京都市の数々の乱開発

昨日の京都行きで、西大路御池でゴールを迎えた後、そこから東西線で西に1駅、太秦天神川駅へ向かった。

そのあと太秦天神川駅から、かつて京都市で一番営業係数の悪かった84系統に乗って京都駅に行った。

利用客掘り起こしが功を奏してか、ちゃんと人乗ってて驚いた。結構人の入れ替わりも激しくて運賃はけっこう入ってそう。

乗ってたおばあちゃんたちの話の中で「1時間に1本やけどこのバスすきやから」と言ってた人がいたのが印象的だった。

こんなローカルバスでもちゃんと利用者いるんだから京都の市バスは安泰かな、と思った。


それで今日の本題ですが、この太秦天神川駅のことです。

太秦天神川駅は2008年の東西線延長時にできた新しい駅ですが、実はこの駅を作る時に駅付近で大規模な再開発を行っている。

なかなか画期的な例だと思ったのでそのことについて書こうと思う。


天神川駅(仮称)周辺整備基本構想 (京都市建設局)

この再開発というのはいろいろな事業を組み合わせて行っている。

1つは言うまでもなく地下鉄の延長だが、実は延長にあわせて御池通を延長している。道路と地下鉄を同時に作るのである。

もちろん駅ができるとなればバスターミナルを作る必要もある。

さらに三条通にも手を入れて、嵐電に新駅を設置している。これも京都市が公共事業で行ったものだったはず。

これらに必要な土地は駅予定地付近の低利用地で土地区画整理事業を行うことで確保した。

さらに右京区総合庁舎など公共施設をいれるためのビルを市街地再開発事業で建設した。

このビルにはSANSA右京という名前が付けられた。ここには区役所だけでなく図書館・体育館、さらには京都市交通局まで入居している。

さらに区画整理のエリアにあった住居・店舗がここに移転していたり、地下には駐輪場・駐車場が設けられている。

と、地下鉄の一駅を作るのにここまでするかというほどの大規模な開発を行ったのである。


京都市がこうやって大規模な再開発をするのは今回が初めてではない。

まず1980年に開業した京都駅の地下街、ポルタ、これは烏丸線と一体となってつくられたものらしい。

さらに1984年に開業したアバンティ、これは市バス八条営業所の跡地につくられた再開発ビルだそう。

1994年に地下化された北大路バスターミナルだが、ここにはもともと市電の烏丸車庫、後に市バスの烏丸車庫があった。

せっかく土地があるんだから有効利用しようと、車庫とバスターミナルを地下に埋めて、ビルを建てることにした。

そうしてできたのがキタオオジタウンというビル、ここにはビブレなどが入居している。

そしてバスは地下にあるプラットフォームに発着するようになった。自動ドア付きの立派なターミナルですね。

そのバスターミナルに奥にはバスがぎっしりと詰められているが、ここが市バスの烏丸車庫である。本当に地下にある。


次に1997年の地下鉄東西線の醍醐~二条の開業時、二条駅・京都市役所前駅・山科駅・醍醐駅で開発が行われた。

二条駅はJRの貨物ヤード跡地の利用も兼ねて開発が行われた。JRで途切れていた御池通の整備などが行われた。

二条駅地区土地区画整理事業 (京都市建設局)

京都市役所前駅は地下鉄建設と一体で巨大な地下駐車場と京都で2番目の地下街ゼスト御池がつくられた。

御池通は戦時の疎開でできた非常に幅のひろい通りで、それを利用して作られたということである。

大阪でいうところの長堀通みたいなもんです。生い立ちは違うけど。

山科駅は地下鉄の建設と同時に都市再開発事業が行われた。その再開発ビルにはラクト山科という名前がつけられている。

山科駅前地区第一種市街地再開発事業 (京都市建設局)

