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国立の博物館も世知辛い

そういえば去年4月に国立博物館の観覧料変更があって、

それで1年遅れで各種会員制度も変わるって話だったなということを思い出した。

相応のお代を頂きたい博物館

現在の会員制度だと「国立博物館メンバーズパス」は東博の平常展を2回見れば元が取れてしまうからね。


東京国立博物館 会員制度の改定のご案内(令和3年4月1日~)

「国立博物館メンバーズパス」については一般で500円、学生で200円の値上げになる。

それ以外の変更はない……と思ったら東博の特別展での団体料金適用がない。他の3館では団体料金適用なんだけど。

確かにここのところは日時指定制の都合で、団体料金の設定がなくなることがしばしばあって、

特別展で団体料金適用と言われても、そもそも適用する団体料金がないという状態に陥りがちではあった。

それは一時的な問題だと思ってたけど、そもそもこの制度がなくなるのだろうか?


どちらかというと問題は「メンバーズプレミアムパス」と「友の会」が統合され、新しい「友の会」になることだと思った。

現在、僕が持っている 東京国立博物館メンバーズプレミアムパス は、

国立博物館4館の平常展見放題と東博の特別展観覧券4枚が付いて、年5000円となっていた。

一方で友の会は年8000円で特別展観覧券6枚、博物館ニュースの送付が付いていた。

総合文化展招待券が6枚付いてくるが本人はそもそも見放題なので、これは家族・友人などに渡して使うものだろう。

これが新しい「友の会」は年7000円、平常展見放題で特別展観覧券が3枚、あと博物館ニュースの送付がなくなる。(別途有料で依頼可能)


多分、このあたりの会員制度って特別展をいかにお得に見られるかということだと思うんだけど、

現在のプレミアムメンバーズパスは特別展1回あたり1250円、友の会が1回あたり1333円となる。

もちろん平常展が見放題であることは考慮する必要があるし、友の会は総合文化展招待券もあるけど。

これが新しい友の会では特別展1回あたり2333円となるので、特別展だけで元が取れるかというとおそらく元は取れない。

特別展を観覧する日は平常展も観覧できるからね。以前はその分を団体料金で補正してたかもしれないが、それもなくなった。

あと、特別展観覧券が年3枚ということで、これが十分かという問題はある。(東博の特別展は大小あるが年6回ぐらいでは?)

かといって、特別展観覧券を使わない場合の団体料金適用もなくなるのね。(国立博物館メンバーズパスと同)

期間満了前に新規購入することはできるが、すると平常展見放題の部分が無駄になりますから。


国立博物館メンバーズパスについては平常展の値上げ相当ということで妥当性はあると思ったが、

特別展を含めてということでいうと、そもそもお得な制度と言えるのかという話ではあって、なんとも難しい。

こうなるとさらに上位の制度が欲しくなるなという感じもあるが、それは賛助会員ですかね。

これは寄付扱いなんでコストパフォーマンスを言えば悪いですけど、その代わり内覧会への招待とかもあるけど。


うーん、どうするかなと考えていたところで、国立国際美術館から「重要」と表示された郵便が届いた。

どうも今年4月から友の会の制度がなくなり、「OKミュージアムパスポート」「OKコレクションパスポート」という会員制度ができるそうだ。

OKパスポート (国立国際美術館)

どうも「OK」というのは大阪(Osaka)と京都(Kyoto)を表していて、すなわち関西2館の共同会員制度ということ。

でも今もこの2館の友の会会員は両館の特別展を各1回観覧できるのだから、その点では変わらない。

「OKミュージアムパスポート」の方は現状の友の会と似てて、関西2館の特別展各1回と、全国立美術館のコレクション展見放題、

使用開始前に記名する方式となり(他人へのプレゼントも可能)、美術館ニュースの送付がなくなり……他の差分はどうだろ?

引き続き東京の3館(そういえば国立映画アーカイブの展示見に行ったことないな)と石川でもコレクション展見放題のは変わらない。

価格は現在の友の会が年3000円、OKミュージアムパスポートが年5000円、値上がりにはなる。

経過措置として友の会会員がOKミュージアムパスポートを購入する場合は年4000円とするとのこと。

もともと更新を次に行くときまで引き延ばそうかと思ってたけど、事情からすると郵送でも期日通り更新したほうがよさそう。

あと「OKコレクションパスポート」は年1500円で、関西2館のコレクション展見放題、これはこれでいいですね。


というわけで、国立博物館ほどではないけど、国立美術館も収入確保に動いてるということなのかな。

これは元が安かったけど。(東京国立近代美術館の友の会は年5000円、関西2館共通であることを考えれば新制度でも安いぐらい)

東京都在住者があえて大阪の美術館の会員制度を使うのは変な気がするけど、肌に合うのは確かだし、これは継続で。

というかあんまり東京国立近代美術館の特別展がしっくりこない……


で、問題は国立博物館だよ。

観点は2つあって、1つは新しい会員制度はどれを使うのか、あるいは使わないのかということ。

もう1つは今年3月中に現制度で繰り上げ更新するのか。

ただ、繰り上げ更新は現在手元に特別展観覧券が3枚あるのと、直近の特別展は興味が薄いのでとりあえずなしかなと。

なので問題は現在のプレミアムメンバーズパスの期間満了(今年10月)の先をどうするかということだ。


ということで気になって他の国立博物館を調べてみた。

京博は「国立博物館メンバーズパス」が唯一の会員制度でしたね。奈良博は独自の会員制度があったけど……

と調べたら「奈良博プレミアムカード」の制度が見直されるようだ。

令和3年4月から奈良博プレミアムカードを値下げ します (pdf) (奈良国立博物館)

一般では5000円から3500円に値下げされる。ただ、もともと平常展は同伴者無料だったところが本人限りとなる。

学生会員の設定がなくなり、あと家族会員というユニークな制度もあったがこれもなくなる。

特別展はもともと「各特別展が2回まで無料」というどんなマニア向けの制度だよと思ってたのだが、

これが「年4回まで無料(同一展は2回まで無料)」という内容になり。年4回なら奈良博の特別展全部見てもいけるな。

あとは国立博物館4館の平常展見放題、特別展で団体料金適用(東京も含まれてるけど誤記じゃないのかな?)となっている。

国立博物館メンバーズパスが年2500円であることを考えれば、+1000円で奈良博の特別展が実質見放題か。

少なくとも年1回は奈良博で特別展見るもんなぁ……これ1回で元取れるんだよな。


なんてわけで、東博の友の会か、奈良博のプレミアムカードかというところで少し揺れていると。

ただ、繰り上げ更新はとりあえず考えないので、決断するのは10月以降でよい。

平常展見放題は何らかの形で確保したいと思うけど。

そもそもの発端は平常展の観覧料値上げで、東博だと1回1000円でしょ。頻繁に足を運ぶ価値はあってもこの値段では厳しいので。


以前、こういう話を見て、博物館の会員制度はかくあるべきなのかなと考えたこともあった。

――まず海外の著名な国立の美術館・博物館の事例を2つ紹介します。1つ目は年間680万人が訪れるロンドンの大英博物館です。(略)

野尻:入場料が無料なのはすごいことですが、運営費などの費用はすべてスポンサーフィーなどで賄われているということですか?

