記の違いが気になるところだが、正倉院に収まるものか、収まっていないものかの違いかね。

制度上はどちらも正倉院事務所が管理する皇室用財産だと思うんだけど。


ところでこの展覧会、10/14~11/24の期間で開催されている。

これは、奈良博の正倉院展が10/26~11/14であることで比べると長い。

正倉院宝物を展示するなら、曝涼の間でなければならない条件は同じはず。

確認すると、開封の儀は10/1、再び封印されるのは12/6なので、どちらも期間内ではある。

ただ、東博の特別展は、ほぼ全ての正倉院宝物が前期後期入れ替えになっている。

だから、宝物単位で見れば実質的な展示期間は同程度なんですね。


正倉院宝物と東博のコレクションが並ぶというのはどういうことかといえば、

東博にあるこの布きれは、正倉院宝物のここを切り出したものですとか、そんなことができる。

今からすれば信じられないことだが、かつては研究・保存のためによい方法だと考えたのだろう。

今は文化財の高精細写真を撮影して、研究に活用されたり、鑑賞されたり、複製品の作成に使われたり。

本物は残されたままの状態を保ちながら、いろいろな活用ができるようになってきた。

(このあたりは改めて書こうと思ってたネタなんだけど)


模造品の展示も多かったが、模造品を何のために作るかって本物の理解を深めるためだよね。

残された琵琶を元に、本当に音が鳴る琵琶を作るというのは、もっともわかりやすい話だが。

文化財の修理というのは行われているけど、修理でできることには限界がある。

正倉院宝物というのは、あまりに放置されてきた期間が長いので、修理では当初の状態は取り戻せないんですよね。

それなら、模造品だということになるんだろう。

こういうの見ると、定期的に宝物などを作り直しつつ、お下がりは大切に保管しておく春日大社の方式はよくできてる気がする。

お下がりは国宝

春日大社の場合、神様が使うものだからというのは大きな背景ではありますけどね。


ところで、この展覧会に法隆寺献納宝物も並べられたのは、

飛鳥時代から残る品ということで、奈良時代から残る正倉院宝物と対比させたかったというのもあると思うが、

法隆寺献納宝物も正倉院宝物も、皇室があってこそ現存するものだからというのはあるんだろう。

苦境を乗り切るために法隆寺が取った方法が、宝物を皇室に売りつけるという方法だった。

売りつけるというか、宝物を皇室に献納して、その代わりに1万円を下賜されたということだけどね。

こうして法隆寺は老朽化した伽藍を改修して、今日も7世紀の時代の姿を残しているわけだ。

(法隆寺の財テクの跡)

1978年に皇室から法隆寺に支払われた1万円なしに、現在の法隆寺も、現在の法隆寺献納宝物も語れない。

この1万円がなければ、法隆寺は荒れ果てていたかもしれないし、宝物も散り散りになり壊れっぱなしだったかもしれない。


法隆寺は献納した宝物を返して欲しいと申し出たこともあったそうだ。

皇室に献納したのに、国立博物館に移管されたのは話が違うから、返せというわけである。

経緯からすれば、無償で返すのは違うんじゃないかとは思うんだが、

斑鳩から遠く離れた東京にあり続けているのは、なんとかならんもんかなとは思う。

斑鳩に分館でも作って里帰りできませんかね?

それぐらいのことをやってもいいコレクションだとは思いますけどね。


さすがに18時過ぎだと、並ばずに入れましたね。

それでも展示室内で人が集中するところは混み合うんだけど。

昼間に来るよりはマシだったんだろうけど。


Author : Hidemaro
Date : 2019/11/09(Sat) 23:58
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実績に裏付けられたマラソン