ずいぶんやらかしたのが醍醐駅、やってることは太秦天神川駅に近い。

商業施設と伏見区役所醍醐支所・図書館・体育館の入ってるビル、パセオ・ダイゴローが建てられ、

市営住宅が多数建てられた。


それにしても京都市はやることが派手である。

明治になってまもないころの三大事業がこのようなことの始まりだろうか。

首都機能が東京に移ったころ、「第二の奈良になるな」ということが言われていたらしい。

奈良は平城京から長岡京に遷都して以来、都市機能の大部分は失われて、興福寺と東大寺の門前町として奈良町だけが残ったという経緯がある。

そんなふうになってはいけないと行ったのが三大事業、琵琶湖疏水・上水道・道路と市電の整備である。

このときに日本初の水力発電所、蹴上発電所の建設や日本初の電車の営業運転が達成されている。

それ以来、京都市にはこういう考えが根付いているのではないだろうか? まだ真新しい太秦天神川駅を見てそう思った。

雨降り京都を巡る

今日は京都におでかけ。

今日は天気が悪いと聞いてたが、昨日の晩に天気を調べると大して雨が降らないようだから、まぁいいかと出発した。

そして東寺駅に降り立ったらザーザー降りである。おい! 天気予報、どうなってるんだ。


まぁそうは言っても来てしまったものは仕方ないので散策を始めることに。

この東寺駅は東寺の最寄り駅であるとともに、近鉄と市バスの乗り換えポイントでもある。

駅前のバス停の名前は九条近鉄前といい、東山通方面へのバスに乗れば三十三間堂・国立博物館などへのアクセスに使える。

もっとも近鉄からだと丹波橋で京阪乗り換えというのが一般的だと思うけど、京めぐりでは京阪乗れないのでこれはアリ。

ただ、今日はここからバスに乗らず東寺へ歩いて行く。

東寺というと日本一高い五重塔があることで知られている。近づくとドーンとそびえている。

東寺は平城京の都市計画にあった東寺と西寺の東寺のことですね。そんな国家鎮護の寺として生まれた。真言系の寺のようで。

金堂・講堂・五重塔の拝観は有料だけど、御影堂・食堂の拝観は無料なので。

そしてお参りしてバスに乗ろうと大宮通に出ようと歩いてたら、ちょうど駐車場から五重塔の全景が紅葉と柳と一緒に見えた。

これこそ美しいと思った。残念なのは雨で先が霞んで見えたことだが。


次の目的地は西本願寺ですね。大宮通を走るバスで少し北上して島原口バス停で下車。

西本願寺の裏についたので正面の堀川通側に回る必要がある。

寺の中には「世の中安穏たれ」と書かれたものが貼られている。親鸞聖人750回大遠忌法要の標語ですか。

実はいまちょうどその法要が行われているところでして、それに合わせてか御影堂がプレハブで拡張されていた。

この西本願寺を総本山としている浄土真宗本願寺派の信者数は仏教系の教団では日本最大とされている。

だからか、大量の参拝者を受け入れられように拡張したんだろう。すさまじい光景である。


次に向かうところは知恩院である。もともと東寺から直接行くつもりだけど、西本願寺を追加したのよ。

堀川通から祇園へ向かうバスは走ってないので、四条堀川でバスを乗り継ぐことに。堀川通のバスも四条通のバスも多いので全く問題なし。

四条通のバスに乗り換えて烏丸御池を過ぎたあたりからバスがなかなか進まない。四条通はやはり渋滞しているようで。

四条河原町から祇園まで、歩いて往来することは多いけど、バスで移動したことはないような気がする。歩いた方が早そうだけど。

乗ったバスは祇園から北に進むバスだったので、知恩院前で下車。

知恩院は浄土宗の総本山である。「念仏の聖地」と境内の看板に書いてあったが、確かにそれは正しいね。

三門から入ると目の前に石段が。これを男坂という。上ってみると、やたら一段が高いしきつい。

これはちょっとという人は脇に女坂というのがあるのでどうぞ。これも1つのバリアフリー、そんな考えではないだろうけど。

男坂を上がるとどーんとそびえるのが御影堂、むちゃくちゃでかい建物である。

今年は法然上人800年大遠忌ということで御影堂でも法要が行われていたが先日終了した。

実はこの御影堂、来年から大修理を行うことが決まっている。中はきれいに見えるけど、屋根の劣化がひどく雨漏りもあるらしい。

そんなわけで当分この大きな建物も見られなくなってしまう。


ここらでお昼ご飯にして、東山駅から東西線で烏丸御池に行く。

東山駅の北にはみやこめっせ・平安神宮、南には知恩院・八坂神社など、やや歩くものの観光施設は多い。

東大路通は観光シーズンに激しい渋滞が発生することで有名だが、バスでなく東山駅から地下鉄を利用することで渋滞回避できる。

ということでそこらの電柱に東山駅こっちと看板が貼られていた。駅の存在をアピールせんと気付かんと。

烏丸御池で烏丸線と乗り換えれば京都駅に行けるし、西から来る人は山科から地下鉄で来ると便利。

東山三条より北、銀閣寺などへ行く場合も東山駅まで地下鉄で来るのはアリだと思う。


烏丸御池で降りてちょこちょこ歩いて京都文化博物館に到着。本日は関西文化の日ということで総合展示は無料。

総合展示は京の歴史・京のまつり・京の至宝と文化の3セクションからなる。

京の歴史では平安京の生い立ちから今日の京都に至るまでの資料が多く展示されていた。

大変勉強になりました。それにしても平安京の都市計画もうまくいってないよね。あまりに東に偏りすぎた。

京のまつりでは祇園祭の山、京の至宝と文化では能楽の展示があった。美しいもんですね。

今日見ることができた展示はこれだけ。3階は総合展示室となってるけど、特別展に食われてた。時期によっては総合展示になるよう。

