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Quoカードでは不利

10月から中小事業者のキャッシュレス還元制度が始まった。

今のところ、実店舗では2%還元のコンビニぐらい。

通販では5%対象の店舗で買い物してるけど。


コンビニならもともとキャッシュレス決済手段を使っているだろうという話なのだが、

困ったのがQuoカードが対象の支払い手段から除外されてるということ。

「キャッシュレス消費者還元事業」への参加について (ファミリーマート)

QuoカードとかTポイントは確かにキャッシュレスかもしれないが、対象の決済手段ではないということである。

なんでかなと思ったんだけど「繰り返し使える」ことが要件に入ってるからみたいね。

最近はコンビニでQuoカードを優先して使っていたので、このままでは恩恵が得られない。


とはいえ、大企業がフランチャイジーとなっている店舗ならそもそも関係ない。

先日、犬山に行ったとき、名鉄がフランチャイジーになってるファミリーマート(FamilyMart Estacio)があったが、

こういうところは対象外なので、何で払っても中立である。だからQuoカードを使って何も問題ない。


さて、ではQuoカードの代わりになにを使うか。

以前はSuicaを主に使っていたが、最近はPayPayを選択することが多い。

Yahoo!ショッピングでの利用が一定あるので、1万円単位でのチャージをしていること。

ボーナスが付与されるのを消費しないといけないこと。(無理に使わなくてもYahoo!ショッピングで消費できるが)

オンラインで容易にチャージ出来ること。ボーナス付与率が比較的良いこと。(クレジットカードとの二重取りになってるのでなおさら有利)

というところで、メリットはあるかなと。


もっとも、必ずPayPayなのはローソンぐらいで、ファミリーマートはPayPayとともにFamiPayも使う。

普段はFamiPayよりPayPayの方が分は良いと思われるので、メインはPayPayだが、

ただ、FamiPay対象のキャンペーンのためにFamiPayの残高も一定あるので、それならFamiPayで払っても良いかなというのはある。

セブンイレブンはあまり買わないのだが、こちらはもともとnanacoを使うことが多かった。

こちらもイトーヨーカドーでの買い物のためにnanaco残高がたくさんあるので、それならnanacoでと対応している。


対象の支払い手段なら何でもよいといえばそうなんですけどね。

ただ、以前に比べればSuicaの優先度は下がったなと思う。

Suicaはビューカードからのチャージだと分がよくて、今も鉄道・バスと、近所のスーパーで多く使っている。

ただ、チャージ手段が限られるのは難点ではあって、特に関東圏を離れたときは温存したいものである。

今のところはPayPayの方が明確に有利なので、条件次第だがPayPayを優先している実情はある。


キャッシュレス還元制度は期間限定なので、それが終わればQuoカードを使うのも不利ではなくなる。

今のところQuoカードの在庫も比較的順調に掃けているので、コンビニでのQuoカード消費が多少滞っても、

あまり問題はないんじゃないかと思っているけどね。


Author : hidemaro
Date : 2019/10/17(Thu) 23:05
買い物・消費 | Comment | trackback (0)

消費税に振り回されるAppleに振り回される

10月からの消費税率変更に伴って、スマートフォン向けゲームでアイテム付与数の調整が行われるはずだった。

ただ、これが突如として撤回された。

それもこれもAppleのせいなのだが。


そもそも、AppleのApp Storeの価格設定はUSドルを基準とした価格表にある金額から決めないといけない。

為替レートは関係ないのに値段が変わる

例えば、Tier27は26.99USドルだが、これに相当する日本円の価格は3200円となっている。

この対応関係はUSドルとの為替レートの関係で定期的に見直されているが、

消費税率変更では変わらないと思っていたので、アイテムの付与数を調整することで対応することを想定していた。

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージだと、3200円でスタージュエル2650個から2610個にするなど。

Google Playでは自由に価格設定できるので、個数を変えずに価格を変える対応もできるが、App Storeに準じる対応になる予定だった。


ところが、数日前に、これらの対応関係が10月から変わって、例えばTier27だと3300円になるとのこと。

これは3200円/108×110=3259円ということで、そのままで消費税率変更にだいたい対応できる。

そんなわけで、App StoreもGoogle Playもこの価格変更で基本的に対応することにした。

ただし、これまでTier13は1600円だったのが、変更後も1600円になるなど、不規則なところもあって、

そういう不規則なところは別途対応が必要になる。(デレステでは当該価格帯のスタージュエルを販売停止にするようだ)


ただし、この変更は外国での販売・外国からの支払いにも適用される。

すなわち、9月までは日本のユーザーが3200円払うと、アメリカの開発者には26.99×0.7=18.90USドル支払われるわけだが、

10月からは日本のユーザーが3300円払うというところは変わるが、アメリカの開発者への支払いは18.90USドルから変わらない。

逆にアメリカのユーザーが26.99USドル払うのは変わらないけど、日本の開発者への支払いは9月まで3200×0.7=2240円、10月からは3300×0.7=2310円と変わる。

(アメリカでの売上は免税取引なので、日本での消費税は関係ないと思われるが、実務上どうなってるんだろ)

一応、Appleは変更理由を「税率や外国為替相場の変動の影響」としているから、必ずしも国内の都合だけではないということなのだろう。

ただ、USドルとの対応関係で言えば、最近変更した2015年4月が120円/USドルぐらいだったのが、今108円/USドルぐらいだから、

むしろ価格を下げないとうまく対応しない気がするので、単純に消費税のためということなんかね。


Androidを前提とすれば、もっと自由な価格設定ができるんだけどね。1円単位で設定できるし。

ただ、日本のモバイルゲームだと基本的にAndroidとiOSの両建てでやっていて、

双方で差が付くことを嫌うので、Android側からすると、iOSに振り回されてる印象ばかり。

ゲーム内通貨を中間に介するのもiOSの都合なんじゃないかという気もする。

Androidだったら都度精算でもいけるんじゃないかという気もする。(特にガチャとか)


Author : hidemaro
Date : 2019/09/28(Sat) 11:35
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UQはMNOではあるけど

昨日、Blogにこんなことを書いた。

というわけで、通信サービスと端末販売を分離するというのは、iPhoneのような高価な端末を売るには、実情として難しいのでY!mobile以外は抗っているという話ですね。

(半額サポート+とは?)