今さらかも知れないけど、来年の東京オリンピックのマラソン・競歩の会場が札幌に移されることになった。

ドーハでの世界陸上での惨状を見ての決断だったというが、今さらかよという感じではある。


第一報が流れてきたとき、札幌というのはよく考えたもんだなと思った。

札幌市はすでにサッカー予選の会場(札幌ドーム)があったので、

軽井沢町に次いで2つ目の夏と冬のオリンピックの会場になった町になることは元々決まっていた。

そういうわけで一応はオリンピック開催地としての準備は行われている。

そして、北海道マラソンという大会が開かれていること。

日本で唯一、夏に開かれる本格的なマラソン大会で、30年以上の歴史がある。

もちろん、環境面でも東京にくらべればはるかに涼しいだろう。(マラソンに適切なほど涼しいかは別として)


一方で、東京都にとってみれば、悔しいだろうなぁと思った。

陸上競技はオリンピックの花形だが、東京にはろくな陸上競技場というのがない。

サブトラックがないなんて

一応、調布市の味の素スタジアム(東京スタジアム)はサブトラックも備えた本格的な陸上競技場だが、

国体あわせで作ったはよいものの、陸上競技場としての利用実績が乏しく、メインスタジアムの日本陸連公認は失効している。

オリンピックでは国立競技場を陸上競技の会場として使うが、サブトラックは仮設という状況。

オリンピック後に陸上競技場としての機能を取り払うことも考えられていたほどである。

いずれにせよ、オリンピック後に国立競技場が陸上競技で広く使われる可能性は低いだろう。


でも、マラソンだけは事情が違う。なんといっても東京マラソンである。

2007年に始まった比較的新しい大会だが、今や日本で最も知られたマラソン大会になっている。

国内外のトップアスリートも走るし、市民ランナーも走るということで、たいへん裾野が広い大会である。

東京マラソンを走るんだと日々トレーニングを重ねて、東京マラソンの当落に一喜一憂するような光景も、身近に見られる。

オリンピックのマラソンコースは、国立競技場発着ということで、都庁~東京駅の東京マラソンとは発着地が違うが、

東京マラソンのコースの使えるところはオリンピックのマラソンコースにも活用されている。

東京マラソンの実績がオリンピックのマラソンに生かされ、オリンピックのマラソンが今後の東京マラソンにつながるということである。


そもそも、8月の東京でオリンピックをやらせるなということに尽きる。

他にも暑さの影響が出る競技は多いですから。

確かにマラソンと競歩は特に過酷なのだが、これについてはそもそも夏にやること自体が間違いだって話はある。

北海道マラソンも日本で最も過酷なマラソン大会という言説もあるほどで、開催地以上に時期の問題の方が大きい。

もうすこし時期がずらせれば、気候もいくぶん落ち着き、いろいろな問題が解決すると言いたいのだが……


札幌でのマラソンコースは、北海道マラソンのコースをほぼ踏襲したものになるようである。

準備期間が短いことから、実績のあるコースを使うのがよいだろうということだ。

完全に同じコースならすでに公認コースなのでそのまま使える。

この北海道マラソンのコースの特色がコースの中間付近にある新川通である。

往復13kmの新川通。精神力が試される難所であり、北海道マラソンの名物にもなっている。

この新川通、北海道らしくもひたすら直線道路で、沿線にも大した物はないという。

単調な直線道路というのもつらいが、日を遮るものがないので、夏の日差しがきついというのも問題である。

ここら辺が北海道マラソンが過酷なマラソン大会だと言われるゆえんでもあって、

札幌でも8月だと気温は20℃越え、そこに夏の日差しが照りつけるということで、たいへん厳しい。


オリンピックの開催時期が気候とマッチしていないというのは、

前回のリオデジャネイロ大会もそうで、冬に夏のオリンピックをやるという状況だった。

冬の夏のオリンピック

8月のリオデジャネイロは気候的には可能だったが、あんまりまともとは言えませんよね。

夏のオリンピックの全ての競技にマッチする季節があるのかといわれると、なかなかそうも言えないが。


Author : Hidemaro
Date : 2019/11/07(Thu) 23:56
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史跡の上の国営公園