フィルムシアターは普段なら総合展示の入場券だけで見られるんだけど、京都ヒストリカ国際映画祭という特別展?やってて見られない。

日替わりで上映しているようなのでスケジュールを見ていくといいと思います。

まぁそこまで全部込みで入場料500円ならなかなかのものなのかな。


博物館を出ると雨もだいぶ弱くなってきた。今日の天気はこんなもんだと思ってたのだが、少しずれてたらしい。

御池通を東に進み、木屋町通を北に進むとあるのが島津製作所創業記念資料館、こちらも本日無料。

島津製作所は明治になって間もない1875年に理化学器械製造メーカーとして生まれた。

この創業の地に100周年を記念してつくられたのがこの博物館のよう。

島津製作所が作ったものは数多く、1つが蓄電池、この蓄電池事業は現在のGSユアサに繋がる。実はGSはGenzo Shimazuに由来するもの。

日本で初めての医療用X線装置を作ったのもこの会社だし、意外なところだと教育用の人体模型から発展してマネキンを作ったりしている。

最近の話題と言えば、2002年に田中耕一氏がノーベル化学賞を取ったことだろうか。

タンパク質を分析する装置の開発によって見いだされた成果が評価されたもので、館内にもその説明があった。

島津製作所ってえらい会社やなと思った。

ちなみに現在の本社は西大路三条にありまして、後で西大路御池駅で地下鉄の乗り換える時に見ている。


島津製作所創業記念資料館を出て京都市役所前からバスに乗って下鴨神社を目指す。

下鴨神社は京都の神社としては最古のものだとされている。

バスから降りて神社の入口にたどりつくと、森が広がっている。

この森、糺の森(ただすのもり)と呼ばれ、下鴨神社の鎮守の森である。この神社の歴史をよく表している気がする。

ちょうど結婚式が終わった直後のようで記念撮影している人たちがいた。

さて、この下鴨神社ですが、2015年に式年遷宮が行われる。21年間隔で行われているそう。

ただ伊勢神宮のように全部作り替えるということはできない。というのも本殿が国宝に、その他も重要文化財に指定されている建物が多数存在する。

それを作り替えることができないため、修理に留めるそうで。かつては作り替えてたみたいなんですけどね。


下鴨神社を出て、北大路通・西大路通を走る205系統に乗車。これで北野白梅町まで行く。

途中、北大路バスターミナルに入る。地下式のバスターミナルで烏丸線北大路駅直結となっている。

ここも重要な乗り継ぎポイントで、大徳寺・金閣寺へ向かうにはここでの乗り換えがおすすめ。

金閣寺道でガサッと乗客が乗り込んできて、小学校の修学旅行を思い出した。

小学校の修学旅行では京都に来て、清水寺・二条城・金閣寺を回った。貸切バスで往来しているから間はすっ飛ばしてるけど。

貸切バスと路線バスという違いはあれど市内をこうしてバスで回るのはその時以来かなと思う。

そんなことを思っていたら北野白梅町に到着。


北野白梅町から今出川通を歩いて少し、北野天満宮に到着。

烏丸線から来る場合は今出川駅からバスがよいだろうね。

ここにお参りするに当たって家族からお守りとか返してきて欲しいと頼まれていた。

北野天満宮にお参りするのはこれで3度目ではないだろうか?

高専に入学する前に来たのと、弟の入学試験の前に来たのと、そして今日。

これからも学業に励んでいこうということで参ったわけだけど、同時に弟のお礼も兼ねることとなった。

雨だったからか意外に人は少なかった。この時期だと絵馬を書く人とかたくさんいても良さそうなもんだけど。


ここからまた北野白梅町に戻って、西大路通を走るバスで西大路御池へ向かった。

東西線の西大路御池駅がある。2008年に開業した新しい駅ですが、ここも乗り換えポイントですね。

ここも北野天満宮・金閣寺のアクセスに使えるけど、京都駅からだと烏丸線の駅からの方が便利だよね。

前後の行き先に応じて使い分けると良さそう。

ともかくここで市内周遊はおしまい。ここから京都駅に行き近鉄で帰ったとさ。


今回、回ったところは雨だったからかそれほど人も多くなかったかなと思う。

秋の京都の混雑はひどいというけど、大して実感は沸かなかった。まぁ四条通の渋滞はひどかったけど。あれはいつものことか?

今回の市内周遊の意図としてはこれまであまり回らなかったところを回ろうというのがあったのだけど、それは達成されたかなと思う。

午前中の激しい雨だけ残念だったけどな。まぁこればかりはしゃあない。

日本海沿いを走る寝台特急

今日、朝、テレビのニュースを見ていたら驚くべきニュースを見た。

寝台特急「日本海」、来春 廃止へ…関西発着ブルトレ姿消す (YOMIURI ONLINE)

え? と思った。まだ確定ではないものの、一応こういう方針らしい。

日本海は大阪~青森間を日本海まわりで結ぶ列車である。

この列車、利用状況なかなかよくて別の記事によれば乗車率50%程度とあった。

平均でこの数字だから週末とかは利用者も多そうだし、利用者が少ないから廃止というのは必ずしも正しい見方ではなさそう。


おそらく最大の理由は車両の老朽化でしょう。

日本海 で現在使われている客車は1978年からつかわれている。さすがにこれは古い。

さらにこの列車は客車列車なので、牽引する機関車も必要になるが、これも古い。

以後、新しい客車はほぼ作られず、機関車もJR貨物は買っているけれども旅客鉄道会社はほとんど購入していない。

2010年にJR東日本がJR貨物と同じ仕様の機関車を購入したが、相当驚いたものである。

(参考記事 : 見逃されがちな客車のメリット)