大林:常設展は入場料を取りませんが、企画展などは料金を取っています。ただ英国政府のサポートが手厚いですから、運営事情は日本の美術館とはだいぶ違いますね。

(日本の美術館には、一体何が欠けているのか (東洋経済オンライン))

平常展が無料だって言っても、取るべきところは料金を取っているし、なにより寄付で持っているところはあると。

寄付制度(賛助会員)なのか、観覧料制度(友の会)なのかという違いはともかく、金払いのよいファンを獲得できれば、

それが展示内容の充実につながり、それが文化財の活用・普及が進むという期待はある。

そうしたときに熱心なファンであるはずの人が「会員制度が高い」というのもちょっと違うのかなと思ったけど、

特別展バラバラで買った方が総合的に安いよという話になれば、そんな会員制度は使わないのは仕方ないわけで……

高いなら高いなりの内容を充実させるとよいと思うのですが……新しい東博の友の会は中途半端だなと。


これが増収につながるのかはよくわからないけどね。

そもそも、国立博物館の観覧料見直しの背景としては、平常展では外国人の割合が高まっていたことがあって、

そのために外国語での説明など充実させて展示費用が増加して、それが文化財の修理・収集なんかにも影響しかねない状況で、

応分には負担して頂こうという狙いだったが、折しも新料金が適用される頃には外国人観光客は激減してしまった。

特別展は見直しの対象ではなかったが、もともと来場者が多い特別展はひどい混雑で、昨今の状況ではさすがに許容されない。

日時分散を図ると言っても、元の混雑からすればもはや来場者全体を絞らざるを得ない特別展は少なくないですから。

日時指定制の導入などの名目で、特別展の観覧料も多少なりとも値上げされてますけどね。

でも増収にはならんでしょうな。元が異常だったというか、薄利多売に過ぎたよねと。


というわけで、国立文化財機構の失策というわけではないんだけど、なかなか厳しいですね。

割安な会員制度を見直す理由もわかるんだけどね。特にこの状況では機動的な価格設定の妨げにもなってるわけだし。

ただ、一方でファン獲得という点では意義もあろうというわけで、ここのバランスが難しい。

平常展の観覧料見直しの割には「国立博物館メンバーズパス」が一番影響が小さいのは、こういう事情も考えたんでしょうけどね。

特別展を含む会員制度への影響も覚悟してたけど、想像以上にきつい内容だった。


Author : Hidemaro
Date : 2021/01/19(Tue) 23:10
文化 | Comment | trackback (0)

きっと競馬新聞のデジタル化のため

ちょっと話題になっていたのですが。

競馬キンキ/【競馬キンキから重要なお知らせ】 (Twitter)

兵庫県の園田競馬場・姫路競馬場の競馬新聞「競馬キンキ」が休刊となるという話。

僕もよく知らないんだけど、この競馬場で新聞と言えばこれというほどのものらしい。

(もう1つ「園田ニュース」という新聞もあるらしいが、実は同じ会社だそうで)

というわけで、これがなくなるとファンにとっては困った話なのだが、

「競馬ブック」という競馬新聞が園田・姫路版を新しく発刊することとなり、競馬キンキの記者も移籍するようである。

というわけで、とりあえず一安心と。


競馬新聞というのは競馬予想のお供としては歴史の長いものである。

価格は1部500円前後で、出走馬の成績・調教・関係者コメント、そして記者の予想などが掲載されているそう。

買ったことはないんだがな。

ただ、専門紙というのは内容は充実してるが、価格は高めで入手性にも難がある。

一方で多くのスポーツ新聞では競馬について取り上げており、内容はだいたい同じようなところ。

とはいえ紙面の都合もあるので、掲載できる内容にも限りがあるのは劣るという。

あと地方競馬だとそもそも掲載されるかという問題もあるかも。

でも価格が130円前後と安く、全国的に入手性も良いので、これはこれでファンが多いとのこと。


で、競馬キンキ休刊の背景には新型コロナウイルス騒動があるのは確からしい。

昨年、全ての競馬場が無観客開催を経験し、入場者数を制限したり、また無観客に戻ったり、

いろいろあったが、なんやかんやと馬券の売上は伸びた。特に地方競馬は大きく伸びた。

地方競馬は2010年頃に売上が底を打って、インターネット投票の普及で売上が増加、

そんな中での新型コロナウイルス騒動、他の娯楽が壊滅する中で、家で楽しめる娯楽として相性が良かった。

というわけで、これは競馬界にとってよいニュースだったが、問題は競馬場・場外馬券売場に来る人が減ったこと。

特に競馬新聞は競馬場・場外馬券売場で買う人が多いわけですよね。

今日は1日競馬を楽しむぞと意気込んでやってくるから、500円ぐらい払ってもよいという考えになりやすいのもある。

それが家で競馬楽しむぞといっても、そこで競馬新聞を買いに行くかというと、そもそも買える場所も限られるのに……となる。


という傾向は、新型コロナウイルス騒動の前からあったらしい。

そこで打開策の1つとして、コンビニのコピー機を使った新聞の販売を以前からやっていたらしい。

こうすれば家の近くのコンビニで新聞が買えるということですからね。

ただ、価格設定は割高になって、マージンが大きく儲けも少ないということで、なかなか難しい面もあったようだ。

それでも、こういう仕組みを以前より作ってたことで、家で競馬新聞を見ながら予想できて助かった人もいるんじゃないか。


インターネット時代になって競馬新聞にもライバルが増えた。

インターネットでの有料・無料いずれも情報入手手段が増えた。

主催者のWebサイトに行くだけでも、これまでのレース成績、レース映像も見られたりするわけだから。

有料といえば、JRA自身も「JRA-VAN」というデータベースを提供しており、競馬新聞に期待していた情報が揃うという話も。

競馬新聞の出版元もインターネットサービスを充実させたりしているが、できるところばかりでもない。


というところで出てきたのが、このたび競馬キンキを引き継ぐことになった「競馬ブック」である。

JRAの競馬新聞としてはもっとも有名なもので、特に関西では有名とのこと。

1946年、京都競馬場近くで創業し、現在は栗東トレーニングセンター近くに本社を置いている。

競馬開催前日に発売される新聞だけでなく、「週刊競馬ブック」というレース内容の振り返りをメインとした雑誌も出しているそう。

地方競馬では ホッカイドウ競馬(門別)・ばんえい競馬・南関東公営競馬 についてそれぞれ発売している。

このラインナップに 園田・姫路版が加わるってことですね。なかなかですね。


が、さらに驚くべきことがあって、発売元の 株式会社ケイバブック は「研究ニュース」「勝馬」という競馬新聞の発売元でもあると。

特に「勝馬」は去年ケイバブックに譲渡されたという経緯があるようだ。

この3つはいずれもJRAの競馬新聞を出していて併売されているそうである。(勝馬は東日本のみ)

なんか変な感じはするけど、それぞれ紙面構成や予想に違いがあるようで、それぞれにファンがいるらしい。


で、まさにこの競馬ブックというのはインターネットサービスを充実させてる競馬新聞みたいなんですね。

提供内容(パソコンサイト) (競馬ブック)

月額330円から月額3300円まで4つのコースがあるってのがすごいけど。

インターネットなので新聞・週刊誌の発売タイミングにとらわれずにタイムリーに情報提供できる。

この地方競馬のラインナップに園田・姫路が加わるということで、競争力強化を狙ってるんじゃないか。

さすが業界のガリバーといった感じだが、思惑通りにいくかどうか。

でも、同じようなことを競馬キンキのままやることは不可能だっただろうから、ここに賭ける価値はあるんじゃないか。


競馬新聞がなくなると、競馬予想に不便し、馬券の売り上げも上がらないだろうという話はあって、

無観客化にあたって、競馬新聞から権利を購入したのか、新聞のデータを無料公開する主催者もあったようである。

ファン以上に主催者の方が危機感は強い問題かも知れない。


歴史的に見れば競馬新聞というのはそれぞれの競馬場でローカルに発行されていたものらしく、

それこそJRAでも東日本と西日本で全く別々に発行されていた時代があったようである。

今ほど東西の競走馬の行き来が多くなかった時代なら、取材も地域内で完結していただろうから。

それが東西双方の馬券を同じところで買えるようになれば、必然的に双方予想したいという話になり、

そうすると東西の競馬新聞が協力関係を結んで、双方のレースを掲載したり、それが進んで1つの新聞になったり。

インターネット時代になってその流れが地方競馬にもやってきてるということだと思いますよ。


Author : Hidemaro
Date : 2021/01/17(Sun) 23:30
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ASOBISTAGEという仕込み

この3連休は毎日、無観客イベントの観劇である。

3連休の無観客ラッシュ

今日・明日はこれですね。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!