先日、奈良に行ったときにこんなことを書いた。

平城宮跡は特別史跡であるとともに国営平城宮跡歴史公園でもある。

大極殿復原というのは国営公園事業によるものなので、発注者は国土交通省になっている。

(奈良で山登り)

国営公園という言葉になじみがある人ってどんなもんだろう。


「国○公園」というものはいくつかあるが、それぞれ意味が異なる。

  • 国立公園 : 環境省が管理する自然公園 (ex.小笠原国立公園)
  • 国定公園 : 国が指定して、都道府県が管理する自然公園 (ex.明治の森高尾国定公園)
  • 国営公園 : 国土交通省が管理する都市公園 (ex.国営昭和記念公園)
  • 国民公園 : 環境省が管理する旧皇室苑地 (ex.皇居外苑)

東京都には全部あるんですね。

これを見てもわかるが国営公園というのは、そこら辺にある市町村管理の公園と同じく都市公園で、その管理者が国というだけのこと。

ただ、わざわざ国が管理する公園というのはそれだけの意味がある。


わざわざ国がやる理由としては、広域の公園であるか、国家的事業を記念するか、文化財の保存・活用のためか。

広域の公園の例としては木曽三川公園、愛知県・岐阜県・三重県にまたがる、木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の下流域にある公園である。

実態としては河川敷を使った公園の集合体で、上流では各務原市あたりまで広がっている。

単純に広いだけの公園もあって、ひたち海浜公園は一連の敷地で350haある。もともと軍用地だったのを転用したそうで。

国家的事業の記念というと、まさに昭和記念公園、これは昭和天皇御在位50年記念で立川飛行場跡地に作られた。

ひたち海浜公園も昭和記念公園も有料公園で、公園に入ること自体に料金がかかる。


そして文化財の保存・活用というと、やはり 飛鳥・平城宮跡歴史公園 でしょうと。

通常は飛鳥歴史公園と平城宮跡歴史公園という2つの公園で呼ばれているが、制度上は2つあわせて1つの国営公園らしい。

飛鳥歴史公園は明日香村に点在する史跡を含む区域に整備された公園で、いくつかの地区に分かれている。

史跡の保全が大きな目的であったり、村内各地に点在していて、石舞台古墳などの有料施設以外は無料なので、自然公園的なところもある。

平城宮跡歴史公園は最初に書いたように平城宮跡を公園にしたもので、遺構展示と復原建物により、在りし日の平城宮跡を感じられるようにしてある。

2007年に事業化された比較的新しい国営公園だが、それ以前から国の事業で朱雀門などが復原されてきたそうだ。


ところで、史跡の上に新しく建物を建てるといわれて、そんなことできるのかと思った人もいるかもしれない。

史跡もいろいろで、史跡指定の時点ですでに他の用途に使われてしまっているようなことも珍しくはない。

そういうところだと、遺跡を壊さない限りは許可を受けて改築などできるようだ。

見学者の便宜のために休憩所などを設けている史跡もよくありますよね。遺跡の保護や景観に問題がなければできるんじゃないか。

ただ、かつてあった建物を復原するとなると、けっこうハードルが高いようで、建物についての確からしい情報がなければならない。

建物の外観だけでなく、内装や工法もかつての建物と同じようにする必要があるからだ。

かつてはもう少しゆるやかだったので、鉄筋コンクリート造の博物館「大阪城天守閣」みたいなのも作れたんだけどね。

一方で、太平洋戦争を乗り越えた「大阪城天守閣」は登録有形文化財に登録されてるんだから、作ったもん勝ちですよね。


史跡の上にかつてあった建物を復原すること自体は、各地で行われているが、

平城宮跡のように国営公園事業で行ったところには、吉野ヶ里歴史公園と首里城公園(沖縄記念公園首里城地区)がある。

先日、複数の建物が焼けてしまった首里城公園もそうだったんですね。

首里城公園での火災の消火が難しかった要因の1つが、伝統工法に従って、木に漆塗りをしていたことかもしれないという。

木造、高台、漆塗り…首里城の消火を妨げたもの (朝日新聞デジタル)