JR東日本は臨時寝台列車のカシオペアの客車を新造するなど、客車を生かすことにはそれなりに積極的なようだ。

けどカシオペア以外の客車列車は相変わらず古いままだし、いつ朽ちてもおかしくないような、そんな状況ではあった。


もちろん新車を作れば車両老朽化の問題はなくなるにせよ問題は多い。

新車を作って運転を継続している寝台特急にはサンライズ瀬戸・出雲がある。

いずれも客車列車の瀬戸・出雲をリニューアルしたもので、出雲は経路変更されている。

このとき作られた新車は個室寝台を主体とした寝台電車で、居住性・所要時間ともに改善された。

日本海にこの方法は適応できないか? と考えてみるとぶち当たるのが電化方式の問題。

先ほどの記事でも考察しているが、交流電化だと機器が多くなるという問題があり、同じように実現できる問題でもない。

JR東日本のカシオペアのように新しく客車を作るという手がないわけでもないが、いまさら客車列車を作るのかということになる。

というのも日本海と臨時列車のトワイライトエクスプレスが走る東北本線にはサンダーバードに代表される多数の特急が走っている。

これらの特急は性能が高くて、客車列車では追いつかれてしまうため、時々追い越しが行われている。

そんな客車列車をこれからも維持し続けるのか? ということになる。

将来的なことを考えると寝台電車にしてスピードアップしない限りは優位性を保てないのではないかなと思う。

それならやめてしまえという考えが出てくることはわからんことはない。


車両の老朽化が大きな原因にせよ、列車を取り巻く状況も少々変わってきている。

まず青森に新幹線がやってきたこと。

青森行きの日本海 は大阪17:47発で青森 翌8:45着であるが、実は新大阪駅を17:20に出ればその日のうちになんとか青森・秋田に到着できる。

青森と秋田に行くということについて言えば夜行列車であるメリットが薄れたのは確か。

ちなみにサンダーバードで追いかければ日本海に乗るには大阪を18:42に出ればよい。いかに客車列車が遅いかよく表してるな。

そして、こちらは未来の話だが、北陸新幹線が2014年に金沢まで延長される予定である。

直接の影響があるわけではないが、経路中の並行在来線が分離される予定で複数の会社をまたがり運転することになる。

それでも運行を続けることは出来るが、運賃料金の値上がりは避けられない。

おそらくこのタイミングで廃止の話が出てきたのはその辺も関係ありそう。


しかし、それにしても日本海は無くしてしまうには惜しい列車である。

この列車は関西と山形県の庄内地方、秋田県、青森県を直接結ぶ唯一の乗り物である。

関西からの高速バスは新潟・山形・仙台には設定されているが、先ほど挙げた地域には設定されていない。

この理由にはあまりに距離が長くなりすぎるというのがありそうだが、それだけでなく高速道路の整備もあまり進んでいないということもありそうだ。

日本海沿いの高速道路は北陸自動車道が新潟まで通じている。

この先には新潟市から青森市に至る日本海沿岸東北自動車道の計画がある。

が、太平洋側から伸びる高速道路のフィーダー路線という形で整備が進められているに過ぎず一本の道路で繋がる見込はない。

一方で鉄道の日本海沿いの日本海縦貫線と呼ばれ一体化され貨物列車など多数走っている。


もっとも大阪・京都~山形のバスは北陸自動車道・日本海東北自動車道を走り、村上市の荒川胎内ICから国道113号線で山を越え山形市に向かっている。

そういうことを考えると日本海沿いを走り鶴岡・酒田へ向かうバスぐらいなら設定される可能性はあるかもしれない。

これにより庄内地方から関西への需要を回収することはできるかもしれない。

だけどバスによる可能性があるのはそこぐらいで、秋田県・青森県まで日本海沿いを走るバスというのはおそらくできないだろう。

太平洋沿いだと遠回りだから、こちらも難しい。

こうやって考えてみると日本海は鉄道だからできることをやってたんだなぁと感じさせられる。


これだけ優位性のあるルートなんだから何とか残して欲しいとは思うんだけど、今のままではどうしょうもないというのもまた事実。

かなり大胆な案だが、夜行の座席特急にして老朽化解消とスピードアップを達成するという方法はあるかもしれない。

これならそんなにコストはかからないし、夜行バスも座席だから似たようなもんとも言える。

そんな列車が流行るか? 微妙なところではあるが、強みは出せるかも知れない。

KIPSポイントとはなんだろうか?

