新幹線駅でもみどりの窓口なくて困らないよね

偶然、みどりの窓口のない新幹線駅という話を見て、そうかそんな駅も出来たのかと。

駅情報(糸魚川駅) (JRおでかけネット)

浦佐駅 (JR東日本)

まぁどっちもそんなに困らないんだと思います。

あの いわて沼宮内駅(1日乗車人員100人以下) や 奥津軽いまべつ駅(同30人以下)にも窓口があるのに、

という感じはあるけど、それも時間の問題じゃないかなぁ。


新幹線駅にみどりの窓口を必ず置いてきたのは、停車する列車の全てが特急だからというのはあると思う。

在来線でも特急停車駅には みどりの窓口 が置かれていることが多い。

それは指定席特急券の発売に必要だからということだが、必須というわけではないらしい。

それ以外の有人窓口でも条件によっては指定席特急券の発売ができるようだ。ただし時間がかかる場合もある。

そもそも、昔から無人駅の特急停車駅というのはあったでしょうけどね。

高山本線の ひだ号 の全てが停車する猪谷駅は無人の特急停車駅の1つである。

ただ、この駅はJR東海・JR西日本の乗務員交代のために停車するという面が強いと思う。

(2006年までは神岡鉄道との乗換駅という意味もあったらしい。その当時から無人駅だったらしいけど)

あとは特急利用者の多くは近距離の自由席利用で、その場合は備え付けの券売機で乗車券・特急券とも買えるので、不便は少ないのだろう。


新幹線駅のみどりの窓口閉鎖というのも、券売機で代替出来るからということになる。

JR西日本の言い方では みどりの券売機 があれば、基本的な乗車券・特急券の購入はできる。

また、複雑なきっぷでも、みどりの券売機プラス ということでオペレータ対応でなんとかできる。

あるいは e5489 や えきねっと で事前申し込みしておけば、スムーズに受取ができる。

基本的にはみどりの券売機でOKということにしてもいいと思いますけど、

オペレータ対応までできれば万全ということになろうと思う。

すでに在来線特急停車駅ではこのような体勢は珍しくないわけですからね。


なお、糸魚川駅についてはJR西日本にとっては大糸線の駅という一面もある。

ただ、大糸線自体が利用者が少ない上に、駅業務はえちごトキめき鉄道に委託されているので、

今まで定期券や乗車券の購入のためにみどりの窓口を使ってた人がいないとは言えないが、基本的にはえちごトキめき鉄道の窓口で問題ない。

もちろん、みどりの券売機を使って大糸線関係のきっぷを買うことはできるし、今もそうしてるのかもしれない。

大糸線まで考慮しても糸魚川駅のみどりの窓口閉鎖は軽微な問題と言える。


ということで全体的には券売機の高機能化というところで理解してよいのだと思う。

そう考えるとこれに続く新幹線駅のみどりの窓口閉鎖はけっこうあるかもね。

それぞれの駅の性質も考えなければならないけどね。


ところで、みどりの券売機、基本的にはよいと思うのだが、いろいろ条件を指定してきっぷを買える反面、

シンプルなきっぷを買うための操作数が多いのがやや不満である。

三原駅の乗換改札で特急券を買おうとしたら、みどりの券売機1台と窓口があるだけ。自由席券の券売機はないのか。

というわけでみどりの券売機をポチポチ操作して自由席特急券を購入。ちょっと操作数が多いね。

(尾道・広島を行く)

窓口できっぷを買うというと複雑なきっぷというイメージもあるかもしれないが、

実は簡単なきっぷほど券売機の操作の多さを嫌って窓口で買う人がいたんじゃないかと思うところもある。

まぁでも本当にこういう利用が多い駅は専用の券売機を置いてるか。

そういえば、新幹線の小倉駅には、通勤電車の駅のように自由席特急券・乗車券の券売機が何台も並べてありましたね。

(福岡~北九州の移動に新幹線を利用されることが多いので)

d払いというよりドコモ払いでは?

以前、dポイントの消化にはd曜日が狙い目なんて話を書いた。

dポイントはどう使おう

そんな中で使い道の1つとして考えたのがAmazonである。

といってもAmazon自体でなくAmazon Payで使おうなんて考えたんだが。

しかし、それはすぐに阻まれたのだった。


Amazonでのd払いご利用方法 (d払い)

実はこうなのである。

電話料金合算払いのみご利用になれます。電話料金合算払いは、ドコモ回線をお持ちで、spモードまたはahamoをご契約のお客さまがご利用いただけます。クレジットカード払いは、現在ご利用になれません。

Amazonにおいては「携帯決済」という区分に「docomo d払い」があって、

同区分には「au」「SoftBank」もある。ちなみにY!mobileであっても「SoftBank」として手続きが可能である。

これゆえ、Amazonでd払いを使えるのはNTTドコモとの契約者に限られ、

またその支払手段は電話料金合算払いのみということである。


Amazonの支払方法一覧を見る限りは妥当な気がするが、そこで気になったのはこれってd払いなの? ということ。

というのも、以前もこれと似たようなことに遭遇したのだが、そのときはd払いではなく「ドコモ払い」という表記だった。

どこで遭遇したんだっけ? と思ったらgifteeだわ。

決済手段は何がありますか (giftee)

BOOK☆WALKERのキャンペーンに使うために図書カードNEXTを買うときに、

「ドコモ払い」があって、お? と思ったんだが、これは使えないし目的にも合わなかったんですよね。

目的に合わないというのは、ドコモ払いはdポイントの充当ができないから。

そもそもNTTドコモの回線を使ってない時点で論外なのだが、あったとしても期間固定ポイントを消化することはできない。


じゃあなんでAmazonは「ドコモ払い」ではなく「d払い」なのか?