国営公園事業でなければ、ここまで忠実な再現はできなかっただろうと思いつつも、それが裏目に出た可能性はあろうと。


さっき、大阪城天守閣のことを書いたけど、似たようなところで四天王寺の中心伽藍というのがある。

飛鳥時代に聖徳太子の命で作られたという四天王寺だが、太平洋戦争で中心伽藍が燃えてしまった。

戦後の再建にあたっては鉄筋コンクリート造で、飛鳥時代の伽藍を忠実に再現したとされている。

四天王寺について言えば、敷地自体は史跡でもなんでもないので、寺の判断で建ててよい。

現役の寺だからこそ、耐火性の高い鉄筋コンクリート造で再建するんだという選択もできたんじゃないか。


失われた建物を伝統工法での再建を目指す寺社もあるが、建物によってはかなり大変である。

巨木確保 アフリカまで よみがえる興福寺中金堂(4)  (日本経済新聞)

巨大な興福寺中金堂を伝統工法で再建するには、とてつもなく巨大な木が必要だったという。

アフリカから輸入したが、もう同様の方法では輸入できないという。

これほどの巨木を人工林から入手することはできず、持続可能性はないということだろうと。

伝統工法にこだわらなければ手もあるんだろうが、興福寺の敷地は史跡指定されているし、これが唯一の手だったかもしれない。


平城宮跡にしても、首里城にしても、その機能はもはや失われている。

そう考えると、儀式のために必要だからとりあえず再建させてくれというのは道理に合わんのだろう。

歴史に触れるのが再建の目的なら、本物らしく再建しないといけないということ。

もっとも再建した建物を何に使うんだという出口を考えると、歴史博物館として再建することを選んだ大阪城天守閣もわかりますけどね。

忠実に再現すると、それはそれなりの使い方もあるし、これらの国営公園は1つ2つの建物の再建に留まらないもっと大規模な事業ですからね。


Author : Hidemaro
Date : 2019/11/06(Wed) 22:52
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ビームライフルとは?

今月から放送が始まったTVアニメ「ライフル・イズ・ビューティフル」、

スポーツアニメも数あれど、ライフル競技を扱った作品はそうそうあるまい。

もともと漫画なんですね。ライフル漫画もあんまり聞きませんね。


ライフル競技といえば、国体にもオリンピックにもあるけど……というぐらいの印象。

日本では銃の所持は厳しく規制されているが、競技用途であれば比較的所持しやすいらしいが、

そうはいっても、種目によっては警察官か自衛官ぐらいしかやる人はいないなんて話も。

そんな謎に包まれたスポーツを取り上げた作品の第1話のタイトルは「ホワット・イズ・ビーム」、何だそれは?


ここでいう「ビーム」というのは、ライフル競技の種目の1つ「ビームライフル」である。

射撃というと、何らかの弾を飛ばして、何らかの的に当てるわけだが、

ビームライフルは光を飛ばして的に当てる競技だという。

光を飛ばすライフルならば、銃刀法の規制を受けないため、高校の部活動でも取り組みやすい。

教室に装置を設置して、それでライフルの練習が成立するというのだから、なかなかである。


いろいろ調べてみると、国体でもオリンピックでも光による射撃は採用されている。

といっても、国体では少年(15~18歳)だけの種目で、成年の種目にはない。

ここまでの話から総合してわかるように、ビームライフルは主に年少者の入門を意図して競技されているようだ。

オリンピックも「射撃」ではなく「近代五種」の射撃としてレーザーピストルが採用されているという話。

これはただでさえ過酷な近代五種の選手層を拡大していきたいという意図があるようだ。

日本のライフル競技で使われているものとはシステムが全く異なるので、ほぼ近代五種専用だな。

競技性もだいぶ違うそうなので。(ライフル射撃では精度が得点になるのに対して、近代五種では的に当てるまでの時間が問題になる)


ここまで見てみると、ビームライフルは本格的な射撃とは認められていない?