NTTドコモ, au, SoftBank, Y!mobile の4つの通信サービスのうち、Y!mobile以外はということなのだが、

ちょっと悩んだのがあって、それがUQコミュニケーションズである。


MNO(Mobile Network Operator)とMVNO(Mobile Virtual Network Operator)という言い方があるが、

MNOは自社回線を使って無線サービスを提供する会社、MVNOは他社から回線を借りて無線サービスを提供する会社である。

MNOの典型が電電公社→NTTドコモで、ポケットベル・自動車電話の時代から自社回線でサービスを提供していた。

MVNOの典型が日本通信(b-mobile)で現在はNTTドコモとソフトバンクから回線を借りている。

一方で、KDDIとソフトバンクはMNOであるともにMVNOでもある。

というのもKDDIはUQコミュニケーションズからWiMAX回線を、ソフトバンクはWireless City Planning(WCP)からAXGP回線を借りているから。

UQはKDDIの関連会社、WCPはソフトバンクの関連会社で、ほとんど自社回線みたいなもんなのだが。


MVNOを入れると無数にあるが、事業規模などを考えればMNOだけ考えればよいだろうと思ったのだが、

NTTドコモ, KDDI(au), ソフトバンク(SoftBank, Y!mobile)以外にもMNOは2社あるのだ。

1社は東京テレメッセージだが、もともとポケットベル事業者で、今月末にサービスを廃止するので無視してよい。

問題はもう1社で、それこそがUQコミュニケーションズである。

UQはWiMAX回線をKDDIなどに貸し出すとともに、自社回線を使って「UQ WiMAX」のサービスを提供している。

間違いなくMNOなのだが、UQ WiMAXはデータ通信のみなので、スマートフォンについて考える必要はないと考えた。


でも、UQは「UQ mobile」のブランド名でスマートフォンのサービスを提供しているのだ。

確かにそうなんだよね。ただ、UQ mobileはKDDIのMVNOとされている。

というわけで、基本的にauのサービスレベルに準ずるものとなっている。ただし、3Gは除外されている。

そして、UQが借用しているLTE回線というのは、KDDIがUQから借りているWiMAX2+も含まれている。

実はそうなんだよね。間接的に自社回線を使ってるんだよね。

そういう経緯もあってか、KDDIから回線を借りる他のMVNOに比べると、回線品質が安定していると言われている。

(KDDIはUQ含めて全てのMVNOに対して公平な条件で回線を貸し出していると言っているが)


実は、EMOBILE→Y!mobileもUQと似たようなことをやっていた時期があった。

EMOBILEは2012年にソフトバンクモバイル(当時)と業務提携を行うことになった。後に関連会社になっている。

この背景には、SoftBankでiPhone利用者が増え、FDD-LTE回線が逼迫していたことがある。

手っ取り早くiPhone向けの回線を増強するために、EMOBILEの1.7GHz FDD-LTE回線を借りることにしたわけである。

その一方で、EMOBILEもSoftBankの3G回線とWCPのAXGP回線を借用するようになった。


ところが、スマートフォンについては、2013年以降は「EMOBILE 4G-S」のブランド名で、ソフトバンクのMVNOとしてサービス提供するようになった。

これは、WILLCOM合併後のY!mobileでも引き継がれ、2015年にソフトバンクモバイルに合併されるまではMVNOだった。

すなわち、2013~2015年のEMOBILE→Y!mobileは、今のUQと似ていて、データはMNO、スマートフォンはMVNOという体制だったということ。

EMOBILEはそれなりに頑張っていたけど、やっぱりカバレッジ面では他社に劣る部分が多かった。

SoftBankの回線を補完的に使うという考えもあったと思うが、もはやまるごと借りた方がよいと考えたのだろう。

一部には自社の1.7GHz FDD-LTEも又貸しされていたので、そこも現在のUQと似ている。

もっとも、EMOBILEはMNOとしてスマートフォンのサービスを提供していて、2018年の1.7GHz 3G廃止までは、この頃のサービスは継続していた。

スマートフォン分野については、MNOから、自社回線を又貸しされるMVNOに移行したということである。


今後、楽天モバイルが自社回線を整備してMNOとしてサービスを開始する予定だが、

現在、KDDIとNTTドコモから回線を借用しているMVNOとして多くのユーザーを持っている一方で、

回線整備には時間がかかることから、2026年まではKDDIへのローミングでカバレッジを確保する予定である。

すなわち、当初はMVNOも同然の状態からスタートするということである。


楽天モバイルのように他社回線でカバレッジの多くを稼ぐMNOも、

Y!mobileのように既存の通信会社の一部門としてサービスを提供したブランドも前例がある。それがツーカーである。

元々、ツーカーはデジタルホンと連合を組んで、関東・東海・関西では両社がネットワークを持つが、それ以外の地域ではデジタルツーカーという合弁会社がやっていた。

ところが、1999年にデジタルホンとデジタルツーカーは共にJ-Phoneとなり、後にVodafone、SoftBankとなっている。

そして、ツーカーは関東・東海・関西は自社回線、他の地域ではJ-Phone回線へのローミングということになった。

その後、2005年にツーカーはKDDIの合併し、auと並ぶ2つ目の携帯電話ブランドとなった。

通信方式が違うので両ネットワークはつながってなかったし、エリア外でVodafone→SoftBankへのローミングをするのも相変わらずだった。

実際のところは、2Gサービス廃止に向けて、ツーカーのユーザーをauに移行させるのが目的だったのだが、2008年までサービスは継続した。


Y!mobile, UQ, 楽天モバイル を NTTドコモ, au, SoftBankと並べて書くことができるかというと、悩ましいところだ。

とりあえずはY!mobileだけかなと考えたんだけど、UQも事情としては似ているのは確か。

異なることはSoftBank提携以前からスマートフォンをやっていたことと、ソフトバンクモバイルと合併してしまったこと。

サービスレベルとしてUQはMVNOとしては抜きん出たところはありますからね。

楽天モバイルは今の時点では違うが、エリアは限られるが、そのうちMNOとしての体裁が整う。

無視できないなと思いつつ、とりあえずは昨日は他のMVNOと一緒くたに無視したのだった。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/14(Sat) 23:32
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半額サポート+とは?

iPhone 11の発売がまもなくというところで、通信会社は新しい料金プランなどを発表している。

電気通信事業法の改正に伴い、長期利用・端末代補助について見直しが必要になるためだが、

役所の思うようには行っていない面もあるようだ。


問題視されているのがSoftBankの「半額サポート+」とauの「アップグレードプランEX」である。

48回分割払いで購入した端末について、12ヶ月経過後に買い換えを行って、今使っていた端末を下取りに出すと、

買い換え時点または25回目以降の支払いが免除されるという仕組みである。

13~24ヶ月目の間に買い換えを行えば、1~24回目の支払いだけで済むので「半額サポート+」というわけ。

法令の都合、通信契約がなくても端末だけこの方法で購入することもできるものの、

分割購入の場合、100日間はSIMロックを解除できないので、実態として自社と契約がない人が使うことはあまりないだろうと思われている。


ところが、この仕組みには実質的な縛りじゃないかなどと指摘があった。

確かにこの仕組みをもっとも有効活用しようと思えば、24ヶ月おきに買い換えを繰り返すとよいが、必ずしもそうではないし。

でも、ここには見落としがあったのだ。

スマホ「最大半額」プランに条件様々 定価上回る場合も (朝日新聞デジタル)