以前、こんなことを書きましたが。

数日前にいろいろな情報から録画であることが判明して「ライブじゃねぇ!」って思ったけど、

確かに双方向性がない前提なら録画でもいいんですかね。そっちの方が映像は作り込めるし。

(ABEMAでオンラインライブを買う)

双方向性がなければリアルタイムである必要はないが、するとただのミュージックビデオになってしまう。

これはコンサートを無観客化する場合の課題の1つである。


おそらく、バンダイナムコエンターテインメント(BNEI)はこの打開方法を検討してきたのだろう。

昨年6月、BNEIは「ASOBISTAGE」というオンラインステージを開設した。

当初は動画を流すだけだったように見えたが、双方向機能を強化してきた。

ターゲットの1つが、年越しで開催された「ASOBINOTES ONLINE FEST 2nd」、もう1つがシンデレラガールズだったんじゃないか。

コメントとペンライトというのが主なところである。

しかも、このペンライトは会場に表示され、また必要によってコメント表示に切り替えられる。

こういう形で、ステージ・会場の観客(無観客化されたが)・ASOBISTAGEの観客をつなごうとしたわけだ。


しかし、ここで気になるのがASOBISTAGEというサービスの安定性である。

実は年越しの「ASOBINOTES ONLINE FEST 2nd」では一時中断に追い込まれる出来事もあった。

心配だったのだが、案の定というべきか開始前にはいろいろなトラブルが起きていた。

それでその場で調整したりして、10分遅れで開演となったが、そこからは大きな問題もなく。

動画配信自体はもともとあまり問題はなかったようで、それ以外の付加機能に関わるところがいろいろ問題を起こしてたみたいですね。


一番、心配してたのは動画配信の品質だが、これはかなりよかったですね。

ただ、PCの画面が小さい人はちょっときついかもね。

というのも、ペンライトやコメントを使うためには画面の一部をそのために割く必要がある。

うちみたいに画面自体がデカくて、なおかつ4Kなんていう場合は困らないんだけど。

画面が足りなければ、


内容はかなり充実していてさすがという感じ。無観客化されてもシンデレラガールズだなぁって。

公演時間も結局3時間半ぐらいあったのかな。明示的な休憩はなしでこれ。

もともとライブビューイングをやっていたこともあって、映像作りという点ではそこまで心配はない。

無観客化されたからか、ARであれこれと合成していて、観客席部分もすごいことになっていた。

有観客ならここまではしなかっただろうけど、実際のところどうだったんでしょうね?

無観客化されてからARを導入したのか、それ以前から部分的に使う予定はあったのか。

ただ、会場にいる人には見えませんからね。そこはよくわからない話ではある。


というわけで、ASOBISTAGEに問題がなかったわけではないが、

さすがに準備して迎えたイベントはそれだけのものになっているなと。

これでもなお打開できていない問題で大きいのは、カメラで抜かれない出演者は観られないことか。

もともとライブビューイングをやっていたので、基本的なところで映像に問題はないが、

やはりそれでは報われないのではという話があるのも理解できなくはない話である。


というわけで、無観客イベントというのは仕込みはけっこう大変だということ。

トークイベントはこのあたりはあまり問題とならないのだが、こういう音楽イベントは難しい。

そこをちゃんと仕込んできたBNEIは評価されてもいいんじゃないか。


Author : Hidemaro
Date : 2021/01/09(Sat) 23:30
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中京金杯ではない

JRAが競馬を開催するのは基本的に土日祝日なのだけど、

例外もあって、その1つが1月5日だという。(曜日の並びにより前後することもある)

正月休みというにはちょっと遅い感じもするけど、なんやかんやと競馬を楽しむファンは多いらしい。

で、その新年最初の日には2つの重賞レースが行われるのが常で、

今日は中山競馬場で「日刊スポーツ賞中山金杯」が、中京競馬場で「スポーツニッポン賞京都金杯」が開催されたそうである。


ここであれ? と思った人もいるかもしれないが 中京競馬場で 京都金杯 なんですよね。

というのも、現在は京都競馬場が工事のため、どうあがいても京都競馬場で競馬をすることはできない。

そのため、西日本地区の3競馬場の開催スケジュールを見直して、その結果として開催競馬場が変わったものがいくつかある。

必ずしも、京都→他競馬場 というだけでなく、阪神→中京のような変更も行われている。

で、この新年最初の競馬は京都→中京という付け替えが行われて、こういうことになったわけである。


でも、中京競馬場でやるなら「中京金杯」でいいんじゃないの? という考えも出てくる。

このレースはそれでもよさそうな気はするんだけど、実は重賞レースとリステッドレースの名前って好き勝手に変更できないんですね。

国際的な格付けを有する重賞レースとリステッドレースは、国際的なパターンレースの基準による必要がある。

  • 生産国などの条件がないこと
  • レースの登録名称に固有部分をもつこと
  • 距離(1600m未満では100m以下、1600m以上では200m以下の変更は許容)・年齢・性別・負担重量・時期・開催競馬場・馬場(芝・ダートなど)の条件に変更がないこと

といったところで、名前が不変であることが条件の1つなんですね。

例えスポンサーが変わっても「ラジオNIKKEI賞」を突然「ラジオ福島賞」に変えるようなことは許されないと。

あと開催時期・距離もむやみに変えられなくて、競馬場の工事などの都合でどうしても距離変更が発生する場合も200m以下など最小限の変更にしなければならないようである。

このことから、「京都金杯」は中京競馬場でやっても名前は変えられないという理屈だと思われる。


こういうのは他にもあって、今年の重賞では、

  • 京都記念(GII) : 阪神競馬場
  • 京都牝馬ステークス(GII) : 阪神競馬場
  • 京都ハイジャンプ(J・GII) : 中京競馬場
  • 鳴尾記念(GIII) : 中京競馬場 (鳴尾とは阪神競馬場が現在地に移転する前の所在地のこと)
  • 中京記念(GIII) : 小倉競馬場
  • 阪神ジャンプステークス(J・GIII) : 中京競馬場
  • 京都大賞典(GII) : 阪神競馬場

あと、スポンサー名なので必ずしもおかしいとも言えないが「京都新聞杯(GII)」が中京競馬場で行われるなどもある。


ただ、この京都金杯というレースだけは、中京金杯に変えても問題なかったかもしれない。

というのも、古くは「中山金杯」も「京都金杯」も同じ「金杯」という名前のレースだったんだという。

それがそれぞれ別のスポンサー名が付き、後により明確に区別できるようにと競馬場の名前をつけたということで、

それ以前は「金杯(東)」「金杯(西)」なんて言い分けもあったとか。

(現在でも2つの金杯を総称して「東西金杯」なんて言うこともあるようだ)

この観点からは「金杯」という部分がこのレース名の固有部分とも解釈できて、

ならば「京都金杯」が「中京金杯」となっても、レース名の固有部分は維持されているとも言えるかもしれない。

こういう理屈が成立するのは、金杯がおそらく唯一だろうし、JRAはそれすらもしていないが。


あと、中京競馬場の今のコースにとって初めての芝3000mのレースも行われたそうだ。

「万葉ステークス」というレースで、例年なら京都競馬場の芝3000m(菊花賞と同じコースだな)で行われている。

このレースはリステッドレースでもないので、特に制約はないものの、長距離のレースは年間通じても貴重なので変更は最小限にしたい。

そこで、これまで一度も使われることがなかった3000mのコースが使われたというわけである。

でも、本当の意味で初めてというわけでもないらしい。

中京競馬場/コース紹介 (JRA)