下記の点ではd払いと同じだからである。

  • 利用額に応じたdポイントが付与される
  • 事前設定によりdポイント または d払い残高を使用することができる
  • d曜日などd払いのネット加盟店向けのキャンペーンが適用されること

さっき 電話料金合算払い に限ると言ってたのに、d払い残高が使えるのは矛盾する気がするが

d払い残高を全て使っても払いきれない場合は電話料金合算払いになる。

あとdポイントを使用する場合も、dポイント全てを使っても払いきれない場合は電話料金合算払いになる。

dポイントを使った残りをd払い残高で払うというような使い方はできず、

またAmazonで使う前にd払いのサイトで設定する必要があることも特徴である。


とはいえ、NTTドコモの回線を使ってなくてもd払いは使えるぞという割には、

こういう加盟店があるというのは困った話である。

もちろんd払いが電話料金合算払いから発展した経緯は理解するべきだが、

それは「ドコモ払い」と呼ぶと言っている中でAmazonがこれではおかしな話である。

このことを知っていながらダマされた人は他にもいるんじゃないかなぁ。


なおさら期間限定dポイントの消化が遠ざかってしまった。

使うだけならいろいろ方法はあるけど、お得に使うにはというところですね。

まだ7月上旬(一番最初に期限が切れるのはそこ)まで猶予はあるので。

ただ、前にズルい方法と書いた ふるさとチョイス も現実味が増してきたのかなと。

特殊インキを使った対策をしてなかった

日本郵便のWebサイトを見たときに「普通切手4券種におけるデザインの一部変更」と書いてあって、

何があったのかと思ったら、実はデザイン変更といっても絵柄などが変わる話ではなく、

光沢のある特殊インキで〒マークと桜の花が追加されるということで、

偽造対策の強化をするという意味だったんですね。


確かに光沢のある特殊インキを使った偽造対策といえば、高額な切手から導入が行われた。

350円普通切手及び500円普通切手の意匠の変更 (2012年7月実施)

2011年頃から偽造350円切手が問題となったため、このような変更が行われたんですね。

350円切手と聞くともはや懐かしいけど、当時の定型25g+速達料金ですね。

消費税率が8%になったときに、同料金は362円となったが、362円切手は出ることなくなくなった。

350円切手は当時はけっこう流通してて、その中では比較的高額ということで狙われたんですね。

同時に同程度に高額な500円切手にも対策が導入されたが、その割には420円切手は何もなかったんだな。


その後、2014年3月に消費税率8%対応の切手が出て、

翌2月には120円切手(定形外50gは現在に至るまで120円から変わってない)なども新デザインに改められた。

統一感のある新しい切手がやってくる

で、このときから不思議だなと思っていたことが特殊インキを使った偽造対策が行われた切手で、

比較的高額な205円・280円・310円・500円切手といったところに対策がされるのはもっともだと思ったが、

52円・82円といった少額だがよく使われる切手に対策が行われていたのである。

現在も63円・84円切手には同様の対策が行われている。


今回、この偽造対策が取り入れられる94円・100円・120円・140円というのは、

使用頻度が高く対策された切手と、高額で対策された切手の狭間にあったものである。

話によればこの価格帯の偽造切手が流通していることから対策に乗り出したとのことである。

やらないよりはいいけど、なんで今まで63円でやって120円でやってなかったんだろうね?


これにより63円以上の普通切手は全て特殊インキによる偽造対策が取り入れられた。

一方で1円・2円・5円のような端数調整用の少額切手もある。こういうのは製造費重視ということになる。

基本的に50円以下は全て端数調整用ということで、63円以上とは明確に違う。

ここら辺は製造方法も63円以上の切手とは違う場合があるらしいですね。

やや偽造対策という点では弱いが、それは大きな問題ではないということだろう。


しかしこの対策は見た目にわかりやすいのがいいですね。

日本銀行券でもパールインキが導入され、全ての紙幣の左右に独特の光沢を確認することが出来、

また1000円札ではホログラムがないかわり潜像パール模様が導入されていて、これもわかりやすい。

切手も紙幣も使っているインクの色が特殊というだけで、かなり偽造は難しくなっているようだが、

問題はそれに気づくことが容易であるかというところで、特に切手は難しいでしょうから。

月号表記なのか通巻表記なのか

最近、いくつかの雑誌の古い号を中古で集めていて、

あらかた集まってきたので整理していたのだけど、そんな中で少し違和感がある雑誌があった。

それが秋田書店から出ている「声優パラダイスR」である。


前提として声優パラダイスRは電子版が出ていない。

漫画関係以外ではあまり電子書籍を出してないので、そういうことなのかなと思ったが、

なぜか単行本では1冊だけ電子版が出てるのがあって、なんだこれ? と思ったことはある。

(紙の本を含めて)単行本から入って興味を持ったところはあったが、電子版でサクッと買って読むわけにはいきませんからね。

中古で集めれば価格的には安かったし。特定の号を除いては……手が届かないぐらい高い号もある。


まず、1つ戸惑うところとして「声優パラダイス」という雑誌があったことである。

これはかつて、グライドメディア → メディアボーイ と別の会社で出版されていた雑誌のことで、

どういう経緯かこれが秋田書店に移管され、そのときに「声優パラダイスR」という名前に改めている。

てっきり出版社がなくなったのだと思ってたのだけど、出版社自体は残ってるらしい。

秋田書店は週刊少年チャンピオン他漫画雑誌を多く手がけ、この点においては相性がよいものとみられる。

移管前後で続き物の連載もあったようだし、内容的には連続性はあるが、名前が変わってるから一応別の雑誌ですね。


で、この声優パラダイスRを集めていると変なことに気づくのである。

ある号には「2015 2月号」と書いてあるのに、ある号には「2015 vol.5」と書いてあるのだ。

このvol.5というのは2015年の5号目と思ったかも知れないが、そうではなく通巻で、

最新号は「2021 vol.41」と書かれている。なんともよくわからない話である。

これは古い号を集めるときに気づいたのだが、とりあえず表紙の写真などからお目当ての記事があるか特定して、

それで集めたような経緯がある。表紙の写真があって助かったけどね。


この違いは何なのか? というのは裏面を見てみるとバーコードの付き方が違うことに気づく。

「2015 2月号」と書いてあるものは、定期刊行物コード(13+5桁の1本のバーコード)が付いている。

雑誌コードは16128-2、そして題字の近くには「チャンピオンRED 2月20日号増刊」という表記がある。

確かにチャンピオンREDの雑誌コードは16127だから、+1して16128は同増刊・別冊用のコードである。

一方の「2015 vol.5」だが、こちらはISBNが振られていて、一方で61043-25という雑誌コードも付いている。

「AKITA DXシリーズ」という表記と雑誌コード・ISBNの双方が付いていることからムックであることがわかる。


声優パラダイスRは隔月刊誌となっているが、現在はムックとして出ている。

隔月刊だとムック扱いになることが多い印象はあったがそうなんですね。

ただ、秋田書店移管後の最初の4号はチャンピオンREDの増刊号扱いだったようである。

この間は通巻は書かれていないが、書くとすればチャンピオンRED本誌との通し番号だったのだろうか?