見落としというのが「半額サポート+」「アップグレードプログラムDX」のプログラム使用料である。

390円×24回=9360円の使用料を払わないといけないのだ。

このことが両社のiPhone 11の価格案内からも抜けてるんだけど、本来は重要なことのはずなのだが。


127200円するiPhoneを48回分割にすると、2650円×48回なので、これ自体は一括払いと支払総額は変わらない。

しかし、「半額サポート+」を付けると、最初24回の支払金額は3040円となる。

13~24ヶ月目に買い換えをすれば、支払総額は72960円となり、確かに安くなる。でも、50%OFFじゃなくて43%OFFだね。

でも、その後、48ヶ月目まで使い続けると、支払総額は136560円となり、7%高くなってしまう。

ただ、両社とも共通なんだけど、13~48ヶ月目に支払免除を使わずに買い換えをした場合は、使用料相当額をポイントなどで返還する仕組みがある。

先ほどのケースだと、支払免除になる回数が3回を切ると、使用料相当額を返してもらった方がお得だ。

あと、故障などで下取り基準を満たさない場合、支払免除にするには2万円支払う必要があるのだが、

先ほどのケースだと、支払免除になる回数が11回を切ると、2万円払って免除にしてもらうより、使用料相当を返してもらった方がお得になる。


ただ、買い換えをしないまま48ヶ月経過してしまうと、使用料相当額は戻ってこないので、割高な買い物になってしまう。

4年以上経過したスマートフォンを現役で使い続けるというのは、かなり限られたケースとも言えるので、

実質的には他社へ乗り換えた利用者へのペナルティという見方ができるわけである。

通信契約が継続していても、次の端末をメーカー直販や中古で購入した場合にも発生する問題だし、

通信契約が切れていても、端末の買い換えさえすれば、支払免除の恩恵 または 使用料相当額の返還は受けられるのだけど。

もっとも、後者はSIMロックの実情を考えれば、あまり現実的なことではないが。


どうして、こういうサービスが必要になったのか? と考えてみると、だいたいiPhoneのせいだろう。

iPhoneは日本では高い人気を誇っているが、世界的に見れば高価で手が届きにくいスマートフォンだと言われている。

ソフトバンクグループの社長の孫さんは「世界でiPhoneを一番安く提供している」ということをしばしば言っているが、

料金制度の工夫などで、高価なスマートフォンに手を届きやすくしてきたのが実情である。

特にSoftBankはiPhone利用者の割合が高いですから、定価ベースでは高価なiPhoneをいかに買ってもらうかというのが重要である。

SoftBankが「ウルトラギガモンスター+」のような大容量だが客単価の高いプランを主力にしているのも、iPhoneユーザーのためということでしょう。

auもSoftBankと事情は似ているので、似たり寄ったりな部分はあるが、大容量プラン以外もそれなりにある。


これと対照的なのがY!mobileである。

Y!mobileとSoftBankは同じ会社なので、両ブランドで異なる路線を行くのはごもっともな話だが。

Y!mobileでは、10月以降は2年契約が廃止になる上で料金は値下げされる。

端末購入後の月々割引は廃止されるが、その代わり端末価格の値下げが行われる。

分割払いの場合、従来は24回払いだけだったが、36回払いが追加される。

もともと、Pocket WiFiだと端末代込みで3年契約だったので、3年程度のライフサイクルを想定して支払いを平準化するのは妥当な気がする。

同じ会社ながら、電気通信事業法の改正の趣旨に対して、わりと真っ当に対応しているのがわかる。


Y!mobileが取り扱うスマートフォンは基本的にAndroid、旧式のiPhoneもあるが。

iPhoneほど高価ではないので、端末価格の割引に期待するところはそこまでではないと。

だから、素直に2年契約を廃止して、料金を引き下げるという対応ができたんだろうと。

新規契約と端末買い換えの差が小さくなるので、その点では既存ユーザーとしてはありがたい話だよね。

同じ端末を長く使えば端末代の負担は素直に減り、いつ解約しても大差ないということだから。


一方で、新しいY!mobileの料金プランでは、スマホベーシックプランRがもっとも大容量だが10GBまで。

データ増量オプション(新規契約時は2年無料)を付けると+3GBされるが。

従来のスマホプランLが14GB(増量オプション7GB)だったのと比べると、78%に安くなる代わりデータ容量が減る。

かつては7GBだったのが、料金据え置きで容量2倍になった結果、利用実態に対して容量が多すぎる状態になっていたのかもしれない。

ただ、SoftBankのウルトラギガモンスター+の通信容量が50GBですからね。なおさら差が開くことになる。

実用上はY!mobileの提供する容量で足りるケースが多いかと思うが、超過すれば必ず従量制ですからね。


逆にSoftBankのウルトラギガモンスター+はほぼ無尽蔵である。

現在のSoftBankの料金プランでは、ある程度以上のデータ容量を使うならこれが最適となる料金設定なので、

データ容量を気にするような人は、もはや無尽蔵のプランを選びましょうというのが、SoftBankの考えである。

相応に高いけど、あまりに大量のデータ通信をするなら、どこよりも割安である。

それだけ客単価が高いならば、高価な端末を「半額サポート+」で実質的に割り引いてもかまなわないと。

実はそこにY!mobileとSoftBankのすみ分けがあると。


ソフトバンクという会社としては、SoftBankとY!mobileの両ブランドを使い分けることで、

SoftBankはiPhoneなど高価な端末を安く提供でき、Y!mobileは利用実態にジャストフィットのサービスを割安に提供できている。

SoftBankの考えはiPhone提供開始から一貫しているし、Y!mobileの考えは旧EMOBILEから概ね継承したものと言える。(特にデータ通信)

同じ会社だけど、SIMロックのグループが違うから、ここに乗り越えられない壁がある。

SoftBankでの契約が継続していないと「半額サポート+」の恩恵が受けにくいというのは、Y!mobileも例外ではない。


というわけで、通信サービスと端末販売を分離するというのは、

iPhoneのような高価な端末を売るには、実情として難しいのでY!mobile以外は抗っているという話ですね。

NTTドコモも「スマホおかえしプログラム」というのを提供していて、

こちらは36回払いのうち、最大で25~36回目の支払いが免除になり、条件は買い換え+下取りではなく返却(下取り)のみ、追加の使用料はなし、

ということで「半額サポート+」「アップグレードプログラムDX」に比べればマイルドだが、似たようなものである。

条件がマイルドで、免除になる割合も低くなるが、iPhone 11について言えば、販売価格が他社より安いので、総合的にはそこまで高くなるわけでもないように見える。

使い方次第というしかないが、各社いろいろですかね。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/13(Fri) 23:20
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インターネットの百貨店とスーパー