最近、近鉄電車乗ってるとやたらKIPSカードの広告を見る。

この11月16日からKIPSポイントが始まることを宣伝しているよう。


KIPSは近鉄のクレジットカードの名前である。

このKIPSカード、近鉄電車の利用者にとって最大のメリットは定期券が購入できることである。

近鉄って定期券は現金かKIPSカードでしか買えないんですよ。

今の時代、利用できるクレジットカードをこうして制限するなんて、と思うわけだけど、現状そうなっている。

なのでクレジットカードをもつにあたって、KIPSカード作ろうかとも思ったんだけど、1つためらうことがあった。

それは銀行とのタイアップカード以外は年会費が1312円かかるということ。

まぁ初年度無料で年間5万円以上の利用があれば翌年以降も無料なんだけど、本質的には無料ではないというところが引っかかった。

こうしておもしろくもなんともないが本質的に年会費無料な無印セゾンカードを持つことになったわけだが。


さて、このKIPSカードだが、どうも以前から近鉄百貨店・近商ストアで5%割引などの特典があったらしい。

近鉄百貨店・近商ストアについてはこれを廃してもうちょっと広い範囲でポイントを貯まるようにしようとのこと。

近鉄百貨店では100円(税抜)あたり食料品で1ポイント、特価品で3ポイント、その他5~10ポイントたまる。

5~10%は前年の累積利用額で決まるようだ。

近商ストアでも200円(税抜)あたり1ポイントたまるようになる。

鉄道利用でも定期券・PiTaPaの近鉄利用分210円ごとに1ポイントたまるようになる。

他にもいろいろ。

ポイントの利用は近鉄百貨店・近商ストアのレジでの利用、クーポンに引き換えての利用、特急ポイントなど他のポイントに振り替えての利用がある。

1ポイントは1円分の価値がある。

その他ポイントがつかない店舗でのクレジットカード利用は210円あたり1ポイント加算される。


さて、これを以前のKIPSと比較すると、正直微妙かなと。

というのも以前からクレジットカード会社のポイントがついていたんですよね。

例えばUCなら永久不滅ポイントが1000円あたり1ポイントたまるようになっていた。1円は5円分ぐらいの価値がある。

すなわち還元率は0.5%と。ことさらよくないが、とりあえずつく。

それがこのたびの変更で利用した店舗によって0.5%以上のポイントが付くようになった。

が、近商ストアでの利用や、その他特にポイントがつかない店舗での利用では210円で1ポイントだからわずかに0.5%を切る。

さらに還元できるところが近鉄グループ内に限られるという問題もある。まぁ使える人なら問題ないが。

近鉄百貨店のヘビーユーザーならかなりメリットは大きそうだが、そうでもなければなかなか。


今後、2012年秋にはクレジットカード機能なしのポイントカードがでるようだが、

こういう様子を見るからには近鉄百貨店のポイントカードという面が強そうである。

まぁ確かにそういうところで強みを出しやすいのかなとは思うけど。

そんなわけで、あまり近鉄百貨店を使わない僕は相変わらず作ろうとは思わない。

まぁめんどくさいけど現金用意して定期券買いますわ。

街ゆく人の靴下は黒い

最近寒くなってきたなぁ、と通学途中に道行く人を眺めると、人々の装いもやはり変わってきたなぁと。

足下をみれば、靴下も長いのに変わってきた気がする。


それでふと気になって、通学中に見かけた人の靴下の色を調べてみた。

とはいえ長ズボンはいてると靴下の色なんてほとんど見えないから、専らスカートをはいた女性の靴下を調べていたのだけど。

調べた人数は100人を下らないだろう。いや正の字を書いて数えたわけでもないけど。


そのスカートをはいた女性の靴下の色を調べた結果だが、非常にわかりやすい結果が出た。

見た人のほぼ全員が黒色や紺色の靴下をはいていたのである。

違ったのは6人だけ。けどうち4人は黒や紺ほどでないにせよ黒っぽかったし、白の靴下をはいたひとは1人しかいなかった。

黒い靴下はいた人多いなとおもってたけど、まさかここまでとは思わなかった。


わざわざこんなことをこのBlogで取り上げた理由は、僕が中学生だった頃に気になっていたことにさかのぼる。

僕が2003年に中学生になり学校に行くのに制服を着ることになったときのことである。

服装について定めた生徒心得の中にこういう項目があった。

くつ下は白・黒・紺地のものを使用しよう。(ワンポイントは可)

ところが聞いた話によればこの部分、かつては白の靴下でなければいけなかったらしい。

それがいつしか黒や紺でもよいとなったようだ。

ところか当時の中学校には白色の靴下をはいている人は少なかった。いないわけじゃなかったけど。

僕も黒色の靴下をはいていたように思う。


それで街ゆく人々はどんなもんなんやと調べたらこうである。

世の女性には黒の靴下が大人気で、白の靴下なんてほとんど使われていない、ということがわかった。

理由はなんだろうか?