それを特定するのはすごく難しいが……(国立国会図書館の蔵書検索をしたが、登録されてなかった)


ただ、これを言われて思ったけど、普通の雑誌は通巻なんてそんなに気にしないよね。

週刊ファミ通の4月22日号(4月8日発売)は1688号だが、そんなの興味ないでしょ。

一方で不定期刊のムックの場合は、通巻が全てということになろうと思う。

ムック化したときに通巻の表記に一本化した一方で「2015 2月号」となっていた月部分を通巻に変えたような形だったので、

号数よりも年数の方が大きく書かれている時代が長かったり、現在は通巻の方が大きく書かれているが発行年の表記が残ってたり、

ちょっとちぐはぐな印象は受ける。


ただ、この雑誌のグラビアは本当にマニアックというかなんというか……

ちょっとどうかと思うんだけどコンセプトは「素顔の声優グラビア×インタビューマガジン」らしい。

素顔? と疑いたくなるところはあるが、仕事場ではないということでしょうかね。

とはいえ、他の雑誌とは違う独自性が多いことも確かであり、そういうところが狙い目かなと集めたところである。

ダービーもあると思ったけどオークスらしい

昨日は阪神競馬場で桜花賞が行われた。

結果は阪神ジュベナイルフィリーズ優勝の白毛馬、ソダシが優勝、

とそれだけ聞けば順当な感じだが、実は単勝2番人気だったんですよね。

僕が昨日の午前中に見たときは単勝1番人気だったんですけど、

その時点でも馬単の1番人気が18(サトノレイナス)→4(ソダシ)ということで、

これは本当の1番人気はサトノレイナスなんだなと思ったら、最終的にはそうなってましたね。

サトノレイナスを本命やそれに準じる高い評価にしている予想が多かったんですよね。それぞれ根拠はあるんだが。

桜花賞は1番人気が勝てない(6年連続で2番人気以下が勝っている)というジンクスは継続したのだった。

その1番人気、サトノレイナスも僅差の2着なのだから、当たらずとも遠からずなのだけど。


このレースを終えて、ファンが気になったのはソダシとサトノレイナスの次走だったと思う。

というのも、実はこの2頭はオークスにも日本ダービーにも登録をしているからである。

以前も書いたことがあるけど、皐月賞・日本ダービー・菊花賞は牝馬も出走できるが、実務的には牝馬が出走することは少ない。

というのも、桜花賞・皐月賞・オークス・日本ダービー・菊花賞については、原則として2歳10月という早い時期に登録が必要になる。

登録にはお金もかかるので、むやみに登録するわけにもいかず、そもそも出走可能性が低ければ登録しないし、

牝馬なら全レース登録できるが、桜花賞と皐月賞、オークスとダービーは近接していて、菊花賞は牝馬には長すぎる。

なんてことを考えると、あえて牝馬を皐月賞・ダービー・菊花賞に登録するか? という話である。

でもお金さえ払えば登録できますから、牝馬ながらダービー優勝した ウオッカ は5つ全部に登録してたみたいね。

(牝馬が強いか牡馬が弱いか)

オークスしか登録していない馬なら、次はオークスかNHKマイルカップといったところだと思うが、

ダービーも登録してればその限りではない。ダービーもオークスも同じ2400mですから、どっちでもよいかもしれない。


話によれば牝馬でダービーに登録していた馬は10頭いたそうだ。

その中で現状で2勝クラス以上の馬としては、桜花賞に出た ソダシ・サトノレイナス の他に、ユーバーレーベン がいる。

サトノレイナスについては1600mよりも2000m以上の方がよいと 皐月賞→ダービー のプランもあったらしく、

昨年10月の第1回登録時点では皐月賞・菊花賞も登録していたが、今年1月の第2回登録では皐月賞・菊花賞を外している。

ユーバーレーベンも1600mよりは2000m以上の方がよいという話があったからそうなのかと思ったが、

こちらは昨年10月時点で、桜花賞・オークス・ダービー の3つ登録だったようだ。

ちなみにソダシは第2回登録時点でも5つとも登録してたようだ。


サトノレイナスについては、騎乗したルメール騎手がレース後にインタビューで「枠順ばかりは仕方がありません。次のオークス、頑張ります」と回答していたそうである。

こういうコメントが出たのはオーナーや調教師とも次はオークスで行こうということを決めていたからだろう。

ソダシについては、表彰式で金子オーナーが「たぶん、オークスでいいと思います」と言ってたそうだから、

これも次はオークスということになりそう。

あと、ユーバーレーベンについては、桜花賞に出ていないが、次はフローラステークスへの出走予定とのことである。

フローラステークスはオークストライアル(3着以内に入ればオークスへの出走が確実になる)なので、

つまりはその次はオークスということでしょう。でもこれはダービーの可能性はまだ残されてるかな。


ところでユーバーレーベンは、収得賞金1000万円(新馬勝ち+重賞2着1回)なので、桜花賞は抽選で出走可否が決まるクラスだった。

このことからオークス出走に万全を期すためにフローラステークスへの出走を選んだとみられる。

一方でこれだけの収得賞金があれば、皐月賞には例年出走可能で、今年はフルゲート割れの見込みなので登録すれば1勝以上で出走できた。

皐月賞は桜花賞より長い2000m、登録さえしておけば桜花賞よりも出走は容易ということからすると、

2000m以上にチャンスを求めて皐月賞に出走する牝馬はもっといてもよさそうだが、

牝馬の皐月賞挑戦はダービー以上に少なく、2017年に挑戦したファンディーナはなんと69年ぶりの挑戦だったという。(結果は7着)