3000mのスタート地点に「障3000m」が併記されているが、実は障害レースでは3000mのレースはしょっちゅうやっていて、

しかも中京競馬場で障害レースをするときは、芝コースの上に障害を置いて行うので、

すなわち障害物のない3000mのレースをやればよかっただけで、実務的にはそんなに問題なかったらしい。


京都競馬場はいろいろな名物レースを抱えているので、それが分散するといろいろあるようで、

天皇賞(春) も阪神競馬場の今のコースで芝3200mのレースをするのは初めてで、

これは本当に初めてなので3勝クラスのレースで予行練習をすることになっている。いろいろ大変ね。


Author : Hidemaro
Date : 2021/01/05(Tue) 23:23
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3連休の無観客ラッシュ

年始早々、1/9(土)・10(日)にこんなイベントがあって。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!

幕張メッセ展示場を使って、観客を入れつつも、インターネット配信が主体となりそうなコンサートということだった。

2日間で出演者総入れ替わりでありながら、現地でのチケットはいずれか1日しか買えないということだった。

これは客席数を絞った分だけチケットが公平に行き渡るようにということである。

2日観たければ一方はインターネット配信で観なければならない、ということでインターネット配信主体ではないかということ。

この2日目のチケットが購入できたので、じゃあ9日は家で観劇、10日は幕張メッセということになりそうだと思っていた。


ところが、先週末に客入れを中止して、無観客での開催となることが発表された。

「12月23日(水)に政府より発信された大規模イベントの人数制限に関する方針を考慮し」という背景がある。

東京都ではイベントの人数制限を5000人以下にするようにという指示が出ている。

(もっともこの場合でもチケットがすでに5000枚以上出ている場合は、そこを減らす必要があるとは言っていない)

ただし、幕張メッセの立地する千葉市については、現在のところ、特別な指示はないため、

5000人超も可能ではあるとみられるが、地域性を考慮すると同様の指示が出る可能性は否定できない。

もともと、インターネット配信主体のイベントであるので、客入れ中止という決断はしやすかったと思う。

採算性からすると厳しそうですけど……


そんな中で、Twitterを見ていたら思わぬ発見をした。

D4DJ公式 / 「D4DJ Happy New Year Around! 2021」チケット好評発売中 会場チケットは残りわずかです―― (Twitter)

1/10(日)にTOKYO DOME CITY HALLでイベントがあるんだけど、会場のチケットがB席ならまだ売ってるらしい。

インターネット配信も併用であることも背景にはあろうと思う。

実はTOKYO DOME CITY HALLは3日間にわたってブシロードが抑えていて、

この翌日、1/11(月)はバンドリのトークイベントが行われることになっていた。

バンドリ!スペシャルイベント「らうくれ!」&「あすはも!」 (BanG Dream!)

現地に観客を入れる一方でインターネット配信も行われるということになっている。

そして、僕ももともとインターネット配信で、このイベントを観るつもりだった。

ちなみにインターネット配信はGoToイベントで若干安くなっている。まぁ微々たるもんだけど。


D4DJのイベントも、トークメインのイベントではあろうが、DJパフォーマンスも行われることになっていた。

興味はあったし、B席ということもあってチケット代が思ったより安くて、東京(後楽園)なら近いし。

あえてA席・B席と分ける意味はよくわからなかったけど、あの会場だとそんなに悪い席ではなさそうだし。

一方で、1/10(日)はもともと、シンデレラガールズのイベントに参加する予定で、

確かに現地チケットは無効になったが、インターネット配信での観劇は可能である。

ここでどちらを取るべきかは少し悩んだのだが、インターネット配信はアーカイブもある。

というわけで、それなら10日は後楽園に行こうと、今日にチケットの購入を行った。


ところが……今日の夕方になってこんな発表が。

本イベントの延期のお知らせ

昨今の新型コロナウィルス感染拡大状況を鑑み、本イベント会場にご来場いただくすべての皆様の健康・安全について慎重に検討しました結果、本イベントを延期とさせていただきます。ご購入された会場チケットは今後開催する同規模の指定イベントへ振り替えとさせていただきます。またご希望のお客様にはチケット払い戻しを実施させていただきます。(略)

(D4DJ Happy New Year Around! 2021)

なんてこったい!

延期扱いではあるのだが、実態としては無観客でこのイベントは決行され、YouTubeで無料配信が行われる。

(無料配信が行われることと整合性を取るため、インターネット配信のチケットは一律に払戻になる)

延期というのは、このイベントのチケットを持っている人が将来のイベントのチケットに振り替えられることに意味がある。

しかし、チケット振替の権利を得ても行使するかどうかは悩みどころですね。


ということは、翌日のバンドリのトークイベントも?

と思ったらやはりこちらも無観客での開催になる。ただし、こちらは有料でのインターネット配信は実施される。

昨今の新型コロナウィルス感染拡大状況を鑑み、本イベントの会場観覧を取り止め、無観客での有料配信のみの開催とさせていただきます。ご購入された会場チケットは今後開催する同規模の指定イベントへ振り替えとさせていただきます。またご希望のお客様にはチケット払い戻しを実施させていただきます。

会場チケットについては、今後のイベントへの振替ができるというところはD4DJと同じですね。

ただし、こちらは延期という名目ではないので、どういうイベントなのかは全くもって不明である。


TOKYO DOME CITY HALLの規模を勘案すると、5000人上限の指示は全く関係ないとみられる。

単純に昨今の状況を考慮しての自主的な判断とみられる。

イベント自体のリスクはそう高くなく、人数や立地面のことを考えれば、そこまで大きな問題はなさそうだが、

一方で、GoToトラベルキャンペーンの一時停止期間にかかるなど、

参加取りやめを希望する人に払戻請求に応じるようなことも考える必要はあったかもしれない。

D4DJの方は有料配信もやめちゃったから、本当にお金になるものは何もないけど、

バンドリの方はもともとトークイベントでインターネット配信主体で考えていたところはあろうと思うし、それはそれで。


というわけで、この3連休は毎日お家で観劇ですかね。

まだ、インターネット配信用のチケットの購入手続きはしてなかったけど、

おそらく、シンデレラガールズのイベントは2日間通し券で買うんだろう。(特に安くなったりはしないけど)

D4DJのイベントは無料配信はあるけど、現地参加できないと優先度は下がるということで、とりあえずはなし。

その翌日のバンドリのトークイベントも購入手続きはしてないが、そのうちする。


Author : Hidemaro
Date : 2020/12/29(Tue) 23:34
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競馬が豪華な週末

今日の競馬のレースラインナップは豪華で、

  • 中山10R 中山大障害(J・GI)
  • 中山11R ホープフルステークス(GI)
  • 阪神11R 阪神カップ(GII)

とGI格のレースが2つ、後で紹介するが阪神カップも格が高いレース。

明日は有馬記念(GI)という、おそらく今年一番馬券を売るであろうレースが待ち受けており、豪華な週末だ。


例年ならばホープフルステークスは有馬記念の後、12月28日に行われるのが通例だそうだが、

今年は曜日の並びでこうなったらしい。1日に2つのGIレースというのが異例ですね。

ホープフルステークスは2歳戦、中山大障害は障害レースとはいえ、やはり注目度は高い。

特にホープフルステークスの昨年覇者は、今年のクラシック三冠を取ったコントレイルですからね。

そんなわけで本年覇者のダノンザキッドにも期待が集まる。


中山大障害といえば、4月の中山グランドジャンプで優勝したオジュウチョウサン(cf. ジャンプして新記録)の参戦が期待されていたが、

前哨戦として挑んだ京都ジャンプステークスが調子が悪く、さらに障害に脚をぶつけてどうもよくないので、

中山大障害はあきらめて、来年の中山グランドジャンプに向けて立て直しをすることに。来年は10歳だが、6連覇を目指すそうだ。

絶対王者が不在ならばチャンスがあると挑んだ馬もあったか、

結果は昨年3着、本年中山グランドジャンプで2着のメイショウダッサイが優勝となった。

これだけ見ると順当な感じはするけど、上位7~8頭ぐらいはなかなかハイレベルな争いだったのでは?