と読めてしまうが、そうはいっても日本のライフル競技にとってはむちゃくちゃ重要な存在である。

なにしろ、日本の銃刀法では、許可を受けた人以外はライフルを触ることすらできない。

そんな中で銃刀法の規制を受けないビームライフルは、「体験会」ができる唯一の射撃競技である。

野球だってバットやボールを握ってみないとわからないように、ライフル競技もそうなのだ。

実際、どれぐらいの人がビームライフルを入口にライフル競技に入ったのかはわからないけど、

高校生以下でライフル競技に触れた人はもちろん、それ以上の大人でも相当なんじゃないか。(具体的なデータはないが)

エアライフルと競技性は近くなっているので、その橋渡しは1つの目的だろうし、

年齢不問のビームライフルの大会もあるので、ちゃんとそれはそれで競技として成立しているようである。


TVアニメの放送が始まる前は、なんだこれは? と思っていた作品だった。

なぜならば、メインキャスト4人による公認アイドルユニット「ライフリング4」の活動が先行していたから。

RIFLING4 (アニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』)

TVアニメの放送も始まる前から先走りすぎだし、アイドルなの?

端から見て、ちょっと違和感を感じつつも、なんか気になると思って見てみたのだった。


それにしても、ライフル射撃協会からの扱いがよすぎる。

調べようと思ってライフル射撃協会のWebサイトを見たら、「ライフル・イズ・ビューティフル」のバナーが貼ってあったりして驚く。

それどころか、「ライフリング4」はライフル射撃協会公認の宣伝大使なのだという。

【レポート】ライフリング4 公益社団法人 日本ライフル射撃協会公認 宣伝大使 就任式

漫画のころから、多くの射撃関係者の理解と協力を得て作られた作品で、コメディタッチだがライフル射撃に関する描写はリアルらしい。

多くの人にとって謎に包まれたスポーツを、高校生の部活動といういかにも青春ストーリーで紐解いていく、

そんな話に期待を寄せた関係者は多いということだろうか。


Author : Hidemaro
Date : 2019/10/28(Mon) 23:25
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いきなりドームのステージ?

先日のバンナムフェスの出演者もいろいろである。

バンナムフェスはアイドルフェス

「普段はレフトスタンドで『東京音頭』を歌うばかり」なんて言ってたひともいたが、

「都市対抗野球に出てたんですけどね」なんて言う出演者はまずいないだろう。


冗談はさておき、ラブライブ!サンシャイン!! AqoursのGuilty Kissの3人は2度目の東京ドームのステージ。

真面目に考えればこの3人だけのような気がするが、どうだったんだろ?