なんでかな? と思ったんだけど、皐月賞で2着以内に入れないと、オークスへの挑戦が難しくなるという事情もあるんじゃないかなと。

桜花賞5着以内の馬はオークスへ、皐月賞5着以内の馬はダービーへの優先出走権が与えられる。

例えば、1勝クラスで皐月賞に挑戦して、3~5着の場合、1勝クラスのままだがダービーに出走できる。

6着以下の場合は、1勝クラスのままではダービー出走は例年では難しく、ダービーまでに他のレースに出てダービーに出られるかどうか。

一方で、桜花賞→ダービー、皐月賞→オークス のような転戦をする場合、収得賞金で上位になる必要がある。

桜花賞・皐月賞で2着以内ならば全く問題ないだろうし、そうでなくてもそこまでに重賞勝ちがあればよいと思うが、

まぁそこまでして皐月賞にチャンスを求める牝馬はあんまりいないということだね。

実は牡馬もダービーへの出走に万全を期すために、皐月賞には出ないというのはけっこうあることらしく、

今年の皐月賞がフルゲート割れというのも、だいたいダービー出走に万全を期すために他のレースを選んだとか、

皐月賞に向けてのコンディションが整わなかったとか、牡馬でさえ皐月賞はそんな扱いらしい。


金子オーナーの言葉がニュースで出るまでは、ソダシがダービーもあるんじゃないかと思ったが、

それは桜花賞4着で同じく金子オーナーの所有馬、アカイトリノムスメがオークスに出るだろうから。

すなわち、ダービーとオークスに2頭を分散させるという欲張りな作戦もあるんじゃないかなと。

でも、そうはしなかったのは、桜花賞を勝ったと言うことで、牝馬三冠の挑戦権を得たというのもあるんじゃないか。

ソダシとアカイトリノムスメ、金子オーナーの2頭もガチンコ対決である。


実際のところ、今年はダービーを勝つよりもオークスを勝つ方が大変な可能性はけっこうある。

牝馬は現時点でソダシ・サトノレイナス・アカイトリノムスメ・ユーバーレーベンなどと有力馬があれこれ挙がるのだが、

牡馬は現時点でやや決め手に欠ける感じがあって、来週日曜に行われる皐月賞もようわからんと言われている。

桜花賞はチャンスのある馬は多くて難しいという感じだったが、皐月賞は誰にチャンスがあるのかわからないという感じ。

皐月賞も終わっていない今の時点でダービーについてはなんとも言えないんですけどね。

それでもオークスを選ぶのはオークスで勝ちたいからということに他ならないと思う。


ソダシについては、オークスでもダービーでもなく、NHKマイルカップでは? と思っていたファンもいるらしい。

なんでかな? と思ったんだけど、ソダシの父親、クロフネ(こんな名前だが芦毛なので白っぽい、アメリカ生まれにちなんだ名前である)は、

NHKマイルカップ優勝→日本ダービー5着という戦績で、なおかつ、ここまでで平地の2000m以上の重賞で勝った子はいない。

(平地重賞と限定したのは、2015年の中山大障害・中山グランドジャンプで優勝した後、オジュウチョウサンに5回敗れた アップトゥデイト が子にいるから)

そんなわけで勝ちを狙うならオークスよりもダービーよりもNHKマイルカップではないかと思ったファンが多かったようだ。


確かにそれは一理あるかもなと思ったが、やはり挑戦してみないとわからないですし、

あとオークス前に距離不安説が出るのは毎年恒例のことだと言ってる人がいて、

最近だと2018年の桜花賞優勝馬のオークス挑戦時にそういう話があったらしいのですが……

この桜花賞優勝馬とは後に牝馬三冠・ジャパンカップ2勝含むGI 9勝を挙げた アーモンドアイ のことである。

だいたい理由は似ていて、アーモンドアイの父はスーパースプリンターであるロードカナロアだったから。

そのロードカナロアの子が2400m挑戦なんて長すぎる! って言われたら、あっさり勝ってしまったのだから、

オークス前の距離不安説なんて気にしなくていいのさというわけである。


もちろんライバルは強いと思いますよ。でも、ここで2400mに挑戦するのは後のためになるはず。

あと、確かにクロフネの子で2000m以上の重賞勝ちはないんですけど、

クロフネ自身は東京ダート2100mで行われたジャパンカップダートを勝ってるんですよね。

ちなみに、ジャパンカップダートは現在はチャンピオンズカップと名前を変え、中京ダート1800mで行われている。

確かにダービーは残念だったように見えるけど、それはNHKマイルカップと間隔が詰まったのもあるだろうし、

クロフネの子だから2400mにチャンスがないと決めつけるには早いわけである。

というわけで、オークスと決めたら、オークス→秋華賞→チャンピオンズカップ だ!

と思ったけど、秋華賞まではともかくその次いきなりダートGI挑戦は無謀かな?

でも、母のブチコもダートで活躍してたし、父もジャパンカップダートを勝ってるなら変な挑戦ではないと思いますがね。

夢はドバイワールドカップ制覇? 今後の走り次第ではそれも現実的な話かも知れませんよ。

家で払込処理ができるのだけど

昼前に「ゆうパックです」とやってきて、なにかと思ったら健康保険組合の常備薬販売で注文した商品だった。

忘れた頃になって届くなと思ったが。

商品が届いたと言うことは代金を払わないといけない。払込取扱票が入ってるんだ。


そういえば最近はPayPayで払込票の支払ができるんだっけ、と読み取ってみたらNG。

当然、取扱のある業者の払込票しか受け付けないのだから、そういうこともあるわけだが。

そしたらいつものようにファミリーマートに払いに行くのかと思って、

払込取扱票の裏面に取扱コンビニ一覧が書いてあるところに「モバイルレジ」と書いてある。

コンビニのブランドではないよなと調べたら、どうもそういうアプリがあるらしい。

モバイルレジ

これを使えば自宅で支払処理ができるらしい。名前通りでしたね。

利用可能な金融機関にみずほ銀行があるので使えそうだな。


というわけでAndroidにアプリをダウンロードして、バーコードを読み取る。

すると、ブラウザが開いて、金融機関選択→インターネットバンキングにログイン→決済という形である。

支払処理自体はスムーズではあるのだが、結局モバイルレジのアプリってバーコードを読み取ってブラウザを開くだけ?