さて、この中ではGIIということで格付けが低い阪神カップだけど、

実はこのレース、GIIでありながら定量戦ということで、4歳以上馬が出走できるGIIレースで定量戦は2つしかなく珍しい。

もう1つは札幌記念、他の大レースのない夏に行われるレースで、実はGI相当のレーティングは達成しているんだけどね。

札幌記念がGIIのままなのは、ステップレースなどの体系が確立されてないからとかなんとか。

では、なぜ阪神カップが定量戦なのか? というと、このレースが香港国際競走に触発されて作られたレースだからでは? と。


香港国際競走は毎年12月に開催され、日本からも多くの馬が遠征する。今年もなんやかんや6頭が遠征した。

香港国際競走は1200m・1600m・2000m・2400mという基幹距離とも言われる王道距離のGIレースが4つ揃っているのが特色で、

2400mの香港ヴァーズについては、日本ではジャパンカップ・有馬記念と重なることもあって、

日本の2レースでは勝ち目はなさそうだが、という馬が遠征する傾向があるが、今年は情勢もあってか1頭も遠征しなかった。

他は似たような距離のレースは同時期の日本にはないが、特に1600m以下の短距離を得意とする馬にとって、

秋に大目標となるGIレースは、スプリンターズステークス(芝1200m)とマイルチャンピオンシップ(芝1600m)しかなく、

そこでもう1つの挑戦先として、香港国際競走が選ばれることが多いのだという。


一方で香港競馬は短距離のレベルが高く(香港馬の多くは短距離のレベルが高いオーストラリア・ニュージーランドからの輸入)、

香港ヴァーズや香港カップ(芝2000m)ほど簡単には勝たせてくれないが、日本馬にとっても挑戦しがいのあるレースになっている。

ちなみに今年の香港スプリント(芝1200m)は日本のダノンスマッシュが優勝、

お父さんのロードカナロアは2012年・2013年に連覇しており、同レース初めての親子制覇になった。

(というのも、香港では競走馬の生産をしないため、ほとんどが去勢されたオスの馬、せん馬 なので、子を残すことができない)

と、ヨーロッパなどからの遠征もありますが、なんやかんや香港と日本の馬が多い香港国際競走は両地域の競馬にとってよい影響を与えていると言えそう。


これはこれで立派なことなんだけど、日本競馬の秋シーズンにもう1つの短距離馬の目標となるレースを、

ということで2006年に新設されたのが阪神カップ、距離は1200mと1600mの中間の1400mとなっている。

香港国際競走の創設が1994年、G1格を得たのが2000年前後ということで、それより後発なのは見てもわかる通り。

定量戦のGIIということで、GI昇格も狙っている? と言われつつも、レーティングが足りないのも実情だったりする。

やっぱり日本競馬ってこの距離の層があまり厚くないのねという現実ですかね。

でも、去年の優勝馬のグランアレグリアは本年の安田記念・スプリンターズステークス・マイルチャンピオンシップ優勝馬ですからね。

今年はダノンファンタジーが優勝、距離短縮での挑戦だったようだが、うまくはまったみたい。


そんなわけで豪華な1日だったが、馬券の売り上げを見てみると、

  • 中山大障害: 20.6億円(昨年比+27%)
  • ホープフルステークス: 80.4億円(昨年比-44%)
  • 阪神カップ: 55.7億円(昨年比+17%)

明日に有馬記念あるけど、3つの重賞で150億円売れるもんですね。

さすがに同日になった分だけホープフルステークスは減りましたけど、これは仕方ないと言うことで。


そんなこんなで明日は有馬記念、とにかく馬券が売れることで有名で、レベルも高いのはそうだが、

一方でチャンピオン決定戦として考えると、外枠がとても不利など必ずしも実力がよく発揮できるコースでもないそうで、

ジャパンカップがチャンピオン決定戦で、有馬記念は日本競馬のお祭りみたいなものだなとの評もある。

でも、世界に目を向けてみると名物レースってそんなもんかもしれませんよ?

オーストラリアだとメルボルンカップが「国の動きを止めるレース」なんて言われるけど、言うてもハンデ戦だぞと。

フランスだと地元で一番注目されるのは仏オークスこと ディアヌ賞、凱旋門賞でもダービー相当のレースでもなく、なぜかこれ。

とすると、なんやかんや言われつつも日本競馬の名物レースは有馬記念なんでしょうね。

前日発売でのオッズを見ると単勝11倍以下が6頭もいるという、混沌として馬券を買う分には楽しそう。


Author : Hidemaro
Date : 2020/12/26(Sat) 23:28
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ロームシアター京都が使えたのはチャンス