僕が理由かなとおもったのは、あまりに明るい靴下だと足下が妙に目立ってしまうということだ。

だいたいこの時期の人々の服装を見ると全体的に暗い色をしている。そんな中靴下が白ではあまりに目立ちすぎる。

じゃあ春や夏だとどうなのか? まぁ少し傾向は違うかも知れないけど、それにしても白は少ないのは確か。


そういう最近の動向を考えれば、中学校の靴下に関する規則が変更されたのは妥当なのかなと思った。

ちなみにここまで述べてきたのは女性の靴下の色だが、男性の靴下の色も分かる範囲で見てきた。

まぁ普通は見えんけど、自転車漕いでたりすると見えるので。

こちらは人によっていろいろで、黒の人もいれば、白の人も、灰色の人も、いろいろである。

人によっては足首がそのまま見えている人もいたが、おそらくくるぶしまでの靴下をはいているのだろう。

僕も今は冬以外はほとんどくるぶしまでの靴下をはいているからそう見えるはず。

まぁ元々見えないものだからあまり気にしていないというのが実際のところかも知れない。


ちなみにうちの高専の服装についての決まりは非常にいい加減である。

そもそも制服を着用するのは1~3年だけで、3年は制服を着るのが原則だが、私服でもよい。

その制服を着用する場合の決まりも、襟に襟章を付けることと夏期は上衣を脱いでよいというぐらいのことである。

靴下も女子学生のリボンも好きに決めていいようである。まぁ細かい事決めてもしゃあないしね。

京めぐりでお得な京都行き

今週土曜日に京都にお出かけする。

僕の一人旅としてはこれまでに類を見ないほどまともな行程だと自負している。

これまでがひどすぎたんですけどね。「大阪行って渡船乗って山登りしてきた」とかね。


さて、そんな旅に使うのは、近鉄が発売している 京めぐり というフリー乗車券だ。

京都観光一日乗車券「京めぐり」 (近鉄)

奈良県北部・京都府内から使える京めぐり(1)と、奈良県全域から使える京めぐり(2)の2種類ある。

(1)は1800円、(2)は2100円となってる。

近鉄の京都までと、京都市営地下鉄全線・市バス全線・京都バスのほぼ全線が乗り放題となる。

実はこの乗車券、京都観光一日乗車券に近鉄のフリー区間を足したものになっている。

京都観光一日(二日)乗車券 (京都市交通局)

この事実に気付いたのは、京めぐりを購入した時に渡された案内にやたら英語が付記されてたり、京都市交通局・京都バスの名前しか書いてなかったからなんですけどね。

同じような位置づけのフリー乗車券としては、阪急などの発売する いい古都チケット と 京阪の発売する 京阪みやこ漫遊チケットがある。

いい古都チケット (京都市交通局)

京阪みやこ漫遊チケット (京阪電車)

ただし、近鉄の京めぐりはほぼ通年発売だが、この2つのチケットは季節限定という違いがある。


まぁともかく京めぐりはお得な乗車券なのか? 少し検証してみよう。

まず(1)を学園前駅から使い始めることを考える。竹田まで近鉄で行くと片道540円となる。

往復で1080円だから、これと1800円の差は720円となる。

次に(2)を八木駅から使い始めることを考える。竹田まで800円で、2100円から1600円引くと500円となる。

と、京都まで行くのにかかる値段に800円も足さずに地下鉄・市バス・京都バスが乗り放題になると。

先ほど書いたが、この京めぐりは京都観光一日乗車券に近鉄を足したものになっている。

この京都観光一日乗車券は1200円とやや高い。(参考記事 : 便利な一日乗車券があればいいのにな)

けど京めぐりなら800円以下で済むのでだいぶお得である。


まぁ京めぐりも万能ではなくて、市営地下鉄に乗れても京阪や阪急の市内区間には乗れない。

特に京阪は渋滞で評判の東大路通に平行していると言うことで便利である。近鉄からだと丹波橋乗り換えできるし。

ただ、地下鉄も東西南北に走っているということで、これだけでもある程度のワープは出来るものだと思う。

だから値段が上がるよりは今のままの方がいいのかもしれない。

市内で長距離移動する時は地下鉄の利用を考えてはいかがだろうか。

京都は碁盤の目になってるから、乗り換え駅もイメージしやすい。(参考記事 : バスの線だらけの四条通)

まぁ駅名がピンと来ない分はあるけど。堀川御池と二条城前駅、河原町御池と京都市役所前が対応するのだけどね。


ところで、この京めぐりの広告は近鉄電車の車内に貼ってあることが多い。

しかしその広告、大原に行くことを勧める内容で、京都市内を周遊することを意図したものではない。

京めぐり、というか京都観光一日乗車券は市バスだけでなく京都バスのほとんどの路線にも乗車できる。

京都バスは京都市の民営バス会社だが、洛北と嵐山方面の路線に強みを持つ。

なんで大原推しなのかという話だが、簡単に元が取れるからでしょうね。

モデル通り烏丸線で国際会館、そこから大原行きバスに乗ると片道で地下鉄310円・京都バス340円と、簡単に元を取れる。

他に京都市内の民営バス会社としては、伏見区・山科区を中心に展開する京阪バス、京北・高雄線を運行するJRバス、洛西で路線を展開する阪急バス・ヤサカバス、あと京都駅~京都女子大学を走るプリンセスラインがある。

この中では京都バスは観光地への系統を持つことが多いからか対象となってる。

じゃあJRバスはどうやねんとか言われそうだが、まぁそれはそれと。


この京都バスの路線のうち特に便利そうな物をピックアップしたいと思う。

  • 京都駅~四条河原町~三条京阪~出町柳駅~大原 (毎時3本)
  • 国際会館~大原 (毎時1.5本)
  • 四条河原町・三条京阪~出町柳駅~岩倉実相院(毎時2本)
  • 国際会館駅~岩倉実相院(毎時2本)
  • 四条河原町・三条京阪~烏丸御池~二条駅~太秦広隆寺~嵐山~阪急嵐山駅~苔寺・すずむし寺 (毎時2本)
  • 四条河原町・三条京阪~烏丸御池~二条駅~太秦広隆寺~嵐山~阪急嵐山駅~大覚寺~清滝 (毎時1本)
  • 京都駅~四条大宮~太秦天神川駅~太秦広隆寺~嵐山~阪急嵐山駅~苔寺・すずむし寺 (毎時2本)
  • 京都駅~四条大宮~太秦天神川駅~太秦広隆寺~嵐山~阪急嵐山駅~大覚寺~清滝 (毎時1本)