そんなしょうもないことのためにアプリをダウンロードさせるのかと思った。

本当にそれ以外の機能がないのである。


どういうことかというと、支払処理をしたら、何らかの形で支払履歴を確認したいという考えもある。

もちろん銀行口座から引き落としたので、そのことは通帳に書かれるが、せいぜい収納代行業者の名前が出るだけ。

Q&Aにもこう書いてある。

Q. モバイルレジで支払ったことの確認は出来ますか?

A. モバイルレジでのお支払明細は通帳や取引明細照会にてご確認いただけます。(「PE 【お支払い先企業名称】といった印字・表示がされます)
また、一度モバイルレジでお支払い頂いた納付書を再度スキャンすると、一定期間は二重払い防止のため受付することができないようになっています。

確かに納付書をスキャンすると支払い済みであることはわかるのだが……

払ったら処理済みの請求書には印を付けるとかするべきとは思いますが、モバイルレジの履歴として見えないのはちょっと……


とはいえ、払込書を持っていってクレジットカードで払うようなのはアホらしいと思っていたので、

家で全部済んでしまうのはよい方向ではあると思いますね。

もちろん購入時に同時に決済できればそっちの方がよいけど、そこは対象者の広さというのはあると思う。

まぁ悪くはないと思うが、こんなしょうもないことのためにアプリをダウンロードさせるなとは思った。

PayPayやLINE Payのようにそれ自体が払込票を読み取れるものでやるか、

結局はブラウザで処理するのなら専用QRコードを印字しておくとかそういう方法もあろうに。

Webから選んでおくだけ

今日は東京に出かけていた。

お目当ては東京国立近代美術館のコレクション展、なぜか市ヶ谷駅から歩いて行ったのだが。

一応、北の丸公園を散歩しながら行こうという目論見があってこうしたのだが、

実はもうすぐ北の丸公園の武道館周辺はオリンピックの準備のため閉鎖されるらしい。

というわけで遅かったら、九段坂を下って、ただただお堀を見ながら歩くことになったわけだ。

美術館の前は人だらけで、ここで予約忘れたことに気づいたが、コレクション展は大丈夫とのこと。(本来は予約するのが正しい)

企画展目当ての人だったらしい。コレクション展もその流れで見られるので普段より若干人は多かったが、それでも大したことはないか。


メルペイで松屋で使えるクーポンが届いていたので、松屋で昼食を食べようと思った。

そういえば松弁ネットでのテイクアウトは何度か使ったけど、店内飲食は久しぶりだね。

そんな松屋には「松券セレクト」というシステムがある。

松屋といえば食券方式ということで、券売機の前で考え込みがちである。

今は「松屋モバイルオーダー」という選択肢もあるが、導入は2020年になってから。

松券セレクトは2017年導入のシステムで、券売機での購入内容をあらかじめ入力しておけるシステムですね。


さっきも書いたように今なら松屋モバイルオーダーでもよいのだけど、

今回はメルペイのクーポンを使う前提なので、券売機で購入する必要がある。

というわけで初めて松券セレクトを使ってみた。

今さらという感じもするが、実はモバイルオーダーに関連して知ったというような経緯もある。

すなわち、今どき松屋はモバイルオーダーだと思ったが、使えないなら松券セレクトという発想である。


まず、店を選ばないといけないんですよね。近くなら位置情報で拾えるのだけど、移動中に選ぶようなケースは要注意。

これ、松弁ネットでも思ったけど、松屋があると知ってても店の名前を知ってるかは別問題なんですよね。

ただ、弁当のテイクアウトならば、使う店というのはだいたい決まっているのでそんなに問題にならない。

ところが出先ではそういうわけにいきませんからね。

まぁ松券セレクトは実際に店に行って食券を買わないと何も起きないからまだマシなんですが。

で、メニューを見ながら選ぶ。商品を選んで進まないと金額が見えないのはイマイチだと思ったが。

なんで金額が見えないのって、組み合わせによって値段が変わるからだと思うけどね。

まぁビジュアル的には券売機の方が選びやすいかもね。


で、QRコードが完成したらこれをいきなり券売機に見せる……なんか反応しないな。

間違えたか? と首をかしげてると、数十秒後に画面に入力したリストが表示された。

結論から言えば、注文したのは プレミアム牛めし並単品 という普通に食券買っても一瞬というメニューだったので、

むしろ遅かったような気もしなくはないが、より複雑なメニューでもこれでOKなはず。

で「QRコード決済」でメルペイのQRコードを見せて、出てきた食券を持って、番号で呼ばれたら取りに行くと。


それにしても松券セレクトはちょっと中途半端なシステムと思った人もいるかもしれない。

QRコードは作成から24時間限り有効ということで、決まったメニューのQRコードを保存するような使い方はできない。

現金決済で使うならそれはそれでいいんですけど。


というところで、そういえば似たようなシステムをちょっと前に使ったなと。

それがJRAの「スマッピー投票」である。

阪神ジュベナイルフィリーズの日、WINSの近くに行く用事があったので、

記念にヨカヨカとルクシオンの熊本生まれ2頭のワイドを買ったのである。(当たれば万馬券だったが……)

で、マークカードを塗って券売機に行けばいいんだけど、馬番を控えてなくてすぐに書けないぞとなったが、

JRA Webサイトからスマッピー投票を選んで、通常投票→阪神(日)→11R→ワイド→通常→[8]ヨカヨカ→[2]ルクシオン、

というような手順で操作するとQRコードが出てくるので、これを発売機に見せて現金を入れれば買えると。

確かにマークカード塗るより楽だし、馬名が出てくるので間違いがない。

(この後、残念なことにルクシオンは調教中の事故で亡くなっている。無事なら明日の桜花賞にまた2頭そろった可能性は高かったが……)


馬券だって即PATで買えばキャッシュレスだといえばそう。でも現金で買いたい人もいるわけだ。

というわけで、選択するインターフェースだけインターネットで持たせるというのは、1つの方法なわけですね。

ということを思い出した。

今度はモバイルオーダーも試したいですね。(前使おうとしたが、そのときはアプリのセットアップがうまく行かなかった経緯がある)

Amazonの中古本の送料って?