ヤフーがZOZOの株式公開買付をするというニュースが流れていて、

そういえばZOZOTOWNってどういう商売なんだっけ? ということが気になった。

確か「ZOZOBASE」とかいう物流基地を持っていたはずで、

ヤフーがやっているYahoo!ショッピングとは異なる商売だとは思ったが。


ビジネスモデル (ZOZO)

ZOZOTOWNの主な商売は受託ショップ、各ブランドの在庫を倉庫に預かって受託販売をしている。

ZOZOとしては、売上高の一定割合を販売手数料として受けとる。

メーカーの自社ECサイトを受託するフルフィルメント業務なども行っているが、

ZOZOTOWNで売るか、自社で売るかという入口の違いだけでやっていることはほぼ同じ。


この商売を見て、百貨店に似ているなと思った。

というのも、百貨店というのは、多くの商品を扱っているが、大半の商品では店側が在庫リスクを負っていない。

典型的な取引方法の1つに消化仕入れという方法がある。

百貨店に商品を置くが、この時点ではメーカーに所有権がある。

これが実際に売れることになったら、百貨店はメーカーから仕入れ、百貨店は客に販売すると。

百貨店では商品代金全てが売上に計上され、ZOZOTOWNでは商品代金の一部が販売手数料として売上に計上されるという差はあるが、

この仕組みだと百貨店は売れた商品しか仕入れないのだから、販売手数料だけかすめ取ってるのとあまり差はない。


あと、ZOZOは単に預かった商品を注文に応じて出荷するだけの商売をしているわけではない。

ヤフーの公開買付の発表資料に書かれていたのだけど、ZOZOの特徴として

ささげ業務(「撮影(さつえい)」「採寸(さいすん)」「原稿(げんこう)作成」)による統一的なユーザー体験の提供

と書かれていたが、ZOZOは入庫した商品をWebサイトに掲載するための作業もやっている。

それはZOZOに掲載される商品をメーカーを問わず統一的に並べられるようにするためのこと。

ここら辺も百貨店っぽいですね。複数のメーカーの商品を同じところに陳列することは普通にあるわけだから。


Yahoo!ショッピングはインターネットのショッピングモール、数多の店の集合体である。

ヤフーでは2015年に「eコマース革命」を掲げ、Yahoo!ショッピングの出店料・売上ロイヤリティを無料にした。

だからといって全く無料になったわけではないけどね。

決済サービスの利用料は別としても、Tポイント原資(最低1%)とキャンペーン原資負担(PayPayボーナスなどの原資として一律1.5%)の負担は必須となっている。

このあたりはYahoo!経済圏への上納金みたいなものだが、最終的には客に還元されるものという主張である。

条件次第ではあるけど、同業他社に比べれば、出店にかかる費用は安いということで、Yahoo!ショッピングの店舗は大変充実した。


一方で、ヤフーとアスクルは提携して「LOHACO」を運営している。

Yahoo!ショッピングの1店舗のように表示されるが、Yahoo!ショッピングそのものではないという立ち位置が複雑だが。

アスクルはオフィス用品の通販を主としてきたが、そこから家庭で使う日用品にスコープを広げたのがLOHACOだった。

もともとアスクルは文具メーカーのプラスから独立した会社だったが、LOHACOサービス開始の頃にヤフーの子会社になっている。

この前、ニュースで話題になっていたときに、ヤフーの子会社になってたのってびっくりしたんだけどね。

アスクルという名前の通り、当日または翌日配送というポリシーがあって、そのための物流を持っている。

そのインフラを生かして家庭向けの日用品の配送をしようということで、ネットスーパーみたいなもんですね。


ということで、ヤフーはYahoo!ショッピングという商店街に、LOHACOというスーパーマーケット、ZOZOTOWNという百貨店を持つような形になる。

あと、ヤフオク!もあるので、これは個人間取引を主にしているが、法人も参加しているので、雑多ではあるけどリサイクルショップとも言える。

そもそも、ヤフーがZOZOの公開買付に至った経緯には、この秋から始まる「PayPayモール」に向けた協業交渉がある。

PayPayモールは「プレミアムなオンラインショッピングモール」を目指しているらしい。

Yahoo!ショッピングの出店者に限らず、一定の条件を満たせば出店できるモールとのこと。

Yahoo!ショッピングのうち規模が大きく良質な店と、Yahoo!ショッピング外にいるが規模が大きく良質な店が出店できるということ。

そこにはもちろんLOHACOとZOZOTOWNもいるのだろう。


ちなみに、ヤフーはこの10月に持株会社の Zホールディングス と、事業会社のヤフーに分社化されることが決まっている。

なぜ「Z」なのかというと、「Y」の次の字だからということらしい。

ヤフーはポータルサイトやインターネット広告をやっている会社だが、

最近ではジャパンネット銀行、ワイジェイカード(旧KCカード)、ワイジェイFXといった金融事業が拡大していて、

小売業として アスクル、(公開買付が成立すれば)ZOZO を抱えることになる。持分法適用会社にはブックオフもいますね。

持株会社への移行の背景には、このような事業の多様化、特に金融事業の拡大が大きいようだ。

小売業が金融業・不動産業に手をのばすのと重なる部分もある気がするが、背景はそう変わらないのかも知れない。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/12(Thu) 20:19
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虫ゴムなしだがバルブが壊れた