いずれにせよ、間違いないことはほとんどの出演者にとって東京ドームは初めての経験だったということ。

とはいえ、大きなステージでの経験を積んできた出演者も多いわけですからね。

大舞台には違いないが、これまでの経験を存分に発揮して観客を魅了した人は多いわけである。


とはいえ、中にはそこまで経験もないのに、東京ドームのステージに立った人がいる。

「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のうち「ストレイライト」の3人がその1つ。

話によればストレイライトというユニットが登場したのは、およそ半年前のこと。

シャイニーカラーズとしては、ランティス祭りへの出演という大舞台の経験もあったが、

その後のことだから、それもなく、前のステージは パシフィコ横浜 国立大ホール(約4500人)での「公開録音」という。

いや、歌のステージもありましたけどね。


似たような話が アイカツ!シリーズにもある。

アイカツオンパレード!を代表してやってきた 逢来りん さん がそう。

この方、声優としてのデビューが今年4月、アイカツフレンズ!の春風わかば役だった。

その後、アイカツオンパレード!の主人公、姫石らき役となり(アイカツ!シリーズでは出演者が引き継がれることはよくある)、

それで、デビューからわずかに半年の東京ドームでのステージだった。

ランティス祭りの大舞台、あるいは パシフィコ横浜 国立大ホール でのライブイベントはあったとはいえ。


さすがに東京ドームが初ステージなんて人はいなかったわけだが、

アイドルマスター シンデレラガールズ では初ステージがドーム球場になる人が出てきそうだ。

というのも、シンデレラガールズ 7thライブツアー、すでに千葉(幕張メッセ展示ホール)は終わったが、

この先にある 名古屋(ナゴヤドーム)、大阪(大阪ドーム)が初になることがあるんじゃないか。

最近、シンデレラガールズで声が付いたキャラクタがいて、そのキャラクタにとっては初ステージだと。

それを演じる声優は、他にもステージ経験があるかもしれないが、ないかもしれない。


アイドルマスターシリーズでは、いきなり大舞台ということは過去にも繰り返されてきた。

例を挙げればキリはないが、初ステージ・2度目のステージが さいたまスーパーアリーナ だった三宅麻理恵さんとか。(cf. 三宅麻理恵 (ニコニコ大百科))

この辺はシンデレラガールズが単独での1stライブを舞浜アンフィシアター(約2000人)をやる以前に、

大小色々なステージを入れ替わり立ち替わり経験してきて、そんな中で発生した珍事だったというところじゃないか。

ただ、その後、シンデレラガールズのステージは大型化を続けていく。

そのため、初ステージが1万人以上入る大ステージというのはあった。


ただ、それに抗おうとしたかのようなステージもあった。5周年記念・6周年記念のスペシャルイベントである。

抽選での無料招待とインターネットでの無料配信ということもあって、1500~2000人ぐらいのステージだった。

ここが初ステージとなった人もけっこういた。

去年はシンデレラガールズは6thライブで単独でのドーム(西武ドームとナゴヤドーム)に初挑戦した。

その前に前橋(グリーンドーム前橋)でのイベントをやっている。(cf. さほど競輪場でもない)

これも8000人の大舞台、でもドームよりはずっと小さい。ここを初ステージにしてのドームはあった。

ただ、今年はそういうステップレースもなく、いきなりドームってのがあるということ。


そもそも、なんでこういうことが起きるんだって、シンデレラガールズは順次ボイスが付いていくからだよね。

いきなり何万人のファンがいるんだというコンテンツに投げ込まれるわけである。

それどころかキャラクタは何年も前からいる場合もある。恐ろしいことに。

本当ならシンデレラガールズにはもっとステージの数を増やしてやってほしいという思いはあるが、

やはりスタッフなどのリソースを考えると、それは現実的ではないんだろう。


真相はさておき、キャラクタという背景を背負った声優は信じられないような大舞台を踏まされることがしばしばあるということ。

そこに見合うパフォーマンスが出せるか? というのは悩みなんだろうけど、

スタッフや共演者に支えられつつ、もちろん、本人の努力もあってなんとかなってるんじゃないか。

少なくとも僕が見たバンナムフェスの出演者は最善を尽くして、楽しませてくれたんじゃないか。


Author : Hidemaro
Date : 2019/10/26(Sat) 21:42
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強いはずなのにボコボコにされてる