中古屋の通販とメルカリやヤフオクで集めた雑誌、

読んでいくといろいろ興味のある記事が沸いてくるものだけど……

そんな中でこういう買い方もあるかなと思って手を出したのがAmazonで出品されている中古品だった。

割高という印象があったが、商品によってはそう高くなくて、即納であることもあって初めて使った。


僕はあんまりAmazonで買い物しないんだけど「¥292 より 17 中古品」のような表記が出ていることがある。

一見するとこの値段は安いのだが、これが実際はあんまり安くないんだよな。

というのも商品1点毎に送料が取られるのが通常だからである。

これはAmazonマーケットプレイスの制度的な問題である。

店によっては、同時注文の場合は同梱することもあるが、システム上送料を変えることができないと釈明している。

このあたりはYahoo!ショッピングなどとは違うところで、ここは同じ店でまとめて注文すればまとめて注文したなりの送料にできる。


実際、この商品の場合、292円の商品に350円の送料を取ると言っている。送料の方が高いんだよな。

実態としては642円と書く方がよいのだが、あまり送料込みの金額が表示されることはない。

ちなみに以前はこの送料は店によらず均一だったが、現在は店ごとに設定できる。

このことからわかりやすさを重視してか、送料無料として送料込みの金額を表示する店もある。

しかし、それは全体としては少数派である。おそらく販売手数料の都合ではないか。


とはいえ、僕が探していた雑誌は中古屋で注文しても、メルカリでながれてるのを拾っても、

だいたい1冊600~800円程度になるので、それぐらいの金額ならば特に高くないということがわかった。

送料を差し引くと200~400円程度の商品ならば1個ずつ送料を取られても不利ではなく、

むしろ即納在庫であるというところのメリットが勝るということである。

実際、4冊注文したけど、発送自体は注文翌日に行われている。

店によるとは思うが、Amazonという出荷の早さが取り柄みたいなところで商売してるとそうなるんじゃないか。


4冊注文された3冊は納入されたが、これらの発送方法は全て ゆうメール だった。

本を送るのにゆうメールというのはいかにもという感じだが、最近は通販で買った商品を受け取ることは少なかった気がする。

ゆうメール自体はダイレクトメールの類で受け取ることはありますけどね。

通販で買った小型商品だと ゆうパケット や 宅急便コンパクト で受け取ることが多かったかな。

この辺は各業者と運送業者の取り決めにもよるところだが、

最近はゆうメールの利用条件はそんなによくないのかと思ってたが、使い方次第なのかなと。


ゆうメールといえば、かつては冊子小包といい、公社時代までは正式名称はそうだった。

小型荷物サービスの一種だが、一般的にはゆうパケットよりも送れるものが制限されている。

基本運賃が適用されるゆうメールは、冊子とした印刷物および電磁的記録媒体(※)が対象です。

印刷物か記録媒体だと理解していたのだが、原則は「冊子とした」という部分まで制約されてるんですね。

手書きのものはそれが信書であるか否かを問わず送れず、あるいは食品や衣類などを送ることはできない。

ただし、個別契約によって緩和されていることもあり、かつては通販で注文したいろいろなものがゆうメールで届くことがあった。

現在はそのような用途のものは大概は ゆうパケット に移行したようである。

これが通販の配送で ゆうメール を見ることが減った要因の1つであろうと思う。


個人の小型荷物発送という観点で言えば、ゆうメールが適する範囲というのはわりと狭い。

その1つはさっき書いたような冊子・記録媒体に限るという制約だが、定形外郵便・ゆうパケットの料金体系の板挟みというのもある。

  • 定形外郵便(規格内) : 50g以内:120円, 100g以内:140円, 150g以内:210円, 250g以内:250円……
  • ゆうメール : 150g以内:180円, 250g以内:215円, 500g以内:310円, 1kg以内:360円
  • ゆうパケット(1kg以内) : 厚さ1cm以内:250円, 2cm以内:310円, 3cm以内:360円
  • クリックポスト(ゆうパケットの特別運賃): 重量1kg以内・厚さ3cm以内: 198円
  • レターパックライト(専用封筒使用) : 重量4kg以内・厚さ3cm以内: 370円

100g以内だと定形外郵便が安いんですよね。信書でもなんでもこれで送って良い。

ここは比較的軽いものを安く運べるのが郵便で、重いものを安く運べるのが荷物サービスだという役割分担だろうと納得する。

次の100~150gのレンジではゆうメールの方が安くなり、その差は重くなるにつれてさらに広がる。

ただ、ここら辺に来るとゆうパケットと価格が近づいてくる。特にクリックポストは198円ですからね。


ゆうパケットは1kgまでの制限があるので、かつてはさらに重いものを送るのにゆうメールが選択肢になることもあった。

しかし、それもゆうメールは規格内に限るという条件が付いたときになくなった。

(ちなみに ゆうメール規格外廃止直前の運賃は2kg以内560円、3kg以内710円だった)

現在、1kg超のものを比較的安く送る手段としてはレターパックライトがあるが、専用封筒に入ることが条件である。

なぜレターパックライトの制限が4kgなのかということは以前取り上げている。(cf. 重量制限がゆるくて助かった)

レターパックライトはかなり例外的ですよね。基本的には1kg超のものはゆうパックのレンジということではないか。


で、ここでAmazonで発注した中古本がことごとく ゆうメールで送られてきたことに戻る。

ゆうメール・ゆうパケット のような小型荷物サービスは特別運賃での利用が多いという。

郵便も大口利用の割引制度はあるが、荷物サービスの方がより広範囲に柔軟に設定しているようである。

どういう契約をしているかは業者によるが、500g以下のゆうメール1通いくらとかそんな感じらしい。

まさに本1冊送るのに適した契約で、数量次第だが定価の半額程度(1通100~150円?)とかそういう話もある。

というわけでまさに1冊単位でポロポロ送るAmazonマーケットプレイスの中古本発送には適しているのだが……


ここで気づいた人もいると思うが、Amazonで徴収されている送料はおそらく実際の送料よりだいぶ高い。

Amazonを見ていたら「¥1 より 15 中古品」という表記の商品があって、「えっ!?」と思ったんだけど、

この店は送料350円徴収するので、送料込み351円というのが実態に即している。

どれぐらい手元に残るのかは気になるが、販売手数料と送料払って赤字はあり得ないだろうから、送料はだいぶ安いはず。

今回注文した4点の送料は1点あたり平均280円ほど、ゆうメールの定価ベースで言えばそんなもんかもしれないが、

ゆうメールで1冊ずつ送っていることからすれば、実勢よりはやや高い印象はある。

梱包材もビニールの封筒ですからね。そんなに高いとは思えない。


そんなゆうメールですが、今年9月からは配送日数が1日程度延び、土曜日の配達がなくなる。

速達だか書留だかレターパックだか

ゆうメールの用途として大きいのがダイレクトメールの送付、これは1日程度延びてもどうってことはないだろう。

定期購読の雑誌の送付は発送日を前倒しにして、概ね発売日に到着するようにするんじゃないか。

ただ、通販は注文を受けて速やかに発送するということだから、まさに1日程度延びることの影響がそのまま出てくる。


でも、だからといって送料が高くなる他の発送手段に切り替えるかというと、多分やらないだろうなぁ。

1冊単位でポロポロ発注されるものに送料を費やすのは、客にも業者にもよいことはないから。

Amazonで設定している名目上の送料をほとんど費やせば、ゆうパケット も使えるだろうが、それはまた別の問題。

誰も名目上の送料に興味はないだろうし。

山形でSuicaが使えるのはまやかし?