とりあえず観光に使えそうな系統を列挙してみた。

大原だが、実は国際会館駅からのバスより京都駅からのバスの方が多い。けどシーズンは増発されて国際会館からも毎時3本になる。

もちろん所要時間の面では国際会館からのバスが有利だろうが。復路は四条河原町あたりまで行くのもいいかもしれん。

嵐山方面は嵐電でもよいが、せっかくフリーなのだからバスで行くのもよいだろう。

京都駅から四条河原町・三条京阪からともに毎時3本ある。地下鉄からだと太秦天神川駅か二条駅かでしょうか。

あと市バスでも錦林車庫から丸太町通を経て嵐山に行く93系統、京都駅から四条通を進み嵐山・大覚寺に向かう28系統がある。

京都バスの特徴は四条河原町界隈との直通バスがあること、広隆寺と映画村のアクセスに使えることかな。


まぁこんな具合でして、それなりに使いどころは多いきっぷのようだ。

京めぐりは奈良県内からの利用を意図しているが、実は三重県内・愛知県内からも使うことができる。

「京めぐり+往復割引乗車券」セット (近鉄)

三本松とか途中下車するには微妙な駅までの乗車券とセットにして売るとは気合いが入ってますね。

例えば、津からだと3760円で販売されている。

津~竹田は1750円だから、3760円-3500円=260円と非常に安くで市内フリーがついてくる。

なのでエリア外でも京都に行く場合は検討してみてはいかがでしょうか。

作文に適した文章とはなんだろう

専攻科で日本語表現論という授業がある。

以前も話題にしたかも知れないが、技術者というのは作文をしないといけないことも多い。

そんなときのために、という科目ですね。


さて、先日の授業で作文をすることになった。

その作文でよく書けていたものが印刷されて配られた。

それを見たら僕の作文が掲載されてた。あれでよかったのかと思いながら見てたら、なんかやたら下線が引かれている。

なんじゃこりゃ? とおもったら、どうも気になるところに下線を引いたらしい。


気になるとして挙げられていたところのポイントを挙げれば、

  • 「とか」「けど」などはいかにも話し言葉で書き言葉には一般に不適
  • 「してる」など 「い」抜きことば は書き言葉には不適
  • 「――と思う」など単調な繰り返しは避けた方がよい
  • だ・である調とです・ます調の混在

といったところである。


しかし、こうして適当に書き綴った作文を見て、こうして添削してくるとは、さすが国語の教員と言うべきか。

自分の作文が取り上げられたことよりもそのことに驚いた。


こうして毎日Blog書いてるけれど、こうして書いている文章が果たして書き言葉に適した物なのか?