先週末は日本シリーズで福岡遠征中の読売ジャイアンツの本拠地に出かけていた。

バンナムフェスはアイドルフェス

そして、福岡で3戦終えて、東京にやってきた読売ジャイアンツとソフトバンクホークス、

ここでソフトバンクホークスは勝利を挙げ、日本一を決めたのだった。

すなわち、ホークスは日本シリーズ4連勝で日本一を決めたということ。


最近10年では、ホークスは6回の日本一を取っている。

圧倒的な強さを誇るホークスだが、今年のパ・リーグ優勝チームは西武ライオンズである。

優勝を逃したホークスが日本一への挑戦権を得たのは、クライマックスシリーズの仕組みによるもの。

2位のホークスは3位の楽天イーグルスと福岡で戦い、2勝1敗で勝ち上がり。

そして、1位の西武ライオンズと所沢で戦い、ここではなんと4連勝で勝ち上がりとなった。

そのままの勢いで4連勝して日本一を取るのだから、ソフトバンクホークスはすさまじいチームである。


そんなチームなのに、どうしてリーグ優勝を逃したのだって、リーグ戦と短期決戦では違うだろという話だけど、

ホークスがリーグ優勝を逃した一因として書かれていたのが「ロッテにボコボコにやられたから」ということ。

千葉ロッテマリーンズ はリーグ4位、全体の勝率で言えばわずかに5割を切るぐらいだが、

ホークス vs マリーンズ に限れば、マリーンズ17勝、ホークス8勝ということで、本当にボコボコだったらしい。

交流戦も含めて全体の勝率でリーグ優勝ってのは決まりますから、こういうこともあるよね。


変な話はセ・リーグにもあったのだという。

こちらは順当にリーグ優勝をした読売ジャイアンツが日本一への挑戦権を得たわけだが、その前の話である。

今年のリーグ2位はDeNAベイスターズ、こちらはわりと早い段階で決まってたらしい。

3位は最後に連勝を重ねた阪神タイガースだった。広島カープが有力かと言われてたら、最後までわからんもんだ。

それで、クライマックスシリーズは1stステージは2位球団主催、2ndステージは1位球団主催となる。

というわけで、1stシリーズはベイスターズの本拠地、横浜スタジアムで行われたのだが……


実はタイガースは横浜スタジアムでの対戦成績がすこぶるよいことが知られている。

普通なら本拠地でこそ実力を発揮できそうなもんだが、どうも近年のタイガースは甲子園球場ではやや苦戦しがちらしい。

タイガース vs ベイスターズ の対戦成績を調べてみたら、横浜スタジアムではタイガース10勝・ベイスターズ5勝、

一方、甲子園球場ではタイガース5勝・ベイスターズ4勝・1引き分けとなっている。

それで1stステージの結果はどうだったのって、2勝1敗でタイガースが勝ち上がりとなった。

「さすが『本拠地』」とからかわれるタイガースなのだった。

もっとも、その後のファイナルステージではジャイアンツが3勝1敗と、歯が立たずに散っていったのだが。


これの裏返しが過去にあったようで、それが2017年のことである。

2017年のセ・リーグは1位が広島カープ、2位が阪神タイガース、3位がDeNAベイスターズで終えた。

甲子園球場でタイガースとベイスターズは戦ったが。雨天決行の「泥試合」も制し、2勝1敗でベイスターズが勝ち上がり、

そのまま広島でカープと戦い、4勝1敗でベイスターズが勝ち上がり、それで日本一に挑戦したのだった。

ベイスターズとしては、本来自分たちの本拠地である横浜スタジアムでタイガースと当たるよりは、

本来相手の本拠地であるはずの甲子園球場で当たった方が勝ち目がありそうだと思ったら、本当に勝ってしまったという話。


DeNAベイスターズについて言えば、勝ち負けでは本拠地でやることが裏目に出てるような気がするが、

商売という点では、日本一への挑戦権をかけた大勝負を主催できるかどうかは重要なことである。

クライマックスシリーズがセ・リーグに導入された2007年以来初めて、横浜スタジアムでの開催となった。

これはベイスターズにとっては大きな喜びだったようだ。


こうやって見てみると、単純に強いものが勝つという話ではないなと思う。

でも、やはりソフトバンクホークスは強い。

ヤフー経済圏に暮らす僕にとってはありがたいことのような気もするが、

そうはいっても福岡のチームですからあまり実感は……

そんなプロ野球に入れこんでるわけではないけど、なんとなく地元のチームが勝つといいじゃないですか。

地元のチームって? この辺いくつかチームあるけど、身近な気がするのは、西武ライオンズかな?


Author : Hidemaro
Date : 2019/10/24(Thu) 23:05
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