自転車の前輪の空気の入り方がおかしいので、これは虫ゴム交換かなと、

パンク応急修理キットに入っていた虫ゴム1切れ持って、駐輪場へ行った。

それで、バルブを外すと、思いがけない形状のものが出てきた。

どうも、虫ゴム不要のバルブのようだが、ゴムが劣化しているようだった。


自転車を買った時点でこのバルブだったということだろう。

これは全く予想外だったが、これでは虫ゴム交換というわけにはいかない。

バルブを外してしまったので、これでは空気を入れ直すこともできない。

そこでバルブを近所の自転車屋に買いに行くことにした。

歩いてすぐのところに自転車屋があるのは救いだった。


「バルブが欲しいんですけど」というと、虫ゴムが付いたバルブを出してきて「これが108円でお渡しできますが」と。

想定よりはるかに安かったが、これで目的は達せられるので、2本購入した。

後でレシートを見ると「虫ゴム交換」という商品名になっていた。

よく見ると、バルブの刻印が2本で違ったり、一部摩耗している部分があるので、

虫ゴム交換のときはバルブごと交換して、回収したバルブに新品の虫ゴムを付けて再利用ということをやってるんじゃないか。

まぁ虫ゴムさえ新品なら何も問題ないですが。

その後、購入したバルブを取り付けて、駐輪場に投げ捨てられている安っぽい空気入れでシュコシュコと空気を入れて復活した。


過去にも虫ゴムの劣化で空気が抜けるようなことは経験している。

パンクを疑うと虫ゴムの劣化だったということもある。だからパンクの応急修理キットに虫ゴムが同梱されていることが多いんだろうが。

交換周期は1年ぐらいというのが定説のようだ。

わりと劣化しやすいものである一方で、物さえあれば簡単に交換できるものでもある。

昔、ホームセンターで長い虫ゴムを買ってきて、切って使っていたこともあったが。


一方で虫ゴムは煩わしいということで、虫ゴム不要のバルブというのも売られている。

虫ゴムはチューブから空気が出ないことと、空気入れでチューブに空気を入れられるのを両立するのが役目。

だから、そういう構造をバルブ内に持たせればよいということである。

確かに耐久性は高いようなのだが、それでもゴム部の劣化はあるし、何らかの不調を来すことはある。

今回はまさにそういうことだったのだろう。

この自転車も購入してからもう4年半、虫ゴムの劣化よりは緩やかでも壊れるのも無理はない。


2本購入したので、後輪で同じことが起きてもすぐ交換できるし、先手を取って交換しても良い。

ここはちょっと悩み所で、今のところは具体的な不調がないので、様子見かなと思いつつ、

バルブの劣化が疑われるようなことがあれば、即座に交換しようと思っている。

また余裕のあるときにバルブを観察してみるかね。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/08(Sun) 23:27
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ロッカーが狭いんだけど

今日は午後から名古屋に向けておでかけ。

例によって新東名スーパーライナーで。まぁ安いし、それなりの所要時間だし。

今日は夏休みとは打って変わって道路はガラ空き、スムーズに走っていた。


今回は名古屋で2泊する。

メインの用事は明日で、今日は宿に入るだけ、あさっては午後に名古屋を去る。

その宿として選んだのが「ファーストキャビンTKP名古屋駅」のビジネスクラスキャビンだった。

以前、プレミアムエコノミークラスキャビンに宿泊したときに書いている。

カプセルホテルにしては不思議

プレミアムエコノミークラスキャビンはカプセルホテルそのものだが、

ロッカーがキャビン内にあるので、土足で客室に通されるなど、導線が独特である。


今回はビジネスクラスキャビンにした。

2段ベッドではなく、天井の高さまで客室だが、客室の全てがベッドというもの。

値段と居住性のバランスからここかなと考えた。

もっともビジネスクラスキャビンのお値段でもところによっては普通のホテルに泊まれるほどである。

ただ、ここは立地がよいので、それを考えればお得だと考えた。

立地が良いというのは名古屋駅、特にJR高速バスターミナルから近いということ。

これが今回においては重要だったのだ。


やっぱり課題は荷物置き場である。

プレミアムエコノミークラスキャビンに泊まったとき、ロッカーが狭くて、

手回り品だけロッカーにいれて、あとはリュックサックだったのでフロントに預かってもらった。

鍵がかかるスーツケースなら、ワイヤーロックを借りて、フロア内の荷物置き場に置けばよいのだが。

ビジネスクラスキャビンは、それに比べればロッカーの容積は広いが、けっこうきつい。

今回は荷物が少なかったので、なんとか入り切ったがけっこうきつい。


ロッカーサイズに期待してビジネスクラスキャビンを選んだ面もあったのだが……

全室、鍵付きの貴重品ボックスを完備しています。
広さは、
〇エコノミークラスキャビン(幅150×奥行550×高245)
〇ビジネスクラスキャビン (幅150×奥行730×高370)
〇ファーストクラスキャビン(幅420×奥行860×高170)

確かにプレミアムエコノミークラスキャビンよりはかなり広がっている。

でも一番きついのは厚み方向なんだよな。15cmしかない。

ファーストクラスキャビンでも薄いところは2cmしか変わらないので、ここがつっかえるとなにもかも。


もっともビジネスクラスキャビンの客は、キャビンの入口に大きな荷物を置いているひとが多かったが。

人によってはロールカーテン全開でくつろいでいて、なんだこれはという感じだったが。

本来ならワイヤーロックを借りて荷物置き場に置くべきだが、

ロックがかからないことを除けばキャビン入口に置いてもそこまで邪魔ではなく、

盗難のリスクが高い物だけ鍵付きロッカーに入れればOKという割り切りもあるのかもしれない。

まぁ確かにそれでもいいのかもね。見た目はみっともないし、本来の使い方ではないけど。


とりあえず僕の荷物はロッカー内に入りきったので、何の問題もなしと。

プレミアムエコノミークラスキャビンでは入り切らない荷物の量なので、その点でも最適だ。

ちょっとどうかなぁと思うところはあるんだけど、料金と利便性のバランスがよいところかなと。


明日は夕方までは愛知県内をお出かけ、夜はイベントへ。

夏休み明けの平日とあって、行こうと思っていた施設が休みになっていることに今日気づき、

急遽計画を変更したが、それなりに楽しめそう。

連泊なので荷物は置きっぱなしにできるし、最終日だってバスに乗るまで荷物を預かってもらえば身軽だ。

ここが大きなポイントだったのだ。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/04(Wed) 22:10
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4K HDRだとHDMIの限界が見える

現状、4K映像の伝送にもっとも多く使われているのはHDMIかと思う。

HDMIは2K映像の伝送でも高い割合を占め、家電のほぼ全て、PCでもかなりの割合を占めているのが実情かと思う。

PCについては、DisplayPortも広く使われているが、どちらかというとVGA, DVIからの置き換え用途ではHDMIが強いようで、

今は職場ではデスクトップ・ノートPCともにHDMIが主になっていて、

会議卓に設置されたプロジェクタ・ディスプレイの接続もHDMIが使えるようになっている。(一方でVGAを使う人も未だに多い)


4Kの伝送方式としてHDMIが広く使われているとは言え、実情としてはなかなか難しいものである。

HDMIという規格は2002年にできたものである。

当時、PC向けのデジタル映像出力に使われていたDVIを家電向けにしたもので、音声伝送が追加されたのが1つのポイントだった。

この時代はDVD全盛期で、次世代光ディスクの規格争いが始まろうとしていた時代である。(2008年までにBlu-rayに集約された)