そう問われるとそうはうまく行ってない、と答えるほかないと思う。

後で自分の書いた文章を読み返して、なんかおかしい、と思うことは多い。

書いた自分だから思うのか、本当におかしいのか? 実はよくわからない。

実は僕が購読しているBlogで1つ、毎日更新しているBlogがある。

そこの筆者も同じようなことを書いていた。やはりこういう悩みは誰しも持つものなのかも知れない。

まぁBlogに書いてる分には大した問題はないと思うけど、改まったところの作文では用心せんとなと思った。

鎌持って草刈り

今日は朝から地域の草刈り、というわけで僕が行ってきた。

たぶん1戸1人行けばいいのだろう。


担当範囲は公園と付近の空き地、それと公園裏の緑地、となってた。

まぁ面積は広いんだが、草刈り機で刈る分が多いので、

鎌しかない僕はフェンスにからまったツタを外してた。これは草刈り機にはできん。

そんなわけで1時間ぐらいずっとそんなことをしてた。まぁきれいにはなったけど。


問題はその後である。そこには大量の草が散らばっていて、これを運び出さないと行けない。

トラックを使って運び出すが、その前に固めて置いておかないといけない。

というわけで草を集めて積むという作業をしていた。

そしたら公園裏の緑地の草の量がやばいことになってた。

それでトラックが集めに来たら、公園の草などあわせて投げ込んでいくわけだが、

なんとトラック1台を満杯にしてしまい、もう1つのトラックも半分ぐらいは積んでしまうというすさまじいこととなった。

僕にとってはこの運び出す方が大変だった。


まぁ僕は草刈り機使ってないのでその感想を述べることはできないけど、

いとも簡単に広い面積刈ってしまったよなって。

草刈り機使う人なんて参加者の1/4ぐらいなんだから。すさまじいものである。

そう考えると鎌というのは無力なものである。

鎌の人に仕事があるかという話はあるが、まぁないことはないというのが実際のところである。


ともかくとんでもない草刈りでした。

なんで今回はこんなに多かったんだろ? いつもこんなもんだったかな。うーん。

お化け展覧会、正倉院展

今日は奈良公園に出かけていた。

一体何度奈良公園にいったか知らんぐらい行ってるが、今回は少し事情が違う。


今回の目的地の1つは奈良国立博物館だった。多分これまで入ったことない。

奈良国立博物館は仏教美術を中心とした展示が特徴である。

来館者数は2010年の実績で年間65万人となかなかのものである。

が、この来館客数の半分ほどはたった3週間で稼いでいるという事実がある。

それが毎年秋に行われる特別展、正倉院展である。


さて、というわけで見に行きましょうと、奈良国立博物館の新館にいく。

特設の入場券売り場があってここで入場券を買って入場しようとすると行列が。

入場まで30分待ちという。もっとひどいときもあるんだとか。これはましな方とも。

さっき言ったけど、正倉院展はたった3週間ほどの会期に30万人近くの来場者がいる。

30万人/20日/(9×60分)=27人/分、なんと平均1分あたり27人もの人が来るという。

そりゃ恐ろしい事になるわな。


展示されてる宝物見ていて驚いたのはきれいに保管されていたなということである。

屋根付きの倉庫にあるということはこれほどのものなのかと。それだけではないだろうけど。

それにしても人だらけである。

ただ、ほん近くで見ることはそんなに難しくはなかった。

今年の目玉らしい金銀鈿荘唐大刀はそれを見るためだけの列があって驚いたが、

その人越しでもちゃんと見れる。きれいなもんでして。


この中で特に驚いたのだが、聖武天皇遺愛の袈裟の展示である。

袈裟自体かなりきれいに残っている。ただ一部切れているようだが。

そしてその隣に展示してあるのは、その袈裟を包んでいた袋だという。

袋なんて、と思うわけだけどこれも美しいものである。

袈裟を収めていた箱も展示されていた。これは皮をうるしで固めたもので、よく作られているなと感心する。

さらにこの箱を包んでいた袋も展示されていた。これまた美しいもんで。

ん? 袈裟自体よりも入れ物の展示の方が多くないか?


正倉院展で展示されているものを見るとやたら入れ物とかが多い。

それがまた美しいのである。

今年の正倉院展のポスターなど見ると箱の写真が貼ってあったりする。碧地金銀絵箱というやつだが、これもまさにそうなのである。

これは一体何なのか? どうも大仏に奉納するにあたって納める宝物を入れてた入れ物などらしい。

たかが箱とも言えるが装飾がかなり丁寧に装飾がほどこされている。奈良時代の仏教の力の強さを示すものだろう。


初めて行ったのだけどおもしろいところだった。

正倉院には山ほど宝物があるものの、それの全てを展示することは当然できない。

10年に1回ぐらい出てくる物から、63回目にして初めて展示されたものまでいろいろである。

そんな正倉院展だからこれほどの来場者がいるんだろうけど。


当然のことながら奈良国立博物館にも常設展にあたる名品展というものがある。

こちらも見ればよかったのだが、こちらは見てこなかった。

また奈良公園に行くことがあればぜひこちらも観に行こうと思う。

名品展のみなら18歳以下と高校生は無料、大学生は250円、その他は500円となっている。

特別陳列というのも行われているがこれも見ることが出来るので足を運んでみてはどうかと思う。

あと、関西文化の日も無料なので来週行くかってのもいいかもね。

人を相手にした実験

今日、授業中に「研究会にポスター発表しに行かなあかんけどまだ実験終わってない」という。

そりゃ大丈夫かと問えば「それなら実験に協力してくれよ」とまぁ。


なんの実験かといえば与えたプログラムのデバッグをやってほしいと。

実際はただデバックするわけじゃないんだけど。

これのデータを取って集計することによってデバッグのときの行動を分析するとか何とか。


実験と一言で言うが、そのターゲットはいろいろである。

自然現象を観測しようものがまずあるだろう。まぁ実験というとそういう印象が強いだろうか。

放電の研究室の人はとにかく実験である。どうも放電というのはようわかってないところが多いらしく。

自分が作ったシステムがちゃんと動くか調べてることも実験というだろうが、これは少し性質が違う。

コンピュータでシミュレーションでもって実験をすることも多い。

と、実験ということの示すことは広いが、人を相手に実験をすると言うこともユーザビリティとかの分野ではよくある。


ただ、人が相手となるとかなり複雑なことも多い。

例えば似たような実験を3種類やってもらうとき、それらの順番をみんな 1つ目・2つ目・3つ目 の順番でやってもらうと、

1つ目より2つ目、2つ目より3つ目と慣れていくので、それではそれらの比較ができないと。

そこでこれらを並べ替えて慣れの影響が出ないようにするという処理を行う。

この場合なら 3!=6通り の並べ方で実験をしないと行けないので6人必要となる。

と、とにかく実験に参加してもらう人がたくさん必要らしく、まぁそこは難しいよねと。


とりあえずこれをどうやって集計するのかようわからんけどなかなか骨が折れそうだなと思った。

一体どんな結果が見いだせるか今度の発表を楽しみにしよう。