朝早起きして、バタバタしながら準備をして、電車に乗って東京駅へ。

さすがに電車はガラガラだった。こんな時間ならばのぞみ号でも旅行商品で安く乗れた。

新幹線もあんまり乗ってませんでしたね。まぁ日曜早朝に動く人もそうそういないよね。


そうして京都駅に到着、1ヶ月ちょっとぶりの京都駅、今回の宿も京都駅から近いので荷物を預けて動くことに。

今日は地下鉄には何回も乗る予定なので、地下鉄1日券を購入。

普通に京都駅~東山三条を移動しても片道260円だからね。80円足せば市営地下鉄乗り放題になるなら買うよね。

とりあえずは四条烏丸まで乗って、少し都心を散策していた。ホテルを追い出されたかのような人に出会うのも日曜午前らしい。

ゼスト御池で昼食を食べてから、2駅乗って岡崎公園のロームシアター京都へ。


今回の旅行最大の目的は「京 Premium Live -2020-」への参加である。

2年前に始まったイベントで、そのときも参加して以来でおよそ2年ぶりですね。

京都でやるのは不思議な気もしたが

FANJというライブハウスが主催していた音楽フェスが発展したものですね。

ところが、昨今の事情からすると、ライブハウスでは大したこともできないだろうわけで、

ライブハウスを飛び出してホールへ行くのは絶好の機会だったのかもしれないが、問題は実現性と採算である。

今年10月頃からはガイドラインに沿って行われるイベントも増えてきて、もともと12月想定だったのは好都合だったとみられる。

とはいえ、さすがに満席にするのは条件が厳しいという判断か、1席おきとしていた。

すると単純には入る人数が減るが、おそらく当初2公演想定を、2日間で3公演(日曜はダブルヘッダー)として、のべ人数は当初想定の75%ほどを確保、

さらに最速先行抽選に限ってはTシャツとの抱き合わせ(最速抽選の当選者しか手に入らないという話ではあるが)とすることで、

極端な料金引き上げなどなく実施できていて、けっこううまくやったもんだなとは思った。


もともと日曜昼公演にお目当ての人が2人いて、じゃあ行こうということで最速抽選で応募、無事に当選したところで、

日曜夜公演の追加出演者を見て、じゃあこっちも行こうかとなり、次の抽選で応募して当選ということで、

日曜の2公演に連続して参加することになった。そういうリピーターは多いイベントだと思いますがね。

まぁしかしあっさりとチケットが用意されるあたり、客席数を半分に絞ってもそれ以上に需要は弱いんだなという感じはある。

別に数取って調べたわけでもなく、感覚的な話ですが。

昼公演は1階席の中ほどというとてもよい席、夜公演は後から応募したこともあってか3階席でこれは双眼鏡頼みだな。


出演者の多くが語っていたのが、久々のライブイベントだったということ。

特に工藤晴香さんはソロ歌手としては今年3月デビュー、これが初ステージだという。

もともとは今年3月早々にライブイベントの予定が合ったが、時は緊急事態宣言下の東京、当然に延期になった。

そこから代替日程も最近まで決まらず、他のイベントも予定になく、そんな中での京 Premium Live出演だったのである。

そりゃどんなプレイスタイルか知っている人はいないわけである。ギター持ってきてびっくりしたわ。

他も昨冬以来という人は多かったようで、お目当ての2人もそうだよねぇ。貴重な機会だった。

その間に新曲もリリースされてるし、そういうところも含めて来て良かったなと思った。


ところでこのイベントの参加者の守るべきことがいくつかあるけど、特筆すべきことでは、

  • マスク着用
  • 京都市の追跡サービス登録 (登録完了のE-mailを見せて入場する)
  • 会場内での大声での発声や会話の禁止

マスク着用は今どきどこもそうだし、追跡サービス登録もそんなもんかという感じ。(これは施設貸出条件なのかもしれない)

大声を控えるようにというのもありがちな話だが、ちょっと異常だったのは公演中に何度か警告アナウンスが入ったこと。

全体からして多いわけではないけど、非協力的な観客もいるということではある。

ただ、一方でこうも思うのである。座席を詰める場合はマスク着用・大声の禁止の厳守が求められるはずだが、

1席おきにするというのは、声が出ることも想定しなければならないイベントだと認めているはず。

もちろん大声を出すことに懸念はあるのはその通りで、大声は控えようという呼びかけはより進んだ取り組みだが、

常に大声を出し続けているわけでもないんだし、目くじら立てて言うほどかとも思った。

そこまで観客もわかっていないわけではなく、うっかり声が出てしまうこともあるよねぐらいのことではないか。


気になったのは大声についての考え方と、Premiumというには質素なVJ(2年前も思ってた)ぐらいではないか。

主催者もそういう意図はなかったと思うけど、結果としては多くの出演者にとって貴重な機会になりましたね。

特に京 Premium Liveの出演者の多くはライブ会場といえば主にライブハウスであって、

ライブハウスなんていうのは密集の極みであり、大きく間引かないととてもできたものではなく、元々の計画はほとんど使えない。

この点、もとが座席があるホールで計画していれば、せいぜい半分まで間引けばいいのだから、都合はつきやすい。

すなわち、もともと押さえていたホールを使うことができるので、立て直しが早くできる可能性があるということである。

これもタイミングの問題ではあるけど、やはり次公演のメドが立たない人が多いのも実情ですから。


地下鉄1日券を購入したのをよいことに、昼公演~夜公演のインターバル、およそ3時間で、

GoToトラベルの地域共通クーポンを使って明日の朝食など買い込んで、宿にチェックインしてとしていた。

電子クーポンが使えるスーパーは限られるが、京都では有名なフレスコというスーパーが対応していてありがたかった。

今日15時以降からでけっこうクーポン消費できたので、幸先が良い。


Author : Hidemaro
Date : 2020/12/13(Sun) 23:49
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チャンピオン決定戦の連闘策

先週末、東京競馬場でジャパンカップが行われた。

ジャパンカップにはチャンスがある

国際招待競走ということで、かつては日本と外国の強い馬がぶつかるレースということだったが、

もう今は日本の芝競馬のチャンピオン決定戦として定着しているのかなと。

先の記事に書いたように、三冠馬3頭、その他も強者揃いということで注目されたが、

そんな中でなぜこの馬がと言われたのが ヨシオ という馬だった。


実は先の記事は11/13時点での出走想定馬を見て書いたのだが、ジャパンカップの特別登録締め切りはその2日後だった。

実際に締め切ってみると、このときの想定になかった馬が3頭いた。

まず、ラヴズオンリーユー、同日のエリザベス女王杯で3着だったが、中1週で挑戦!? と驚かれたが、

実際には香港カップと両にらみで登録しておいたが、どちらもお流れになり、有馬記念へ目標を切り替えたので出走せず。

次にトーラスジェミニ、重賞未勝利だが、オープンクラスで一勝しておりチャンスはあるかもしれない。

そして問題が、ヨシオ という馬だったのだが、彼も重賞未勝利でオープンクラスで1勝というのは同じなのだが……

なんと彼がこれまで走ってきたレースはデビュー戦の1走を除いて全てがダートだったのだ。


ダート、それも比較的短距離で結果を出している馬が、芝2400mのジャパンカップ出走とは何ごとだと。

確かにジャパンカップはフルゲート18頭であるところ、特別登録は17頭だったので、この時点で全頭出走可能だし、

ヨシオはオープンクラスなので、GIも自己条件といえばそうだし、オープンで1勝もしているのだから体裁はあるが……

ただ、この時点では翌週の霜月ステークス(ダート1400m・オープン)に登録していたので、抽選で落ちたら来るのかもねとか。


しかし、その後、ヨシオという馬はさらに想定外の作戦に出てきた。

まず、霜月ステークスの出馬投票をしていなかった。出馬投票→抽選ハズレではなく、抽選自体に参加しなかったのである。

さらに翌週にはチャンピオンズカップ(GI)の特別登録も行われるのだが、ここにもヨシオの名前があった。

チャンピオンズカップは ダート王決定戦 ですから、ヨシオが出走するのはわからなくもない。(1800mという距離はともかく)

そして調教助手は「来週も使う気満々です」と、まさかのGI連闘策を表明。

まさかのチャンピオンズカップの叩きとしてジャパンカップを使うそうで、これには呆れた競馬ファンも多かろう。


そうして迎えた先週末のジャパンカップ、注目はやはり3頭の三冠馬、

アーモンドアイが単勝2.2倍、コントレイルが単勝2.8倍、デアリングタクトが単勝3.7倍とまさに三つ巴。

4番人気のグローリーヴェイズが単勝17.2倍だっていうんだから、香港ヴァーズ優勝馬も軽く見られたもんである。

そして結果はといえば……

1着:アーモンドアイ、2着:コントレイル、3着:デアリングタクト ときれいに三冠馬3頭が人気順に並んでの決着だった。

3連複の払戻はなんと300円、馬連の330円の方がわずかに高かったという。

他の注目馬も、カレンブーケドール(昨年2着)は4着、グローリーヴェイズは5着と、相手が強かったですねという結果。

フランスから参戦のウェイトゥパリスも10着なので600万円の出走奨励金が出て、最低限の結果は出せたと言えるのでは。

そしてヨシオは……14着に大差をつけられての15着、最下位だった。


でも、彼の本当の目標はチャンピオンズカップなんだから、ここだけ見てネタにしては申し訳ないと今日まで待っていたのだ。

日本競馬のダート王決定戦、チャンピオンズカップ、なんか不思議な名前のレース名だけど、

もとは2000年にジャパンカップ前日に東京競馬場で開催されていた国際招待競走「ジャパンカップダート」だった。

ただ、一般にダート競馬の本場とされるアメリカと、日本のダート競馬は差が大きく、なかなか遠征馬が充実しないと、

紆余曲折があって、2014年に国際招待をやめて、中京競馬場での開催となり「チャンピオンズカップ」と名前が変わった。

現在も外国馬の輸送費補助対象レースで、指定外国競走優勝馬に対する奨励金の対象レースなので、外国馬は大歓迎だがなかなかね……(cf. 外国馬の遠征大歓迎)