当初のHDMI 1.0は2K(フルHD)の伝送にも制約があって、60iまたは30pのみ対応とある。

60iは毎秒60フレームのインターレース方式、30pは毎秒30フレームのプログレッシブ方式という意味。

インターレスは1行おきに交互に伝送する方法で、アナログテレビの頃からテレビでは一般的で、現在の2K放送もこれ。

インターレス方式は情報量の削減に効果があり、ブラウン管テレビとは相性が良かったが、今の液晶テレビでは不都合なので、補完処理をしているのが実情である。


さすがにこれでは2K対応というのも厳しいし、さらなる高解像度化に対応できない。

そこで、2006年にHDMI 1.3が標準化され、伝送効率の向上で約2倍のデータレートを獲得して、更なる高解像度化や、8bit超の色表現に対応した。

現在、僕が使用している 4K 30p伝送もHDMI 1.4で対応したもので、ちょっと無理はあるが4K対応が実現できた。

しかし、これでは本格的な4K時代には対応できないと、さらなる伝送効率向上を目指し、1.8倍のデータレートへの拡張が行われた。

これはHDMI 2.0で、4K 60p HDR対応を実現して、現在の4K伝送に十分な性能を獲得したのだった。

が、DVI当初の4倍にもなるデータレートに対して、もはやHDMIケーブルは限界に達しており、これ以上の拡張は厳しい、というか現状でもかなり厳しい。

4K/HDRプロジェクタ導入で直面した18Gbps伝送問題。光ファイバーHDMIを検証 (AV Watch)

テレビの接続なら5m程度で十分だが、プロジェクタではそうもいかないので、光信号に変換して途中を光ファイバーにしたHDMIケーブルが有用だという話。


ここまで苦労した割には 4K 60p HDR(ハイダイナミックレンジ)の伝送となれば制約事項がある。

HDRの伝送方式としては、従来8bitの色深度を10bitにしたHDR10方式と、テレビ放送用のHLG方式の2つが主に使われている。

PC・ゲーム・Ultra HD Blu-rayではHDR10方式が基本となっている。

HDR10に対応するためには、色データを10bit表現にしないといけないが、

4K 60pでクロマサブサンプリングがYCbCr 4:4:4の場合は8bitが限度で、HDR対応ができないのである。

HDR10に対応するためには YCbCr 4:2:2 か 4:2:0 を使用する必要がある。


どういう意味かわからない人も多いと思う。僕もこの概念はよく知らなかったから。

映像伝送を効率よく行うために輝度(Y)と色差(Cb, Cr)に分けて伝送することはよく行われ、HDMIもこれが標準である。(HDMIではRGB伝送も可能)

人の目は色よりも輝度に対して鈍感なので、輝度に帯域を多く割き、色差の帯域を抑えることは常套手段で、アナログテレビもそうだった。

4:4:4はY・Cr・Cbを全ピクセルに割りあてる方式、1ピクセルの色を完全に表現できる。

4:2:2はYは全ピクセルに割りあてるが、Cr,Cbは横2ピクセルに1つ割りあてる。YCrCbが全部同じビット幅ならデータ量は2/3になる。

4:2:0はYを全ピクセルに割り当て、Cr,Cbを2×2ピクセルに1つ割りあてる。YCrCbが全部同じビット幅なら1/2になる。

YCbCr 4:4:4 8bitが精一杯であっても、YCbCr 4:2:2ならば 12bitまで表現することができるわけである。


それってどうなの? という話だが、実は家庭用ビデオではYCbCr 4:2:0が標準なので全く問題ない。

品質をできるだけ保ってデータ量を1/2に削減できるのだから、たいへんお得な選択肢なのだ。

制作段階ではもうちょっとグレードが高いものを使うが、それでも4:2:2が主流のようである。

というわけで、4K 60p YCbCr 4:4:4 10bitに対応できないことの問題はあまりないとされている。

ただ、PCではちょっと困っちゃうんだよね。文字の輪郭など急峻に変化するところでは色のにじみがでるから。

試しに現在の4K 30pでYCbCr 4:2:2設定にしてみたが、アプリによっては文字の輪郭で色が滲むのが気になる。


さて、HDMI 2.0対応したとして、どれを選ぶのがよいのだろうか?

  • 4K 60p 4:2:2 10bit(HDR)
  • 4K 60p 4:4:4 8bit
  • 4K 30p 4:4:4 10bit(HDR)

いずれにしても現状の4K 30p 4:4:4 8bitよりはグレードアップであるが、何かに妥協が必要だ。

PCの画面でなければ最初に書いたのでほぼ満点、でもPCの画面としてはケチが付く。

PCの通常の用途では2番目がよさそうだが、ゲームなどはHDR対応の方が嬉しいので1番目かなとか悩ましい。

あえて3つ目の選択肢を選ぶ人がいるかは知らんが、一応、HDMI 2.0になって増えた選択肢ではある。


この問題の解決方法の1つがDisplayPortで、DisplayPort 1.3以降はHDMI 2.0よりも高い転送レートを持っていて、

間引きなしで4K 120p 10bit または 8K 30p 10bit伝送に対応している。データ圧縮を併用して8K 60p伝送も可能らしい。

8Kはとりあえず30p対応だが、今年にはさらに伝送レートを上げたDisplayPort 2.0が規定された。

ディスプレイ1枚なら16K 60pまで、8K 120pのディスプレイ2枚(DisplayPortは複数ディスプレイ出力も出来る)まで対応するという。

まだ多少は拡張の余地が残されているのがDisplayPortである。


日本ではNHK BS8Kが世界初の8Kテレビ放送としてスタートしたが、それに対応して8Kの家庭用テレビはSHARPが販売している。

おそらく家庭用では世界唯一で、博物館で8K映像の放映にSHARPの8Kテレビを使っていたけど、家庭用のお手頃(?)価格の8Kテレビは有用だったんじゃないか。

そんなSHARPのBS8K対応のテレビの諸元を見てみると「8K入力端子」に「―」と書いてある。

実は8Kチューナー搭載以前はHDMI4本を使った8K入力機能があったようなのだが、8Kチューナー内臓後はなくなったらしい。

こんなことからもわかると思うが、テレビの8K映像の伝送方法について、未だ確立された方法はないということ。


僕の理解としては、HDMIは4K時代をもって終わりを迎えるのではないかと考えている。

HDMI 2.1で8K伝送への対応を目指しているのだが、すでに限界に達しつつあるHDMI 2.0以上のデータレートの実現は難しそう。

一方のDisplayPortなのだが、拡張余地が残されているのも良いし、実は最近急速に普及している規格でもある。

というのも、USB Type-CはDisplayPort Alternate Modeに対応することができて、ノートPCでは普及が進んでいる。

なぜかUSB Type-C

実は職場のノートPCもUSB Type-Cのポートは対応しているらしい。変換器も必要なので使ってる人は見たこと無いが。

調べてみると、PCのディスプレイでもUSB Type-Cのコネクタを備えたものが出ているようで。

43UD79-B (LG)