昨日、青森・盛岡・秋田周辺でSuicaを導入する話を紹介した。

バスが使えるのに鉄道が使えないのはおかしいからね

山形県内のSuica導入状況について「仙山線に特化していて、県内移動にはあまり使えない」と書いたが、

Suica仙台エリアの路線図を見ると、一見して山形線(奥羽本線)にも導入されてるように見える。

Suica仙台エリア(pdf) (JR東日本)

福島~山形~鳴子温泉~古川が破線で書かれている。

これだけ見るとわからないけど、山形~鳴子温泉・古川は同じ路線ではなく、新庄で山形線と陸羽東線をつないでいる。


破線区間は未導入駅で乗降しない場合は使えるということで、仙山線の愛子~山形(途中駅は山寺・作並のみ導入)と同じだが、

問題は福島~山形とか、山形~鳴子温泉という利用がそんなにあるのかという話である。

前提としてSuicaはつばさ号(いわゆる 山形新幹線)では利用できない。

通常の乗車券+特急券、あるいは 新幹線eチケットサービス で乗車する必要がある。

制度上は福島~新庄のつばさ号は在来線特急なのだが、福島駅で新幹線ホームに発着するなどの都合もある。

福島~新庄では山形線の普通列車と つばさ号 が混在して走っているのだが、

このうち福島~米沢は全国的にも普通列車の少ない(1日6往復)区間で、運行列車の大半がつばさ号になっている。

このため、福島~山形をSuicaで利用するのは制度上可能でも、実用上は困難である。

また、山形~鳴子温泉・古川についても、新庄経由での利用は少ないとみられる。

山形~古川だと最短ルートは(在来線のみ利用としても)仙台経由ですからね。


じゃあ、なんでこんな書き方になっているのかというと、同区間へのSuica導入時に設定された仙台近郊区間との整合だと思う。

大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例 (JR東日本)

これによれば山形~古川などの区間は仙台経由のきっぷで、新庄経由で利用してもよい。

ただし、大都市近郊区間の特例に該当する場合は、そのきっぷが100km超であっても途中下車はできない。

このため運賃が高い方のきっぷを購入するメリットがないので、安い方(山形~古川なら仙台経由)しか通常は売らない。

なお、新幹線や つばさ号を利用する場合は大都市近郊区間の特例が適用されず、経路通りの乗車券を購入する必要がある。

また、特例が適用されない以上は100km超であれば途中下車が可能になる。経路通りなら気が変わって普通列車を使ってもよい。


JR東日本はこう言ってるのだが、昨日、JR九州のSUGOCAの案内ページを見るとこういう記載があることに気づいた。

SUGOCA/運賃計算/「SUGOCA」のカード内残額利用乗車の場合 (JR九州)

福岡・佐賀・大分・熊本エリアでは、路線自体は未導入区間があるが、両端はSUGOCA導入駅という路線がいくつかある。

原田線(原田・桂川のみ導入) や 久大本線(久留米~善通寺・大分~向之原のみ導入)などが該当する。

これらについてこういう記載がある。

ご乗車の区間の運賃を計算する際、「運賃計算の特例に使用する路線」を経由して計算した方が最も安くなる場合、実際には異なる経路で乗車する場合でもこれらの線区を経由したものとして運賃を計算します。また、カード残額を利用して、JR九州のSUGOCAエリア内の駅から乗車し、これらの線区を通過して、JR九州のSUGOCAエリア内の駅で下車することができます。(運賃計算の特例に使用する路線の途中の駅では下車できません。)

例えば、小倉~久留米 と移動する場合、普通に考えれば博多経由で移動すると思うが、

実はこの区間は小倉~折尾~桂川~原田~久留米が最安ルート(ただし、明らかに遅い)なんですね。

Yahoo!路線検索で同区間を「現金(きっぷ)優先」で検索すると2170円と出て、「ICカード優先」にすると1850円と出る。

なお、同エリアでも福岡近郊区間という制度があり、紙のきっぷでも乗車区間によらず最安ルートになる場合もあるが、

小倉~久留米は対象外(鳥栖~久留米が福岡近郊区間に該当しない)となっている。

このあたり、類似する制度があっても紙のきっぷとICカードで同じではないのは、JR西日本のICOCAも同様である。


さらに驚いたのが、非導入区間を通過する場合でも、SUGOCA導入駅同士の利用ならばICカードが使えるんですね。

久留米~大分を久大本線で通り抜けるなら、ICカードでいいんですね。

これはまさにJR東日本が福島~山形~鳴子温泉~古川を破線表記しているのと同じことだ。

実際問題として、これらの区間をICカードで通り抜ける意義があるのかはよくわからないが、

久留米~大分は特急が直通してるし、原田線は本数は少ないが短絡ルートとして無意味とも言えない。

なお、福岡・佐賀・大分・熊本エリア同士でも、唐津~佐賀を唐津線経由で使うのはNGと書かれている。

これは姪浜~唐津~西唐津の筑肥線は地下鉄空港線経由での利用しか想定していないから。

一方で、姪浜~博多を挟んでJRの駅同士で利用する場合は、JR分の運賃を通算するルールがあるので、孤立したエリアでもない。

なので、一般的に未導入区間を通過して良いわけではなく、このケースに限ってはOKということである。


かつてはJR東海のTOICAでも岐阜~多治見を当時はTOICA非導入だった高山本線・大多線経由で通過できるルールがあった。

同区間を含めて最安ルートとなる場合は、その運賃を適用するというルールもあった。

岐阜~多治見だと高山本線・大多線経由だと直通列車もあるし、両側とも岐阜県ですからね。

というわけでこれは実用面でも一定の意義があったと思う。

現在は同区間にもTOICAが導入されているので、一般的なルールとして最安ルートで計算される。


一方、JR西日本は「ICOCAエリア以外の区間を通過してご利用いただくことはできません」と明示している。

過去にさかのぼっても非導入区間を通過してよいルールはなかったはず。

では、非導入区間を通過した方が安くなる区間はどうなのか?