注目馬はなんといっても昨年覇者で9戦8勝、唯一勝てなかったのは海外遠征のサウジカップのみという クリソベリル である。

他にも今年のダート重賞の優勝馬が勢揃い、まさにチャンピオン決定戦である。

そんな中では重賞で上位に入れていないヨシオは見劣りしますけど。

そして結果はといえば……

1着はチュウワウィザード(川崎記念優勝・昨年同レース4着)、注目のクリソベリルは4着と馬券圏内に入らず。

チュウワウィザードはクリソベリルに負けること3回、執念の勝利という感じですかね。

クリソベリルはレース間隔が詰まって調子が整わなかったのかなとか、外枠がよくなかったのかなとか言われてますが。

それでも4着に入れたのは強いのかな。不利も打ち破って優勝するのがファンの期待(単勝オッズ1.4倍)だったんでしょうけど。

そうはいっても1~4着は去年の同レースの1~4着を並び替えたものであって、ダート競馬の上位に大きな変動なしということか。

そしてヨシオは……16着、またしても最下位だった。(さすがにジャパンカップほど差はつけられてないが)


GI連闘で2度ともしんがり負けとはなんとも残念な結果だが、彼も得たものがある。

それが特別出走奨励金である。

4歳以上馬の出走できるGIと、芝1800m以上のGIIで(賞金・出走奨励金が出ない)10着以下のJRA所属馬に支払われるものである。

ジャパンカップでは200万円、チャンピオンズカップでは150万円で、支給条件はオープンクラスの馬であること。

ヨシオはこの2週間で350万円の特別出走奨励金を得たのである。

収得賞金の順位で出走できなければたどり着けないが、オープンで1勝してるから希望すればGIでも割と出走できるんですね。


制度的には正しいけど(特別出走奨励金の目的がレース内容の充実=頭数確保)、さすがにジャパンカップ挑戦はひどいだろうと。

ただ、日本競馬では賞金を基準にクラス分けすることになっていて(JRA、各地方競馬主催者によって考え方に差はあるが)、

そこでは通常は芝・ダートの差(障害と平地は別立て)、距離の差は考慮されない。

そのため、芝で実績を出した馬がダートに挑戦しようとすると、芝で稼いだ賞金を基準にクラスなどが決まる。

例えば、高松宮記念(GI)で優勝した モズスーパーフレア がダートに挑戦しようっていうと、G1級にならざるを得ず、

先月のJBCスプリントでダート初挑戦、来るか来ないか賭けだなと言われてたが、結果は4着で馬券を買ってた人は残念でした。

これは結果的には悪くなかったと思うけど、出走前からどれぐらいの実力があるかはわからないのは同じではないか。


ジャパンカップだけど、アーモンドアイ優勝はびっくりしたけど本当に強いんだなって。

総獲得賞金は19.2億円で、キタサンブラックの記録の18.8億円を抜いて日本馬では最高記録となった。

キタサンブラックは約3年の現役生活で20戦12勝、それに対してアーモンドアイは3年半の現役生活で15戦11勝、

ゆとりローテだとか言われるけど(cf. 育成牧場は重要)、少ないレース数でしっかり結果を出すのだからすごい。

天皇賞(秋)優勝でやりたいことはだいたいやったわけで、ルメール騎手も「サヨナラパーティーだよ」って言ってたけど、

他の注目馬もだいたい実力を出し切ったであろう中で勝ってしまうんだから。それが現役最後のレースとは出来すぎですね。


コントレイルもデアリングタクトも2000m付近が一番実力が出せそうらしい。

他にも2000m付近では注目馬がたくさんいて、これらが来年春に大阪杯で大激突? なんて話もある。

先のことはわからないけど、ここでよい走りをしたら、両馬とも外国遠征なんて話も出てくるのかな。

早速ドバイワールドカップデーに参戦というのもあり得る話ですけどね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/12/06(Sun) 23:40
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配信型ライブハウスっていうけど

今日の夜は日清食品 POWER STATION [REBOOT] という「配信型ライブハウス」の

こけら落とし公演の一環として開催された「Poppin'Party JOYFUL PARTY, FUN TIME!」を見ていた。

本当の意味でのこけら落としは、土曜夜の西川貴教さんの公演だと思うが、それに続く3公演目である。


これを最初に見たときは胡散臭いなと思ったんだけど。

というところで、そもそもルーツとなったという「日清食品 POWER STATION」について調べてみた。

実は日清食品東京本社(新宿区新宿6丁目)の地下にはライブハウスがあったのである。

同ビルができた1988年から1998年までの約10年間存在していた。

当初、このビルの1階には「日清フーディアム」というレストラン街があったことからも食のテーマパークを目指したように見える。

その中に音楽を楽しみながら食事が出来る施設という意味合いもあったらしい。

しかしながら、これらの施設は全て閉鎖され、現在はオフィスビルでしかない。


一方で、ライブハウスだった頃のスペース自体は残されていて、

これを利用してインターネット配信用の録画スタジオとして再構築して、それこそが「REBOOT」ということである。

背面や床をLEDパネルとして映像やコメントなど投影できるようにしたり、

インターネット配信を前提とした施設として作り込んであり、「配信型ライブハウス」ということの指す意味である。

日清パワーステーション (Wikipedia)

ここに 日清食品 POWER STATION [REBOOT] について「収容人員 0人」と書いてあるところがおもしろい。


公演にもよるのかもしれないが通常チケットの料金は3300円、その場でクレジットカードで決済する。

公演時間が1時間となっていて本当に? と思ったが、実際はさらに短く、正味で言えば40分ほどだった。

その後15分ほどインターバルを挟んでトークパートが15分ほどあったか。内容の割にはお金取るなとは思ったが。

配信の安定性も考慮してか映像の画質も720pまで、途切れたり画質が一気に悪化したりしなかった分はよいが。


これだけでもけっこうという感じだが、さらに「ウルトラチアー」というシステムがある。

この配信にはコメント機能があるのだが、「ウルトラチアー」というのを設定すると指定した色で目立って表示される。

プレミアムチケットという倍額のチケットを購入すると、このウルトラチアーが20回ついてくると言う。

まぁウルトラチアーの説明を見てYouTubeのスーパーチャットだなと思った人もいるかもしれないが、

日清の説明でも「投げ銭」なので、この売上は付加的に出演者に支払われるのだろう。


公演時間が短い割には……という感じもあるが、そこはさすがPoppin'Partyというべきか。

セットリストについて、先日の単独ライブと補完的になるようにしてあったり、

見せ方という点でも、元よりライブビューイングなどで映像として見せることも多いこともあってか、

よく作り込まれていて、短いなりには価値あるものとなるようには考えられてるとは思った。


やはり大きな課題はインターネット配信ということで、映像として切り出して見せないといけないこと。

日清は「全席、神席。」なんて書いてあるけど、そんな簡単な話ではないと思う。

そこに、こけら落とし公演の出演者の1つにPoppin'Partyをもってきた意図があるんじゃないかなと。

ライブハウスという場にぴったり合うバンドであるだけでなく、

アニメという背景も持ち、映像作りというところにも期待があり、ファンにも受け入れられるものになるだろうと。


このあたりは今後の出演予定者を見てもわかるけど、割合として多いのがバーチャルアイドルかね。

これは説明に「VチューバーやボカロPといった新時代の文化を体験し――」とあることからも、

この施設を作るに当たっての狙いの1つではあったと思う。

映像の中だけの世界であって、映像としてどう見せるかというのはほぼ全てなわけですよね。

あと、アニメ関係も多いですね。この辺も映像との相性だと思う。

むしろ純然たるロックバンドとかそういうのは少ないんだろうなという印象はある。

この辺はインターネット配信ではよさが伝わりにくいと双方考えているのかも知れない。


これもちょっと前に話題になってたけど、例年なら台場・青海地区で行われるTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)が、