USB Type-Cを接続すると、DisplayPortで4K画面を表示して、かつUSB3.0のハブとしても機能するという機能を備えている。

HDMI 4入力、DisplayPort 1入力、USB Type-C 1入力という構成で、HDMIの機器を多く接続する想定もある一方で、メインはDisplayPortという感じもする。

これが家電に波及するかというと、これはまた難しい問題だが、8K時代はDisplayPortで迎えようという考えもあるんじゃないか。


いろいろ書いたけど、4KテレビにとってHDMIは最適の選択肢というのは間違えないことなので。

あくまでもテレビであるSHARP AQUOSにHDMI以外の入力がないというのも妥当だし、

4Kテレビとしては 4K 60p YCbCr 4:2:0 10bit で十分、YCbCr 4:4:4はオーバースペックである。

PCにとっては事情は違うけど、一般的な目的においてはHDMIは接続機器が多くて有用である。

というかこのPCにはDisplayPort付いてないし。他に使えるのがVGAとDVIだから、HDMIは曲がりなりにも4K対応できる唯一の規格だし。

HDMIでは8K時代は迎えられないと思うが、HDMIで4K時代を迎えたのは正しいと思いますよ。

8K実用放送は始まったけど、本当に8K時代が来るのかという疑念すらあるので、8Kに向けて備える時間の余裕はまだまだあるさ。


Author : hidemaro
Date : 2019/09/01(Sun) 16:44
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4Kテレビをどう使う?

先日、ビックカメラの通販サイトをウォッチしていたら、4Kテレビがずいぶんお手頃な値段になっていた。

いや、4Kテレビってだけなら、すでに安いのはあったんだけど、BS4K対応チューナー付きは高かった。

ところが、放送開始から半年ほど経って、BS4K対応の第二陣が出つつあるようで、1つ前のモデルがお手頃な値段で買えるようになっていたようだ。

いろいろ考慮した結果、SHARP AQUOSの45型4Kテレビを購入した。

9万円弱だが、たまっていたポイントを放出して8万円ほどだった。お手頃になったといってもそれぐらいはする。


そもそも、これまで使っていたテレビは独立時に中古で購入した22型のテレビ、これもSHARPですね。

1台4役の中古テレビ

このテレビはPCのディスプレイとして使用することも意識して、フルHDであることを条件にしたが、なかなか選択肢が少なくて大変だった。

32型以下の比較的小型なテレビという観点では1366×768pxでもあんまり問題ないのかも知れないが。

それでも22型の1種類だけは1920×1080pxなんですけどね。


ところが実際に使ってみると、テレビ視聴時を中心に画面の小ささが気になる。

テレビの視聴距離としてはテレビの高さの3倍程度が適正とされているが、高さ30cmのテレビだと1m程度が適正ということになる。

いくら狭い部屋でも、テレビ視聴時に1mの距離というのは実態に合わない。

PCのディスプレイとしても22型はやや小さい気がする。

それでもフルHD対応のテレビの少なさを知っているので、なかなか手が出なかった。

そんな中で、4Kテレビというのは、いろいろなメリットがあるのではと注目していたのだ。


22型の2Kテレビを、45型の4Kテレビに買い換えるということは、まさに従来のテレビを4枚並べることにほぼ等しい。

画素密度としてはこれぐらいが限度なんでしょうね。45型ってのは4Kテレビではもっとも小さな部類なので。

その上で、どういう使い方ができるかということである。

当然のことながら4K・HDR(に対応していること。

現状でそれをフル活用できるのは NHK BS4Kぐらいしかないのが実情だと思うが。(民放では4K制作番組が少ないのが実情だそうなので)

PCも4K出力が出来る。といっても現状の環境では HDMI 1.4 でできる範囲なので、リフレッシュレートは30Hzに制約されるが。

(画面のリフレッシュレートは60Hzが一般的だが、HDMI 1.4では2Kは最大で120Hzまで対応している)

ゲームで遊ぶわけでもないし、とりあえず4K 30Hzでもメリットはあるということで。


このテレビはAndroid TVを搭載している。

アプリを追加できるが、結局はビルトインのYouTubeとかGyaoとかAbemaTVぐらいしか使い道はない。

ただ、試しにVLCをインストールしてみたら、それでPCの動画が再生できたので、拡張性は確かにある。

Androidのスマートフォン・タブレットを使っている人にとってはChromecastで画面を転送できるメリットもある。

(ChromecastはAndroid TVの機能ではないけど、Android TVならばChromecastはあるはず)

それと、HDMI入力2が ARC(Audio Return Channel)対応になった。

通常、テレビはHDMIを映像・音声の受信に使うが、ARC対応のポートではその逆に音声の送出が出来る。

これが何に使えるかというと、テレビの音声をサラウンドヘッドホンシステムに送れるということ。

HDMIまで5.1chで来てるから

これはでは、Blu-ray→ヘッドホン→テレビ しかできなくて、PC→ヘッドホンはアナログ接続をしていたが、

ARC対応になったことで、放送→テレビ→ヘッドホン と PC→テレビ→ヘッドホン のフローが使えるようになった。(当然、デジタル伝送)