もはやICOCA導入区間が広がりすぎて非導入区間を通過した方が安くなるケースは少なくなったが、

規定上は一部の非導入区間は最短経路として考慮するルールがあるようで。

ICカード乗車券取扱約款(pdf) (JR西日本)

別表1の破線区間がそうで、現在は加古川線の西脇市~谷川のみが該当している。

この区間は大都市近郊区間との整合性も考慮してると見られるが、この制度の対象外でも最安経路として考慮される。


というわけで各社事情はいろいろなのだが、Suica仙台エリアの山形県内の表示は非常に紛らわしい。

嘘は言っていないのだが、仙山線以外をSuicaで利用するのは実用上困難である。

あと、仙山線にしてもSuica定期券は買えないんですよね。(非対応駅を含む=破線区間を含む場合は定期券は売らない)

仙台~山形は大学生の通学利用が多い区間と知られている。(仙台への通学も山形への通学も多いらしい)

にもかかわらず定期券がSuicaで買えないということで、こういうところも山形では実質的にSuicaが使えないという話につながっている。

確かに仙山線の途中駅はけっこうな秘境駅もあるのは事実で(都市間の通勤電車とは思えない車窓だった)、

ICカード非対応駅になるのもわからなくはないのだが、それと定期券が買えないのは別問題だよな。

なるほど、山形県民のいうことはそういう事情もあったんですね。

バスが使えるのに鉄道が使えないのはおかしいからね

JR東日本が、東北地方においてSuicaエリアを拡大することを発表した。

北東北3県における Suica ご利用エリアの拡大について (pdf) (JR東日本)

Suicaエリアは細々とした拡大(2020年の鹿島線への導入など)や、

一部駅の導入に留まっていた区間の未導入駅への導入(2017年に韮崎~松本にあった未導入駅にSuicaを導入したなど)はあったが、

本格的なエリア拡大という点では、2014年の松本・会津・山形などへのエリア拡大以来ではないか。


で、どこに導入するのかと見てみると、青森・盛岡・秋田の周辺に独立した利用エリアが設けられるようだ。

青森エリアだと青森~弘前と津軽の2大都市を結ぶ区間、途中には新青森駅で新幹線と接続する。

盛岡エリアだと東北本線の盛岡~北上を中心に、田沢湖線の盛岡~雫石、釜石線の花巻~新花巻、ここはそこそこ広い。

秋田エリアだと男鹿線全線と奥羽本線・羽越本線の概ね秋田市内の区間ということで、男鹿線以外はけっこう限定的。

新幹線接続も意識したのかなと思いつつも、明確にそういう使い方があるのは青森エリアぐらいかも。


なんでかなと思ったんだけど、さっきのニュースリリースの最後のページに「地域連携ICカードの導入状況」という資料がある。

地域連携ICカードというのは地域のバス会社などが発行するSuicaを拡張したカードで、

第一弾が栃木県で関東自動車・JRバス関東が発行するtotoraというカードですね。

これにより両社の栃木県内路線はSuicaと相互利用できるICカードに対応し、totoraでの定期券発行を開始した。

回数券代替というには弱いがバス利用でtotoraではポイント付与されるようだ。

次いで岩手県交通(Iwate Green Pass)でも導入されている。岩手県北バスもここに乗っかる予定なのかな。


この導入エリアを見てみると、栃木県・群馬県・山形周辺はすでにSuica導入済みだね。

(もっとも山形については仙山線の利用に特化しているので、県内移動にはあまり使えないけど)

そして今回の導入エリアというのは、青森周辺・岩手県内・秋田周辺にそれぞれ対応している。

八戸周辺と庄内は鉄道への導入予定がないけど、もしかしたら計画はあるのかも。

こういう観点で新規導入エリアを見てみると、八戸線が入ってないのが不思議なぐらいだね。

青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道と協調しての導入も探ってるのかも知れないが、

八戸線の八戸~鮫だけでも導入されると、地域内移動・新幹線接続の観点からも便利そうだよね。


ICカードの利用エリアといえば、JR西日本(ICOCA)の積極策が全国的に見ても目立つ。

ICOCAエリアはひとつに

現在、ICOCAエリアは富山県から山口県まで山陰や香川県も含めて16府県に広がっている。

エリア内に明確な境界はないが、200km以内などの条件はある。(でも地域内の移動にはまったく困らない)

ここにはいろいろな背景がある。

1つはJR西日本がチケットレス特急券の導入とセットでICOCAエリアを拡大したこと。

岡山~出雲市や和歌山~新宮のエリア拡大は、当初は特急停車駅を中心とした導入で特急を意識していた。

沿線地域がICOCA導入に積極的だったことも要因だと思う。

特に北陸ではもっとも最初に導入したのは、新幹線開通時にJRから独立した あいの風とやま鉄道 ですからね。

沿線市町村もICOCA利用の補助制度を設けて鉄道利用を促進してるケースがけっこうある。

西日本では、鉄道の導入が先行し、地域のバス・鉄道がICOCAを導入する流れが続いている。


JR東日本のアプローチはどちらかというとJR九州(SUGOCA)に似てるのかもね。

SUGOCAエリアは福岡・佐賀・大分・熊本エリアこそ北部九州の広域が1エリアだが。

宮崎エリア・鹿児島エリア・長崎エリアは各県庁所在地の周辺に限られる。

わりとローカルな利用に特化してる印象だが、宮崎エリアは宮崎空港との往来で使われることも多いかも。

鹿児島・長崎への導入は2012年と比較的早かったんですよね。

そこから、2015年の宮崎エリア導入以降はあまりエリアは変わってないんですけどね。


ところで岩手県内ってすでにSuica導入区間があるんですよね。

それが一ノ関駅・平泉駅で、この両駅はSuica仙台エリアの一部として導入されている。

一関は宮城県に隣接する都市だが、一方で宮城県との往来がそんなに多いのかは疑問がある。

だいたい、一ノ関駅の隣の宮城県の導入駅は60km離れた小牛田駅なんですよね。

今回の盛岡エリアの南端にあたる北上駅までの42kmよりだいぶ遠い。(この間に平泉駅がある)

おそらく一ノ関~平泉を新幹線接続で利用できるようにするための名目として仙台エリアの一部にしたのだろうが、

結果としてはそれゆえに岩手県内の移動に断絶が生じてしまったということだろうと。

仙台エリアへの統合も視野にあるのかもしれないが、一方で八戸・青森方面への拡張も考えられる。

このあたりはどっちがよいかというのは一概には言えないですけどね。


というところで将来的な行方は気になるところはあるが、基本的な考えとしてはいいと思いますね。

導入済みエリアでも導入路線・導入駅の拡大はあるかもしれませんね。

さっきも書いたけど山形県内は仙山線に特化していて、県内移動にはあまり使えないなんていうのもある。

ここは前々からなんでやらないんだろって思ってたところですけどね。