今年はインターネット配信で代替されることになったが、そこで例年になく目立ったのが、

バーチャルアイドルであったり、ゲームコンテンツであったり、声優であったりするわけである。

従来のTIFは現地で見てこそというアイドルが多く、これまでTIFに来ていたファンは離れる一方で、

インターネット配信であっても掴める、あるいはインターネット配信だからこその出演者を集めたということではないかと。

もちろんTIF全体からして見れば従来型のアイドルの方が多いわけで、そこのつなぎ止めに苦心したわけですけどね。


ところでコメントでのコミュニケーションというのは、音楽ライブではこれまであまりなかったことで、

演奏してるときもコメントが見られるように表示されてたみたいだけど

今まで演奏中にコール&レスポンスなどはあっても、「今のギターかっこいい」とかそういうのは来なかったので、

これは新鮮な体験だななんて言っている出演者がいて、なるほどなと思った。


僕の考えだけど、こういうインターネット配信のみでのライブは主流にはならないんじゃないかなと。

やはりコール&レスポンスがないのは惜しいわけだし、パフォーマンスする側にもやりにくいところはあると思う。

トークイベントとかだとインターネット配信でも困らなさそうなんだけど、音楽は難しいですね。

やはり生にかなう体験はないと思うし、観客と作る空間というのもあると思う。

一方でインターネット配信との併用というのは、今まで遠征が大変だとか、チケットが買えないとか、

そういう理由でいけなかったところに足が伸びるという点では今後も使っていけるといいんじゃないかと思う。

これはライブビューイングでもいいかもしれないけど。

ただ、そうするとライブツアーなんて各地を巡回する興業が廃れて、さらに足が遠のくという話もあるかも。


ただ、傍流の1つとしてはインターネット配信一本というのはあってもいいと思うし、

そこを狙う施設ができたのは1つの道を示したのかなと。

日清にしてみれば、社屋の一部で長年使えなかったところを使っているだけだし、

設備とかいろいろ初期投資はあるんだけど、客が来なければ不要な設備も多いわけですからね。

その分、インターネット配信に特化した施設になっていますよということですね。

果たして長続きするか。普及し始めればライバルは多いだろうから難しいと思いますけどね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/11/23(Mon) 23:54
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積んで複数当選して無料配信

Twitterで興味深い話を発見したんだけど。

にぃにぃ / 1. 「想定以上の応募がある」とオタクの不安を煽って積ませ―― (Twitter)

Reバースというカードゲームのイベントの話なんだけど、どうもこういうことらしい。

  1. チケットの先行抽選について「想定を上回る多くの申込みをいただいております」「検討中の方はぜひ先行抽選にご応募頂くことをお薦めします」と推奨
  2. 先行抽選の応募は大半が当選、1人で複数当選する人もいた。
    (「重複当選を出しておりますので、お申込された方以外でもチケットをお持ちでしたらご入場いただけます」とのこと)
  3. その後、一般販売でチケットは完売し、YouTubeでの無料配信が行われることが発表

ということで、チケットが複数当選してしまった人が困ってしまったという話。


1, 2, 3のようなことは、それぞれはそれなりにあることである。

1.のような、多くの申込みがあるので先行抽選への応募を推奨するようなことはよく見る。

これ自体は文字通りではあって、この先に買おうと思っている人も

先行応募用のシリアルコードを入手して、先行抽選に応募することを推奨するものである。

ただ、これを見て、1人で複数のシリアルコードを入手して応募する人もいる。

これを「積む」というわけですね。「不安を煽って積ませ」というのはそのこと。


とはいえ「積む」ことの前提として、複数応募しても1人で1応募しか当選しないという期待はある。

応募人数よりも抽選用に用意した座席数の方が少ない場合は、1人で複数当選することは多分ない。

でも、用意した座席数の方が多い場合にどうするかというのは定かではない。

ここでは、2.に書いたように、1人で複数応募した場合、複数の応募が通ってしまうことがあったと。

ただ、コンビニなどで当選後に支払い手続きをする場合は、ここで払わないという選択肢はあるはず。

おそらくここで言っているのは、クレジットカードで自動決済された場合だと思う。

このような場合でも、払戻には応じられないが、その代わりにチケットを譲渡することも許容するという対応を取ったわけである。


3.は全席完売したことをうけて、その代替策として無料配信を行うと言うこと。

これもそれなりにあることではある。やはりチケットが完売したことに対して何らかの代替策をとると。

特にこのイベントはプロモーション目的のところも少なくないだろうからとのこと。

ただ、無料配信があるなら有料のチケットを買って現地で参加する意味ってなに? という話もある。

特に2.で余剰になってしまったチケットを転売しようとしても、新たに買いたいという人がいないじゃないかと。

無料配信は転売つぶしの目的もあるだろうから、その効果自体は想定通りではあるのだけど。


というわけで、1, 2, 3のそれぞれは理屈に合っている面もあるのだが、これが重なると大きな悲劇が起きちゃうわけだね。

有料イベントの無料配信自体が不誠実という話もあるが、これも内容次第かなとは思う。

イベントの全てを無料配信するとも限らないわけで。(ここは明示されていない)

あらかじめチケットが買えた人は生でイベントの全てを楽しめ、入手できなかった人は無料でそれなりに、

というのであれば、そんなに悪い話ではないんじゃないかなと。


やはり、ここで一番の問題は1人で複数応募することだよね。

最近はそういうことはないんだけど、過去には僕も同じイベントの先行抽選に複数応募することがあった。

同じ商品を複数購入したとかそういうわけではなく、異なる商品を買ったら共通の応募券が複数入手できて、

それなら自分で複数使うかということだった。

このとき支払い手段はどうしたんだったか。複数をクレジットカードで応募したこともあったかもしれない。

今だったら余剰分のシリアルコードはインターネットオークションなどで売却する方を優先するだろうけど。

品薄すぎて応募券が売れる


とはいえ、メーカーだって「積む」ことに期待している面はあるような気がしていて、

だからこそ1.のようなことを言ったんだろうとも。

応募券を持っていない人が1件応募するために買うのも、すでに1件応募している人が2件応募にするために買うのも、

応募券がついてくる商品の売り上げが1つ増えるという点では変わらない。

積むことを推奨するものではないが、積んでくれてもメーカーにとっては嬉しいのである。


2.の複数当選についても売れるところに売るのも合理的判断とも言える。

3.の完売をうけて無料配信をすることの整合性はともかくとして。

自分が使えないチケットを価格を上乗せせずに転売すること自体は必ずしも違法ではない。

ただし、実際には個別の取り決めで、本人確認を必須とするとか、譲渡を禁止するようなことは珍しくはない。

実はこのイベントも当初はそうだったのだが、実情を鑑みて譲渡することを容易にする対応をしたのである。

でも、これもまた主催者の自由ではある。当初より緩和する方向なら不利益はないとも言える。


それにしても、この罠にはまってしまった人はご愁傷様にという感じだな。

ここから学ぶべきことは実需以上の応募をしないことに尽きるんじゃないか。

実需以上の応募がなければ、2.のように複数当選もなかったとみられる。

また、もしかすると3.のように完売をうけて無料配信となることもなかったかもしれない。

少なくとも、一般販売が残っている中で無料配信を出すとすれば、そこへの配慮はされたはず。

長期的に見れば、1.で書いたような「積む」ことに期待するような商売も縮小していくかもしれない。

これがほとんど全てのような気がしますね。


Author : Hidemaro
Date : 2020/11/20(Fri) 23:51
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