まぁもっとも常に有効化すると、テレビの電源を入れると自動的にサラウンドヘッドホン側に音声が出力されてしまうので、

必要時以外はサラウンドヘッドホン側でARC受信できないモードにしているんだけど。でも必要な時はすぐに使える。

もっとも光デジタル出力がテレビに付いているので、それを使うのが正攻法のような気もするが。意外だったが。


テレビが届いて、据え付け作業をしていたわけだけど、45型でもかなり大きくて重くて大変だった。

設置するまではなんでこんなの買っちゃったんだろと思いながらの作業だった。

まだ梱包材置いたままだけど、これを捨てるのも大変そう。

それでアンテナ(というかCATV)を接続して、HDMIを接続して、電源を接続して使えるようにした。

Android TVなので、Googleアカウントを設定するところもあって、そこはAndroidタブレット併用で行う。

HDMIについては標準で互換モードになっているので、フルモードにして4K HDR対応にしておく。

これでHDMI1とHDMI2が4K HDR対応になる。残りは2Kだが。


その上でPCで設定をする。解像度を3840×2160にして、表示スケールを150%に設定した。

高解像度の画面で使う場合、スケーリングをしないと文字などが小さくなりすぎる。

今回、150%に設定したが、これ通常20pxで表示するものを30pxで表示するようになるということ。

2Kから4Kになって解像度は縦横2倍になったが、150%でスケーリングするので、実質的な作業スペースは縦横1.33倍、面積で1.8倍ですね。

一方でスケーリングというのは、アプリによるが、単純な拡大ではなく、文字などはなめらかに表示されるし、サムネイルなども高解像度になる。

4K・8Kの生かし方として、高精細化というのもあるけど、1画面に表示できる情報量が増やせるというメリットもある。

このPCの表示では、150%へのスケーリングで高精細化、1.8倍の作業スペースで情報量増ということで、解像度増を両方に割り振った形である。


もっとも画面サイズが大きすぎて、PCの画面としては端の方は見にくくて使いにくい面もある。

そこでこういう使い方もあるんじゃないかということで考えたのが、PinP(Picture-in-Picture)表示である。

画面の一部に小さな画面をオーバーレイさせる機能で、単純な2画面だと両方の解像度が下がるところ、PinPならば主画面の解像度は維持される。

これも4Kの情報量増のメリットを生かしたものと言える。

従来はリモコンに「2画面」ってボタンがあったが、なくなっていて、ツール→視聴操作→2画面 と深くなってしまった。

従来のPinPに相当するのは「子画面表示」のようで、これでPC画面を表示しながら、テレビ(2K)も表示できる。

ところが、子画面表示にして気づいたのは、子画面の場所が左下から動かせないこと。サイズも変えられない。

従来は四隅どこにでも動かせたし、サイズが変えられたのだが……

本当は右上に表示して、画面サイズの1/9ぐらい(縦横1/3程度)に大きくして表示したかったのだが。


気になって色々調べていて判明したのは、SHARP以外のメーカーの4KテレビはPinPに対応していないらしいということ。

前からSHARPだったから当たり前の機能だと思っていたのだが、どうもそうではないらしいと。

過去には対応していたメーカーでも最近はやめてしまったとかで、今もPinPに対応し続けているのはSHARPぐらいなんだとか。

そう考えるとPinPに対応しているだけで御の字なのかも。PinPは4Kだからこそ必要なはずの機能なんだけどなぁ。

左下だとWindowsのタスクバーと被るという明確なデメリットがあったが、そこは右端に動かせるので、それで妥協することにした。

本当は表示場所・サイズ固定なのも不満だけど、それでも2KでPinPを使うよりはきれいに大きく表示できるし。

ちなみにPinPでは子画面側の音声を選択することも出来るので、PCの画面を大きく出しながら、テレビの音声を楽しむこともできる。


果たして4Kテレビのメリットがあるのかと問われると、やや難しい面もあるんだけど、

PCでは4Kのメリットがいろいろ生きている気はする。

ただし、PCの4K対応という点では、60Hzにも対応していなければ、HDRにも対応していない。

接続方式はHDMIで現状と互換性があるので(ただし接続距離はシビアとのこと)、単に新しいグラフィックカードを付ければよい。

AMD Radeon RX500シリーズなら問題なく、安ければ1万円以下で買えるので、そんなにハードルは高くない。

(Radeonで書いたのは、現状がAMD APU内蔵のRadeonを使っているから。)

問題はその必要があるのかということで、4K 30Hz SDRでもあまり問題ないし、十分4Kのメリットが生きていると言える。


テレビの4Kだが、確かにNHK BS4Kはきれいだが、まだコンテンツが……という感はある。

でも、NHKはお金持ちですから。4K制作の環境をどんどん整えているだろうから、これは時間の問題かも知れない。

放送以外の4Kコンテンツはまだアテはないかなぁ。

Ultra HD Blu-rayという規格はあるけど、そもそも2KのBlu-rayすら道半ばという感もある。

もうさすがにDVDは時代遅れという認識になりつつあるが。でも、未だにDVDだけしかないのもあるし。(逆にBlu-rayしかないのも増えたが)

もともとBlu-rayプレイヤーは外付けだし、4K HDR対応ポートは2つあるので、対応自体は容易ですけどね。当面考える必要はないと思うが。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/31(Sat) 23:19
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ちぎれやすいシール

粗大ゴミを出すのに、粗大ゴミ処理券のシールを貼っていたのだが、これが綺麗に貼れない。

なぜきれいに貼れないかというと、シールに入っている切れ込みのところでシールが破れちゃうから。


スーパーの割引シールなど、貼り替えを防止するために切れ込みが入ったシールがある。

シールの貼り替えを防ぐ方法にはいろいろあるが、切れ込みを入れるというのは簡易な方法である。

低コストで効果的な方法として使われているんじゃないか。

おそらく、粗大ゴミ処理券にもそういう意図で切れ込みが入っているんだと思う。


ところが、この切れ込みの入っている場所が、シールのフチに比較的近い。

そのため、シールを剥がしたときに、シールの端まで切れ込みが広がってしまい、そこでシールが破れてしまう。

切れ込みが入っていることは剥がす前から気づいてたのだが、注意深く静かに剥がしても容易に破れてしまう。

シールの材質も薄いように思える。なおさら破れやすいのではないか。


でも、そもそも貼り直し防止のために切れ込みを入れる必要はあったんですかね?

というのも粗大ゴミ処理券には、名前を記入する欄があって、ここに名前を書くことになっている。

名前の書かれたシールは貼り替えても他の人は使えない。

これだけでかなりの効果がありそうで、あえて切り込みを入れる必要はないと思うんだよね。


そういえば、回収のために置かれている粗大ゴミを見てみると、シールの貼り方がおかしいものが多かった気がする。

実際に貼ってみて気づいたが、あまりにちぎれやすいシールのせいだったのだ。

そもそも、貼り替え防止のために切れ込みを入れたシールというのは、破れていたら貼り替えを疑えということなのだが、

真っ当に貼っていても破れるシールなら、貼り替えを疑うということはできない。

もちろん、ちぎれたシールを繋ぎあわせるように貼っても、ちゃんと回収された。

すなわち、切れ込みを入れたことによるメリットは何もないのだ。


あと、妙に手が込んでるなと思ったのが、粗大ゴミ処理券の台紙のこと。

粗大ゴミ処理券の台紙は領収書になっていて、もし処理券を貼った粗大ゴミが盗難にあったときには処理料金を払った証拠として呈示することになる。

机を捨てる準備

裏面には押印する欄があって、スーパーで購入するときに印を押して渡してくれたんだけど、

日付・取扱店名・取扱所番号が書かれた、おそらく粗大ゴミ処理券専用の印が押された。

わざわざ印を押すことに驚いたし、店で通常使っている印とはおそらく別のものを使っていることにも驚いた。

切手を販売するようにちぎって渡すだけだと思ってたんだけどね。

市の代行で収納業務を行っていることを重視しているのかなと思ったが、手間がかかるなと。


Author : hidemaro
Date : 2019/08/23(Fri) 23:07
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